東宝とうほうニューフェイス

東宝とうほうニューフェイス
受賞じゅしょう対象たいしょう	俳優はいゆう
国くに	日本にっぽん
主催しゅさい	東宝とうほう
初回しょかい	1946年ねん
最新さいしん回かい	1968年ねん

『東宝とうほうニューフェイス』（とうほうニューフェイス）は、日本にっぽんのオーディション。映画えいが会社かいしゃ・東宝とうほうが戦後せんごの1946年ねんから1960年代ねんだい後半こうはんにかけ、新あらたな俳優はいゆうを発掘はっくつするために開催かいさいしていた。第だい1回かいの三船みふね敏郎としおや久我くが美子よしこを始はじめ^[1]、多おおくのスター俳優はいゆうを輩出はいしゅつした。なお、ニューフェイスという名称めいしょうでは1960年ねんの第だい15期きまでで、1961年ねんからはオール東宝とうほうニュータレントという名称めいしょうとなり^[2]、1968年度ねんどの第だい8期きまで開催かいさいされた。関係かんけい者しゃの中なかでは慣例かんれいとして両者りょうしゃともニューフェイスと称しょうしているため混乱こんらんして語かたられる傾向けいこうがある^[3]。

概要がいよう[編集へんしゅう]

東宝とうほう争議そうぎが始はじまった1946年ねん6月3日にちに1回かい目めを開催かいさい、新人しんじん（ニューフェイス）を採用さいようしていった。入社にゅうしゃ後ご、東宝とうほう演技えんぎ研究所けんきゅうじょの研修けんしゅうを受うけ、東宝とうほう制作せいさくの映画えいが・テレビドラマ・演劇えんげきに出演しゅつえんしていく。ニューフェイスのなかには研修けんしゅうを満了まんりょうしないうちにデビューする者ものもおり、宝田たからだ明あきらは研修けんしゅう期間きかん中ちゅうに『ゴジラ』の主演しゅえんへ抜擢ばってきされ研修けんしゅう仲間なかまに自慢じまんしたという。1968年ねんのオール東宝とうほう第だい8期きをもってオーディションは終焉しゅうえんしている。

東宝とうほうニューフェイスが開始かいしされたあとに日活にっかつの製作せいさく再開さいかいに俳優はいゆうなどの引ひき抜ぬき防止ぼうしのため五ご社しゃ協定きょうていが締結ていけつされたため、東映とうえいニューフェイスや松竹しょうちく・大映だいえい・日活にっかつ・新しん東宝とうほうなど、各かく映画えいが会社かいしゃがニューフェイスを定期ていき的てきに公募こうぼするようになった。

2022年ねんに男性だんせいタレントオーディションとして「TOHO NEW FACE」という名称めいしょうで東宝とうほうシンデレラと同時どうじ開催かいさいすることが決定けっていした^[4]。

出身しゅっしん者しゃ[編集へんしゅう]

※年とし / 期きの順じゅん。次つぎ行ぎょうは主おもな出身しゅっしん者しゃ

東宝とうほうニューフェイス[編集へんしゅう]

1946年ねん / 1期き

三船みふね敏郎としお・伊豆いず肇はじめ・堺さかい左千夫さちお・堀ほり雄二ゆうじ・友坂ともさか四郎しろう・河合かわい健児けんじ・相原あいはら巨きょ介かい・中西なかにし英介えいすけ・邦くに木き一いち善ぜん・小林こばやし猛たけし・壬生みぶ享子きょうこ（赤木あかぎ圭けい一郎いちろうの姉あね）・鴨田かもだ喜由きよし・鳳おおとり弓子ゆみこ（のちマキノ正博まさひろ夫人ふじん）・久我くが美子よしこ・若山わかやまセツ子せつこ・岸きし旗はた江こう・野上のかみ千鶴子ちづこ・花房はなふさ一美かずみ・日高ひだかあかり・島村しまむら房子ふさこ・北島きたじま多恵子たえこ・有山ありやま緑みどり・松井まつい優子ゆうこ・三浦みうら和子かずこ・飯野いいの公子きみこ・木き匠たくみ久美子くみこ・吉峰よしみね幸子こうじ（のち三船みふね敏郎としお夫人ふじん）など48名めい^[5]

1947年ねん / 2期き

杉すぎ葉子ようこ・塩沢しおざわとき・広瀬ひろせ嘉子よしこ（広岡ひろおか三栄子みえこ）・鮎あゆ沢さわ新子しんこ（西條さいじょう鮎子あゆこ）・澤村さわむら契ちぎり恵子けいこ・吉澤よしざわ京子きょうこ・津山つやま路子みちこ・山本やまもと和子かずこ・今泉いまいずみ廉れん・石井いしい一雄かずお（東宮とうぐう秀樹ひでき）・越後えちご憲けん・勝間かつま慶一けいいち・田中たなか一彦かずひこほか