浅利あさり義信よしのぶ

浅利あさり 義信よしのぶ（あさり よしのぶ、1778年ねん（安永やすなが7年ねん） - 1853年ねん3月29日にち（嘉よしみ永ひさし6年ねん2月がつ20日はつか））は、日本にっぽんの剣客けんかく。中西なかにし派は一刀いっとう流りゅう。通称つうしょう、又また七なな郎ろう。

下総しもうさ国こく松戸まつどの生うまれで、江戸えどの一刀いっとう流りゅう中西なかにし道場どうじょう第だい3代だいの中西なかにし子こ啓けいに学まなぶ。同門どうもんに寺田てらだ宗そう有ゆう、白井しらい亨とおる、高柳たかやなぎ又四郎またしろうがいた。突つきを得意とくいとし、若狭わかさ国こく小浜おばま藩はん江戸えど屋敷やしきの剣術けんじゅつ指南しなんを勤つとめた。

義信よしのぶの姪めいで養女ようじょのかつと結婚けっこんした千葉ちば周作しゅうさくが道場どうじょうを継ついだが、組くみ太刀だちの改変かいへんをめぐって義信よしのぶと周作しゅうさくは衝突しょうとつを起おこしてついに物別ものわかれとなり、周作しゅうさく夫妻ふさいは義信よしのぶから独立どくりつして北辰ほくしん一刀いっとう流りゅうを興おこすこととなる。主あるじを失うしなった浅利あさり道場どうじょうを守まもるため、義信よしのぶは新あらたに中西なかにし家かから義明よしあきを養子ようしに迎むかえた。

義信よしのぶの弟子でしに遠藤えんどう五ご平太へいたがいる。