桜さくらに関連かんれんする作品さくひん一覧いちらん

桜さくらに関連かんれんする作品さくひん一覧いちらんは、桜さくら（植物しょくぶつ）に関かんする作品さくひんの一覧いちらんである。

概要がいよう

桜さくらは、古来こらいから日本人にっぽんじんに好このまれている。

国宝こくほう・重要じゅうよう文化財ぶんかざい

国宝こくほう　『花はな下か遊楽ゆうらく図ず屏風びょうぶ』（狩野かの長信ながのぶ筆ひつ） - 6曲きょく1双そう紙し本ほん着色ちゃくしょく安土あづち桃山ももやま～江戸えど時代じだい・17世紀せいき東京とうきょう国立こくりつ博物館はくぶつかん蔵ぞう
国宝こくほう　障壁しょうへき画が『桜さくら図ず』（長谷川はせがわ久蔵きゅうぞう画が） - 長谷川はせがわ久蔵きゅうぞうは等伯とうはくの息子むすこ。智積ちしゃく院いん蔵ぞう

など

古典こてん文学ぶんがく

（短歌たんか・俳句はいくは、数かずか多おおいのでここでは省略しょうりゃくする）

『花咲はなさきか爺じい』
『花はな桜さくら折おる少将しょうしょう』 - 『堤つつみ中納言ちゅうなごん物語ものがたり』

など

古典こてんおよび伝統でんとう芸能げいのう

日本にっぽん古こ謡うたい

『さくらさくら』（明治めいじ時代じだいに琴きんの曲きょくとして作つくられたともいわれる）

催馬楽たのし

『桜さくら人じん』（廃絶はいぜつ曲きょく） - 「壱いち超ちょう調ちょうの心しんに桜さくら人じん遊あそび給きゅうふ」（源氏物語げんじものがたり椎本しいのもと）、「上うえもうたはせ給きゅうへ」（増ぞう鏡きょうむら時雨しぐれ）

能のう・狂言きょうげん

『西行さいぎょう桜さくら』 - 桜さくらを人ひとに見立みたてている
『墨染すみぞめ桜さくら』
『熊野くまの』 - 花見はなみをする
『桜川さくらがわ』 - 満開まんかいの桜さくらの下したで狂くるい舞まう
『俊成しゅんぜい忠ちゅう度ど』
『嵐山あらしやま』

など

歌舞伎かぶき・文楽ぶんらく・舞踊ぶよう

『義経よしつね千本せんぼん桜さくら』
『助六すけろく』
清玄せいげん桜さくら姫ひめ物ぶつ、鏡山かがみやま物ぶつ - これらはいずれも古ふるくは弥生やよい狂言きょうげんと称しょうし、旧暦きゅうれきで桜さくらの咲さく三さん月がつに演えんじられるのが例れいであった。
『京鹿子きょうがのこ娘道成寺むすめどうじょうじ』

など

箏曲そうきょく・地歌じうた・端はし唄うた・小唄こうた

『雪月花せつげっか』箏曲そうきょく - 三さん橋きょう検校けんぎょう作曲さっきょく
『桜さくら尽つくし』地歌じうた（箏曲そうきょく） - 佐山さやま検校けんぎょう作曲さっきょく（桜さくらの品種ひんしゅ名めいを多数たすう詠よみ込こんだ地歌じうた曲きょく）
『西行さいぎょう桜さくら』地歌じうた（箏曲そうきょく） - 菊きく崎さき検校けんぎょう作曲さっきょく（能のう「西行さいぎょう桜さくら」に取材しゅざいした曲きょく。各地かくちの桜さくらの名所めいしょをつづったもの）
『長等ながらの春はる』地歌じうた（箏曲そうきょく） - 菊岡きくおか検校けんぎょう作曲さっきょく、八重やえ崎さき検校けんぎょう箏そう手付てつき（琵琶湖びわこのほとり長等ながら山さんの桜さくらの景色けしきを描写びょうしゃした曲きょく）
『桜川さくらがわ』地歌じうた（箏曲そうきょく）光ひかり崎さき検校けんぎょう作曲さっきょく（桜さくらの花はなびらが川面かわもに浮うかぶ美うつくしい光景こうけいをあらわした曲きょく）
『花はなの縁えん』地歌じうた（箏曲そうきょく）吉沢よしざわ検校けんぎょう作曲さっきょく（安政あんせい二に年ねん、松坂屋まつざかや当主とうしゅの結婚けっこん祝いわいに作曲さっきょくされた華はなやかな曲きょく）
『春はるの曲きょく』箏曲そうきょく - 吉沢よしざわ検校けんぎょう作曲さっきょく（古今ここん和歌集わかしゅうより春はるの歌うた六ろく首しゅを選えらび作曲さっきょくしたもの。うち桜さくらの歌うた二に首しゅ）
『山桜やまざくら』箏曲そうきょく - 吉沢よしざわ検校けんぎょう作曲さっきょく（新しん古今ここん和歌集わかしゅうより山桜やまざくらの歌うた二に首しゅを選えらび作曲さっきょくしたもの）
『新しん雪月花せつげっか』箏曲そうきょく - 吉沢よしざわ検校けんぎょう作曲さっきょく（新しん古今ここん和歌集わかしゅうより、雪ゆき、月つき、花はなの歌うた一いち種しゅずつを選えらび作曲さっきょくしたもの）
『稚児ちご桜さくら』箏曲そうきょく - 菊きく武たけ検校けんぎょう作曲さっきょく
『さくら変奏曲へんそうきょく』- 宮城みやぎ道雄みちお編曲へんきょく（「さくらさくら」を箏そう二に部ぶおよび十じゅう七なな弦げんの三重奏さんじゅうそう曲きょくによる変奏曲へんそうきょくにしたもの）
『花はな紅葉こうよう』箏曲そうきょく - 宮城みやぎ道雄みちお作曲さっきょく
『桜狩さくらがり』山田やまだ流りゅう箏曲そうきょく - 山田やまだ検校けんぎょう作曲さっきょく
『花はなの雲くも』山田やまだ流りゅう箏曲そうきょく - 山やま勢ぜい検校けんぎょう作曲さっきょく
『桜さくら見みよとて』端はし唄うた・小唄こうた
『梅うめは咲さいたか』端はし唄うた（「桜さくらはまだかいな」と続つづく）
『葉桜はざくら』小唄こうた
『桜狩さくらがり』薩摩琵琶さつまびわ
『花はな』（瀧たき廉太郎れんたろう）
『夜よざくら』端はし唄うた
『人ひとをたすくる』地歌じうた

など

落語らくご・講談こうだん

『花見はなみの仇討あだうち』：花見はなみの中なかで仇討あだうちを演えんじようとするが、同情どうじょうした本物ほんものの武士ぶしが加勢かせいに来きてしまう。
『長屋ながやの花見はなみ』
『頭山とうやま』

など

近きん現代げんだいの作品さくひん

文芸ぶんげい作品さくひん

『櫻さくらの樹きの下したには』（梶井かじい基次郎もとじろう、1928年ねん）
『桜さくらの森もりの満開まんかいの下した』（坂口さかぐち安吾あんご、1947年ねん）
『桜桃おうとう』（太宰だざい治おさむ、1948年ねん）
『櫻さくら守まもる』（水上みずかみ勉つとむ、1969年ねん）
『薄墨うすずみの桜さくら』（宇野うの千代ちよ、1979年ねん）
『桜さくらの樹きの下したで』（渡辺わたなべ淳一じゅんいち、1987年ねん）

など

映画えいが

1941年ねん『櫻さくらの國くに』（渋谷しぶや実みのる監督かんとく、上原うえはら謙けん主演しゅえん）
1954年ねん『桜さくらまつり歌合戦うたがっせん』（西村にしむら元男もとお監督かんとく、白鳥しらとりみづえ主演しゅえん）
1990年ねん『櫻さくらの園えん』（中原なかはら俊しゅん監督かんとく、中島なかじまひろ子こ主演しゅえん）
1994年ねん『さくら』（神山かみやま征二郎せいじろう監督かんとく、篠田しのだ三郎さぶろう・田中たなか好子よしこ主演しゅえん）
2007年ねん

『さくら』（山崎やまざき都世子とよこ監督かんとく、辻つじ景子けいこ主演しゅえん）

『夕凪ゆうなぎの街まち桜さくらの国くに』（佐々部ささべ清きよし監督かんとく、田中たなか麗奈れいな・麻生あそう久美子くみこ主演しゅえん）

2008年ねん『櫻さくらの園えん』（中原なかはら俊しゅん監督かんとく、福田ふくだ沙紀さき主演しゅえん）
2011年ねん『津波つなみそして桜さくら』（ルーシー・ウォーカー監督かんとく）

など

大衆たいしゅう文化ぶんか・サブカル系けい

桜さくらは現代げんだいでも非常ひじょうに人気にんきの高たかい題材だいざいである。

ドラマ

1967年ねん『あゝ同期どうきの桜さくら』（テレビ朝日てれびあさひ、西村にしむら晃あきらナレーター）
1980年ねん『マリーの桜さくら』（TBS、かとうかずこ主演しゅえん）
2002年ねん『さくら』（NHK 連続れんぞくテレビ小説しょうせつ、高野たかの志穂しほ主演しゅえん）
2005年ねん『ドラゴン桜さくら』（TBS、阿部あべ寛ひろし主演しゅえん）

アニメ

漫画まんが

音楽おんがく

近年きんねんの桜さくらを題材だいざいにしたポピュラー音楽おんがくは桜さくらソングとしても知しられる。

流行りゅうこう歌か

『さくらおけさ』（美びち奴やつ）

『桜さくらかっぽれ』（伊藤いとう松雄まつお）

1935年ねん『咲さいた桜さくらに』（日本橋にほんばしきみ栄さかえ）
1937年ねん『さくら道成寺どうじょうじ』（三門みかど順子じゅんこ）
1938年ねん『桜さくら散ちる頃ころ』（服部はっとり富子とみこ）
1945年ねん『同期どうきの桜さくら』（内田うちだ栄一えいいち）、（鶴田つるた浩二こうじ）
1948年ねん『さくらブギウギ』（笠置かさぎシヅ子しづこ）
1963年ねん『ポトマックの桜さくら』（美空みそらひばり）

ポピュラー系けい

詳細しょうさいは「Category:桜さくらを題材だいざいとした楽曲がっきょく」を参照さんしょう

外国がいこくの作品さくひん

『桜さくらの園えん』（チェーホフ／ロシア）：戯曲ぎきょく。1904年ねん初演しょえん。