(Translated by https://www.hiragana.jp/)
旺文社 - Wikipedia コンテンツにスキップ

旺文社おうぶんしゃ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社かぶしきがいしゃ旺文社おうぶんしゃ
Obunsha Co.,Ltd.

旺文社おうぶんしゃ
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
市場いちば情報じょうほう 上場じょうじょう
本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
162-8680
東京とうきょう新宿しんじゅく横寺よこてらまち55
設立せつりつ 1931ねん10月1にち創業そうぎょう
業種ぎょうしゅ 情報じょうほう通信つうしんぎょう
法人ほうじん番号ばんごう 5011101026036 ウィキデータを編集
事業じぎょう内容ないよう 書籍しょせき雑誌ざっし企画きかく編集へんしゅうおよ販売はんばい促進そくしんほか
代表だいひょうしゃ 代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう 粂川くめかわ秀樹ひでき
資本しほんきん 3おくえん
従業じゅうぎょう員数いんずう 185めい(2022ねん1がつ1にち現在げんざい
関係かんけいする人物じんぶつ 赤尾あかお好夫よしお創業そうぎょうしゃ)、赤尾あかお一夫かずおもと代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょうもとフジテレビ役員やくいん)、赤尾あかお文夫ふみおぜん代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう代表だいひょう取締役とりしまりやく会長かいちょう
外部がいぶリンク www.obunsha.co.jp ウィキデータを編集
テンプレートを表示ひょうじ

株式会社かぶしきがいしゃ旺文社おうぶんしゃ(おうぶんしゃ、Obunsha Co., Ltd.)は、1931ねん昭和しょうわ6ねん)に創業そうぎょうした教育きょういくせんもん出版しゅっぱんしゃ

概要がいよう

[編集へんしゅう]

欧文おうぶんしゃ名前なまえ創業そうぎょうした当時とうじから、『受験じゅけん旬報じゅんぽう』や、英語えいご問題もんだいしゅうなどの教育きょういくおもとした出版しゅっぱん手掛てがける。

かつては学習研究社がくしゅうけんきゅうしゃ双璧そうへきをなしていたが、少子化しょうしか受験じゅけん環境かんきょうおおきな変化へんかこう経営けいえい悪化あっかし、全国ぜんこく拠点きょてん整理せいりや、子会社こがいしゃかぶ売却ばいきゃくとうのリストラを実施じっしした。その結果けっかすう年間ねんかんつづいた赤字あかじから脱却だっきゃく経営けいえい再建さいけん成功せいこう新規しんき事業じぎょう開拓かいたく利益りえき構造こうぞうのさらなる改善かいぜんをめざし、旺文社おうぶんしゃかぶ一部いちぶ売却ばいきゃくおこない、売却ばいきゃくさきである三菱商事みつびししょうじ協力きょうりょくけた。現在げんざい三菱商事みつびししょうじとの提携ていけい解消かいしょうされている。

入試にゅうし関連かんれん雑誌ざっし書籍しょせき出版しゅっぱん有名ゆうめいだが、出版しゅっぱんほか生徒せいとけのテスト事業じぎょう各種かくしゅ資格しかく検定けんてい事業じぎょうがけている。かつては、『ちゅういち時代じだい』〜『こう時代じだい』といった、中高生ちゅうこうせいけの学年がくねんべつ雑誌ざっし発行はっこうしていたが、1991ねん廃刊はいかん現在げんざい月刊げっかんは『螢雪けいせつ時代じだい』のみが出版しゅっぱんされている。また、かつては、文化放送ぶんかほうそうラジオたんぱげんラジオNIKKEI)で放送ほうそうされた『大学だいがく受験じゅけんラジオ講座こうざ』→『Jランド』→『アルシェクラブ ITEMAEラジオ』などの提供ていきょう会社かいしゃでもあったが、番組ばんぐみ自体じたいは1996ねん3がつ終了しゅうりょうしている。

あまりられてはいないが、COMIC SEMINARという漫画まんがレーベルやファミリーコンピュータのゲームソフト攻略こうりゃくほん(FC必勝ひっしょう作戦さくせんメチャガイド・シリーズ)を刊行かんこうしていたこともある。

最近さいきんEラーニング中心ちゅうしんとするインターネット事業じぎょう幼児ようじ事業じぎょう拡大かくだいちかられている。

歴史れきし

[編集へんしゅう]

戦前せんぜん

[編集へんしゅう]

1931ねん昭和しょうわ6ねん)、赤尾あかお好夫よしお東京とうきょう新宿しんじゅく旧制きゅうせい高校こうこう受験生じゅけんせい対象たいしょうにした学習がくしゅう参考さんこうしょ発行はっこうするため、歐文おうぶんしゃ社名しゃめい事業じぎょう開始かいししたのが当社とうしゃ創業そうぎょうである[1]よく1932ねん昭和しょうわ7ねん)、通信つうしん添削てんさくかいげ、機関きかん受験じゅけん旬報じゅんぽう』(げん・『蛍雪けいせつ時代じだい』)を創刊そうかんする。

1940ねん昭和しょうわ15ねん)、受験じゅけん旬報じゅんぽうつき3かい発行はっこうむずかしくなり、月刊げっかん変更へんこうされる。よく1941ねん昭和しょうわ16ねん)、正式せいしきに『蛍雪けいせつ時代じだい』と改題かいだいした。その翌年よくねん1942ねん昭和しょうわ17ねん)には、欧文おうぶんしゃの「おう」の敵性てきせいとみなした軍部ぐんぶ圧力あつりょく社名しゃめい現在げんざいまでつづ旺文社おうぶんしゃ変更へんこうした。このころ赤尾あかおみずか著者ちょしゃとなった『英語えいご基本きほん単語たんご熟語じゅくごしゅう』(通称つうしょう赤尾あかおまめたん)が刊行かんこうされ、現在げんざいでも重版じゅうはんされつづけるロングセラーとなった。

戦後せんご

[編集へんしゅう]

旺文社おうぶんしゃ戦後せんごすぐに活動かつどう再開さいかいし、『蛍雪けいせつ時代じだい』や『せいこうシリーズ』などを発行はっこうした。

1947ねん昭和しょうわ22ねん)、『蛍雪けいせつ時代じだい』は学制がくせい改革かいかく対応たいおう新制しんせい高校こうこうぜん学年がくねん対象たいしょうとする大学だいがく受験じゅけん総合そうごうへとまれわった。

1949ねん昭和しょうわ24ねん)には、『蛍雪けいせつ』の姉妹しまいとして新制しんせい中学校ちゅうがっこうぜん学年がくねん対象たいしょうにした『中学ちゅうがく時代じだい』が創刊そうかん旺文社おうぶんしゃはビジネスのはば中学生ちゅうがくせいにもひろげた。一方いっぽう小学館しょうがくかんが『中学生ちゅうがくせいとも』、設立せつりつあいだもなかった学習研究社がくしゅうけんきゅうしゃは『中学ちゅうがくコース』で対抗たいこうはげしい販売はんばい競争きょうそうひろげられる。

1950ねん昭和しょうわ25ねん)、それまでNHK独占どくせんしていた放送ほうそう事業じぎょう民間みんかんにも開放かいほうされることがまる。旺文社おうぶんしゃ民放みんぽう公共こうきょうせい重視じゅうしという世論せろん利用りようして、放送ほうそう事業じぎょう積極せっきょくてき進出しんしゅつ首都しゅとけんAMラジオだい2きょく日本にっぽん文化放送ぶんかほうそう協会きょうかい(NCB、げん文化放送ぶんかほうそう)の設立せつりつかかわった。このとき赤尾あかおみずからNCBにんだ企画きかくが、『大学だいがく受験じゅけんラジオ講座こうざ』であった。1952ねん昭和しょうわ27ねん)3がつ31にち、NCBは開局かいきょくし、同時どうじにラジオ講座こうざ放送ほうそうはじまった。旺文社おうぶんしゃはラジオ講座こうざのテキストを発行はっこうし、『蛍雪けいせつ時代じだい』とわせて受験生じゅけんせいのフォローアップをする体制たいせいととのえた。

1955ねん昭和しょうわ30ねん)には、大学だいがく受験じゅけん希望きぼうする高校生こうこうせい現在げんざい実力じつりょく志望校しぼうこう合格ごうかく可能かのうせいといったデータを提供ていきょうするため学校がっこう単位たんいおこなわせる国内こくないはつ集団しゅうだん模試もし、『大学だいがく入試にゅうし模擬もぎ試験しけん』(旺文社おうぶんしゃ模試もし)がスタートする。当時とうじはまだ競合きょうごう相手あいてとなる『すすむけん模試もし』(福武書店ふくたけしょてんげんベネッセコーポレーション)がなく、のちに『全統ぜんとう模試もし』を手掛てがける予備校よびこう最大手さいおおて河合塾かわいじゅく名古屋なごやうちにしか拠点きょてんのないローカル事業じぎょうしゃだったため、旺文社おうぶんしゃ模試もし生徒せいと学校がっこう信頼しんらいあつめた。

よく1956ねん昭和しょうわ31ねん)、『中学ちゅうがく時代じだい』『高校こうこう時代じだい』が学年がくねんべつ細分さいぶんされる。これにより、『蛍雪けいせつ』は高校こうこう3年生ねんせい浪人ろうにんせい対象たいしょうにした受験じゅけん直結ちょっけつする雑誌ざっしへと変化へんかした。これを小学館しょうがくかん学研がっけん学年がくねんべつ編集へんしゅう移行いこうするが旺文社おうぶんしゃいちリードしていた。

NETテレビのロゴ
(1960ねん-1977ねん

1957ねん昭和しょうわ32ねん)、外郭がいかく団体だんたいとして日本にっぽん英語えいご教育きょういく協会きょうかいげん日本にっぽん英語えいご検定けんてい協会きょうかい通信つうしん教育きょういく)が設立せつりつされる。赤尾あかお大学だいがく受験じゅけんラジオ講座こうざつづいて、ひろ一般いっぱんけた放送ほうそうメディアによる英語えいご教育きょういく可能かのうせいさぐっていて、『ひゃくまんにん英語えいご』の企画きかくをNCBの後継こうけいとなった文化ぶんか放送ほうそうんだ。えいきょうはこの番組ばんぐみ実現じつげんするため、旺文社おうぶんしゃ中心ちゅうしんとなって設立せつりつされたものである。またこのとし日本経済新聞にほんけいざいしんぶん東映とうえいなどと共同きょうどう出資しゅっしで、教育きょういく専門せんもんきょくであるテレビ局てれびきょく日本にっぽん教育きょういくテレビ設立せつりつ1959ねん昭和しょうわ34ねん)、放送ほうそう開始かいしした。同局どうきょくよく1960ねん昭和しょうわ35ねん)には、"NETテレビ"に呼称こしょうえ、1973ねん昭和しょうわ48ねん総合そうごう放送ほうそうきょく移行いこう1977ねん昭和しょうわ52ねん)、朝日新聞社あさひしんぶんしゃ傘下さんかはいったことから正式せいしき社名しゃめい全国ぜんこく朝日放送あさひほうそう(ANB)、通称つうしょうテレビ朝日てれびあさひあらためた。

1963ねん昭和しょうわ38ねん)、えいきょうつづく2つ外郭がいかく団体だんたいとして日本にっぽん英語えいご検定けんてい協会きょうかい設立せつりつされ、実用じつよう英語えいご技能ぎのう検定けんてい開始かいしされた。旺文社おうぶんしゃ現在げんざいいたるまでえいけん様々さまざま問題もんだいしゅう受験じゅけん参考さんこうしょ販売はんばいし、全盛期ぜんせいきむかえた。同年どうねん小学館しょうがくかんは『中学生ちゅうがくせいとも』を廃刊はいかん女子じょしけの『女学生じょがくせいとも』(の『プチセブン』→『Pretty Style』)に集中しゅうちゅうすることになった。

昭和しょうわ後期こうき

[編集へんしゅう]

おりしもこのころは、団塊だんかい世代せだい大学だいがく進学しんがくひかえており、旺文社おうぶんしゃ高校生こうこうせい参考さんこうしょぶようにれた。1968ねん昭和しょうわ43ねん)には、えいけんきゅう文部省もんぶしょうげん文部もんぶ科学かがくしょう)の認定にんてい獲得かくとくえいけん受験じゅけん参考さんこうしょがビジネスのはしら成長せいちょう大学生だいがくせい社会しゃかいじんなど幅広はばひろそう急速きゅうそく浸透しんとうした。

しかし、旺文社おうぶんしゃ戦前せんぜん手掛てがけた通信つうしん添削てんさくから一時いちじ撤退てったいしていたため、このころになると後発こうはつ他社たしゃされはじめるようになる。1961ねん昭和しょうわ36ねん)に増進会出版社ぞうしんかいしゅっぱんしゃ対象たいしょう難関なんかん大学だいがく受験生じゅけんせいしぼんだ『Zかい通信つうしん添削てんさく』をげ、1969ねん昭和しょうわ44ねん)、福武書店ふくたけしょてんが『すすむけんゼミ』で追随ついずい。これを旺文社おうぶんしゃ通信つうしん添削てんさくさい参入さんにゅう旺文社おうぶんしゃゼミ』をスタートさせた。

1972ねん昭和しょうわ47ねん)には、河合塾かわいじゅくが『全統ぜんとう模試もし』をスタートさせ、旺文社おうぶんしゃ模試もし市場いちば独占どくせんくずれる。これをきっかけに予備校よびこう模試もし競争きょうそう激化げきかゼミ模試もし駿台すんだい模試もしなど)。その一方いっぽう福武書店ふくたけしょてんも『すすむけん模試もし』をげて旺文社おうぶんしゃ得意とくいとしていた学校がっこう集団しゅうだん模試もし参入さんにゅう旺文社おうぶんしゃ模試もし一気いっきにシェアをとしていった。

1976ねん昭和しょうわ51ねんごろからは、中高生ちゅうこうせいけとはぎゃく小学館しょうがくかん学研がっけん市場いちば寡占かせんしていた小学生しょうがくせい学年がくねんべつ学習がくしゅう参入さんにゅうしようとする。しかし、人気にんき漫画まんがの『ドラえもん』をっていた小学館しょうがくかんと、『科学かがく学習がくしゅう』でげのピークをむかえようとしていた学研がっけん牙城がじょうくずすことができず、手懸てがけた高学年こうがくねんけの3軒並のきなみ2ねん以内いないきゅう廃刊はいかん旺文社おうぶんしゃこころみは失敗しっぱいわった。

1985ねん昭和しょうわ60ねん)、創業そうぎょうしゃ赤尾あかお好夫よしおくなり、子息しそく赤尾あかお一夫かずおだい2だい社長しゃちょうとして旺文社おうぶんしゃいだ。

平成へいせい初期しょき

[編集へんしゅう]

昭和しょうわ末期まっきから平成へいせいにかけては、だい2ベビーブーム世代せだい大学だいがく進学しんがくひかえており、旺文社おうぶんしゃ参考さんこうしょげは一時いちじなおした。ほぼときおなじくした1987ねん昭和しょうわ62ねん)、えいけん5きゅう新設しんせつ。この普及ふきゅうのため、旺文社おうぶんしゃえいきょう連携れんけいしてテレビ番組ばんぐみ早見はやみゆうのアメリカンキッズ』をスタートさせた。

しかし、このころには模試もしがすっかりりをひそめ、通信つうしん教育きょういく旺文社おうぶんしゃゼミも福武書店ふくたけしょてんなどの同業どうぎょう他社たしゃのダイレクトメール営業えいぎょうされ業績ぎょうせきばせなくなっていた。くわえてだい2ベビーブーム世代せだい進学しんがく一巡いちじゅんしたのち本格ほんかくてき少子化しょうしかけた対応たいおうおくれていた。

1991ねん平成へいせい3ねん)、『ちゅう1』『ちゅう2』『ちゅう3』にかれていた中学生ちゅうがくせい雑誌ざっしさい統合とうごう高校こうこう合格ごうかくとする。高校こうこうけは『こう1時代じだい』『こう2時代じだい』を廃刊はいかん、『蛍雪けいせつ』はふたた高校こうこうぜん学年がくねん対応たいおうする雑誌ざっしとなった。だが『高校こうこう合格ごうかく』はげをばすことができず、わずか2ねん廃刊はいかんまれる。

1992ねん平成へいせい4ねん)には、ラジオで35年間ねんかんつづいた『ひゃくまんにん英語えいご』がられ、『アメリカンキッズ』に一本いっぽんされる。

1993ねん9がつには、ノーマン・フォスター設計せっけい旺文社おうぶんしゃ本社ほんしゃビル2むね矢来やらいまち竣工しゅんこうしたが[2]、『アメリカンキッズ』は1994ねん平成へいせい6ねん)4がつ改編かいへんりとなる。

おなごろ、『大学だいがく受験じゅけんラジオ講座こうざ』は平日へいじつ放送ほうそうりやめ、週末しゅうまつ長時間ちょうじかん放送ほうそう移行いこうしたところ文化ぶんか放送ほうそう一般いっぱん聴取ちょうしゅしゃ離反りはんまねき、旺文社おうぶんしゃ受験じゅけん産業さんぎょう多様たようへの対応たいおうむずかしいと判断はんだんして1995ねん平成へいせい7ねん)4がつ改編かいへんで43年間ねんかん歴史れきしまくろさせた。

『ラジオ講座こうざ』はラジオたんぱ(げんラジオNIKKEI)が系譜けいふいで『大学だいがく合格ごうかくラジオ講座こうざ』にリニューアルしたが、旺文社おうぶんしゃは1960年代ねんだいから70年代ねんだいにかけての貯金ちょきん使つかたす寸前すんぜんまでまれていた。1987ねんから1991ねんにかけてセンチュリータワー不動産ふどうさん事業じぎょう実施じっし[注釈ちゅうしゃく 1]。1998ねん矢来やらいまち本社ほんしゃ建物たてものは、アディダスジャパン株式会社かぶしきがいしゃわたかたち転出てんしゅつ

1999ねん平成へいせい11ねん)4がつ改編かいへんで、『大学だいがく合格ごうかくラジオ講座こうざ』も終了しゅうりょうし、50ねんちかつづいたラこう系譜けいふ途切とぎれた。

2000ねん平成へいせい12ねんかぎりで、旺文社おうぶんしゃ模試もし旺文社おうぶんしゃゼミを事業じぎょう終了しゅうりょうつづいてよく2001ねん平成へいせい13ねん)、保有ほゆうしていた文化放送ぶんかほうそうテレビ朝日てれびあさひ株式かぶしきすべ売却ばいきゃく[3][4][5]資金しきん累積るいせき赤字あかじ解消かいしょうした。さらに、三菱商事みつびししょうじ相手あいてとする第三者だいさんしゃ割当わりあて増資ぞうし仕掛しかけ、支援しえん体制たいせい確立かくりつ旺文社おうぶんしゃ倒産とうさん危機ききからなおった。またこれと前後ぜんごして、赤尾あかお名義めいぎ所有しょゆうしていたフジテレビげんフジ・メディア・ホールディングス)のかぶ売却ばいきゃくされた(後述こうじゅつ)。

平成へいせい中期ちゅうき以降いこう

[編集へんしゅう]

2006ねん平成へいせい18ねん)、赤尾あかお一夫かずおが58さい死去しきょ一夫かずおおとうと赤尾あかお文夫ふみおだい3だい社長しゃちょう就任しゅうにんした。文夫ふみおおりからの公益こうえき法人ほうじん制度せいど改革かいかくながれにって、主要しゅよう事業じぎょううしなっていたえいきょうえいけん合併がっぺいさせて解散かいさんするという実績じっせきのこしたのち2012ねん平成へいせい24ねん)1がつ退任たいにんだい4だい社長しゃちょう生駒いこまだいいちが、会社かいしゃ創業そうぎょう以来いらい82ねんはじめて赤尾あかお以外いがいから社長しゃちょうえらばれた。

2015ねん平成へいせい25ねん)、学校がっこうではおしえてくれない大切たいせつなことシリーズはつ発行はっこう

学校がっこうではおしえてくれない大切たいせつなことシリーズ(2022ねん6がつ現在げんざい

[編集へんしゅう]

1 整理せいり整頓せいとん 2015ねん7がつ発売はつばい

2 ともだち関係かんけい自分じぶん仲良なかよく〜 2015ねん7がつ発売はつばい

3 おかねのこと 2015ねん7がつ発売はつばい

4 ステキになりたい 2015ねん11月発売はつばい

5 かっこよくなりたい 2015ねん11月発売はつばい

6 ともだち関係かんけい気持きもちのつたかた〜 2015ねん11月発売はつばい

7 ものながれ 2015ねん11月発売はつばい

8 時間じかん使つかかた 2016ねん4がつ発売はつばい

9 ルールとマナー 2016ねん4がつ発売はつばい

10 身近みぢか危険きけん防災ぼうさい防犯ぼうはん〜 2016ねん7がつ発売はつばい

11 ともだち関係かんけいかんがかたのちがい〜 2016ねん7がつ発売はつばい

12 ネットのルール 2016ねん7がつ発売はつばい

13 勉強べんきょうきになる 2017ねん2がつ発売はつばい

14 自信じしんそだかた 2017ねん2がつ発売はつばい

15 数字すうじつよくなる 2017ねん2がつ発売はつばい

16 かんがえるちからそだかた 2017ねん7がつ発売はつばい

17 ゆめのかなえかた 2017ねん7がつ発売はつばい

18 からだとしん 2017ねん7がつ発売はつばい

19 たのしくお手伝てつだい 2018ねん2がつ発売はつばい

20 英語えいごきになる 2018ねん2がつ発売はつばい

21 感心かんしんそだかた〜センスをみがく〜 2018ねん2がつ発売はつばい

22 ほんきになる 2018ねん7がつ発売はつばい

23 文章ぶんしょうがうまくなる 2018ねん7がつ発売はつばい

24 言葉ことばちから語彙ごいひろがる世界せかい〜 2019ねん3がつ発売はつばい

25 プログラミングってなに? 〜IT社会しゃかいのしくみ〜 2019ねん3がつ発売はつばい

26 研究けんきゅうってたのしい〜探究たんきゅうしんそだかた〜 2019ねん3がつ発売はつばい

27 発表はっぴょうがうまくなる〜スピーチからプレゼンテーションまで〜 2019ねん7がつ発売はつばい

28 日本にっぽんのこと〜伝統でんとう文化ぶんか風習ふうしゅう〜 2020ねん2がつ発売はつばい

29 AIってなんだろう?〜人工じんこう知能ちのうひら世界せかい〜 2020ねん2がつ発売はつばい

30 音楽おんがくたのしくなる 2020ねん7がつ発売はつばい

31 地球ちきゅうってすごい 2020ねん9がつ発売はつばい

32 災害さいがいる 2020ねん9がつ発売はつばい

33 おかねうごかす世界せかい 2021ねん3がつ発売はつばい

34 図工ずこうたのしくなる 2021ねん3がつ発売はつばい

35 科学かがくっておもしろい 2021ねん7がつ発売はつばい

36 かんがえるちからそだかた論理ろんりてきかんがかた〜 2021ねん7がつ発売はつばい

37 つづけるちから 2022ねん3がつ発売はつばい

38 小学生しょうがくせいなんでもおなや相談そうだんしつ 2022ねん3がつ発売はつばい

39 っておきたい法律ほうりつ 2022ねん6がつ発売はつばい

40 勉強べんきょうやくつ〜大人おとなになってこまらないために〜 2022ねん6がつ発売はつばい

ぜん40かん(2022ねん6がつ現在げんざい

発行はっこう雑誌ざっし

[編集へんしゅう]

廃刊はいかんした発行はっこう雑誌ざっし

[編集へんしゅう]

辞典じてん辞書じしょ

[編集へんしゅう]
  • 旺文社おうぶんしゃ国語こくご辞典じてん
  • 旺文社おうぶんしゃ古語こご辞典じてん
  • 旺文社おうぶんしゃ全訳ぜんやく古語こご辞典じてん
  • 旺文社おうぶんしゃ全訳ぜんやく学習がくしゅう古語こご辞典じてん
  • 旺文社おうぶんしゃ高校こうこう基礎きそ古語こご辞典じてん
  • 旺文社おうぶんしゃ漢和かんわ辞典じてん
  • 旺文社おうぶんしゃかん字典じてん
  • 旺文社おうぶんしゃしん英和えいわちゅう辞典じてん
  • 旺文社おうぶんしゃ和英かずひでちゅう辞典じてん
  • 旺文社おうぶんしゃレクシス英和えいわ辞典じてん
  • オーレックス英和えいわ辞典じてん
  • オーレックス和英かずひで辞典じてん
  • ポケットコンプリヘンシブ英和えいわ辞典じてん
  • ポケットコンプリヘンシブ英和えいわ和英かずひで辞典じてん
  • コアレックス英和えいわ辞典じてん
  • カラーエポック英和えいわ辞典じてん
  • カラーエポック和英かずひで辞典じてん
  • サンライズクエスト英和えいわ辞典じてん
  • サンライズクエスト和英かずひで辞典じてん
  • オーロラ英和えいわ辞典じてん
  • オーロラ和英かずひで辞典じてん
  • ムーミンえいごじてん(絶版ぜっぱん
  • ロワイヤルふつちゅう辞典じてん
  • プチ・ロワイヤルふつ辞典じてん
  • プチ・ロワイヤルかずふつ辞典じてん
  • ロワイヤル・ポッシュふつかずふつ辞典じてん
  • 旺文社おうぶんしゃ学芸がくげい百科辞典ひゃっかじてん エポカ(絶版ぜっぱん
  • 旺文社おうぶんしゃ教科きょうかべつ学習がくしゅうだい辞典じてん ジュニアエポカ(絶版ぜっぱん

学習がくしゅう参考さんこうしょ

[編集へんしゅう]

せいこうシリーズ

[編集へんしゅう]
  • 中原なかはらみち基礎きそ 英文えいぶん問題もんだいせいこう [3ていばん]』
  • 中原なかはらみち監修かんしゅう基礎きそ 英文えいぶん問題もんだいせいこう Brush-Up Test 60 [3ていばん]』
  • 中原なかはらみち基礎きそ 英文えいぶんほう問題もんだいせいこう [3ていばん]』
  • 中原なかはらみち基礎きそ 英語えいご長文ちょうぶん問題もんだいせいこう [改訂かいていばん]』
  • 花本はなもと金吾きんご基礎きそ えい作文さくぶん問題もんだいせいこう [改訂かいていばん]』
  • はらせんさく中原なかはらみち英文えいぶん標準ひょうじゅん問題もんだいせいこう [新装しんそう5ていばん]』(はらえいしるべ
  • 中原なかはらみち監修かんしゅう英文えいぶん標準ひょうじゅん問題もんだいせいこう Brush-Up Test 80 [改訂かいていばん]』
  • はらせんさく中原なかはらみち英文えいぶんほう標準ひょうじゅん問題もんだいせいこう [新装しんそう4ていばん]』
  • はらせんさく花本はなもと金吾きんご和英かずひで標準ひょうじゅん問題もんだいせいこう [新装しんそう5ていばん]』
  • 中原なかはらみち英語えいご長文ちょうぶん問題もんだいせいこう [新装しんそうばん]』
  • 神田かんだ邦彦くにひこ現代げんだいぶん標準ひょうじゅん問題もんだいせいこう
  • 渡辺わたなべ憲司けんじ編著へんちょ標準ひょうじゅん問題もんだいせいこう国語こくご特別とくべつ講義こうぎ んでおきたいとっておきの名作めいさく25』
  • 上園うえその信武のぶたけ数学すうがくI・A基礎きそ問題もんだいせいこう [よんていばん]』
  • 上園うえその信武のぶたけ数学すうがくII・B基礎きそ問題もんだいせいこう [ていばん]』
  • 上園うえその信武のぶたけ数学すうがくIII基礎きそ問題もんだいせいこう [よんていばん]』
  • 麻生あそう雅久まさひさ数学すうがくI・A標準ひょうじゅん問題もんだいせいこう [改訂かいていばん]』
  • 亀田かめだたかし数学すうがくII・B標準ひょうじゅん問題もんだいせいこう [改訂かいていばん]』
  • 木村きむら光一こういち数学すうがくIII標準ひょうじゅん問題もんだいせいこう [改訂かいていばん]』
  • 大川おおかわ保博やすひろ宇部うべくん物理ぶつり[物理ぶつり基礎きそ物理ぶつり] 基礎きそ問題もんだいせいこう [さんていばん]』
  • 鎌田かまたしんあきら橋爪はしづめ健作けんさく化学かがく[化学かがく基礎きそ化学かがく] 基礎きそ問題もんだいせいこう [さんていばん]』
  • 大森おおもりとおる生物せいぶつ[生物せいぶつ基礎きそ生物せいぶつ] 基礎きそ問題もんだいせいこう [さんていばん]』
  • 中川なかがわ雅夫まさおためきん和彦かずひこ物理ぶつり[物理ぶつり基礎きそ物理ぶつり] 標準ひょうじゅん問題もんだいせいこう [ていばん]』
  • 鎌田かまたしんあきら橋爪はしづめ健作けんさく化学かがく[化学かがく基礎きそ化学かがく] 標準ひょうじゅん問題もんだいせいこう [ていばん]』
  • 石原いしはらすすむひろし朝霞あさかやすししゅん山下やましたみどり生物せいぶつ[生物せいぶつ基礎きそ生物せいぶつ] 標準ひょうじゅん問題もんだいせいこう [ていばん]』
  • 池田いけだ洋介ようすけ数学すうがくⅠ・A 入門にゅうもん問題もんだいせいこう [改訂かいていばん]』
  • 池田いけだ洋介ようすけ数学すうがくⅡ・B 入門にゅうもん問題もんだいせいこう [改訂かいていばん]』
  • 上園うえその信武のぶたけ数学すうがくI・A基礎きそ問題もんだいせいこう [ていばん]』
  • 上園うえその信武のぶたけ数学すうがくII・B基礎きそ問題もんだいせいこう [ろくていばん]』
  • 麻生あそう雅久まさひさ数学すうがくI・A標準ひょうじゅん問題もんだいせいこう [よんていばん]』
  • 亀田かめだたかし数学すうがくII・B+ベクトル問題もんだいせいこう [よんていばん]』
  • 長崎ながさき憲一けんいち数学すうがくⅠ+A+Ⅱ+B+ベクトル 上級じょうきゅう問題もんだいせいこう [改訂かいていばん]』

研究けんきゅうシリーズ(すべ絶版ぜっぱん)

[編集へんしゅう]
  • 古瀬ふるせ義則よしのり英文えいぶんほう研究けんきゅう
  • 吉田よしだ精一せいいち国文こくぶん研究けんきゅう
  • 塩田しおだ良平りょうへい古文こぶん研究けんきゅう」 *「国文こくぶん研究けんきゅう」の
  • 吉田よしだ精一せいいち現代げんだいぶん研究けんきゅう
  • 塩田しおだ良平りょうへい吉田よしだ精一せいいち現代げんだいぶん研究けんきゅう」 *上記じょうき吉田よしだ精一せいいちたんちょ
  • 大城おおしろ富士男ふじお作文さくぶん研究けんきゅう
  • 塩田しおだ良平りょうへい国文学こくぶんがく研究けんきゅう
  • 旺文社おうぶんしゃ渡辺わたなべとおるくん)「国文法こくぶんぽう研究けんきゅう
  • 戸田とだきよし一般いっぱん数学すうがく研究けんきゅう
  • もり繁雄しげお解析かいせき〔Ⅰ〕の研究けんきゅう
  • もり繁雄しげお解析かいせき〔Ⅱ〕の研究けんきゅう
  • 河田かわた龍雄たつお解析かいせき〔Ⅱ〕の研究けんきゅう」 *上記じょうきもりたんちょ
  • 清宮きよみや俊雄としお幾何きか研究けんきゅう
  • 金原かなはら寿郎としお物理ぶつり研究けんきゅう」(うえした) *のちにいちさつ
  • はやし太郎たろう化学かがく研究けんきゅう
  • 沼野井ぬまのい春雄はるお生物せいぶつ研究けんきゅう
  • 松沢まつざわ武雄たけおほか「地学ちがく研究けんきゅう」(うえした) *改訂かいていばんからいちさつ
  • 吉岡よしおかつとむ世界せかい研究けんきゅう
  • 森末もりすえ義彰よしあき日本にっぽん研究けんきゅう
  • 別枝べっし篤彦あつひこ人文じんぶん地理ちり研究けんきゅう
  • 川又かわまたのぼる一般いっぱん社会しゃかい研究けんきゅう
  • 川又かわまたのぼる時事じじ問題もんだい研究けんきゅう」 *昭和しょうわ25年版ねんばんから昭和しょうわ30年版ねんばん
  • 古瀬ふるせ義則よしのり岩田いわた一男かずお英文えいぶんほう研究けんきゅう」 *うえ掲古たんちょ改訂かいていばん
  • 古瀬ふるせ義則よしのり岩田いわた一男かずお英文えいぶん解釈かいしゃく研究けんきゅう

旺文社おうぶんしゃ文庫ぶんこ

[編集へんしゅう]

1965ねん6月創刊そうかん[6]から1987ねん[注釈ちゅうしゃく 2]まで、文庫本ぶんこぼんレーベルの旺文社おうぶんしゃ文庫ぶんこ刊行かんこうしていた。内外ないがいすうおおくの古典こてん名作めいさく純文学じゅんぶんがく中心ちゅうしんに、旺文社おうぶんしゃらしいしつたかいラインナップをそろえていた。当初とうしょはこりで、全体ぜんたいうす緑色みどりいろをしていた。べつにハードカバーの特製とくせいばんもあり、丈夫じょうぶなため、まち図書館としょかん学校がっこう図書としょしつなどでよくかけた[注釈ちゅうしゃく 3]

表紙ひょうしにはエジプト象形しょうけい文字もじギリシャ神話しんわ女神めがみペルセポネーがあしらわれている[8]

刊行かんこう終了しゅうりょうしたとき当時とうじ旺文社おうぶんしゃ文庫ぶんこでしか事実じじつじょう入手にゅうしゅ不能ふのうほんおおかったため、『はんなな捕物とりものちょう』などに代表だいひょうされる人気にんき作品さくひんのその出版しゅっぱんけんなどをめぐって、出版しゅっぱん業界ぎょうかい騒動そうどうになったことでもられる。

なお旺文社おうぶんしゃ文庫ぶんこ発行はっこうされた赤尾あかお 好夫よしおの「若人わこうどにおくることば」(ISBNコード : 9784017640015)がオンデマンドばんとして2021ねん現在げんざい発売はつばいされており、旺文社おうぶんしゃ文庫ぶんこ唯一ゆいいつのものとなっている[9]

放送ほうそうけいメディアとの関係かんけい

[編集へんしゅう]

旺文社おうぶんしゃ民放みんぽう設立せつりつみとめられた1950年代ねんだい前半ぜんはんから、民放みんぽう公共こうきょうせい重視じゅうしという世論せろん利用りようして、放送ほうそうメディアによる教育きょういく全国ぜんこくてき普及ふきゅう積極せっきょくてき関与かんよしてきた。1990年代ねんだい後半こうはんからの経営けいえい危機ききさいおおくのきょく資本しほん関係かんけい解消かいしょうされたが、その交流こうりゅう関係かんけい維持いじされている。

文化放送ぶんかほうそう

[編集へんしゅう]

1952ねんひじりパウロ修道しゅうどうかい中心ちゅうしんになって設立せつりつ開局かいきょくしたセントポール放送ほうそう協会きょうかいあらた日本にっぽん文化放送ぶんかほうそう協会きょうかい(NCB。げん文化放送ぶんかほうそう)にたいし、赤尾あかお好夫よしおが『大学だいがく受験じゅけんラジオ講座こうざ』の企画きかくんでスタートさせた(前述ぜんじゅつ)。

1956ねん日本にっぽん文化放送ぶんかほうそう協会きょうかい株式会社かぶしきがいしゃ組織そしき文化放送ぶんかほうそうまれわる。旺文社おうぶんしゃ筆頭ひっとう株主かぶぬしとなり、『ラこう』につづいて『ひゃくまんにん英語えいご』が企画きかくまれてスタートした。

その旺文社おうぶんしゃじくになって同様どうようだい株主かぶぬしとなったテレビ朝日てれびあさひのちテレ朝てれあさ親会社おやがいしゃとなる朝日新聞社あさひしんぶんしゃとの関係かんけいつよまり、本来ほんらい新聞しんぶん系列けいれつであるフジサンケイグループ産経新聞さんけいしんぶん)の色合いろあいがうすれていく。

日本短波放送にほんたんぱほうそう

[編集へんしゅう]

1954ねん昭和しょうわ29ねん)、日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ中心ちゅうしんとなって短波たんぱおび周波数しゅうはすう使つかった全国ぜんこく一斉いっせい放送ほうそう実現じつげんする日本短波放送にほんたんぱほうそう(NSB。げん・ラジオNIKKEI)が設立せつりつされると、旺文社おうぶんしゃ少数しょうすう株主かぶぬしとして出資しゅっしするとともに、ラジオ講座こうざ全国ぜんこく放送ほうそう実現じつげんするため放送ほうそうわく購入こうにゅうした[10]。そのひゃくまんにん』もわく購入こうにゅうして1992ねん平成へいせい4ねん)10がつ終了しゅうりょうまで放送ほうそうされた。1970年代ねんだい後半こうはんから90年代ねんだい前半ぜんはんまでは、ラジオ講座こうざのフォローアップ番組ばんぐみ合格ごうかくいっぽんみち』も放送ほうそうされた。しかし日経にっけい東京とうきょう証券しょうけん取引とりひきしょげん日本にっぽん取引とりひきしょグループ)といったほかだい株主かぶぬしつよく、旺文社おうぶんしゃ追加ついか出資しゅっしして経営けいえいけんにぎることまではできなかった。旺文社おうぶんしゃ文化放送ぶんかほうそうテレ朝てれあさかぶ売却ばいきゃくしたのちも、日本にっぽん短波たんぱ社名しゃめい変更へんこう日経にっけいラジオしゃかぶ保有ほゆうつづけ、上位じょうい10だい株主かぶぬしつらねている。

1995ねん平成へいせい7ねん)、ラこうられるとラジオたんぱは後継こうけい番組ばんぐみ大学だいがく合格ごうかくラジオ講座こうざ』をきょく主導しゅどうでスタートさせ、1999ねん平成へいせい11ねん)までつづけた。

テレビ朝日てれびあさひ

[編集へんしゅう]

テレビ朝日てれびあさひ前身ぜんしんである首都しゅとけんテレビだい4きょく日本にっぽん教育きょういくテレビ(NET)の設立せつりつには、『ラこう』『ひゃくまんにん』の全国ぜんこく放送ほうそうっていた日本短波放送にほんたんぱほうそう日経にっけい、さらには映画えいが配給はいきゅう大手おおて東映とうえいとともに中心ちゅうしんてき役割やくわりたし、開局かいきょく直後ちょくご番組ばんぐみなかには『ひゃくまんにん』のテレビばん存在そんざいした。

フジテレビ

[編集へんしゅう]

旺文社おうぶんしゃ文化放送ぶんかほうそう筆頭ひっとう株主かぶぬしになったことで、NETテレビと同時どうじ開局かいきょく準備じゅんびすすんでいた首都しゅとけんテレビだい3きょく富士ふじテレビジョン開局かいきょく直前ちょくぜん社名しゃめい変更へんこうしてげんフジテレビジョン)にも影響えいきょうりょくおよぶことになった[11]。1990年代ねんだいには、赤尾あかお名義めいぎ発行はっこう株式かぶしきの20%ちかいフジテレビかぶ保有ほゆうしていたが、1997ねん平成へいせい9ねん)の東証とうしょう1上場じょうじょうをきっかけに順次じゅんじ売却ばいきゃくされた。

日本にほんテレビ系列けいれつ

[編集へんしゅう]

早見はやみゆうのアメリカンキッズ』は、テレビ朝日てれびあさひ系列けいれつやフジテレビ系列けいれつではなく日本にほんテレビ系列けいれつ全国ぜんこく放送ほうそうされた。また制作せいさくキーきょくにっテレではなく、中京ちゅうきょうテレビ担当たんとうした。

その

[編集へんしゅう]
  • 地図ちず「まっぷる」シリーズや旅行りょこうガイドブックなどを出版しゅっぱんしている昭文社しょうぶんしゃとは社名しゃめいているため、間違まちがえられやすい。これを逆手さかてにとって2013ねん、2014ねんには両社りょうしゃ共同きょうどうキャンペーン「昭文社しょうぶんしゃ×旺文社おうぶんしゃどっちがどっち!?キャンペーン」がおこなわれている[12][13]
  • 同社どうしゃは、過去かこ高校こうこう大学だいがく入試にゅうし問題もんだいPDF保存ほぞんし、出題しゅつだい傾向けいこう分析ぶんせきなどにもちいてきていたが、かみによる著作ちょさくぶつ私的してき利用りよう以外いがい電子でんし保存ほぞんすることをきんじる著作ちょさくけんほう違反いはんするとの指摘してきけ、やく4,000こうぶんのデータを削除さくじょしていたことが、2016ねん11月11にちづけ新聞しんぶん報道ほうどう判明はんめいした[14]
  • 世界せかいDS・日本にっぽんDSは、2009ねん11月12にちIEインスティテュートより発売はつばいされているニンテンドーDSようコンピュータ教育きょういくゲームス。

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく

[編集へんしゅう]
  1. ^ ノーマン・フォスターのビルディング設計せっけいりょうは18おくえん建設けんせつ費用ひようは212おくえんとなった。
  2. ^ 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんのデータベース[7]による検索けんさく結果けっかによる。文庫本ぶんこぼんは、雑誌ざっしとう定期ていき刊行かんこうぶつではないので「廃刊はいかん」という表現ひょうげん適当てきとうである。新刊しんかん刊行かんこう終了しゅうりょうしても、在庫ざいこぶん販売はんばいされるし、増刷ぞうさつされることもある。また「旺文社おうぶんしゃ文庫ぶんこ必読ひつどく名作めいさくシリーズ」が1989ねん4がつから1990ねん3がつまで刊行かんこうされていることもどうデータベースで確認かくにんできる。
  3. ^ 旺文社おうぶんしゃ文庫ぶんこの100さつ」などのセット販売はんばいをしていたようである。

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ 上田うえだただしあきら津田つだ秀夫ひでお永原ながはらけい藤井ふじい松一しょういち藤原ふじわらあきら、『コンサイス日本人にっぽんじんめい辞典じてん だい5はん』、株式会社かぶしきがいしゃ三省堂さんせいどう、2009ねん 9ぺーじ
  2. ^ 旺文社おうぶんしゃ本社ほんしゃ南館みなみたて北館きただて」。http://uratti.web.fc2.com/architecture/foster/obunsya.htm 。2024ねん2がつ1にち閲覧えつらん
  3. ^ 旺文社おうぶんしゃ事件じけん東京とうきょう高裁こうさい納税のうぜいしゃ逆転ぎゃくてん敗訴はいそ(2004ねん2がつ9にちごう・№053)判決はんけつしょいちしん判決はんけつ異例いれい言及げんきゅう”. 税法ぜいほう最前線さいぜんせん. 新日本法規出版しんにっぽんほうきしゅっぱん (2004ねん2がつ9にち). 2013ねん10がつ26にち閲覧えつらん
  4. ^ 子会社こがいしゃ利用りようした株式かぶしき移転いてん税務ぜいむ否認ひにん可否かひ旺文社おうぶんしゃ事件じけん検討けんとう”. 関根せきねみのる法律ほうりつ事務所じむしょ. 2015ねん10がつ27にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2013ねん10がつ26にち閲覧えつらん
  5. ^ 旺文社おうぶんしゃ事件じけん最高裁さいこうさいだいさんしょう法廷ほうてい平成へいせい18ねんがつ24にち判決はんけつ”. 株式会社かぶしきがいしゃBSM. 2014ねん8がつ6にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2013ねん10がつ26にち閲覧えつらん
  6. ^ 文庫本ぶんこぼん大好だいすき(旺文社おうぶんしゃ文庫ぶんこ
  7. ^ 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんオンライン
  8. ^ 路地ろじうら古本屋ふるほんや~さきわい書院しょいんだより~
  9. ^ 若人わこうどにおくることば(オンデマンドばん
  10. ^ ラジオNIKKEI開局かいきょく60周年しゅうねん記念きねんサイト 通信つうしんせい大学だいがく講座こうざ~ラジオがつくまなびの空間くうかん - ラジオNIKKEIホームページ、2014ねん7がつ8にち掲載けいさい
  11. ^ 中川なかがわ一徳かずのりじゅうらせん 欲望よくぼう喧噪けんそうのメディア』(講談社こうだんしゃ ISBN 978-4-06-518087-7
  12. ^ 昭文社しょうぶんしゃ×旺文社おうぶんしゃどっちがどっち!?キャンペーン昭文社しょうぶんしゃ 2013ねん5がつ)
  13. ^ ~Twitterからまれたどう業界ぎょうかいコラボ~4がつ1にち限定げんてい昭文社しょうぶんしゃ×旺文社おうぶんしゃかえってきた!どっちがどっち?!」キャンペーン実施じっし”. 旺文社おうぶんしゃ (2014ねん3がつ25にち). 2016ねん4がつ26にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2014ねん7がつ19にち閲覧えつらん
  14. ^ 旺文社おうぶんしゃ入試にゅうし過去かこといをPDF保存ほぞん指摘してき削除さくじょ 読売新聞よみうりしんぶん 2016ねん11がつ10日とおか

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]