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あずさ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミズメ日本にっぽん古典こてんあらわれる「あずさ」の正体しょうたい

あずさ(あずさ、し)は、しゅである。

漢字かんじ本来ほんらい中国ちゅうごくでの意味いみと、日本にっぽんでの国訓こっくんあずさ」の2つの意味いみがあり、さらにそれぞれのをどのしゅ同定どうていするかについて諸説しょせつがある。

あずさ(し)[編集へんしゅう]

あずさは、別名べつめいを「おう」といい[1]百木ももきちょうとしてたっとばれた。

版木はんぎ使つかわれたため、てんじて「上梓じょうし」「あずさこう」のような印刷いんさつ出版しゅっぱんかんする表現ひょうげんのこる。ただし、「あずさうえす(しにじょうす、あずさにじょうす)」、「あずさにまとめる(しにまとめる、あずさにまとめる)」のように、この意味いみの「あずさ」を「あずさ」とむこともある。

この「あずさ」は通説つうせつではキササゲのことだが、異説いせつもある。

現代げんだい中国ちゅうごくでは、「あずさ」はキササゲのことで、「きささげ」のくんのある「ひさぎ」がトウキササゲのことである[3]

あずさ(あずさ)[編集へんしゅう]

「あずさ」というしゅ古代こだいの「梓弓あずさゆみ」の材料ざいりょうとして言及げんきゅうされるが、現在げんざいまれ方言ほうげんとして以外いがいすたれている。そのため、古代こだいにおけるあずさ実体じったいについては、系統的けいとうてきにもおおきくことなる諸説しょせつがあったが、現在げんざいはほぼ確定かくていしている。

このほか、方言ほうげんとして

などを意味いみする。

画像がぞう[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 埤雅しゃくあずさためおう
  2. ^ a b c 牧野まきの富太郎とみたろう選集せんしゅう 2』東京とうきょう美術びじゅつ、1970、「万葉集まんようしゅうまきいち草木くさき解釈かいしゃく アズサ」
  3. ^ 中日ちゅうにち辞典じてん小学館しょうがくかん、1992
  4. ^ a b c d e f g h i 深津ふかづただしあずさ(あずさ)」『世界せかいだい百科ひゃっか事典じてん』2009改定かいてい新版しんぱん平凡社へいぼんしゃ、2009ねん
  5. ^ a b c d e あずさ(あずさ)」『日本にっぽん国語こくごだい辞典じてんだい2はん、2000
  6. ^ 大和やまと本草ほんぞうまきじゅういち なか