水みず地ち宗明むねあき

水みず地ち 宗明むねあき（みずち むねあき、1928年ねん9月6日にち- 2022年ねん）は、日本にっぽんの哲学てつがく者しゃ。滋賀大学しがだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ。

来歴らいれき

1928年ねん広島ひろしま県けん呉くれ市しに生うまれる。1953年ねん京都大学きょうとだいがく文学部ぶんがくぶ哲学てつがく科か卒業そつぎょう。1958年ねん京都大学きょうとだいがく大学院だいがくいん文学ぶんがく研究けんきゅう科か博士はかせ課程かてい修了しゅうりょう。田中たなか美知太郎みちたろうに師事しじ。松山まつやま商科しょうか大学だいがく教授きょうじゅ等とうを経へて、1973年ねんより滋賀大学しがだいがく教授きょうじゅ。同どう大学だいがくでは経済学部けいざいがくぶ長ちょう・大学院だいがくいん経済けいざい学がく研究けんきゅう科か長ちょうを務つとめ、名誉めいよ教授きょうじゅの称号しょうごうを受うける。1994年ねんに皇學館大学こうがくかんだいがくへ移うつり、1999年ねんに退官たいかん。

年譜ねんぷ

• 1928年ねん - 広島ひろしま県けん呉くれ市しにて出生しゅっしょう
• 1953年ねん - 京都大学きょうとだいがく文学部ぶんがくぶ哲学てつがく科か卒業そつぎょう
• 1967年ねん - 松山まつやま商科しょうか大学だいがく教授きょうじゅ
• 1973年ねん - 滋賀大学しがだいがく教授きょうじゅ
• 1994年ねん - 皇學館大学こうがくかんだいがく教授きょうじゅ
• 1999年ねん - 退官たいかん

著書ちょしょ

単たん著ちょ

• 『注解ちゅうかいマルクス・アウレリウス「自省じせい録ろく」』（法律文化社ほうりつぶんかしゃ、1990年ねん）
• 『アリストテレス「デ・アニマ」注解ちゅうかい』（晃あきら洋よう書房しょぼう、2002年ねん）
• 『アリストテレスの神かみ論ろん 「形而上学けいじじょうがくラムダ巻まき」注解ちゅうかい』（晃あきら洋よう書房しょぼう、2004年ねん）

監修かんしゅう

• 『ネオプラトニカ―新しんプラトン主義しゅぎの影響えいきょう史し』（昭和堂しょうわどう、1998年ねん）、※いずれも論考ろんこう集しゅう
• 『ネオプラトニカ〈2〉―新しんプラトン主義しゅぎの原型げんけいと水脈すいみゃく』（昭和堂しょうわどう、2000年ねん）
• 『新しんプラトン主義しゅぎを学まなぶ人ひとのために』（世界せかい思想しそう社しゃ、2014年ねん）、山口やまぐち義久よしひさ・堀江ほりえ聡さとし共編きょうへん

訳書やくしょ

• ブレンターノ「道徳どうとく的てき認識にんしきの源泉げんせんについて」、『世界せかいの名著めいちょ 51　ブレンターノ フッサール』（中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ、1970年ねん）
• 『プラトン全集ぜんしゅう 2 クラテュロス・テアイテトス』（岩波書店いわなみしょてん、1974年ねん）、後者こうしゃは田中たなか美知太郎みちたろう訳わけ
• ポルピュリオス「イサゴーゲー」、『続ぞく世界せかいの名著めいちょ 2 プロティノス ポルピュリオス プロクロス』（中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ、1976年ねん）
• 『プロティノス全集ぜんしゅう』（全ぜん4巻かん・別巻べっかん1、中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ、1986年ねん - 1988年ねん）、共とも訳やく
• マルクス・アウレリウス『自省じせい録ろく』（京都大学きょうとだいがく学術がくじゅつ出版しゅっぱん会かい〈西洋せいよう古典こてん叢書そうしょ〉、1998年ねん）
• ポルビュリオス『ピタゴラスの生涯しょうがい』（晃あきら洋よう書房しょぼう、2007年ねん）
• プロティノス『エネアデス〈抄しょう〉Ⅰ・Ⅱ』（田た之の頭あたま安彦やすひこほか共とも訳やく、中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ〈中公ちゅうこうクラシックス〉、2007年ねん）
• イアンブリコス『ピタゴラス的てき生いき方かた』（京都きょうと大学だいがく学術がくじゅつ出版しゅっぱん会かい〈西洋せいよう古典こてん叢書そうしょ〉、2011年ねん）

関連かんれん項目こうもく

• マルクス・アウレリウス
• 自省じせい録ろく
• アリストテレス
• 形而上学けいじじょうがくラムダ巻まき
• テアイテトス
• ピタゴラス