破 れ奉行
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ジャンル |
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コント・ラッキー7 ジェリー ミヤコ | |
プロデューサー |
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1977 | |
54 | |
39 |
『
概要 [編集 ]
あらすじ[編集 ]
いずれにせよ、このやり
シリーズ
キャスト[編集 ]
深川 奉行 所 [編集 ]
速水 右近 :萬屋 錦之介 稲葉 越 中 守 の命 で深川 奉行 に赴任 。冷静 沈着 ながら、江戸 っ子 口調 で下々 の者 とも気 さくに付 き合 い人望 も厚 い。居合 を中心 に各 流派 の剣術 を取 り入 れ、独特 の剣術 に高 めている剣 の達人 でもある。幕 閣 をも舌 を巻 く数々 の破天荒 な発想 で事態 を解決 へと導 く。遊 び好 きで、内縁 関係 である おきた の料理 旅館 「難波 屋 」に、時 あるごとに入 り浸 り、酒 を飲 んでいることが多 く、乳母 である おとよ によく叱 られている。子供 の頃 から、気持 ちが落 ち着 くと(深川 奉行 である現在 では、何 らかの事件 が落着 すると)、串 団子 (御手洗 団子 )を食 べる癖 がある。石川新 兵衛 :藤原 釜 足 (第 16話 まで[注釈 6])筆頭 同心 [注釈 7]。年 の功 をもって奉行 所 の面々 を束 ねるが、自身 に当 たり障 りのない事 を信条 としており積極 的 には働 かず、奉行 所内 では専 ら紙縒 作 りの内職 に勤 しんでいる。だが、その後 は紀州 藩邸 へ踏 み込 まんとする右近 に「必要 なら同心 一同 で藩邸 に切 り込 む覚悟 」と進言 する(第 6話 )など、正義 感 に目覚 めた様子 も見 られる。息子 は同 じ深川 奉行 所 同心 の石川 隼人 。第 16話 では隼人 からの忠告 を適当 にあしらった結果 、彼 が事件 に巻 き込 まれ殺害 されてしまったことを悔 いて同心 を辞 し出家 。遍路 の旅 に出 るが、後 に隼人 の命日 のため一 時 深川 に帰 ってきた際 (第 36話 )、折 からの騒動 を察 して自 ら老中 稲葉 の影武者 を買 って出 た。役目 を見事 に果 たした後 、右近 から同心 への復職 を打診 されるもこれを固辞 。再 び遍路 へと旅立 った。本田 敬 三郎 :千 昌夫 同心 。一定 の常識 がある半面 、欲 の皮 が突 っ張 りぎみで小遣 い稼 ぎのつもりが相手 の罠 にかかり十 手 を奪 われ進退 が問 われたり(第 2話 )、手 を抜 きがちなのんびり屋 でもある。奉行 所内 では手酌 で酒 を飲 んでいることが多 い。第 17話 以降 、直情径行 な多 門 が同僚 に加 わってからは何 かと対立 する。第 26話 を最後 に出演 はなくなり、以降 は他 の登場 人物 の台詞 で存在 が語 られるのみだった(最終 回 はライブフィルムで登場 [注釈 8])。石川 隼人 :島 英 津 夫 (第 16話 まで)同心 。新 兵衛 の息子 に当 たるが、父親 と違 って若 さゆえか正義 感 は強 く、右近 の着任 時 には「親父 の言 うことなんか聞 くな、思 い通 りにどんどんやれ!」と発破 を掛 けられる。第 16話 で新 兵衛 に反対 されながらも、提灯 職人 の娘 の お夏 と付 き合 い始 めるが、とある事件 に巻 き込 まれ、目付 ・岩下 らの陰謀 によって彼女 ともども命 を落 とす。皆川 久蔵 :下塚 誠 同心 。エリート意識 が強 いためか何 かにつけ「北町 奉行 所 では……」と言 い出 し、前 任地 であった北 町奉行 所 での仕事 を引 き合 いに出 す癖 がある。そのためか、右近 の赴任 時 には開口一番 「愚痴 る前 に身体 を張 れ!」と一喝 されることになったが、地味 ながら実直 かつ確実 な仕事 振 りは皆 からの信頼 も厚 い。多 門伝 九郎 :ジェリー藤尾 (第 17話 から)石川新 兵衛 の後任 として北町 奉行 所 から左遷 同然 に赴任 してきた筆頭 同心 、年齢 は33歳 。正義 感 ゆえ血気 にはやり、右近 に諌 められることも多 い。「喧嘩 に置 いては免許皆伝 」を自負 する喧嘩 自慢 で無茶 な行動 が目立 ち、赴任 当初 は往来 の両国橋 で左遷 の怒 りから罵声 を浴 びせ軽犯罪 に及 んだり、右近 との初対面 時 に殴 りかかるだけでなく刃 まで向 ける、単身 で賭場 に踏 み込 み袖 の下 を強要 する、奉行 所 で黙秘 を貫 く悪人 の下 っ端 に対 して牢屋 で半殺 し状態 にするなどやりたい放題 であった。これらの行動 は北町 奉行 所 時代 から問題 視 されており、皆川 曰 く「北町 (奉行 所 )もひどいことをする」「悪人 の方 が可哀想 」と漏 らしたほど。のんびりペースの本田 とはしばしば対立 する。大福餅 を一 度 に10個 近 く平 らげるほどの甘 物好 き。
難波 屋 [編集 ]
- おきた:
大谷 直子 料理 旅館 「難波 屋 」の女 主人 で、右近 とは内縁 関係 。右近 からの依頼 で多少 の情報 収集 活動 を行 うほか、深川 界隈 を取 り仕切 る大 親分 ・嶋屋 宇兵衛 の娘 なので裏 の世界 とも接点 があり、その伝手 を使 い右近 のために土蔵 破 りや火薬 職人 ・潜水 夫 といった特殊 技能 者 を内密 に手配 することもある。右腕 に蜘蛛 の刺青 がある(以前 に父親 の元 で仕事 をしていた男 に惚 れ、その男 に刺青 を彫 ってもらった)。幼 い頃 に生 き別 れた双子 の姉 が居 た(第 34話 )。兵 六 :ポ ール牧 ・権助 :関 武志 (ラッキー7)深川 奉行 所 に親 しく出入 りしていた下働 き。第 16話 にて深川 奉行 所 の同心 4名 が一気 に半減 した際 、彼 らを補完 すべく右近 から岡引 を命 じられた。ただし、2人 で一 人前 ということで「十手 」は一 つしか与 えられず、何 かと揉 めつつ取 り合 いながら仕事 をしている。- お
絹 :喜多 岡 照代 女中 。おきたからは「お絹 ちゃん」と呼 ばれている。兵 六 ・権助 と親 しい。
その他 [編集 ]
向井 将 監 :若林 豪 (第 1話 、第 5~8話 、第 14~16話 ほか)幕府 御船手 組 組頭 。深川 へやってきたばかりの右近 が賊 に襲 われた際 に助太刀 し、以後 昵懇 の仲 となる。凄腕 の剣 の使 い手 。右近 とは違 い堅物 で融通 が利 かないが、互 いに信頼 しあっている。おきた目当 てで難波 屋 には足 繁 く通 っていたが、第 1話 で右近 を難波 屋 に連 れて行 った為 、すぐ右近 に取 られてしまった。登場 当初 のみ総髪 で第 5話 以降 は月代 の武家 髷 になる。稲葉 越 中 守 :藤井 貢 右近 を深川 奉行 に任命 した老中 。政治 的 理由 で表立 って処罰 できない悪党 を右近 に斬 らせ、内密 に処理 する。右近 をはじめとする奉行 所 の面々 は「稲葉 のじいさん」と陰口 を叩 くこともあるが、強 く信頼 しており命 がけで守 る。画面 に登場 する時間 こそ比較的 少 な目 だが、破 れ奉行 の活動 にはある意味 欠 かせない重要 な人物 である。- おとよ:ミヤコ
蝶々 右近 の乳母 。右近 とは「ボン」「ばあや」と呼 び合 っている。独身 の右近 への食事 や身 の回 りの世話 をしており、右近 も頭 が上 がらない。時折 、街 中 で無関係 の事件 に巻 き込 まれる(偶々出会 った子供 と一緒 に拉致 されたりなど)こともあるが、持 ち前 の気丈 さで乗 り切 る。難波 屋 に入 り浸 る右近 や、だらしない奉行 所 の面々 を口 やかましく叱 り付 けたりするので周囲 からは疎 ましくも思 われているが、時 に鋭 い発言 や的確 な行動 を取 ったり、皆 に食事 などを振 る舞 うなど、意外 に頼 りにされているところもある。嶋屋 宇兵衛 :大友 柳 太朗 (第 5話 から)口 入 屋 の主人 だが、実 は深川 界隈 を取 り仕切 る大 親分 で裏 社会 にも絶大 な影響 力 を持 つ。なかなかの大人 物 で右近 も一目 置 く。おきたの父 であり、「惚 れた男 ひとり、モノにできねえのか」と、おきたと右近 との関係 に気 をもむ男 親 でもある。
歴史 との関連 [編集 ]
- 「
深川 奉行 所 」「深川 奉行 」という役所 や役職 は架空 のものだが、本所 および深川 においては当該 地区 を管轄 する(つまり、本 作品 における深川 奉行 と同様 の役割 を持 った)役職 として「本所 奉行 」が存在 した時期 があった。なお、本所 奉行 の設置 は両国橋 開通 翌年 の万 治 3(1660)年 からで、正徳 3(1713)年 には江戸 町 奉行 へ業務 を移管 する形 で廃止 されており、奉行 職 の設置 から廃止 に至 る流 れは本 作品 の設定 と類似 している。 若林 豪 演 ずる船 手 頭 ・向井 将 監 は実在 の人物 で、向井 正 綱 の子孫 である。「将 監 」とは世襲 名 (百官 名 )で、本 作品 にて登場 したのは三 代 ないし四 代目 の将監 に相当 する。老中 ・稲葉 越 中 守 は架空 の人物 であるが、同 時期 に老中 ・稲葉 丹後 守正 通 が実在 している。江戸 期 に活躍 した浮世絵 師 の喜多川 歌麿 が「難波 屋 おきた」の肖像 画 を多数 発表 している。難波 屋 おきたは、本 作品 の設定 時期 とは異 なるものの安永 ~寛政 期 に実在 したとされ、浅草寺 近 くの茶屋 で働 く若 い女性 従業 員 だったという。
スタッフ[編集 ]
企画 :中岡 潔 治 協力 :生田 スタジオ- プロデューサー:
勝田 康三 (テレビ朝日 )、菜穂 進 脚本 :津田 幸 於、池田 一朗 、櫻井 康裕 、土橋 成男 、安倍 徹郎 、田代 淳二 、浅間 虹兒 、笠原 和夫 、武 末 勝 、田上 雄 、鈴木 兵吾 、今村 文人 音楽 :いずみたく- ナレーター:
羽石 誠 殺陣 :尾 型 伸之 介 、松尾 玖治撮影 :坪井 春樹 、森 隆吉 、村野 信明 美術 :鳥居 塚 誠一 録音 :谷村 彰 、飯島 陸夫 、本田 孜 照明 :嶋田 宣 代 士 、内田 皓 三 編集 :阿良 木 佳弘 助監督 :菊池 昭康 、下村 優 、是 沢 邦男 、長谷川 洋 、白山 一城 演技 事務 :石坂 久美 男 、田原 千 之 右 記録 :東 紀子 、久保田 民子 、徳永 絵里子 、伊藤 溶子、浅 附 明子 、堀 北 昌子 、浅野 秀子 、竹田 宏子 、沢田 享子 製作 担当 :原田 昇 - タイトル:
田村 繁 清 衣裳 :東京 衣裳 技 髪 :川口 かつら店 装飾 :清水 公 現像 :東洋 現像 所 効果 :東宝 効果 集団 整 音 :トリッセンスタジオ装置 :東京 テレビアート制作 協力 :三船 プロダクション監督 :吉川 一義 、村山 三男 、鹿島 章弘 、大洲 齋 、原田 隆司 、田中 徳三 、内出 好 吉 制作 :テレビ朝日 、中村 プロダクション
放映 リスト(サブタイトルリスト)[編集 ]
サブタイトル | ゲスト | ||||
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1 | 1977 4 |
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2 | 4 |
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3 | 4 |
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4 | 4 |
||||
5 | 5月3 |
||||
6 | 5 |
||||
7 | 5月17 |
||||
8 | 5月24 |
||||
9 | 5月31 |
||||
10 | 6月7 |
||||
11 | 6月14 |
||||
12 | 6月21 |
||||
13 | 6月28 |
||||
14 | 7 |
||||
15 | 7 |
||||
16 | 7 |
||||
17 | 7 |
||||
18 | 8 |
||||
19 | 怨花 |
8 |
|||
20 | 8 |
||||
21 | 8 |
||||
22 | 8 |
||||
23 | 9月6 |
||||
24 | 9月13 |
||||
25 | 9 |
||||
26 | 9月27 |
||||
27 | ペルシャ |
10月4 |
|||
28 | 10月11 |
||||
29 | 10月18 |
||||
30 | 10月25 |
||||
31 | 11月1 |
||||
32 | さすらいの |
11月8 |
|||
33 | 11月15 |
||||
34 | 11月22 |
||||
35 | 11月29 |
||||
36 | 12月6 |
||||
37 | 12月13 |
||||
38 | 12月20 |
||||
39 | さらば! |
12月27 |
脚注 [編集 ]
注釈 [編集 ]
- ^
左記 に列挙 した金額 を実行 犯 の調達 と役人 への賄賂 に充 てることで、犯罪 行為 の隠蔽 が可能 であるという意 。 - ^
実際 には掛 け合 いが一旦 落 ち着 いたところで右近 が一方 的 に退席 (または画面 からフェイドアウト)し、半 ば見切 り発車 的 に断罪 を決行 することも多 い。 - ^
但 し、鯨 船 は一人 で操船 できるものではないため町人 風 の身 なりをした二 名 の漕 ぎ手 が同行 している。漕 ぎ手 の素性 について作中 での言及 は一切 ないが、第 1話 で右近 が将 監 に対 して鯨 船 と漕 ぎ手 の提供 を依頼 していること、そして最終 回 の39話 でも将 監 に漕 ぎ手 への謝辞 を表 していることから、彼 が極秘 に差配 した人物 である可能 性 が高 い。 - ^ そのほか、
第 29話 でも鯨 船 の突入 シーンこそ登場 しないが、悪人 たちが屋敷 の中 で談笑 する最中 に部屋 全体 が大 きく揺 れ、彼 らが表 へ出 て「なんだこの船 は」との声 を発 した後 に右近 が現 れ「川船 奉行 のくせに船 を見 て驚 くな」と啖呵 を切 る場面 があり、この時 も鯨 船 ごと屋敷 へ突入 したものと推測 される。 - ^ この
台詞 はあくまでも標準 的 なもので、初期 は冒頭 が「上様 に代 わって~」だった。また「天下 の町民 に代 わって~」や、枕詞 がなく「破 れ奉行 、速水 右近 ~」となったり、さらには前置 きすらなく拝領 刀 を誇示 するやいなや「この葵 の御 紋 が殺 しの代 紋 よ」とだけい放 ち成敗 に入 るなど、決 め言葉 は多彩 なバリエーションが存在 する。 - ^ ただし、
後述 のように奉行 所 の職 を辞 した後 の一般人 として終盤 にも登場 する。 - ^
正確 には、筆頭 同心 となったのは2話 からである(1話 では鬼頭 伝 九郎 なる人物 が筆頭 同心 だったが、悪事 に手 を染 めていたことで右近 に成敗 された。その結果 、年功序列 によって新 兵衛 が筆頭 同心 に昇格 した)。 - ^
新 たに撮影 したものではなく、第 24話 での登場 時 映像 を使 い回 したもの。