玉たま櫻さくら八郎はちろう

玉たま櫻さくら 八郎はちろう
基礎きそ情報じょうほう
四股しこ名めい	玉たま櫻さくら 八郎はちろう
本名ほんみょう	阿部あべ 八郎はちろう→鎌田かまた 八郎はちろう
生年月日せいねんがっぴ	1920年ねん1月がつ19日にち
没ぼつ年月日ねんがっぴ	(1999-05-24) 1999年ねん5月24日にち（79歳さい没ぼつ）
出身しゅっしん	熊本くまもと県けん熊本くまもと市し
身長しんちょう	174cm
体重たいじゅう	86kg
BMI	28.41
所属しょぞく部屋へや	二に所しょノ関せき部屋へや
得意とくい技わざ	左ひだり四よっつ、寄より、足癖あしくせ
成績せいせき
現在げんざいの番付ばんづけ	引退いんたい
最高さいこう位い	東ひがし前頭まえがしら20枚まい目め
生涯しょうがい戦歴せんれき	93勝しょう80敗はい11休きゅう(23場所ばしょ)
幕内まくうち戦歴せんれき	4勝しょう7敗はい(1場所ばしょ)
データ
初はつ土俵どひょう	1936年ねん1月がつ場所ばしょ
入幕にゅうまく	1948年ねん5月場所ばしょ
引退いんたい	1948年ねん10月がつ場所ばしょ
備考びこう
2014年ねん5月16日にち現在げんざい ■テンプレート  ■プロジェクト 相撲すもう

玉たま櫻さくら 八郎はちろう（たまざくら はちろう、1920年ねん1月がつ19日にち - 1999年ねん5月24日にち）は、熊本くまもと県けん熊本くまもと市し中央ちゅうおう区く水道すいどう町まち出身しゅっしんで二に所しょノ関せき部屋へやに所属しょぞくした大相撲おおずもう力士りきし。本名ほんみょうは阿部あべ 八郎はちろう（あべ はちろう）→鎌田かまた 八郎はちろう（かまた -）、最高さいこう位いは東ひがし前頭まえがしら20枚まい目め（1948年ねん5月がつ場所ばしょ）。現役げんえき時代じだいの体格たいかくは174cm、86kg。得意とくい手しゅは左ひだり四よっつ、寄より、足癖あしくせ。

来歴らいれき・人物じんぶつ

15歳さいの時ときに二に所しょノ関せき部屋へやへ入門にゅうもんし、1936年ねん1月がつ場所ばしょで初はつ土俵どひょう。

序ノ口じょのくちに付ついた時ときより「玉たま櫻さくら」を名乗なのり、廃業はいぎょうまでこの四股しこ名めいで通とおした。

体重たいじゅう90kgに満みたない小兵こひょうで、腕力わんりょくもあまり強つよくなかったが、闘志とうし溢あふれる相撲すもうを取とった。前ぜん捌さばきも巧たくみかった。

2年間ねんかんの兵役へいえきなどもあって出世しゅっせはやや遅おくれ、新しん入幕にゅうまくを果はたしたのは1948年ねん5月場所ばしょ、28歳さいとなっていた。

だが幕内まくうちでは苦戦くせんし、4勝しょう7敗はいと大おおきく負まけ越こして、1場所ばしょで十じゅう両りょうへ逆戻ぎゃくもどり。結局けっきょく、幕内まくうちはこの1場所ばしょしか務つとまらなかった。

翌よく10月がつ場所ばしょも不甲斐ふがいない成績せいせきに終おわり、同どう場所ばしょ終了しゅうりょう後ご、廃業はいぎょう。

その後ごは東京とうきょう都と墨田すみだ区く内うちの料亭りょうていに勤つとめたが、1960年ねんより日本通運にほんつううんの社員しゃいんとなり、定年ていねんまで同社どうしゃに在籍ざいせきしたという。

1999年ねん5月がつ24日にち、病やまいのため79歳さいで逝去せいきょ。

主おもな戦績せんせき

• 通算つうさん成績せいせき：93勝しょう80敗はい11休きゅう 勝率しょうりつ.538
• 幕内まくうち成績せいせき：4勝しょう7敗はい 勝率しょうりつ.364
• 現役げんえき在位ざいい：23場所ばしょ（※番付ばんづけ外がい1場所ばしょを含ふくむ）
• 幕内まくうち在位ざいい：1場所ばしょ

場所ばしょ別べつ成績せいせき

玉たま櫻さくら 八郎はちろう

	春場所はるばしょ	夏場所なつばしょ	秋場所あきばしょ
1936年ねん （昭和しょうわ11年ねん）	（前ぜん相撲すもう）	西にし序ノ口じょのくち13枚まい目め 5–1	x
1937年ねん （昭和しょうわ12年ねん）	西にし序じょ二に段だん15枚まい目め 2–0–4	西にし三さん段だん目め30枚まい目め 4–3	x
1938年ねん （昭和しょうわ13年ねん）	西にし三さん段だん目め7枚まい目め 4–3	西にし幕下まくした33枚まい目め 5–2	x
1939年ねん （昭和しょうわ14年ねん）	西にし幕下まくした12枚まい目め 0–0–7	東ひがし幕下まくした34枚まい目め 3–5	x
1940年ねん （昭和しょうわ15年ねん）	西にし幕下まくした39枚まい目め 4–4	東ひがし幕下まくした26枚まい目め 6–2	x
1941年ねん （昭和しょうわ16年ねん）	西にし幕下まくした4枚まい目め 3–5	西にし幕下まくした11枚まい目め 5–3	x
1942年ねん （昭和しょうわ17年ねん）	東ひがし幕下まくした5枚まい目め – 応召おうしょう	東ひがし幕下まくした5枚まい目め 6–2	x
1943年ねん （昭和しょうわ18年ねん）	東ひがし十じゅう両りょう11枚まい目め 7–8	東ひがし十じゅう両りょう14枚まい目め 9–6	x
1944年ねん （昭和しょうわ19年ねん）	西にし十じゅう両りょう7枚まい目め – 応召おうしょう	x	西にし十じゅう両りょう7枚まい目め – 応召おうしょう
1945年ねん （昭和しょうわ20年ねん）	x	x	西にし十じゅう両りょう 4–6
1946年ねん （昭和しょうわ21年ねん）	x	x	東ひがし十じゅう両りょう9枚まい目め 7–6
1947年ねん （昭和しょうわ22年ねん）	x	東ひがし十じゅう両りょう5枚まい目め 6–4	東ひがし十じゅう両りょう筆頭ひっとう 6–5
1948年ねん （昭和しょうわ23年ねん）	x	東ひがし前頭まえがしら20枚まい目め 4–7	東ひがし十じゅう両りょう2枚まい目め 引退いんたい 3–8–0
各かく欄らんの数字すうじは、「勝かち-負まけ-休場きゅうじょう」を示しめす。    優勝ゆうしょう 引退いんたい 休場きゅうじょう 十じゅう両りょう 幕下まくした 三さん賞しょう：敢=敢闘かんとう賞しょう、殊こと=殊勲賞しゅくんしょう、技わざ=技能ぎのう賞しょう     その他た：★=金星かなぼし 番付ばんづけ階級かいきゅう：幕内まくうち - 十じゅう両りょう - 幕下まくした - 三さん段だん目め - 序じょ二に段だん - 序ノ口じょのくち 幕内まくうち序列じょれつ：横綱よこづな - 大関おおぜき - 関脇せきわけ - 小結こむすび - 前頭まえがしら（「#数字すうじ」は各位かくい内ないの序列じょれつ）

幕内まくうち対戦たいせん成績せいせき

力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう
明あきら瀬川せかわ	0	1	大熊おおくま	0	1	大蛇おろち潟かた	0	1	大起だいき(穂波ほなみ山さん)	0	1
九州きゅうしゅう錦にしき	0	1	信州しんしゅう山さん	0	1	柏かしわ農みのり山さん	1	0	藤田ふじた山やま	1	0
緑みどり國こく	0	1	三濱みはま洋よう	1	0

※1942年ねん春場所はるばしょ、1944年ねんの春はる、夏なつ、秋場所あきばしょ、1945年ねんの夏場所なつばしょの計けい5場所ばしょは、応召おうしょうのために出場しゅつじょうしていない。復帰ふっきした1945年ねん秋場所あきばしょの番付ばんづけは帰還きかん別格べっかく扱あつかいとなり西にし十じゅう両りょうの番付ばんづけ外がいで出場しゅつじょうした。

関連かんれん項目こうもく

• 大相撲おおずもう力士りきし一覧いちらん
• 熊本くまもと県けん出身しゅっしんの人物じんぶつ一覧いちらん

参考さんこう文献ぶんけん

• 『戦後せんご新しん入幕にゅうまく力士りきし物語ものがたり 第だい1巻かん』（著者ちょしゃ：佐竹さたけ義よし惇あつし、ベべースボすぼール・マガジン社るまがじんしゃ刊かん）