石野いしの芳男よしお

石野いしの 芳男よしお（いしの よしお、1896年ねん（明治めいじ29年ねん）3月がつ10日とおか - 1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）1月がつ10日とおか）は、日本にっぽんの陸軍りくぐん軍人ぐんじん。最終さいしゅう階級かいきゅうは陸軍りくぐん中将ちゅうじょう。

経歴けいれき

千葉ちば県けん出身しゅっしん。東京とうきょう私立しりつ錦城きんじょう中学校ちゅうがっこう（現げん錦城きんじょう学園がくえん高等こうとう学校がっこう）卒業そつぎょうを経へて、1916年ねん（大正たいしょう5年ねん）5月がつ、陸軍りくぐん士官しかん学校がっこう（28期き）を卒業そつぎょう。同年どうねん12月がつ、歩兵ほへい少尉しょういに任官にんかんし歩兵ほへい第だい33連隊れんたい付づけとなる。1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）12月7日にち、陸軍りくぐん大だい学校がっこう（38期き）を卒業そつぎょうし歩兵ほへい第だい75連隊れんたい中隊ちゅうたい長ちょうに発令はつれいされた。

1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）8月がつ、支ささえ那な駐屯ちゅうとん軍ぐん司令しれい部ぶ付づけとなる。参謀さんぼう本部ほんぶ員いん、参謀さんぼう本部ほんぶ付づけ（支ささえ那な研究けんきゅう員いん・南京なんきん在勤ざいきん）を経へて、1932年ねん（昭和しょうわ7年ねん）2月がつから同年どうねん5月がつまで上海しゃんはい派遣はけん軍ぐん参謀さんぼうとして第だい一いち次じ上海しゃんはい事変じへんに出動しゅつどうした。以後いご、支ささえ那な研究けんきゅう員いん（福ふく州しゅう在勤ざいきん）、関東軍かんとうぐん司令しれい部ぶ付づけ（軍事ぐんじ顧問こもん部ぶ）、参謀さんぼう本部ほんぶ員いん、済すみ南みなみ特務とくむ機関きかん長ちょう、関東軍かんとうぐん参謀さんぼう、関東軍かんとうぐん司令しれい部ぶ付づけ（軍政ぐんせい部ぶ顧問こもん）、参謀さんぼう本部ほんぶ付づけ兼けん台湾たいわん軍ぐん司令しれい部ぶ付づけ（ホンコン駐在ちゅうざい）などを務つとめ、1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）7月がつ、歩兵ほへい大佐たいさに昇進しょうしんした。1939年ねん（昭和しょうわ14年ねん）2月がつ、歩兵ほへい第だい215連隊れんたい長ちょうに発令はつれいされ日にち中ちゅう戦争せんそうに出征しゅっせい。宜むべ昌あきら作戦さくせん、錦江きんこう作戦さくせんなどに参戦さんせんした。1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）12月、第だい9師団しだん参謀さんぼう長ちょうに転てんじ、1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん）10月がつ、陸軍りくぐん少将しょうしょうに進級しんきゅうした。

1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）7月がつ、第だい1軍ぐん司令しれい部ぶ付づけ（太ふとし原げん特務とくむ機関きかん長ちょう）となり、第だい1独立どくりつ守備しゅび隊長たいちょう、第だい11軍ぐん司令しれい部ぶ付づけ、第だい34軍ぐん司令しれい部ぶ付づけ（漢かん口こう特務とくむ部長ぶちょう）を務つとめ、1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）4月がつ、陸軍りくぐん中将ちゅうじょうに進すすみ、同年どうねん5月がつ、陸軍りくぐん歩兵ほへい学校がっこう付づけとなる。同年どうねん6月がつ、第だい229師団しだん長ちょうに就任しゅうにんし、石川いしかわ県けん津幡つばたで本土ほんど決戦けっせんに備そなえて終戦しゅうせんを迎むかえた。同年どうねん12月がつに予備よび役やくに編入へんにゅうされた。

1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）11月28日にち、公職こうしょく追放ついほう仮かり指定していを受うけた。

栄典えいてん

勲章くんしょう

• 1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）1月がつ14日にち - 勲くん二に等とう瑞宝章ずいほうしょう

参考さんこう文献ぶんけん

• 秦はた郁いく彦編へん『日本にっぽん陸海りくかい軍ぐん総合そうごう事典じてん』第だい2版はん、東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2005年ねん。
• 福川ふくかわ秀樹ひでき『日本にっぽん陸軍りくぐん将官しょうかん辞典じてん』芙蓉ふよう書房しょぼう出版しゅっぱん、2001年ねん。
• 外山とやま操みさお編へん『陸海りくかい軍ぐん将官しょうかん人事じんじ総覧そうらん 陸軍りくぐん篇へん』芙蓉ふよう書房しょぼう出版しゅっぱん、1981年ねん。