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神戸大学海洋政策科学部(こうべだいがくかいようせいさくかがくぶ、英称:Faculty of Ocean Science and Technology)は、神戸大学に設置される学部の一つである。
海洋政策科学部は神戸大学の中では最も新しい学部であるが、起源は1920年(大正9年)創設の官立神戸高等商船学校(航海科・機関科)に由来する。同校は神戸川崎財閥の川崎正蔵によって創設されたが、後に国家に献納され、東京高等商船学校(現・東京海洋大学)とともに高級船員ならびに海事の専門家養成の双璧として重きをなしてきた学校であった。戦時中、東京と神戸、および清水の高等商船学校が統合されたが、戦後、神戸高等商船学校跡地に同校の伝統を継承する新制神戸商船大学が再設置された。
神戸商船大学は、2004年に神戸大学に統合され、海事科学部となり、神戸高等商船学校以来の校地は神戸大学深江キャンパスとなった。
2019年7月、神戸大学は船員養成や海洋技術者育成を主眼としていた海事科学部を、2021年4月を目処に新分野の海洋産業(洋上風力発電や海底資源探査)や海洋政策創出に貢献する人材も視野に入れた学部に改組することを発表し、学部名を仮称として「海洋政策科学部」とした[1]。同年10月には改組に呼応した学内横断の「海神(かいじん)プロジェクト」を発足させ、イメージキャラクターとして手塚治虫の漫画『海のトリトン』を採用した[2]。これらを経て、2021年4月に予定通り「海洋政策科学部」が発足した。
※前身校を含む。
- ^ “神戸大、「海洋政策科学部」を新設 21年4月”. 日本経済新聞. (2019年7月26日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47834480W9A720C1LKA000/ 2021年5月23日閲覧。
- ^ 「海神プロジェクト」記者発表を行いました - 神戸大学(2019年11月8日)2021年5月23日閲覧。
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