桜井さくらい浩子ひろこ

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さくらい ひろこ
桜井さくらい 浩子ひろこ
キネマ旬報きねまじゅんぽう』1963ねん7がつ上旬じょうじゅんごうキネマ旬報社きねまじゅんぽうしゃ)より
本名ほんみょう 浩子ひろこ
生年月日せいねんがっぴ (1946-03-04) 1946ねん3月4にち(78さい
出生しゅっしょう 日本の旗 日本にっぽん 東京とうきょう
職業しょくぎょう 女優じょゆうコーディネーター
ジャンル 映画えいがテレビドラマ
活動かつどう期間きかん 1957ねん -
活動かつどう内容ないよう 1961ねん:『べにうみ
1966ねん:『ウルトラQ
1966ねん:『ウルトラマン
1971ねん:『曼陀羅まんだら
おも作品さくひん
映画えいが
べにうみ
社長しゃちょう外遊がいゆう
新宿しんじゅくそだち
曼陀羅まんだら
だい決戦けっせん!ちょうウルトラ8兄弟きょうだい
テレビドラマ
ウルトラQ
ウルトラマン
独身どくしんのスキャット
しん女神めがみ転生てんせいデビルサマナー
ウルトラマンマックス
 
受賞じゅしょう
だい18かい日本にっぽん映画えいが批評ひひょう大賞たいしょうゴールデン・グローリーしょう
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桜井さくらい浩子ひろこ
YouTube
チャンネル
活動かつどう期間きかん 2021ねん -
登録とうろくしゃすう 5820にん
チャンネル登録とうろくしゃすうそう再生さいせい回数かいすう
2022ねん8がつ3にち時点じてん
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桜井さくらい 浩子ひろこ(さくらい ひろこ[1]1946ねん3月4にち[2] - )は日本にっぽん女優じょゆう円谷つぶらやプロダクション所属しょぞくコーディネータープロデューサーでもある。『ウルトラQ』の毎日まいにち新報しんぽうカメラマン江戸川えどがわ由利子ゆりこやく、『ウルトラマン』のフジ・アキコ隊員たいいんやくられる[2]

本名ほんみょう浩子ひろこ愛称あいしょうはロコ。東京とうきょう出身しゅっしん[2]

来歴らいれき[ソースを編集へんしゅう]

ウルトラマン』。ひだりから二瓶にへい正也まさや石井いしい伊吉いきち小林こばやし昭二しょうじ桜井さくらい浩子ひろこ黒部くろべすすむさわあきらしゅう

少女しょうじょ雑誌ざっしなかよし連載れんさい小説しょうせつ「ひとみちゃん」が写真しゃしん小説しょうせつわるにあたってモデルを募集ぼしゅうしていたのに応募おうぼ抜擢ばってきされて1956ねん1がつごうよりヒロインをつとめてメディアにはつ登場とうじょう作者さくしゃ三谷みたに晴美はるみはのちの瀬戸内せとうち寂聴じゃくちょうである。

児童じどう劇団げきだん所属しょぞくした1957ねん昭和しょうわ32ねん)に子役こやくとして『船頭せんどう姉妹しまい』『いたいなァあのひと』に出演しゅつえんする[2]。14さいのときにコンテスト「ジャクリーヌ・ササール(フランスの女優じょゆう)にているひと」に応募おうぼ当選とうせん確実かくじつになりながら年齢ねんれい資格しかくたず失格しっかく。そのときたまたま東宝とうほうプロデューサーみとめられて1961ねん中学ちゅうがく卒業そつぎょう同時どうじ東宝とうほう入社にゅうしゃオール東宝とうほうニュータレント1期生きせいとなる[2]同期どうき丸山まるやま謙一郎けんいちろう藤山ふじやま陽子ようこがいる。同年どうねんべにうみ』(谷口たにぐちせんきち監督かんとく作品さくひん)で本格ほんかくてきにデビュー[2]。ついで『かわのほとりで』(千葉ちば泰樹やすき監督かんとく作品さくひん)、『社長しゃちょう外遊がいゆう』、『ぞく社長しゃちょう外遊がいゆう』(いずれも松林しょうりんそうめぐみ監督かんとく作品さくひん)、『あおべか物語ものがたり』(川島かわしま雄三ゆうぞう監督かんとく作品さくひん)などに出演しゅつえん。なかでも、『あおべか物語ものがたり』のひだりぼくぜん初恋はつこい少女しょうじょやくみとめられ、中川なかがわゆきみなみ弘子ひろこともに『スリー・チャッピーズ』としてされる。この時代じだい作品さくひんは、ほかに『おあねちゃんさんだい』(かけいただしてん監督かんとく作品さくひん)、『ああばくだん』(1964・岡本おかもと喜八きはち監督かんとく作品さくひん) などがある。

1966ねん1月スタートの『ウルトラQ』(TBS円谷つぶらやプロダクション製作せいさく決定けってい1964ねん8がつ、クランクインは同年どうねん9がつ27にち桜井さくらい当時とうじ18さい)に、カメラマン・江戸川えどがわ由利子ゆりこやく出演しゅつえん注目ちゅうもくびる。同年どうねん7がつからはこう番組ばんぐみの『ウルトラマン』に科学かがく特捜とくそうたいのフジ・アキコ隊員たいいんやくつづ出演しゅつえんし、さら人気にんきたしかなものにした。この2やくにより、テレビの特撮とくさつ番組ばんぐみにおけるヒロインの草分くさわてき存在そんざいとなった。

1967ねん颱風たいふうとざくろ』を最後さいご東宝とうほう退社たいしゃテレビドラマ中心ちゅうしん活動かつどう時代じだいげき刑事けいじドラマでは悪女あくじょやくおおえんじた。1971ねんには実相寺じっそうじ昭雄あきお監督かんとくATG映画えいが曼陀羅まんだら』でヌード披露ひろう昭和しょうわウルトラシリーズでは1967ねんに『ウルトラセブン[注釈ちゅうしゃく 1]1974ねんに『ウルトラマンレオ』、1981ねんに『ウルトラマン80』にゲスト出演しゅつえんしている。この時期じき大人おとなメディアによる最初さいしょのウルトラマンブームが発生はっせい桜井さくらい雑誌ざっし宇宙船うちゅうせん』などの回顧かいこインタビューにおうじ「キンキンごえ由利ゆりちゃんは、フランス映画えいが似合にあうような大人おとな女性じょせいになっていました」などとげられている[よう文献ぶんけん特定とくてい詳細しょうさい情報じょうほう]

東宝とうほう退社たいしゃテアトル・ド・ポッシュ[3]劇団げきだんろくがつ劇場げきじょう[4]、アマチプロセに所属しょぞくしていた[5]

1980年代ねんだい後半こうはんには女優じょゆうぎょうなか休止きゅうし状態じょうたいになったが、1990年代ねんだい中盤ちゅうばんになるとウルトラブームの再燃さいねんもあり、活動かつどう再開さいかい1994ねん上梓じょうしした『ウルトラマンあお春記はるき―フジ隊員たいいんの929にち』(小学館しょうがくかん)は特撮とくさつ関連かんれん出演しゅつえんしゃ・スタッフによる自伝じでんてき著作ちょさく先駆さきがけとなった。

近年きんねん円谷つぶらやプロに所属しょぞく[注釈ちゅうしゃく 2]2005ねんには『ウルトラマンマックス』にヨシナガ教授きょうじゅやくとしてレギュラー出演しゅつえんし、黒部くろべすすむふんするトミオカ長官ちょうかんとのハヤタ・フジコンビの共演きょうえん話題わだいあつめた。2008ねん映画えいがだい決戦けっせん!ちょうウルトラ8兄弟きょうだい』では、パラレルワールドでハヤタのつま「ハヤタ・アキコ」となっているフジ・アキコを41ねんりにえんじている。 俳優はいゆうぎょうのかたわら、円谷つぶらやプロでコーディネーター、プロデューサーをつとめ、メディアやイベントなどにもたびたび登場とうじょうしている。

2021ねん1がつにはYouTubeチャンネル『ROCO TALK』を開設かいせつし、ゲストをまねいてトークを披露ひろうしている(#外部がいぶリンク参照さんしょう)。その同年どうねん8がつには二瓶にへい正也まさや死去しきょしたことから「明日あしたというおもいがあり、撮影さつえいのふとしたことおぼえているうちにみなさんにおらせしておきたい」とTwitter開設かいせつしている[6]

人物じんぶつ[ソースを編集へんしゅう]

少女しょうじょ時代じだいから、小説しょうせつかなしみよこんにちは』の作者さくしゃフランソワーズ・サガンだいファンである[注釈ちゅうしゃく 3]

出演しゅつえん作品さくひん[ソースを編集へんしゅう]

映画えいが[ソースを編集へんしゅう]

テレビドラマ[ソースを編集へんしゅう]

その番組ばんぐみ[ソースを編集へんしゅう]

オリジナルビデオ[ソースを編集へんしゅう]

ラジオ[ソースを編集へんしゅう]

インターネット配信はいしん[ソースを編集へんしゅう]

[ソースを編集へんしゅう]

その[ソースを編集へんしゅう]

  • 『ウルトラQ』ソノシート(1966ねん朝日あさひソノラマ) - 江戸川えどがわ由利子ゆりこ
  • 『ウルトラマン』ソノシート(1966ねん朝日あさひソノラマ) - フジ・アキコ隊員たいいん
  • 『ウルトラQ』店頭てんとうプロモーション映像えいぞう(2001ねんデジタルウルトラシリーズ / 円谷つぶらやプロ)
  • 怪奇かいきだい作戦さくせん』Vol.3特典とくてん映像えいぞう「キャップ…そして町田まちだ警部けいぶ俳優はいゆう小林こばやし昭二しょうじかたる」、Vol.6「怪奇かいきだい作戦さくせんかえって」(2004ねん、デジタルウルトラシリーズ / 円谷つぶらやプロ)
  • 『マイティジャック』VOL.4(2006ねん、デジタルウルトラシリーズ / 円谷つぶらやプロ) - オーディオコメンタリー出演しゅつえんだい9音声おんせい特典とくてん

参加さんか作品さくひん[ソースを編集へんしゅう]

プロデュース作品さくひん[ソースを編集へんしゅう]

  • ウルトラQ倶楽部くらぶ
  • 怪獣かいじゅうのあけぼの

コーディネート作品さくひん[ソースを編集へんしゅう]

協力きょうりょく作品さくひん[ソースを編集へんしゅう]

ディスコグラフィー[ソースを編集へんしゅう]

著書ちょしょ[ソースを編集へんしゅう]

  • ウルトラマンあお春記はるき―フジ隊員たいいんの929にち(1994ねん7がつ小学館しょうがくかんISBN 4093871280
  • ウルトラマン創世そうせい(2003ねん9がつ小学館しょうがくかんISBN 4093874646
  • ヒロコ - ウルトラの女神めがみ誕生たんじょう物語ものがたり(2011ねん7がつ小学館しょうがくかんISBN 978-4-09-388199-9

受賞じゅしょうれき[ソースを編集へんしゅう]

桜井さくらい浩子ひろこ相当そうとうするやくえんじた女優じょゆう[ソースを編集へんしゅう]

テレビドラマ

脚注きゃくちゅう[ソースを編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[ソースを編集へんしゅう]

  1. ^ a b だい12遊星ゆうせいよりあいをこめて」。現在げんざい欠番けつばんくわしくは『スペルほしじん』のこう参照さんしょう
  2. ^ 同社どうしゃ2007ねん芸能げいのう部門ぶもん閉鎖へいさしたが、桜井さくらいはスタッフとしてのこっている。
  3. ^ 前述ぜんじゅつのジャクリーヌ・ササールも映画えいがばん出演しゅつえんする機会きかいがあったが、英語えいごはなせなかったため実現じつげんしなかった。
  4. ^ だい5・15のぞく。
  5. ^ だい30のぞく。

出典しゅってん[ソースを編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d モスラ映画えいが大全たいぜん 2011, p. 65, 「脇役わきやく俳優はいゆう辞典じてん22」
  2. ^ a b c d e f 東宝とうほう特撮とくさつ女優じょゆうだい全集ぜんしゅう 2014, p. 59, ぶん河崎かわさきみのる桜井さくらい浩子ひろこ
  3. ^ 出演しゅつえんしゃ名簿めいぼ』《昭和しょうわ45年版ねんばん著作ちょさくけん資料しりょう協会きょうかい、1969ねん、172ぺーじ 
  4. ^ 出演しゅつえんしゃ名簿めいぼ』《昭和しょうわ47年版ねんばん著作ちょさくけん資料しりょう協会きょうかい、1971ねん、185ぺーじ 
  5. ^ 出演しゅつえんしゃ名簿めいぼ』《昭和しょうわ49年度ねんどばん著作ちょさくけん資料しりょう協会きょうかい、1973ねん、184ぺーじ 
  6. ^ “ウルトラマンのフジ隊員たいいん桜井さくらい浩子ひろこさんのYouTubeトーク番組ばんぐみ注目ちゅうもく特撮とくさつファンはSNSチェックを”. よろず〜ニュース (神戸新聞社こうべしんぶんしゃ). (2021ねん12月1にち). https://yorozoonews.jp/article/14491254 2021ねん12月3にち閲覧えつらん 
  7. ^ ウルトラマン:長編ちょうへんCGアニメ「Ultraman:Rising」 日本語にほんごばんに“フジ・アキコ隊員たいいん桜井さくらい浩子ひろこ 青柳あおやぎたかし哉、小日向おびなたぶん早見はやみあかり、立木たちき文彦ふみひこ”. まんたんウェブ. MANTAN (2024ねん5がつ16にち). 2024ねん5がつ16にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん[ソースを編集へんしゅう]

  • 別冊べっさつ映画えいが秘宝ひほうよういずみしゃ
    • 別冊べっさつ映画えいが秘宝ひほう モスラ映画えいが大全たいぜんよういずみしゃよういずみしゃMOOK〉、2011ねん8がつ11にちISBN 978-4-86248-761-2 
    • 別冊べっさつ映画えいが秘宝ひほう編集へんしゅう へん『<保存ほぞんばん>別冊べっさつ映画えいが秘宝ひほう 東宝とうほう特撮とくさつ女優じょゆうだい全集ぜんしゅうよういずみしゃ、2014ねん9がつ24にちISBN 978-4-8003-0495-7 

外部がいぶリンク[ソースを編集へんしゅう]