涙なみだのドライヴ

「涙なみだのドライヴ」
弘田ひろた三枝子みえこ の シングル
A面めん	涙なみだのドライヴ
B面めん	さざ波なみのバラード
リリース	1968年ねん3月15日にち
規格きかく	7インチシングル盤ばん
ジャンル	ポピュラー・ソング
時間じかん	3分ふん6秒びょう
レーベル	日本にほんコロムビア
作詞さくし・作曲さっきょく	橋本はしもと淳あつし（作詞さくし） 筒美つつみ京平きょうへい（作曲さっきょく）
弘田ひろた三枝子みえこ シングル 年表ねんぴょう
枯葉かれはのうわさ (1967年ねん) 涙なみだのドライヴ (1968年ねん) 渚なぎさの天使てんし (1968年ねん)

「涙なみだのドライヴ」（なみだのドライヴ）は、1968年ねん3月15日にちに発売はつばいされた弘田ひろた三枝子みえこのシングル（規格きかく品番ひんばん：P-10）。

解説かいせつ

チェンバロ、グロッケン、管かんと弦つるのユニゾンにハープが絡からむ美うつくしいアレンジは「渚なぎさのうわさ」の流ながれを汲くみ後ごのいしだあゆみや南みなみ沙織さおり、小林こばやし麻美あさみなどの女性じょせいアーティストへ引ひき継つがれる。ト長調とちょうちょうである。

本ほん作さくの詩し世界せかいは後ごの小林こばやし麻美あさみ「初恋はつこいのメロディー」の下敷したじきとなっている（作詩さくしはいずれも橋本はしもと淳あつし）。

B面めん曲きょく「さざ波なみのバラード」は、歌唱かしょう力りょくを生いかしたハ短調たんちょうのロッカバラード。江藤えとう勲いさおをはじめとするジャズ畑はたけのミュージシャンが作つくり出だす当時とうじのサウンドは、ピック弾びきのパーカッシヴな音おとやR&Bの独自どくじの解釈かいしゃくによるフレーズのベースとブラシで演奏えんそうするオカズの多おおいドラムで独特どくとくのノリを生うむ。4⁄4拍子ひょうしで記き譜ふすると三さん連れん符ふを多用たようせねばならないため、12⁄8拍子ひょうしで記き譜ふされることもある。

オリジナル7インチシングル盤ばん歌うた詩しカードには、詩しと共ともにA・B面めん曲きょく各々おのおののメロディー譜ふが印刷いんさつされている。

当初とうしょ、「渚なぎさのうわさ」「枯葉かれはのうわさ」に続つづく “うわさシリーズ” として「春風しゅんぷうのうわさ」と云いう作品さくひんが1967年ねんに録音ろくおんされたが、リリースされたのは本ほん作さくであった。これは〝単たんに「涙なみだのドライヴ」の完成かんせい度どが高たかかったため発売はつばいを見送みおくったのでしょう〟と当時とうじの担当たんとうディレクターであった東元ひがしもと晃あきらの証言しょうげんによる。お蔵ぞう入いりとなっていた「春風しゅんぷうのうわさ」は録音ろくおんから36年ねん後ごの2001年ねん、CD-BOX『弘田ひろた三枝子みえこ・これくしょん マイ・メモリィ〜ミコより愛あいをこめて』に収録しゅうろくされ日ひの目めを見みた。

収録しゅうろく曲きょく

※原はら出典しゅってんにおいては「作詞さくし」が「作詩さくし」と表記ひょうきされている。

• 両りょう楽曲がっきょく共どもに、作詞さくし：橋本はしもと淳あつし／作曲さっきょく・編曲へんきょく：筒美つつみ京平きょうへい

1. 涙なみだのドライヴ [03:06]
2. さざ波なみのバラード [03:05]

演奏えんそう者しゃ

• A面めん：コロムビア・オール・スターズ
• B面めん：コロムビア・オール・スターズ、ボン・クール

スタッフ

• 制作せいさく担当たんとう：東元ひがしもと晃あきら

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