(Translated by https://www.hiragana.jp/)
桑原和男 - Wikipedia コンテンツにスキップ

桑原くわばら和男かずお

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
桑原くわばら 和男かずお
本名ほんみょう きゅうはら 一三かずみ(くはら かずみ)
ニックネーム 和子かずこおばあちゃん[1]
べつ名義めいぎ はら こちろうきゅう芸名げいめい
みなもと 五郎ごろうきゅう芸名げいめい
中之島なかのしま 小学しょうがくきゅう芸名げいめい
生年月日せいねんがっぴ (1936-02-23) 1936ねん2がつ23にち
ぼつ年月日ねんがっぴ (2023-08-10) 2023ねん8がつ10日とおか(87さいぼつ
出身しゅっしん 日本の旗 日本にっぽん福岡ふくおかけん北九州きたきゅうしゅう
きゅう小倉こくら
血液けつえきがた Oがた
身長しんちょう 159 cm
言語げんご 日本語にほんご
方言ほうげん 大阪おおさかべん
最終さいしゅう学歴がくれき 常磐ときわ高等こうとう学校がっこう卒業そつぎょう
師匠ししょう 夢路ゆめじいとし・あじこいし
コンビめい はらあちろう・こちろう解散かいさん
ひらさんたいら源五郎げんごろう解散かいさん
中之島なかのしま大学だいがく小学しょうがく解散かいさん
相方あいかた はらあちろうもと相方あいかた
ひらさんひらたもと相方あいかた
中之島なかのしま大学だいがくもと相方あいかた
芸風げいふう コント
吉本よしもとしん喜劇きげき
事務所じむしょ 吉本興業よしもとこうぎょう
活動かつどう時期じき 1956ねん - 2020ねん
過去かこ代表だいひょう番組ばんぐみ よしもとしん喜劇きげき
配偶はいぐうしゃ 既婚きこん
受賞じゅしょうれき
上方かみがたわら大賞たいしょう金賞きんしょう1992ねん
テンプレートを表示ひょうじ

桑原くわばら 和男かずお(くわばら かずお、1936ねん昭和しょうわ11ねん2がつ23にち - 2023ねんれい5ねん8がつ10日とおか)は、日本にっぽんわらいタレント喜劇きげき俳優はいゆう福岡ふくおかけん小倉こくらげん北九州きたきゅうしゅう出身しゅっしん本名ほんみょうきゅうはら 一三かずみ(くはら かずみ)。吉本よしもとしん喜劇きげき座員ざいんとして吉本興業よしもとこうぎょう所属しょぞくし、一時いちじ座長ざちょうつとめた。座長ざちょう退任たいにんせん若手わかて育成いくせいねた座長ざちょうかく主演しゅえん重鎮じゅうちんクラスなどのかたち出演しゅつえんし、字引じびきのような存在そんざい吉本よしもとしん喜劇きげきささつづけた。

来歴らいれき

[編集へんしゅう]

1955ねん地元じもと常磐ときわ高等こうとう学校がっこう卒業そつぎょう教師きょうし志望しぼうしていたため福岡ふくおか教育きょういく大学だいがく受験じゅけんし、その夢路ゆめじいとし・あじこいし師事しじする[2]初舞台はつぶたい1956ねんで、「はらあちろうこちろう」の芸名げいめい漫才まんざい舞台ぶたいった。漫才まんざい脚本きゃくほん秋田あきたみのるげた劇団げきだん宝塚たからづかしんげい」に所属しょぞくしたのち漫才まんざい活動かつどうて、1961ねん吉本よしもとしん喜劇きげき前身ぜんしん吉本よしもとヴァラエティ」に入団にゅうだんする。一時期いちじきしん喜劇きげきめい座長ざちょうとしてられるひらさんひらたと「ひらさんたいら源五郎げんごろう(みなもと ごろう)」名義めいぎでコンビをんだり、中之島なかのしま大学だいがくと「中之島なかのしま大学だいがく小学しょうがく名義めいぎでコンビをんだりして地方ちほう興行こうぎょう出演しゅつえんしていたこともある。

1969ねん吉本よしもとしん喜劇きげき座長ざちょう昇格しょうかくしたのち1972ねんからは座長ざちょう経験けいけんしゃ後進こうしんみちゆずるために設置せっちされていた「せん」にはいり、おも脇役わきやくとしてひらさんひらたはら哲男てつおらとともしん喜劇きげき黄金おうごん時代じだいささえた。

1989ねんの「しん喜劇きげきやめよッカナ?キャンペーン」でおか八朗はちろうはなきのきょうなどながしん喜劇きげきささえてきた同志どうししん喜劇きげきってゆくなか池乃いけのめだかとも重鎮じゅうちんクラスとして残留ざんりゅうし、のち座長ざちょうとなるうちじょう勝則かつのり若手わかて育成いくせい尽力じんりょくした。

座長ざちょう時代じだいまでは普通ふつうこう青年せいねんやくおおかったが、小柄こがらでやさしい顔立かおだちであることから、専科せんかりして以降いこうは、母親ははおややくやおばあさんやくといったいわゆる女形おんながたつとめるようになった。『吉本よしもとコメディ』(讀賣テレビ放送よみうりてれびほうそう)でも、主演しゅえんコメディNo.1木村きむらすすむあいだ寛平かんぺい共演きょうえんするさいまって女装じょそう姿すがた登場とうじょうし、はら哲男てつお夫婦ふうふやくつとめることがおおかった。このころは、警官けいかん番頭ばんがしらなど男役おとこやくえんじることもまだすくなくなかったが、近年きんねんではおばあさんやく舞台ぶたいじょうでの役名やくめい桑原くわばら和子かずこ以外いがい出演しゅつえんすることはきわめてまれであり、公式こうしきプロフィール写真しゃしんもおばあさんやくふんしたものが使つかわれていた。ばってん荒川あらかわならび、男性だんせい芸人げいにんでおばあさんやくをやらせたらみぎるものはいないとしょうされるほど、桑原くわばらのおばあさんやくしん喜劇きげきファンならずとも関西かんさいではお馴染なじみのキャラクターとなっていた[注釈ちゅうしゃく 1]

阪神はんしん淡路あわじ大震災だいしんさい発生はっせいしたさい吉本興業よしもとこうぎょうただちにすべての所属しょぞく芸人げいにん安否あんぴ確認かくにんおこなったが、桑原くわばらのみ連絡れんらくがつかず、一時いちじ消息しょうそく不明ふめいかと報道ほうどうされた。

2000ねん7がつ急性きゅうせい心筋梗塞しんきんこうそくわずらい、一時いちじ休養きゅうようしていたが、同年どうねん12がつ復帰ふっきしている。

2016ねんに80さいえるも精力せいりょくてき活動かつどうつづけていたが、82さいとなった2018ねん5月に体調たいちょう不良ふりょうにより出演しゅつえん予定よていだった定期ていき公演こうえん休演きゅうえん以降いこうのスケジュールもすべてキャンセルとなり休養きゅうようはいった。 その同年どうねん9がつ開催かいさいされた「コヤブソニック2018」で4かげつぶりに舞台ぶたい復帰ふっき2019ねん3がつには吉本よしもとしん喜劇きげき60周年しゅうねん記念きねん特別とくべつ公演こうえん「60周年しゅうねんだよ!よしもとしん喜劇きげき」に出演しゅつえんひさしぶりにNGKの舞台ぶたい登場とうじょうした。9月には前年ぜんねんつづき「コヤブソニック2019」に出演しゅつえん。10月には神戸こうべでの地方ちほう巡業じゅんぎょう公演こうえんに2日間にちかん出演しゅつえんし、体調たいちょう配慮はいりょしながらの活動かつどうつづけていた。

2023ねん8がつ10日とおか老衰ろうすいのため神戸こうべ市内しない病院びょういん死去しきょ[3][4]。87さいぼつ生前せいぜん最後さいご舞台ぶたい出演しゅつえんは2020ねん10がつの「よしもと大笑おおわらまつ寄席よせ」であり、そのも2022ねん11月になんばグランド花月ぐらんどかげつ来場らいじょうし、車椅子くるまいすしん喜劇きげき観覧かんらんしていた[2]

  • 女性じょせいやく(おばあさんやく)で出演しゅつえんすることがおおく、たまに男性だんせいやく出演しゅつえんすると「いつも、おばあちゃんのやくおおいやろ」とツッコミをれられ、「ほな、おれはおばあちゃんのかっこをしてなアカンのか!」とキレたり、みずから「今日きょう男役おとこやくで…」とったりもする。
  • やたら前方ぜんぽうかたむいた姿勢しせい登場とうじょうし、玄関げんかんなど入口いりくちまえ辿たどくとピンと背筋せすじばして(普通ふつうあるいて登場とうじょうすることもある)「ごめんください!『どなたですか』(いちれい:◯◯◯(共演きょうえんしゃ)のははです)…『おはいりください』、ありがとう」と一人ひとり会話かいわする。最近さいきんは「ありがとう」のわりに「サンキュウ」とってツッコまれるパターンもある。
もともとは桑原くわばら座長ざちょう時代じだい夫婦ふうふ夫役ぶやく出演しゅつえんし、「ただいま」と台詞せりふはっしたさいつまやく女優じょゆうが「おかえりなさい」とっててくるという段取だんどりをわすれて芝居しばいまってしまったため、桑原くわばら一人ひとりで「おかえりなさい、ありがとう」とアドリブをったところ、だいウケしたのがこのギャグの由来ゆらいであるという[5]
「ありがとう」のまえに「おはいりください」ではなく、べつ言葉ことば使つかうこともある(れい:「『ま〜あんたきれいやわ〜』。…ありがとう」)
登場とうじょうシーンで、舞台ぶたいとなる場所ばしょはいとき使つかうギャグである。
「ごめんください」ののちで「やめとこ」と途中とちゅうめるパターンや、「やめとこ」とったのち結局けっきょくつづけるパターンもある。
その、「挨拶あいさつがバラバラじゃないですか」とツッコまれると、「うん、せやから『バラバラ和子わこ』いうねん」とボケて「桑原くわばらやろ?」とツッコまれることもある。最近さいきんでは、(共演きょうえんしゃ)「みんなバラバラにってしまいましたよ」→(桑原くわばら)「バラバラ? わたし桑原くわばら」→(共演きょうえんしゃ)「シャレはええから」とツッコまれるパターンも見受みうけられる。
家族かぞくやく共演きょうえんしゃおなながれでのちつづくことがある。(桑原くわばら)「ごめんください、どなたですか、かいのいえ桑原くわばら和子かずこと」→(共演きょうえんしゃ1)「長男ちょうなんの○○と」→(どう2)「よめの○○と」→(どう3)「長女ちょうじょの○○」→(桑原くわばら)「…がやってまいりました。おはいりください。ありがとう」(「ありがとう」は全員ぜんいんそろって場合ばあいもある)。
てい燃費ねんぴ少女しょうじょハイジ』では、河本かわもと準一じゅんいちこえ担当たんとうしたアルムおんじがハイジをクララのお屋敷やしきむかえにときに「ハイジをむかえにました。どなたですか? おんじです。おはいりください。ありがとう」とうという、このギャグをパロディしたセリフがある。
登場とうじょう挨拶あいさつつづいておこなわれることがある。
桑原くわばら「もう、おかあちゃんはこんなに元気げんきやねん」と、軽快けいかいなステップでシャドウボクシングをするが…
桑原くわばら「う…な、なにやこれ…あ、う、う…」と、むねあたりをさえてくずちる。
まわりのひと「おかあちゃん、大丈夫だいじょうぶか!?」
桑原くわばらべつに」とってスッとがり、つづきシャドーボクシングにいそしむ(このさい、マドンナやくにセクハラをはたらくこともある)。
  • 「ひとえにあのほうのおかげです。そうですあのほうです。神様かみさま神様かみさま〜(切々せつせつ状況じょうきょうについてかたる。途中とちゅう吉本よしもとのギャラの支払しはらいのわるさを暴露ばくろし、終盤しゅうばんでは観客かんきゃく視聴しちょうしゃへの感謝かんしゃべるのがお約束やくそく)〜ご清聴せいちょうありがとうございました」という一人ひとり芝居しばいBGMは、パブロ・デ・サラサーテ作曲さっきょくの『ツィゴイネルワイゼン』)。
とくにこのげいは、テレビおいて正月しょうがつ特番とくばん披露ひろうされることがおおい。このギャグは現在げんざいしん喜劇きげきでは重鎮じゅうちんなかでも特別とくべつ存在そんざいである桑原くわばらでなければ成立せいりつしないギャグである。かつて木村きむらすすむがこのネタをやったことがあるが、音声おんせいさんが音楽おんがくながさず、さらに炭坑たんこうぶしながれて舞台ぶたい全員ぜんいんおどるというギャグになった。
しん喜劇きげきやめよっかナ!?キャンペーン」で加入かにゅうした今田いまだ耕司こうじらがしん喜劇きげき卒業そつぎょうしたときは、このギャグを援用えんようして卒業そつぎょうしゃいちにんひとりをとなえている。しん喜劇きげきちゅうでも特別とくべつ場面ばめん重要じゅうよう場面ばめんでのみ使つかわれるギャグである。
ほとんどはしん喜劇きげきのラストにこのギャグをやって、全員ぜんいんがコケて、げきわる、というパターンである。ただし、2002ねんあいだ寛平かんぺい芸能げいのう生活せいかつ30周年しゅうねん記念きねんした『かえってきたあっちこっち丁稚でっち』では、桑原くわばら出番でばんげき途中とちゅうのみだったため、げきのラストではなく、自分じぶん出番でばん最後さいごにこのネタを披露ひろうした。
  • 下着したぎりつけた乳房ちぶさして自分じぶんみだす一人ひとり芝居しばいはら哲男てつおくわわる場合ばあいや、しげづくりじいさん背後はいごからんで2人ふたりで「ガクッ」っとうなれるパターンもある(1人ひとりへん想像そうぞうをし、悶絶もんぜつして「ガクッ」とたおれるパターンもまれにある)、このほか、男性だんせい共演きょうえんしゃおそいかかって乳房ちぶさくちにねじむ“ぎゃくセクハラ”バージョンもある。かつてはマドンナに乳房ちぶさせ、「こんなこともできるのよ」と左右さゆう乳房ちぶさ同士どうしむすんだりいたりしたうえで、さらには「くらべてみましょう」とマドンナにも乳房ちぶさすことをうながして「なにうてんの!」とツッコまれるパターンもあった(山田やまだスミ子すみこ相手あいてによくえんじられた)。
  • 「みぞおちにあせが…」といながらふくしたからちちしてあせく。ちちしてあせなかめた表情ひょうじょうている共演きょうえんしゃたいし「ないで!」とさけぶ。このとき共演きょうえんしゃから「あなたが勝手かってしたんだから、しまってください」とツッコまれると、乳房ちぶさ先端せんたんをズボンにはさかたちでしまう。相手あいてがわから「はさんでていたくないのか?」とかれると、「神経しんけいんどりまんねん」とかえす。
以前いぜん、このつくもの乳房ちぶさ通称つうしょうちち)を電車でんしゃ網棚あみだなわすれたことがあるが、いまだにつかっていない。また、いえちかくをとお電車でんしゃ利用りようしゃから「ベランダにへんちちしてある」と「探偵たんてい!ナイトスクープ」に調査ちょうさ依頼いらいたことがある。
  • 突然とつぜんおとこ言葉ことば小倉こくらべんでしゃべりし、男物おとこもののパンツをせたり、マドンナやく女優じょゆう無理矢理むりやりのキスをせまろうとしたりなどする(このとき、マドンナから「(やめて)おばちゃん!」とわれると、「いや、いまはただのおっさんや…」とかえす)。そのさい股間こかんひろがっていることもあり、これを辻本つじもと茂雄しげおからは「あれじゃ『クワバラ』じゃなくて『セクハラ』やな」とわれた。おとこ言葉ことばになるのはマドンナに「クソババァ!」などと罵倒ばとうされたときにしばらくあいだをおいて「おまえおれめとんのか…」としずかにキレながらかえすパターンからはじまる場合ばあいもある。そのにマドンナに「おまえおれおんなになれ!」と上記じょうきのようにせまる。
  • おとこ言葉ことばはなしていることを指摘してきされると、「両方りょうほういける」「どっちゃでもいける」「いまは、ただのおっさんや」とかえす。股間こかんひろげているさいに「おとこになっとるがな!」「おとこもどってる!」といったツッコミをけると、あわててもとの「和子わこのおばちゃん」にもどる。
  • よ!の決意けつい(=ケツ)」(そのしりしながらあるいて舞台ぶたいそでる)
  • 「ウレチーな、ウレチーな」(とってはしゃぐ)
  • 喧嘩けんかになったり駄々だだをこねるときあししてすわりバタバタさせたり、右手みぎて子供こどものようにはたきながら「ブツぞ、ブツぞブツぞ、ブツぞ…」
  • わたしはここにんでる八千草やちぐさかおるもうします」(それをいて相手あいておどろいたのをて、すぐ)「八千草やちぐさかおる!…のファン、桑原くわばら和子かずこ」となおす。八千草やちぐさかおる常用じょうようしているが、その時流じりゅうこうりの女優じょゆう女性じょせいタレント、女性じょせい有名人ゆうめいじん名前なまえ名乗なのることもある。
  • げきちゅうんだふりをしてるとき右手みぎてがって、右手みぎてたおしたら左手ひだりてがって、両手りょうてさえたら下半身かはんしんがって、下半身かはんしんさえたら、上半身じょうはんしんがり、上半身じょうはんしんさえたら両手りょうて下半身かはんしんがり、共演きょうえんしゃが「死後しご硬直こうちょくはじまりました」とって誤魔化ごまかす。
  • ヤクザや強盗ごうとう椅子いすつくえったのち自分じぶんいかりながら椅子いすつくえり、ヤクザや強盗ごうとう組長くみちょうのようないをする。
  • ヤクザや強盗ごうとうかうがまえ拳銃けんじゅうやナイフをきつけられたときさけびながら相手あいてはたき(基本きほん両手りょうてむねのあたりをたたくのだが、まれ片手かたてたたくこともある。)「こわかった〜!」とさけび、人差ひとさゆびくわえながら「パパ〜!(ママ〜!)」と共演きょうえんしゃにすがり、「だれがパパ(ママ)やねん!」とツッコミがはいる。
  • ヤクザや強盗ごうとうらしめようとするときに「わたしはただのおばはん(ババァ)とちゃうよ」とい、相手あいてが「そしたらどんなおばはん(ババァ)やねん」とツッコまれると、それにたいして「いえかえったらおとこやで」とかえす。
  • げき終盤しゅうばん事態じたいまるおさまったさいに「12はどうなる…いや、一時いちじはどうなることかとおもった」とう。
  • 島木しまき譲二じょうじくまネタを披露ひろうするとき一人ひとりスキージャンプトビウオなどの不自然ふしぜん体勢たいせいり、んだふりをする。こののち島木しまきから「おばあさん(おばはん)、なにちゅうカッコ(おかしなスタイル)してんだフリしとんねん」というツッコミがはいる。
  • 主役しゅやく結婚けっこんばなしはいると「わたしはどう?」と共演きょうえんしゃせまる。「いらんわ! おばちゃんな、もう(生理せいりが)がってんねん!」とわれると、「それがね…最近さいきんがってきたのよ」「まだまだ賞味しょうみ期限きげんれてません!」とかえす。さらに「おばちゃんな、もうくさっとんねん!」とわれると、「くさってるんやないの! 完熟かんじゅくってんで! べる?」とかえして誘惑ゆうわくする。
    • このほか、辻本つじもと茂雄しげおバケツはたきながら「たれち〜〜〜〜ち〜〜〜〜〜」とバナナ・ボートふううたい、桑原くわばらだいがってちちし、最後さいご土下座どげざわるバージョンもある(これには烏川からすかわ耕一こういちやす信乃しのすけなどもくわわる)。共演きょうえんしゃから「なにやってんねん!」とツッコまれると、辻本つじもとは「只今ただいま時間じかんちち神様かみさま(もしくはちち神様かみさま)へのおいのりの時間じかんでございます」とボケる(おもにマドンナのお見合みあいを妨害ぼうがいする場面ばめんなどで使つかわれる)。
    • ちなみに、烏川からすかわこういちたいしておこなわれる「ひょっと〜〜〜〜こ〜〜〜〜〜」も、これとまったくおな要領ようりょうのギャグである。この場合ばあい烏川からすがわ口笛くちぶえき、それにたいして辻本つじもとらが「ひょっとこ神様かみさまおこった」とはやしてる。
  • 桑原くわばらがマドンナのつけて妊娠にんしん判断はんだんし、「あ、つわり」とうと全員ぜんいんすわる。桑原くわばら自身じしんのギャグではないが、おばあさんやくでありギャグ担当たんとうでもある桑原くわばら一声いっせいなしではこの場面ばめん発生はっせいしない。最近さいきん使つかわれないギャグである。
  • 池乃いけのめだかの「ちいさいおっさん」のノリツッコミとおなじパターンで、吉田よしだヒロに「ヘンなおばはん〜、ヘンなおばはん〜、おっさんみたいなヘンなおばはん〜」とネタをられ、めだかとおなじようなノリツッコミをやったことがある。
  • 退場たいじょうするさい、「じゃあ…」とってまたひろげ、こしひくくする。相手あいて戸惑とまどって「なにですか?」とくと、「…(またとかけて)また」とう。シレッとると、相手あいてから「ダジャレかい!」とツッコまれる。

受賞じゅしょうれき

[編集へんしゅう]

出演しゅつえん

[編集へんしゅう]

テレビ番組ばんぐみ

[編集へんしゅう]

映画えいが

[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく

[編集へんしゅう]
  1. ^ しん喜劇きげきでは後輩こうはい木村きむらすすむえんじるおしんばあさんと共演きょうえんすることもあった。

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ 桑原くわばら和男かずお老衰ろうすいのため87さい死去しきょ吉本よしもとしん喜劇きげき和子かずこおばあちゃん”でしたしまれる”. わらいナタリー (株式会社かぶしきがいしゃナターシャ). (2023ねん8がつ10日とおか). https://natalie.mu/owarai/news/536532 2023ねん8がつ11にち閲覧えつらん 
  2. ^ a b 吉本よしもとしん喜劇きげき桑原くわばら和男かずおさん、老衰ろうすいのため87さい死去しきょ 00ねん心筋梗塞しんきんこうそく、20ねん10がつ最後さいご舞台ぶたい”. ENCOUNT (2023ねん8がつ10日とおか). 2023ねん8がつ11にち閲覧えつらん
  3. ^ 吉本よしもとしん喜劇きげき桑原くわばら和男かずおさんが死去しきょ和子かずこばあちゃん”として人気にんきに”. モデルプレス (株式会社かぶしきがいしゃネットネイティブ). (2023ねん8がつ11にち). https://mdpr.jp/news/amp/3893524 2023ねん8がつ11にち閲覧えつらん 
  4. ^ 吉本よしもとしん喜劇きげき桑原くわばら和男かずおさん死去しきょ 87さい和子かずこばあちゃん”はお馴じみのキャラクターに”. ORICON NEWS (株式会社かぶしきがいしゃoricon ME). (2023ねん8がつ10日とおか). https://www.oricon.co.jp/news/2290589/full/ 2023ねん8がつ11にち閲覧えつらん 
  5. ^ 読売新聞よみうりしんぶん大阪おおさか本社ほんしゃ文化ぶんかへん)『上方かみがた放送ほうそうわら読売新聞社よみうりしんぶんしゃ、1999ねん p.207
  6. ^ 桑原くわばら和男かずお - オリコンTV出演しゅつえん情報じょうほう
  7. ^ 今月こんげつ広告こうこく批評ひひょう」『広告こうこく批評ひひょうだい144ごう、マドラ出版しゅっぱん、1991ねん11月1にち、90ぺーじNDLJP:1853110/47 
  8. ^ 今月こんげつ新作しんさくCM50連発れんぱつ! / 編集へんしゅう」『広告こうこく批評ひひょうだい212ごう、マドラ出版しゅっぱん、1998ねん1がつ1にち、10ぺーじNDLJP:1852931/7 
  9. ^ 今月こんげつ新作しんさくCM50連発れんぱつ! / 編集へんしゅう」『広告こうこく批評ひひょうだい224ごう、マドラ出版しゅっぱん、1999ねん2がつ1にち、21ぺーじNDLJP:185294312/ 
  10. ^ 放送ほうそうライブラリー program番号ばんごう:148305
  11. ^ 桑原くわばら和男かずお - オリコンCM出演しゅつえん情報じょうほう

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]