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ちいさな王様おうさま約束やくそくくに ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル

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ファイナルファンタジーシリーズ > クリスタルクロニクルシリーズ > ちいさな王様おうさま約束やくそくくに ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル
ちいさな王様おうさま約束やくそくくに
ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル
ジャンル くにづくりRPG
対応たいおう機種きしゅ WiiWiiウェア
開発元かいはつもと スクウェア・エニックス
発売はつばいもと スクウェア・エニックス
人数にんずう 1人ひとり
発売はつばい 日本の旗 2008ねん3月25にち
アメリカ合衆国の旗 2008ねん5月12にち
対象たいしょう年齢ねんれい CEROAぜん年齢ねんれい対象たいしょう
デバイス Wiiリモコン
ヌンチャク
クラシックコントローラ
ゲームキューブコントローラ
エンジン NintendoWare(任天堂にんてんどうハル研究所けんきゅうじょ共同きょうどう開発かいはつしたWiiようミドルウェア
その ニンテンドーWi-Fiコネクション対応たいおう(有料ゆうりょうサービスあり)
プログレッシブ出力しゅつりょく対応たいおうのちにアップグレードで対応たいおう
ワイド表示ひょうじ(15:9)対応たいおう
使用しようブロックすう[1]: 287ブロック(36.7MB相当そうとう
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ちいさな王様おうさま約束やくそくくに ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』(ちいさなおうさまとやくそくのくに ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル、英語えいご: Final Fantasy Crystal Chronicles: My Life as a King)は、WiiようのサービスであるWiiウェア専用せんようダウンロードゲームコンテンツ(ソフト)。

2008ねん3月25にちのサービス開始かいし同時どうじ提供ていきょうされたゲームコンテンツであり、日本にっぽん市場いちばはつニンテンドーWi-Fiコネクション有料ゆうりょうサービスに対応たいおうしたソフトである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

ニンテンドーゲームキューブはん以下いかGCばんファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル以下いか『FFCC』)ののちはなしで、FFCCシリーズだい3だんにあたる。2007ねん10がつ10日とおか開催かいさいされた「ニンテンドーカンファレンス2007あき」にてはじめて発表はっぴょうされた。FFCCの時代じだい瘴気しょうきによってくにうしなったくに王様おうさま子供こどもがクリスタルによってさずかった建築けんちくじゅつによってくに建国けんこくしていくというゲーム。メーカーがわ提示ていじするジャンルは、「くにづくりRPG」であるが、シミュレーション要素ようそふくんでいる。

作品さくひん映像えいぞうなどから前作ぜんさくのGCばん『FFCC』と非常ひじょうちか世界せかいかんであることがわかる。そのあらわれとして、『FFCC』でのゲームの根幹こんかんしていたおもによる世界せかい循環じゅんかんのシステムをぎ、人々ひとびとおもくに建物たてものちからもとである精霊せいれいせき源泉げんせんとなっている。またとき系列けいれつてきには『FFCC』のすうねんえがく、『FFCC』の続編ぞくへんである[2]

発表はっぴょうからの経過けいか[編集へんしゅう]

  • 2007ねん10がつ10日とおか開催かいさいされた「ニンテンドーカンファレンス2007あき」にてWiiウェアはつ披露ひろうともはじめて発表はっぴょうされた。発表はっぴょうなか任天堂にんてんどう岩田いわたさとし社長しゃちょうから、ほんソフトがWiiウェアでるゲームのなかでお手軽てがるではない本格ほんかくてきなソフトであることと、すで発表はっぴょうされている『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラー』とはべつのソフトであることが強調きょうちょうされた。
  • 2007ねん12月22・23にち開催かいさいされる、ジャンプフェスタ2008に出展しゅってんした。なお、スクウェア・エニックスのブースのオープンメガシアターでほんソフトのトレーラーがながれる予定よてい。また、そのオープンメガシアターと、クローズドメガシアターのどちらでもムービーをるとポストカードが14まいもらえ、そのポストカードのなかに、『ちいさな王様おうさま約束やくそくくに FFCC』のポストカードが、1まいいてくる。
  • 2007ねん12月14にち、『ちいさな王様おうさま約束やくそくくに FFCC』の公式こうしきサイト正式せいしきリニューアルオープン
  • 2008ねん2がつ21にち現地げんち時間じかん)にアメリカサンフランシスコ開催かいさいされたGame Developers Conference 2008で「Wiiウェアプロジェクト ライフサイクル:ちいさな王様おうさま約束やくそくくに ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」と名付なづけられた講演こうえんをプロデューサーの土田つちた俊郎としおとプログラマーの白石しらいし史明ふみあきおこなった。
  • 2008ねん3がつ25にち日本にっぽん配信はいしん開始かいし
  • 2008ねん4がつ1にち追加ついかダウンロードコンテンツが日本にっぽん配信はいしん開始かいし
  • 2008ねん5がつ12にち北米ほくべい配信はいしん開始かいし

登場とうじょうキャラクター[編集へんしゅう]

それぞれのキャラクターのこえ特筆とくひつしないかぎり、ジャンプフェスタ2008で公開こうかいされるトレーラーにナレーションとしてはいるもので実際じっさいのゲームには相槌あいづちくらいで台詞せりふはいらない。

少年しょうねんおうレオ(クラヴァットぞく
こえ高橋たかはしファイナルファンタジー・クリスタルクロニクルリマスターばん
ははである王妃おうひおさなころくなり、ちちであるエピタフおうはそれとほぼどう時期じき失踪しっそうしてしまい、おさなくしておういだが、かれ王国おうこく瘴気しょうきにより滅亡めつぼうしてしまう。それゆえにエピタフおうかれひどにくんでいる。
消滅しょうめつしていく故郷こきょう大臣だいじんチャイムととも脱出だっしゅつし、すうねん放浪ほうろう瘴気しょうきえたころかれ世界せかい中枢ちゅうすうからとおはなれた辺境へんきょうの「だれもいないしろとクリスタルだけのからっぽの王国おうこく」にやってきた。このおさめるおう「アークロード」の資格しかくつものとして、そして故郷こきょう再興さいこう目指めざして。
大臣だいじんチャイム(クラヴァットぞくとセルキーぞく混血こんけつ
こえ榎本えのもと温子あつこ
レオの教育きょういくがかりとしてあねおとうと同然どうぜんそだってきた女性じょせい。レオが王様おうさまとなって、ほぼどう時期じき大臣だいじんとなった。ひとたびおうのベルのおときつけると魔法まほうけつけてレオのあらゆる国務こくむ生活せいかつをサポートする。彼女かのじょ母親ははおやは「自由じゆうあいするみんセルキーぞく」であり「新天地しんてんち」をもとめていた放浪ほうろうじんである。それゆえ母親ははおやからおおくの伝説でんせつ知識ちしきいでいる。
ヒュー=ユルグ(リルティぞく
こえ鈴木すずき琢磨たくま
数々かずかず修羅場しゅらばもぐって戦士せんし。エピタフおう失踪しっそうしたさいにエピタフおう同行どうこうしていた。くにほろんだのち、エピタフおう息子むすこであるレオが王国おうこく復活ふっかつのための放浪ほうろうたびをしているとり、自分じぶんがエピタフおう失踪しっそうさせてしまったというつみ意識いしきからつぐないのためにレオのもとけつけてレオにつかえることめた。武人ぶじんらしく意志いしつよ正義せいぎかんがあり情熱じょうねつてきである。そういった立場たちばからいつもレオをたすけている。
エピタフ(クラヴァットぞく
子供こどもっぽく豪快ごうかいな、王様おうさまらしくない王様おうさま。レオの父親ちちおやであり、ほろびた故郷こきょうでは住民じゅうみんからの支持しじたかかった。それがレオの母親ははおや、つまりエピタフのつま王妃おうひによってかれ急変きゅうへんし、だれにもげず、勝手かってにクリスタル・キャラバンをひきいたが、そのままくにかえらなかったため、瘴気しょうき充満じゅうまんこくほろんでしまう。最近さいきんになっていまさく舞台ぶたいである辺境へんきょう付近ふきん行方ゆくえ不明ふめいになっていることが判明はんめいした。生死せいし不明ふめい
ダークロード
こえ酒井さかいたかしこう
王国おうこく復興ふっこうして、軌道きどうはじめたころにあらわれるクリスタルにひそんでいたモンスター。これがゲーム内容ないよう項目こうもくしるしている「やみ」。実体じったいくジャンプフェスタ2008のオープンメガシアターでは、「レオを利用りようしていた」のような描写びょうしゃがあったり、「やみ光線こうせん」をレオにてるなどの描写びょうしゃもあり、レオをまどわせて王国おうこくのままにしようとする。種族しゅぞく不明ふめいほんさく舞台ぶたいとなる辺境へんきょうをかつて支配しはいしていた魔物まものおうであるといううわさがあるが詳細しょうさい不明ふめい瘴気しょうきれた現在げんざい、その魔物まものおうくにがどうなったかをものはいない。
パブロフ
ひと言葉ことばはな不思議ふしぎペンギン。レオが建築けんちくじゅつ使つかうことをりレオにきまとうこととなる。いつもえらそうな態度たいどをしており、その面影おもかげはまるでレオのちちであるエピタフのようである。ゲームちゅうでは様々さまざまなことをおしえてくれる情報じょうほうである。
スティルツキン
ファイナルファンタジーIX』やFFCCシリーズにもてきたモーグリ。エピタフとは旧知きゅうち間柄あいだがらで、瘴気しょうきれたのちにエピタフに建築けんちくじゅつとそのじゅつ不思議ふしぎくに伝説でんせつおしえている。
モーグリ兄弟きょうだい
レオがかつてんでいた故郷こきょうんでいたモーグリたち。くに発展はってんわせて住人じゅうにんたちにくっつくようにこちらにしてきた。モグローモグチヨモグムネモグヨシモグシドがおり、またかれらによると、これ以外いがいにも秘密ひみつ兄弟きょうだいがエージェントとして活動かつどうしているそうである。この兄弟きょうだい姿すがたがたによる見分みわけはつかない。
モグローは冒険ぼうけんしゃうわさばなしぬすきするのがきで、モグチヨは下手へただが強烈きょうれつ印象いんしょうあたえる主人公しゅじんこうたすけてくれ、モグムネはうたこまっているひとおしえてくれ、モグヨシは主人公しゅじんこう役立やくだはなしなどをかせてくれたりとうのぼらせたりしてくれ、モグシドは飛球ひきゅうあやつ国民こくみんれてきてくれる。なお、モグシドの名前なまえファイナルファンタジーシリーズおお登場とうじょうする「シド」からづけられており、FFCCシリーズでははつのシドとなった。

ゲームシステム[編集へんしゅう]

ゲームの構成こうせいしょうてで、かく冒険ぼうけんステージにはボスにたる存在そんざいがいる。前作ぜんさくFFCCで登場とうじょうしたキャラクターも登場とうじょうし、今回こんかいジョブシステム採用さいようすることで、よりファイナルファンタジーしょくしている。

シミュレーションゲーム方式ほうしきまちには様々さまざま建築けんちくぶつ建築けんちくすることができ、建築けんちくぶつによってくに構成こうせいする住人じゅうにん様々さまざま影響えいきょうあたえることができる。建築けんちくをするためには精霊せいれいりょく必要ひつようであり、それをるには冒険ぼうけんしゃ税金ぜいきん使つかってやとい、クエスト(冒険ぼうけん)をしてもらい精霊せいれいせきあつめることで精霊せいれいりょくめることができるようになる。

王様おうさまである自分じぶんくにそとることができないので、『FFCC リング・オブ・フェイト』のコルカおうやテテオひめ立場たちばとなったものとかんがえられる。冒険ぼうけんしゃはレベルにったクエストをクリアすることで成長せいちょうし、くに発展はってんさせるたすけにもなる。レベルのわないクエストにおくしてしまうとクエストを失敗しっぱいしてしまい、自信じしん喪失そうしつしてしまいフォローが必要ひつようになる。ゲームない時間じかんでは、毎朝まいあさ報告ほうこくしょ提出ていしゅつされ、冒険ぼうけんしゃ行動こうどう事細ことこまかに報告ほうこくされる。それによって冒険ぼうけんしゃなに必要ひつようなのかを判断はんだんして、住民じゅうみん要望ようぼういたうえでくに成長せいちょうさせていくこととなる。なお、セーブデータごとに登場とうじょうする人物じんぶつ名前なまえわる。

クエストをクリアしていくにつれ、クリスタルにめられた「やみ」もかされていく。

スタッフ[編集へんしゅう]

当初とうしょは8にん(プランナー1にん、プログラマー2にん、デザイナー5にん)で開発かいはつされる予定よていであり、開発かいはつ期間きかんも7ヶ月かげつ予定よていだった[3]実際じっさいはWiiウェアのサービス開始かいし延期えんきされたため(当初とうしょは2007ねんなつ開始かいし予定よていだった、ほん作品さくひん開発かいはつおくれたことが理由りゆうひとつにげられる)最大さいだいで17にんまでスタッフがふくがり、2006ねん9がつ開発かいはつ開始かいしから配信はいしん開始かいしされるまで17ヶ月かげつあいだかかってしまった。しかし、従来じゅうらいのファイナルファンタジーシリーズ作品さくひんやスクウェア・エニックスのゲーム作品さくひんからかんがえるとほん作品さくひんがWiiウェアというプラットホームのなかでいかに小規模しょうきぼ短期間たんきかん開発かいはつできるかがわかる。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ セーブデータ使用しようブロックすうふくまない。
  2. ^ Wii.com クリエイターズボイス
  3. ^ 両方りょうほうともGame Developers Conference 2008の記事きじから
    http://www.gamasutra.com/php-bin/news_index.php?story=17560
    http://blog.wired.com/games/2008/02/how-final-fanta.html

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]