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ほどこせよく

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ほどこせよく(せよく)とは、寺院じいんなどにおいて、まずしい人々ひとびと病人びょうにん囚人しゅうじんらを対象たいしょうとして浴室よくしつ開放かいほうして入浴にゅうよくほどこすこと。ほどこせ(せゆ/ほどこしゆ)・施行しこう(ゆせぎょう)ともばれる。

仏教ぶっきょうにおいてはやまい退しりぞけてぶく招来しょうらいするものとして入浴にゅうよく奨励しょうれいされ、『仏説ぶっせつ温室おんしつあらいよくしゅそうけい』とばれる経典きょうてん存在そんざいした。そのため、仏教ぶっきょう伝来でんらいとともに寺院じいんには湯屋ゆや温室おんしつなどとばれる入浴にゅうよく施設しせつ設置せっちされ、僧侶そうりょ自身じしん入浴にゅうよく勿論もちろんのこと、人々ひとびと入浴にゅうよくさせた。ほどこせよく布教ふきょう勧進かんじん活動かつどうほかにも、追善ついぜん法要ほうようなどの仏事ぶつじ一環いっかんとしてひらかれたれいがある。奈良なら時代じだい光明皇后こうみょうこうごう平安へいあん時代じだい東大寺とうだいじ勧進かんじんくしたじゅうみなもとほどこせよくおこなったれいられているほか、鎌倉かまくら時代ときよ真言しんごんりつむね社会しゃかい事業じぎょう一環いっかんとしてほどこせよく積極せっきょくてきったことがられている。また、大分おおいたけん別府べっぷ鉄輪てつりん温泉おんせんにある鉄輪てつりんむししぶねつは、一遍いっぺんほどこせよくおこなうために地獄じごく地熱じねつ地帯ちたい)をしず整備せいびした温泉おんせんとされている。

参考さんこう文献ぶんけん

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