桂かつら吉きち朝あさ

桂かつら（かつら） 吉きち朝あさ（きっちょう）
結ゆい三さん柏かしわは、桂米朝かつらべいちょう一門いちもんの定紋じょうもんである。
本名ほんみょう	上田うえだ（うえだ） 浩久ひろひさ（ひろひさ）
生年月日せいねんがっぴ	1954年ねん11月18日にち
没ぼつ年月日ねんがっぴ	(2005-11-08) 2005年ねん11月8日にち（50歳さい没ぼつ）
出生しゅっしょう地ち	日本にっぽん・大阪おおさか府ふ堺さかい市し
師匠ししょう	三さん代目だいめ桂米朝かつらべいちょう
弟子でし	桂かつらあさ吉きち 桂かつら吉弥よしや 桂かつらよね吉きち 桂かつらしん吉きち 桂かつら吉よし坊ぼう 桂かつら佐たすくん吉よし 桂かつら吉きちの丞すすむ
出で囃子ばやし	外そと記き猿ざる
活動かつどう期間きかん	1974年ねん - 2005年ねん
活動かつどう内容ないよう	上方かみがた落語らくご 舞台ぶたい芝居しばい
所属しょぞく	米べい朝ちょう事務所じむしょ
公式こうしきサイト	桂かつら 吉きち朝あさ
主おもな作品さくひん
「弱じゃく法師ほうし」<百ひゃく年ねん目め>
備考びこう
上方かみがた落語らくご協会きょうかい会員かいいん（1974年ねん - 2005年ねん）

桂かつら 吉きち朝あさ（かつら きっちょう、1954年ねん11月18日にち - 2005年ねん11月8日にち）は、大阪おおさか府ふ堺さかい市し出身しゅっしんの落語らくご家か。出で囃子ばやしは、当初とうしょ『芸者げいしゃワルツ』、のちに『外そと記き猿ざる』。本名ほんみょう：上田うえだ 浩久ひろひさ。

来歴らいれき

5人にん兄弟きょうだいの末すえっ子こで、生家せいかは印刷いんさつ業ぎょうだった。大阪おおさか府立ふりつ今宮いまみや工業こうぎょう高等こうとう学校がっこうでは落語らくご研究けんきゅう会かいに所属しょぞく。高校こうこう時代じだいから『素人しろうと名人めいじん会かい』に出演しゅつえん。このころ3代目だいめ桂かつら米べい之の助すけの元もとに稽古けいこに通とおった。これは米べい之の助すけが、吉きち朝あさも参加さんかした素人しろうと寄席よせの「落語らくご村むら」（福島ふくしま勤労きんろう青少年せいしょうねんホーム）の指導しどうをしていた縁えんによる。3代目だいめ桂かつら米べい之の助すけからは「東ひがしの旅たび」をネタ付づけされる。

高校こうこう卒業そつぎょう後ごは家業かぎょうの手伝てつだいを経へて、1974年ねん1月がつに3代目だいめ桂米朝かつらべいちょうに弟子でし入いり。米べい朝ちょうを選えらんだ理由りゆうは、噺はなしの知的ちてきセンスだったという。入門にゅうもんの際さいに吉きち朝あさの「東ひがしの旅たび・発端ほったん」を聞きいた米べい朝ちょうは「これはもう教おしえることはない」と言いって「商売しょうばい根問ねどい」の稽古けいこをつけ、これが初はつ高座こうざのネタとなった。後のちに米べい朝ちょうは自身じしんの芸げいを「枝えだ雀すずめには50教おしえ、吉きち朝あさには100教おしえた」とインタビューで答こたえている。戸田とだ学まなぶは「入門にゅうもん当初とうしょから、落語らくごファンには一定いっていの評価ひょうかはされていた」と記しるしている。

桂かつら千せん朝あさとは入門にゅうもん時期じきが近ちかく、やや遅おくれて入門にゅうもんした桂かつら米べい八はちとともに米べい朝ちょう宅たくで3年間ねんかん住すみ込こみの弟子でしとなり、4畳じょう間あいだの部屋へやで3人にん暮くらしの生活せいかつを送おくることとなった。米べい朝ちょう曰いわく、一番いちばんきっちりしていたのが千せん朝あさで、毎度まいどのように遅おくれて寝起ねおきしては怒おこられていたのが米べい八はち、そして掃除そうじが終おわったあとに食卓しょくたくにいつの間まにか座すわっているのが吉きち朝あさであった。

1993年ねん5月21日にちに、サンケイホールで初はつの独演どくえん会かいを開催かいさい。米べい朝ちょう一門いちもんで、同どうホールでの独演どくえん会かいは米べい朝ちょう・2代目だいめ桂枝雀かつらしじゃく・2代目だいめ桂かつらざこば・3代目だいめ桂かつら南光なんこうに次ついで5人にん目めであった。以後いご、2004年ねんまで12回かいを数かぞえた。

若わかい頃ころから千せん朝あさ、桂かつら雀すずめ松まつらや講談こうだん師しの旭あさひ堂どう南みなみ左衛門さえもんと勉強べんきょう会かいを開催かいさいした。落語らくごだけにとどまらず中島なかじまらもの劇団げきだん「笑殺しょうさつ軍団ぐんだんリリパットアーミー」の役者やくしゃとしても活躍かつやくしたほか、阪本さかもと順治じゅんじ監督かんとくの映画えいが『王手おうて』（1991年ねん）に将棋しょうぎの師匠ししょう役やくで出演しゅつえんもした。また狂言きょうげん師し13世せい茂山しげやま千五郎せんごろうらとともに、狂言きょうげんと落語らくごをミックスさせた「落言」の公演こうえんを行おこなう一方いっぽう、文楽ぶんらくの桐きり竹ちく勘かん十じゅう郎ろう、豊ゆたか竹ちく英えい太夫たゆう（現げん6代目だいめ豊ゆたか竹ちく呂りょ太夫たゆう）らとも親交しんこうが深ふかく、文楽ぶんらくと落語らくごをコラボレーションさせた会かいを開催かいさいするなど、他たジャンルの芸能げいのうとの交流こうりゅうも深ふかかった。また桂かつら千せん朝あさと組くんで中田なかたダイマル・ラケット、宮川みやがわ左近さこんショーの物ものまねもやっていた。弟弟子おとうとでしの桂かつら米べい左ひだりとともに日本にっぽんのアニメーションの元祖がんそとも言いわれる「錦にしき影絵かげえ」を演えんじるなど新あたらしい試こころみにも意欲いよく的てきであった。その才能さいのうと実力じつりょくから上方かみがた落語らくご界かいの次世代じせだいを担になうホープ、また米べい朝ちょうの後継こうけい者しゃとして期待きたいされていたが、1999年ねんに胃いがんを患わずらい、手術しゅじゅつを受うけ一いち度ど復帰ふっきしたものの、2004年ねん10月になって胃いがんを再発さいはつ。その後ご治療ちりょうを続つづけながら高座こうざを務つとめていたが既すでにがんは末期まっきの状態じょうたいであった。

2005年ねん10月27日にちに国立こくりつ文楽ぶんらく劇場げきじょうで行おこなわれた「米べい朝ちょう・吉よし朝ちょうの会かい」で、師匠ししょうの米べい朝ちょうが吉きち朝あさたっての希望きぼうで近年きんねん高座こうざにかけることが少すくなくなっていた「狸たぬきの賽さい」を口演こうえん。吉きち朝あさは、当初とうしょ「河豚ふぐ鍋なべ」と「弱じゃく法師ほうし」の2席せきを予定よていしていたが、楽屋がくやでは医師いし付つき添そいのもと酸素さんそを吸入きゅうにゅうしながら45分ふん以上いじょうをかけて「弱じゃく法師ほうし」を演えんじるのが精しらげ一いち杯はいで「河豚ふぐ鍋なべ」を演えんじることは出来できず、「劇場げきじょうの前まえを偶然ぐうぜん通どおりかかった」という雀すずめ松まつが「替かわり目め」を代だい演えんじして穴あなを埋うめた。終演しゅうえん後ごしばらくは観客かんきゃくからの拍手はくしゅが鳴なり止やまなかった。そして吉きち朝あさにとってはそれが生前せいぜん最期さいごの高座こうざとなった。

それからわずか12日にち後ごの2005年ねん11月8日にち、心不全しんふぜんのため、兵庫ひょうご県けん尼崎あまがさき市しの病院びょういんで死去しきょ。50歳さい没ぼつ。

直前ちょくぜんまで吉きち朝あさが「米べい團だん治ち」を、3代目だいめ桂かつら小米こごめ朝あさが「米べい朝ちょう」を襲名しゅうめいする話はなしが進すすめられていたが吉きち朝あさの死去しきょにより実現じつげんしなかった。後のちに小米こごめ朝あさが「5代目だいめ桂かつら米べい團だん治ち」を襲名しゅうめいすることになる。生前せいぜん、米べい團だん治ちを襲名しゅうめいするのかと問とわれた吉きち朝あさは、「どっちかというと曽そ呂りょ利り新左衛門しんざえもんの方ほうがええねんけどなあ。堺さかい出身しゅっしんやし…」と答こたえたという。

演目えんもく

「七なな段だん目め」「蛸だこ芝居しばい」「質屋しちや芝居しばい」などといった芝居しばい噺ばなしを得意とくいとし、「地獄じごく八景はっけい亡者もうじゃ戯おどけ」以外いがいにも「百ひゃく年ねん目め」「愛宕山あたごやま」「高津たかつの冨とみ」「千両せんりょう蜜柑みかん」などの師匠ししょう米べい朝ちょうゆずりの大だいネタに、現代げんだいのセンスに合あった「くすぐり」を加くわえ独自どくじの世界せかいを切きり開ひらき米べい團だん治ち系けいの後継こうけい者しゃと言いわれていた。また「河豚ふぐ鍋なべ」「天災てんさい」「化ばけ物もの使づかい」などの他ほかの一門いちもんの持もちネタも自みずからの持もちネタとし、おもしろさだけでなく、こなせるネタの幅広はばひろさは当代とうだい一いちと噂うわさされていた。

家族かぞく

長男ちょうなんの上田うえだ康やすし介かいは1983年ねん生うまれ。2007年ねんころからカメラマンとして活動かつどう。

年譜ねんぷ

• 大阪おおさか府立ふりつ今宮いまみや工業こうぎょう高等こうとう学校がっこうでは落語らくご研究けんきゅう会かいに所属しょぞくし、『素人しろうと名人めいじん会かい』に出演しゅつえん。三さん代目だいめ桂かつら米べい之の助すけの元もとに稽古けいこに通とおった。
• 1974年ねん1月がつ - 3代目だいめ桂米朝かつらべいちょうに入門にゅうもん、「吉きち朝あさ」を名乗なのる。
• 1993年ねん5月21日にち - サンケイホールで初はつの独演どくえん会かいを開催かいさい。
• 1999年ねん - 胃いがんを患わずらい、手術しゅじゅつを受うけ一いち度ど復帰ふっき。
• 2004年ねん10月 - 末期まっきの胃いがんを再発さいはつ。
• 2005年ねん
  • 10月27日にち - 国立こくりつ文楽ぶんらく劇場げきじょうで行おこなわれた「米べい朝ちょう・吉よし朝ちょうの会かい」で、「弱じゃく法師ほうし」を演えんじる。生前せいぜん最期さいごの高座こうざとなった。
  • 11月8日にち - 心不全しんふぜんのため死去しきょ。

受賞じゅしょう歴れき

• 1988年ねん 「NHK新人しんじん演芸えんげいコンクール」優秀ゆうしゅう賞しょう
• 1989年ねん 「第だい7回かい咲さくやこの花はな賞しょう」（後のちに直弟子じきでしの吉弥よしや、吉よし坊ぼう、佐さん吉きちも受賞じゅしょう）
• 1992年ねん 「大阪おおさか府民ふみん劇場げきじょう奨励しょうれい賞しょう」
• 1993年ねん 「第だい56回かい国立こくりつ演芸えんげい場じょう花形はながた演芸えんげい会かい」金賞きんしょう
• 1994年ねん 「第だい14回かい国立こくりつ演芸えんげい場じょう花形はながた演芸えんげい会かい」大賞たいしょう（上方かみがた芸人げいにん初はつ）
• 2001年ねん 「第だい30回かい上方かみがたお笑わらい大賞たいしょう」、「芸術げいじゅつ選奨せんしょう新人しんじん賞しょう」
• 2002年ねん 「平成へいせい14年度ねんど兵庫ひょうご県けん芸術げいじゅつ奨励しょうれい賞しょう」
• 2005年ねん12月 「第だい34回かい上方かみがたお笑わらい大賞たいしょう」特別とくべつ功労賞こうろうしょう
• 2023年ねん7月がつ　「第だい26回かい上方かみがた演芸えんげいの殿堂でんどう入いり」

弟子でし

弟子でしは他たの枝えだ雀すずめ・ざこば一門いちもんと異ことなり、大だい師匠ししょうである米べい朝ちょう宅たくに住すみ込こみで内弟子うちでし修行しゅぎょうをするのが慣例かんれいとなっていた。

直弟子じきでし

• 桂かつらあさ吉きち
• 桂かつら吉弥よしや
• 桂かつらよね吉きち
• 桂かつらしん吉きち
• 桂かつら吉よし坊ぼう
• 桂かつら佐たすくん吉よし
• 桂かつら吉きちの丞すすむ

孫弟子まごでし

• 桂かつら弥太郎やたろう（吉弥よしやの弟子でし、吉よし朝ちょう死後しごの入門にゅうもん）
• 桂かつら弥わたるっこ（吉弥よしやの弟子でし、吉よし朝ちょう死後しごの入門にゅうもん）

CD・DVD

CD

「おとしばなし 『吉よし朝ちょう庵あん』」 （全ぜん5集しゅう）

タイトル	演目えんもく	収録しゅうろく年月日ねんがっぴ	収録しゅうろく会場かいじょう	発売はつばい年月日ねんがっぴ	発売はつばい元もと
おとしばなし「吉よし朝ちょう庵あん」 その1	地獄じごく八景はっけい亡者もうじゃ戯おどけ	1997年ねん1月がつ27日にち	和歌山わかやま県民けんみん文化ぶんか会館かいかん小しょうホール	1997年ねん4月がつ16日にち	東芝とうしばEMI
おとしばなし「吉よし朝ちょう庵あん」 その2	たちきり	1998年ねん1月がつ16日にち	大阪おおさかリサイタルホール	1998年ねん4月がつ22日にち
	つる	1998年ねん1月がつ16日にち	大阪おおさかリサイタルホール
おとしばなし「吉よし朝ちょう庵あん」 その3	住吉すみよし駕が籠かご	1998年ねん1月がつ16日にち	大阪おおさかリサイタルホール	1999年ねん10月14日にち
	かぜうどん	1998年ねん1月がつ23日にち	堺さかい市民しみん会館かいかん小しょうホール
おとしばなし「吉よし朝ちょう庵あん」 その4	愛宕山あたごやま	2000年ねん5月がつ20日はつか	大阪おおさかサンケイホール	2001年ねん8月がつ8日にち
	七なな段だん目め	2000年ねん1月がつ26日にち	大阪おおさかリサイタルホール
おとしばなし「吉よし朝ちょう庵あん」 その5	質屋しちや蔵ぞう	2000年ねん5月がつ20日はつか	大阪おおさかサンケイホール	2001年ねん8月がつ8日にち
	子こほめ	2000年ねん5月がつ20日はつか	大阪おおさかサンケイホール

「吉よし朝ちょう庵あん 形見がたみ噺ばなし」

2005年ねん12月21日にちの「桂かつら吉きち朝あさを送おくる会かい」で満まん中陰ちゅういん志こころざしとして参列さんれつ者しゃに配くばられたもので、のちに限定げんてい1,000枚まいで制作せいさくされた。番号ばんごうは命日めいにちを入いれた「KICHO 1108」。収録しゅうろくされている「弱じゃく法師ほうし」は最後さいごの高座こうざ。

タイトル	演目えんもく	収録しゅうろく年月日ねんがっぴ	収録しゅうろく会場かいじょう	発売はつばい年月日ねんがっぴ	発売はつばい元もと
吉よし朝ちょう庵あん 形見がたみ噺ばなし	そってん芝居しばい	2004年ねん10月8日にち	国立こくりつ文楽ぶんらく劇場げきじょう	2006年ねん8月がつ8日にち	東芝とうしばEMI
	弱じゃく法師ほうし	2005年ねん10月がつ27日にち	国立こくりつ文楽ぶんらく劇場げきじょう

上田うえだ康やすし介かい『吉よし朝ちょう庵あん: 桂かつら吉よし朝ちょう夢ゆめばなし』[単行本たんこうぼん]

『くっしゃみ講釈こうしゃく』『深山ふかやま隠かくれ』の特典とくてんCD付つき

DVD

「特選とくせん 吉きち朝あさ庵あん」（全ぜん2巻かん）

タイトル	演目えんもく	放送ほうそう年月日ねんがっぴ	番組ばんぐみ名めい	発売はつばい年月日ねんがっぴ	発売はつばい元もと
特選とくせん・吉よし朝ちょう庵あん第だい一いち集しゅう	天災てんさい	1997年ねん10月がつ16日にち	NHKあの顔かおこの顔かお上方かみがた落語らくご	2006年ねん11月8日にち	東芝とうしばEMI
	蛸だこ芝居しばい	1997年ねん3月がつ15日にち	平成へいせい紅梅こうばい亭てい

タイトル	演目えんもく	放送ほうそう年月日ねんがっぴ	番組ばんぐみ名めい	発売はつばい年月日ねんがっぴ	発売はつばい元もと
特選とくせん・吉よし朝ちょう庵あん第だい二に集しゅう	狐きつね芝居しばい	1996年ねん10月がつ3日にち	平成へいせい紅梅こうばい亭てい	2007年ねん10月がつ24日にち	東芝とうしばEMI
	愛宕山あたごやま	1996年ねん9月がつ21日にち	平成へいせい紅梅こうばい亭てい

「平成へいせい紅梅こうばい亭てい 特選とくせん落語らくご会かい」

よみうりテレビ（YTV）の「平成へいせい紅梅こうばい亭てい」第だい47回かいで放映ほうえいされたもの。

タイトル	演目えんもく	放送ほうそう年月日ねんがっぴ	番組ばんぐみ名めい	発売はつばい年月日ねんがっぴ	発売はつばい元もと
「特選とくせん！噺家はなしかの会かい」	子こほめ	2003年ねん5月がつ3日にち	平成へいせい紅梅こうばい亭てい	2004年ねん11月17日にち	PONY CANYON

「平成へいせい紅梅こうばい亭てい20周年しゅうねん記念きねん ～今いま蘇よみがえる！名人めいじん芸げいベストセレクション～」

タイトル	演目えんもく	放送ほうそう年月日ねんがっぴ	番組ばんぐみ名めい	発売はつばい年月日ねんがっぴ	発売はつばい元もと
「特選とくせん！噺家はなしかの会かい」	ふぐ鍋なべ	1995年ねん11月11日にち	平成へいせい紅梅こうばい亭てい	2016年ねん6月がつ29日にち	ユニバーサルミュージック

「落語らくご研究けんきゅう会かい 桂かつら吉よし朝ちょう 全集ぜんしゅう」

• DISC1　蛸だこ芝居しばい(2000)、たちきり(1996)
• DISC2　仔猫こねこ(1995)、はてなの茶碗ちゃわん(1997)
• DISC3　ふぐ鍋なべ(2001)、どうらんの幸こう助すけ(1999)
• DISC4　米べい揚あげ笊ざる(2001)、住吉すみよし駕が籠こめ(1998)
• DISC5　崇徳院すとくいん(1993)、猫ねこ忠ちゅう(1994)
• DISC6　高津たかつの富とみ(1998)、狐きつね芝居しばい(2000)
• DISC7　不動ふどう坊ぼう(2003)、質屋しちや蔵ぞう(1997)

「平成へいせい紅梅こうばい亭てい」での出演しゅつえん歴れき

回数かいすう	演目えんもく	備考びこう	放送ほうそう年月日ねんがっぴ
第だい1回かい	七なな段だん目め		1995年ねん9月がつ16日にち
第だい2回かい	ふぐ鍋なべ	→第だい64回かい（2006年ねん3月がつ22日にち）で再さい放送ほうそう 平成へいせい紅梅こうばい亭てい20周年しゅうねん記念きねん ～今いま蘇よみがえる！名人めいじん芸げいベストセレクション～に収録しゅうろく	1995年ねん11月11日にち
第だい3回かい	くしゃみ講釈こうしゃく		1996年ねん1月がつ13日にち
第だい4回かい	住吉すみよし駕篭かご		1996年ねん3月がつ09日にち
第だい5回かい	鷺さぎとり		1996年ねん5月がつ11日にち
第だい6回かい	崇徳院すとくいん		1996年ねん7月がつ13日にち
第だい7回かい	愛宕山あたごやま	DVD『特選とくせん・吉よし朝ちょう庵あん』第だい2集しゅうに収録しゅうろく	1996年ねん9月がつ21日にち
第だい8回かい	狐きつね芝居しばい	DVD『特選とくせん・吉よし朝ちょう庵あん』第だい2集しゅうに収録しゅうろく	1996年ねん11月19日にち
第だい9回かい	宿屋やどや仇かたき		1997年ねん1月がつ11日にち
	かぜうどん
第だい10回かい	高津たかつの富とみ		1997年ねん3月がつ15日にち
	蛸だこ芝居しばい	DVD『特選とくせん・吉よし朝ちょう庵あん』第だい1集しゅうに収録しゅうろく
第だい15回かい	昆陽こやの御池おいけ		1998年ねん1月がつ17日にち
第だい18回かい	蛇へび含草		1998年ねん7月がつ11日にち
第だい25回かい	遊山ゆさん船せん		1999年ねん9月がつ11日にち
第だい29回かい	猫ねこの忠信ちゅうしん		2000年ねん5月がつ6日にち
第だい37回かい	質屋しちや蔵ぞう		2001年ねん9月がつ8日にち
第だい41回かい	化物ばけものつかい		2002年ねん5月がつ8日にち
第だい47回かい	子こほめ	DVD『特選とくせん！噺家はなしかの会かい』に収録しゅうろく	2003年ねん5月がつ23日にち

関連かんれん書籍しょせき

• 中島なかじまらも 『寝ねずの番ばん』 （解説かいせつ：桂かつら吉きち朝あさ、講談社こうだんしゃ、文庫ぶんこ、2001年ねん10月がつ、ISBN 4-06-273279-3）
• 八木やぎ忠ただし栄さかえ 『落語らくごはライブで聴きこう』 （「桂かつら吉きち朝あさを聴きく―『風ふううどん』『住吉すみよし駕が籠かご』『元もと犬いぬ』『宿屋やどや仇かたき』『首くび提灯ぢょうちん』」、新書しんしょ館かん、2005年ねん9月がつ10日とおか、ISBN 4403210864）
• 上田うえだ康やすし介かい『吉よし朝ちょう庵あん: 桂かつら吉よし朝ちょう夢ゆめばなし』
• 季刊きかん「en-taxi」2006冬ふゆ号ごう（特集とくしゅう「追悼ついとう：桂かつら吉きち朝あさ・上方かみがた落語らくごの星ほしへの祈いのり」、扶桑社ふそうしゃ、2005年ねん12月27日にち、ISBN 4-594-60426-9）
  • 桂かつら吉弥よしや「桂かつら吉きち朝あさとわたし」・中野なかの晴行はるゆき「栴檀せんだんは二に葉ようより芳かぐわし」・松本まつもと尚久なおひさ「清浄せいじょうなる高座こうざ」を収録しゅうろく。
• 笑芸しょうげい人じん 『落語らくごファン倶楽部くらぶ2』 （特集とくしゅう「追悼ついとう：桂かつら吉きち朝あさ」、白夜書房びゃくやしょぼう、2006年ねん4月がつ10日とおか、ISBN 4-86191-137-0）
  • 小しょう佐田さた定雄さだお「吉きち朝あさの遺のこしたもの」、茂山しげやま千五郎せんごろう・豊ゆたか竹ちく英えい太夫たゆう・わかぎゑふ・桂かつら吉よし朝一あさいち門もん「ありがとう吉よし朝ちょう師匠ししょう」、桂かつら小米こごめ朝あさ「米べい朝ちょう一門いちもんの若旦那わかだんなが語かたる吉きち朝あさ」、桂米朝かつらべいちょう「愛弟子まなでし、吉よし朝ちょうへ…」

参考さんこう文献ぶんけん

• 桂米朝かつらべいちょう『米べい朝ちょうよもやま噺ばなし』朝日新聞社あさひしんぶんしゃ、2007年ねん。ISBN 978-4-02-250361-9。 
• 戸田とだ学まなぶ『随筆ずいひつ 上方かみがた落語らくご四天王してんのうの継承けいしょう者しゃたち』岩波書店いわなみしょてん、2013年ねん。ISBN 978-4-00-025901-9。 
• 戸田とだ学まなぶ『上方かみがた落語らくごの戦後せんご史し』岩波書店いわなみしょてん、2014年ねん7月がつ。 

関連かんれん項目こうもく

• 落語らくご家か一覧いちらん
• 米べい朝ちょう一門いちもん

外部がいぶリンク

• 桂かつら吉きち朝あさ - 上方かみがた落語らくご家か名鑑めいかん
• 桂かつら吉きち朝あさ - ワッハ上方かみがた