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学士がくし教育きょういくがく

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教育きょういく学士がくしから転送てんそう

学士がくし教育きょういくがく(がくし きょういくがく)は、学士がくし学位がくいひとつ。

概要がいよう[編集へんしゅう]

英語えいごではB.A. in EducationないしBachelor of Educationとやくされることが一般いっぱんてきである。おな教育きょういくがく系統けいとう学位がくい修士しゅうし教育きょういくがく博士はかせ教育きょういくがくおよ専門せんもんしょく学位がくいとして教職きょうしょく修士しゅうし専門せんもんしょくがある。きゅう制度せいどでは教育きょういく学士がくししょうし、学位がくいではなく称号しょうごうとして位置いちづけられていた。現在げんざい教育きょういくがく学士がくしごうとしては代表だいひょうてき学位がくいである[1]

日本にっぽんでは、よんねんせい大学だいがく教育きょういく学部がくぶ卒業そつぎょうするか、大学だいがくとう所定しょてい単位たんい取得しゅとくしたのち独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん大学だいがく改革かいかく支援しえん学位がくい授与じゅよ機構きこう学位がくい審査しんさ合格ごうかくすることで取得しゅとくすることができる[2]

大学だいがくごとにことなるものの、原則げんそくとして教育きょういく職員しょくいん免許めんきょじょう取得しゅとく必須ひっすとするものではない。よって、教員きょういん志望しぼう免許めんきょ取得しゅとく希望きぼうする場合ばあい大学だいがく設置せっちされた教職きょうしょく課程かていとう必要ひつよう教科きょうか履修りしゅうする必要ひつようがある[3]

なお、教育きょういく学部がくぶ卒業そつぎょうし、当該とうがい学位がくい取得しゅとくした場合ばあい児童じどう指導しどういん任用にんよう資格しかくられる[4]

さらに卒業そつぎょう厚生こうせい労働ろうどう省令しょうれいさだめる施設しせつにおいて1ねん以上いじょう児童じどうそのもの福祉ふくしかんする相談そうだん助言じょげん指導しどうその援助えんじょおこな業務ぎょうむ従事じゅうじしたものについては児童じどう福祉ふくし任用にんよう資格しかくられる[5]

また、教育きょういく学部がくぶ在学ざいがくちゅう厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじん指定していする科目かもく単位たんい取得しゅとくし、卒業そつぎょうした場合ばあいには社会しゃかい福祉ふくし主事しゅじ任用にんよう資格しかくられる[6]

かく大学だいがく授与じゅよ機関きかんさだめる学位がくい名称めいしょう[編集へんしゅう]

1991ねん平成へいせい3ねん)の学位がくい制度せいど改正かいせいによって、学士がくし称号しょうごう学位がくい移行いこう。この制度せいど改正かいせいともない、従前じゅうぜん制度せいど授与じゅよされていた教育きょういく学士がくし称号しょうごうについては学校がっこう教育きょういくほう附則ふそくにて学位がくい看做みなされることとなった[注釈ちゅうしゃく 1][7]。 また、この制度せいど改正かいせいでは従来じゅうらい学士がくしごうを「○○学士がくし」と専攻せんこう名称めいしょう先頭せんとうかんした形式けいしきから「学士がくし(○○)」と括弧かっこきで専攻せんこう分野ぶんや付記ふきする形式けいしき変更へんこうされた。学位がくい名称めいしょう従来じゅうらいくにさだめていたものがかく大学だいがく授与じゅよ機関きかん自由じゆうさだめられるようになった。その関係かんけい学士がくしごう種類しゅるい年々ねんねん増加ぞうかぜん学問がくもん領域りょういきで700を[8]教育きょういくがく学士がくしごう教育きょういく課程かてい教育きょういく分野ぶんやごとに細分さいぶん多様たようしつつある[9]

教育きょういくがくおよび関連かんれん分野ぶんや学士がくしごうれい(日本にっぽんれい:その一部いちぶ)[9]
教育きょういくがく関係かんけい
教育きょういくがく 教育きょういく 初等しょとう教育きょういくがく 発達はったつ科学かがく 臨床りんしょう教育きょういくがく
初等しょとう教育きょういく課程かてい
教育きょういくがく 教育きょういく 学校がっこう教育きょういくがく 心理しんりがく
中等ちゅうとう教育きょういく課程かてい
教育きょういくがく
中等ちゅうとう教育きょういく学校がっこう課程かてい
教育きょういくがく 教育きょういく 学校がっこう教育きょういくがく
養護ようご学校がっこう課程かてい
教育きょういくがく 教育きょういく
体育たいいくがく関係かんけい
体育たいいくがく スポーツ教育きょういく スポーツ教育きょういくがく スポーツがく 武道ぶどうがく
障害しょうがい教育きょういく関係かんけい
教育きょういくがく 教育きょういく 学校がっこう教育きょういくがく
特別とくべつ支援しえん教育きょういく課程かてい
教育きょういくがく 教育きょういく 学校がっこう教育きょういくがく
その教育きょういくがく分野ぶんや
教養きょうよう 児童じどうがく こどもがく 次世代じせだい教育きょういくがく こども教育きょういくがく
ども教育きょういくがく 健康けんこうこどもがく こども発達はったつ 人間にんげん関係かんけいがく 情報じょうほう教育きょういく
スポーツ健康けんこう政策せいさくがく 行政ぎょうせい社会しゃかい 生涯しょうがい教育きょういく 生涯しょうがい教育きょういくがく 特別とくべつ支援しえん教育きょういくがく
福祉ふくし社会しゃかい教育きょういく 発達はったつ科学かがく 福祉ふくし社会しゃかい教育きょういく 文学ぶんがく(幼児ようじ教育きょういく心理しんりがく) 幼児ようじ保育ほいく
社会しゃかい科学かがく分野ぶんや
経営けいえい教育きょういくがく

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

学校がっこう教育きょういくほう

  1. ^ 附則ふそく平成へいせいさんねんよんがつにち法律ほうりつだいさんごうしょう の4 改正かいせいまえ学校がっこう教育きょういくほうだいろくじゅうさんじょうだいいちこう規定きていによる学士がくし称号しょうごうは、改正かいせい学校がっこう教育きょういくほうだいろくじゅうはちじょうだいいちこう規定きていによる学士がくし学位がくいとみなす。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ 日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎへん学位がくい付記ふきする専攻せんこう分野ぶんや名称めいしょう多様たようについて (PDF)参照さんしょう
  2. ^ なお、学位がくい授与じゅよ方針ほうしん、ディプロマポリシーとしては、「人間にんげん社会しゃかいふか洞察どうさつしつつ、教育きょういくといういとなみを認識にんしき理解りかい理論りろんしようとするつよ指向しこうせいつことが重要じゅうようである」「教育きょういくがく領域りょういきはきわめて多方面たほうめんにわたるので、みずからの関心かんしん整理せいりしつつ専門せんもん科目かもくえらり、その結果けっか学修がくしゅう成果せいか十分じゅうぶん反映はんえいするようなかたちで学修がくしゅうすることがもとめられる」としている。大学だいがく評価ひょうか学位がくい授与じゅよ機構きこうへんあたらしい「学士がくしへの (PDF) 』(独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん大学だいがく評価ひょうか学位がくい授与じゅよ機構きこう、2013ねん) 57ぺーじ参照さんしょう
  3. ^ ただし、文教大学ぶんきょうだいがく教育きょういく学部がくぶなどのようにぜん専修せんしゅうで、小学校しょうがっこう教員きょういん免許めんきょじょう取得しゅとく必修ひっしゅうとしている事例じれいもある。文教大学ぶんきょうだいがく教育きょういく学部がくぶ 取得しゅとく免許めんきょ参照さんしょう
  4. ^ 児童じどう福祉ふくし施設しせつ設備せつびおよ運営うんえいかんする基準きじゅん昭和しょうわじゅうさんねん厚生省こうせいしょうれいだいろくじゅうさんごうだい43じょう”. e-Gov (2017ねん3がつ31にち). 2019ねん12月25にち閲覧えつらん。 “2017ねん4がつ1にち施行しこうぶんだい43じょうでは、児童じどう指導しどういん任用にんよう資格しかくとして、「学校がっこう教育きょういくほう規定きていによる大学だいがく学部がくぶで、社会しゃかい福祉ふくしがく心理しんりがく教育きょういくがくしくは社会しゃかいがく専修せんしゅうする学科がっかまたはこれらに相当そうとうする課程かていおさめて卒業そつぎょうしたもの 」と規定きていしている。
  5. ^ 児童じどう福祉ふくしについてさだめる児童じどう福祉ふくしほうだい13じょうでは児童じどう福祉ふくし要件ようけんとして「学校がっこう教育きょういくほう昭和しょうわ22ねん法律ほうりつだい26ごう)にもとづく大学だいがくまたきゅう大学だいがくれい大正たいしょう7ねんみことのりれいだい388ごう)にもとづく大学だいがくにおいて、心理しんり教育きょういく社会しゃかいがくかんする学部がくぶ学科がっか卒業そつぎょうしたものであって、厚生こうせい労働ろうどう省令しょうれいさだめる施設しせつにおいて1ねん以上いじょう児童じどうそのもの福祉ふくしかんする相談そうだんおうじ、助言じょげん指導しどうその援助えんじょおこな業務ぎょうむ従事じゅうじしたもの」と規定きていしている。
  6. ^ 厚生こうせい労働省ろうどうしょう「ページ9:社会しゃかい福祉ふくし主事しゅじ任用にんよう資格しかく取得しゅとく方法ほうほう参照さんしょう
  7. ^ 電子でんし政府せいふウェブサイト「学校がっこう教育きょういくほう昭和しょうわじゅうねん法律ほうりつだいじゅうろくごう附則ふそく平成へいせいさんねんよんがつにち法律ほうりつだいさんごうしょうの4}”. e-Gov (2018ねん6がつ1にち). 2019ねん12月25にち閲覧えつらん。 “2019ねん4がつ1にち施行しこうぶん参照さんしょう
  8. ^ 学士がくしごう急増きゅうぞう、580しゅ 受験生じゅけんせいあつめで次々つぎつぎ学部がくぶ学科がっか 文科ぶんかしょう、ルール検討けんとう」『朝日新聞あさひしんぶん』2007ねん11月4にち朝刊ちょうかん2社会しゃかい34めん、「「学士がくし乱立らんりつ700しゅ感性かんせいデザイン、教育きょういくファシリテーション...自由じゆう急増きゅうぞう」『朝日新聞あさひしんぶん』2012ねん10がつ6にち夕刊ゆうかん2社会しゃかい10めん、「ユニーク 難解なんかい学士がくし増殖ぞうしょく 700しゅ グローバル地域ちいき文化ぶんか 映像えいぞう身体しんたい...」『読売新聞よみうりしんぶん』2013ねん7がつ31にち東京とうきょう夕刊ゆうかん1めん参照さんしょう
  9. ^ a b 独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん大学だいがく評価ひょうか学位がくい授与じゅよ機構きこうへんH21年度ねんど 学位がくい付記ふきする専攻せんこう分野ぶんや名称めいしょう一覧いちらん学士がくし (PDF) 』(独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん大学だいがく評価ひょうか学位がくい授与じゅよ機構きこう、2009ねん)から一部いちぶ掲載けいさい

参照さんしょう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

行政ぎょうせい資料しりょうとう[編集へんしゅう]

報道ほうどう資料しりょう[編集へんしゅう]

  • 朝日新聞あさひしんぶん』2007ねん11月4にち朝刊ちょうかん
  • 朝日新聞あさひしんぶん』2012ねん10がつ6にち夕刊ゆうかん
  • 読売新聞よみうりしんぶん』2013ねん7がつ31にち東京とうきょう夕刊ゆうかん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]