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真鶴まなづる半島はんとう

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座標ざひょう: 北緯ほくい358ふん45.6びょう 東経とうけい1398ふん53.5びょう / 北緯ほくい35.146000 東経とうけい139.148194 / 35.146000; 139.148194

真鶴まなづる半島はんとう周辺しゅうへん空中くうちゅう写真しゃしん
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真鶴まなづる半島はんとう(まなづるはんとう)は神奈川かながわけん足柄下あしがらしもぐん真鶴まなづるまちにあるちいさな半島はんとうである。海岸かいがんたかさ20mほどの岸壁がんぺきつづく。陸上りくじょうにはまつくすのきしいなどの常緑樹じょうりょくじゅ大木たいぼくと、シダるいしげ原生げんせいりんのこされている。先端せんたん真鶴まなづるみさきさきには神奈川かながわけん名勝めいしょうである三ツ石みついし正式せいしきには笠島かさじまという)がある。引潮ひきしおさいにはこの三ツ石みついしまであるいてわたることができる。真鶴まなづる半島はんとうでしか採取さいしゅされないいしとしてほん小松こまつせきがある。なお、この真鶴まなづる半島はんとう先端せんたんから、三浦みうら半島はんとう先端せんたんむすんだせんからきた海域かいいき相模さがみわんぶ。

真鶴まなづる半島はんとう形成けいせい

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箱根はこね火山かざんカルデラ形成けいせいはじまった23まんねんまえ以降いこうつづき、箱根はこね火山かざん北西ほくせい南東なんとうではたんなり火山かざん活発かっぱつ活動かつどうつづいた。北西ほくせいでは長尾峠ながおとうげ付近ふきん活動かつどうした深沢ふかさわ溶岩ようがんグループ、寒沢かんざわ溶岩ようがんグループが活動かつどうし、南東なんとうではだい猿山さるやま溶岩ようがんグループ、いわ溶岩ようがんグループ、しろいそ溶岩ようがんグループ、もと小松こまつ溶岩ようがんグループ、真鶴まなづる溶岩ようがんグループが活動かつどうし、これらの火山かざん活動かつどうたんなり火山かざんぐん形成けいせいしたものとかんがえられる。また箱根はこね火山かざん南東なんとうがわ火山かざんであるまくやまおなごろ活動かつどうとされる[1]

この時期じきたんなり火山かざん活動かつどうによって、現在げんざい真鶴まなづる半島はんとう形成けいせいされたとかんがえられている。久野くのひさ真鶴まなづる半島はんとう形成けいせいする溶岩ようがん箱根はこね外輪山がいりんざんなか腹部ふくぶより噴出ふんしゅつしたとかんがえたが、実際じっさいには真鶴まなづる半島はんとう付近ふきん北西ほくせい方向ほうこうから南東なんとう方向ほうこうへとつらなる数ヶ所すうかしょ火口かこうから同時どうじ安山岩あんざんがんしつ溶岩ようがん噴出ふんしゅつし、溶岩ようがんドームぐん形成けいせいしたことがあきらかとなった[2]真鶴まなづる半島はんとう形成けいせいした火山かざん活動かつどうやく15まんねんまえ出来事できごとかんがえられる[3]。また真鶴まなづる半島はんとう形成けいせい先立さきだつ18まんねんまえから15まんねんまえごろ現在げんざいほん小松こまつせきとして採石さいせきされ、石材せきざいとしてひろ利用りようされている溶岩ようがん噴出ふんしゅつしている[4]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 長井ながい高橋たかはし(2008)p.35、平田ひらたほか『特別とくべつてん図録ずろく 箱根はこね火山かざん いまあかされる噴火ふんか歴史れきし』(2008)p.24
  2. ^ 平田ひらた(1999)p.168、長井ながい高橋たかはし(2008)p.35
  3. ^ 長井ながい高橋たかはし(2008)p.27
  4. ^ 平田ひらた(1999)p.168、長井ながい高橋たかはし(2008)p.37

関連かんれん項目こうもく

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