第だい20機械きかい化か歩兵ほへい師団しだん (韓国かんこく陸軍りくぐん)

第だい20機械きかい化か歩兵ほへい師団しだん
創設そうせつ	1953年ねん2月がつ8日にち
廃止はいし	1958年ねん12月24日にち
再さい編成へんせい	1959年ねん1月がつ1日にち
廃止はいし	2019年ねん12月1日にち
所属しょぞく政体せいたい	大韓民国だいかんみんこく
所属しょぞく組織そしき	大韓民国だいかんみんこく陸軍りくぐん
部隊ぶたい編制へんせい単位たんい	師団しだん
兵科へいか	機械きかい化か歩兵ほへい
愛称あいしょう	決戦けっせん（결전）
上級じょうきゅう単位たんい	第だい7軍団ぐんだん
主おもな戦歴せんれき	朝鮮ちょうせん戦争せんそう; 光州こうしゅう事件じけん
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第だい20機械きかい化か歩兵ほへい師団しだん（제20기계화보병사단、第だい20機械きかい化か步兵ほへい師團しだん、20th Mechanized Infantry Division）は、大韓民国だいかんみんこく陸軍りくぐんの師団しだんの1つ。K1A1戦車せんしゃ、K21歩兵ほへい戦闘せんとう車しゃ、K2戦車せんしゃなど新規しんき兵器へいきが最初さいしょに配備はいびされた師団しだんである^[1]。

歴史れきし[編集へんしゅう]

1953年ねん1月がつ1日にち、襄じょう陽ひ前ぜん津里つのさとで第だい60、61、62連隊れんたいを基幹きかんに第だい1教育きょういく旅団りょだんが創設そうせつされ、2月がつ6日にちに米べい軍ぐん第だい10軍団ぐんだんに配属はいぞくされて縣けん里さとに移動いどう後ご、2月がつ8日にちに第だい20師団しだんに昇格しょうかくした^[2]。創設そうせつ当時とうじ、決定的けっていてきな時間じかんと場所ばしょで決戦けっせんを通つうじて祖国そこくに勝利しょうりと栄光えいこうを捧ささげることができる頼たのもしい部隊ぶたいという意味いみで部隊ぶたい愛称あいしょうを制定せいていした^[1]。

1953年ねん3月がつ16日にちから4月がつ27日にちまで部隊ぶたい整備せいびと教育きょういく訓練くんれんを実施じっし^[2]。

1953年ねん5月がつ1日にち、第だい10砲兵ほうへい団だんを編入へんにゅうして師団しだん砲兵ほうへい団だんを創設そうせつ^[2]。

1953年ねん5月がつ15日にち、楊口に移動いどうし、第だい7師団しだんの責任せきにん地域ちいきを引ひき継つぎ、軍団ぐんだんの左翼さよく師団しだんとして主しゅ抵抗ていこう線せん防衛ぼうえい任務にんむを遂行すいこう^[2]。

1953年ねん6月がつ10日とおかから23日にちまでM-1高地こうち戦闘せんとうを実施じっし。また6月がつ14日にちから18日にちまで1090高地こうち（クリスマス高地こうち）戦闘せんとうを展開てんかいして中共ちゅうきょう軍ぐんの波状はじょう攻撃こうげきを撃退げきたいした^[3]。

1953年ねん7月がつ4日にちから8日にちまで、責任せきにん地域ちいきを米べい軍ぐん第だい45師団しだんに引ひき渡わたし、楊口に移動いどうして部隊ぶたい整備せいび^[3]。

1953年ねん7月がつ9日にちから楊口北方ほっぽうの米べい軍ぐん第だい40師団しだんの責任せきにん地域ちいき（加か七なな峰みね地区ちく）を引ひき継ついだ^[3]。

1953年ねん7月がつ14日にちから人民じんみん軍ぐん第だい15師団しだんの加か七なな峰みね侵攻しんこうを撃退げきたいし、同どう高地こうちを確保かくほした^[3]。

休戦きゅうせん後ごは12回かいの対たい間諜かんちょう作戦さくせんを遂行すいこう^[1]。

1958年ねん12月24日にち、解体かいたい。

1959年ねん1月がつ1日にち、楊州莘山里さとで第だい29師団しだんが第だい20師団しだんに再編さいへんされた^[1]。

1964年ねん以降いこうは京畿けいき道どう漣さざなみ川かわ地域ちいきで最さい前方ぜんぽう境界きょうかい任務にんむを遂行すいこうしていたが、1977年ねん10月がつ20日はつかに第だい60連隊れんたい第だい1大隊だいたい長ちょうが無線むせん兵へいを連つれて越えつ北きたする事件じけんが発生はっせいし、これにより翌年よくねんに第だい5師団しだんと交代こうたいして後方こうほうの楊平の駐屯ちゅうとん地ちに移動いどうした^[4]。

1980年ねん5月がつの光州こうしゅう事件じけんで、第だい60、61、62連隊れんたいと師団しだん戦車せんしゃ大隊だいたい、第だい91砲兵ほうへい大隊だいたいが民主みんしゅ化か運動うんどう鎮圧ちんあつのための忠正ただまさ作戦さくせんに動員どういんされた^[4]。

1981年ねんに車両しゃりょう化か歩兵ほへい師団しだんを経へて、1983年ねんに機械きかい化か歩兵ほへい師団しだんに改編かいへんされた^[1]。首都しゅと師団しだんに続つづき2番目ばんめの機械きかい化か歩兵ほへい師団しだんであり、第だい7機動きどう軍団ぐんだんに配属はいぞくされた^[4]。

2019年ねん、第だい11機械きかい化か歩兵ほへい師団しだんに吸収きゅうしゅう^[1]。

師団しだん長ちょう[編集へんしゅう]

代だい	氏名しめい		在任ざいにん期間きかん	出身しゅっしん校こう・期き	前ぜん職しょく	後こう職しょく	備考びこう
代だい	漢字かんじ/片仮名かたかな表記ひょうき	原語げんご表記ひょうき	在任ざいにん期間きかん	出身しゅっしん校こう・期き	前ぜん職しょく	後こう職しょく	備考びこう
1	劉りゅう興きょう守もり	유흥수	1953.2.9	軍事ぐんじ英語えいご学校がっこう	第だい6師団しだん副ふく師団しだん長ちょう	歩兵ほへい学校がっこう副ふく校長こうちょう
2	宋そう錫すず夏なつ	송석하	1953.3.27	中ちゅう訓くん5期き警士2期き
	金かね相しょう福ぶく	김상복	1955^[5]	軍事ぐんじ英語えいご学校がっこう		第だい3師団しだん長ちょう
	文ぶん亨とおる泰やすし	문형태	1959	警士2期き	第だい2師団しだん長ちょう	作戦さくせん参謀さんぼう副長ふくちょう
	柳根やなね昌あきら	유근창	1960^[6]	警士2期き	人事じんじ参謀さんぼう副長ふくちょう	国防こくぼう部ぶ兵務へいむ局長きょくちょう
	崔ちぇ大明だいめい	최대명	1962.3^[7]	警士5期き	陸士りくし教授きょうじゅ部長ぶちょう	第だい1軍団ぐんだん副ふく軍団ぐんだん長ちょう
	朴ほお熙東	박희동	1964^[8]	警士3期き	第だい30師団しだん長ちょう	第だい1軍団ぐんだん長ちょう
	金きむ仁ひとし華はな	김인화	1974^[9]	陸士りくし9期き	防空ぼうくう旅団りょだん長ちょう
	朴ぼく俊しゅん炳	박준병	1979	陸士りくし12期き

出典しゅってん[編集へんしゅう]

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f 신기수 2023, p. 76.
^ ^a ^b ^c ^d 国防こくぼう部ぶ戦史せんし編纂へんさん委員いいん会かい 1986, p. 310.
^ ^a ^b ^c ^d 国防こくぼう部ぶ戦史せんし編纂へんさん委員いいん会かい 1986, p. 311.
^ ^a ^b ^c “［주간조선］ 육군 최정예 20기계화보병사단 역사 속으로” (朝鮮ちょうせん語ご). 朝鮮日報ちょうせんにっぽう. (2019年ねん3月がつ3日にち) 2024年ねん2月がつ12日にち閲覧えつらん。
^ “17대 참모차장 김상복 중장” (朝鮮ちょうせん語ご). 中央日報ちゅうおうにっぽう. (1968年ねん2月がつ16日にち) 2024年ねん2月がつ13日にち閲覧えつらん。
^ 佐々木ささき 1983, p. 475.
^ 佐々木ささき 1983, p. 440.
^ “육군대장 박희동(朴ほお熙東)” (朝鮮ちょうせん語ご). 国立こくりつ大田おおた顕あきら忠ちゅう院いん. 2024年ねん2月がつ13日にち閲覧えつらん。
^ “육군준장 김인화(金きむ仁ひとし華はな)” (朝鮮ちょうせん語ご). 国立こくりつ大田おおた顕あきら忠ちゅう院いん. 2024年ねん2月がつ13日にち閲覧えつらん。

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

佐々木ささき春はる隆たかし『朝鮮ちょうせん戦争せんそう/韓国かんこく篇へん上巻じょうかん建けん軍ぐんと戦争せんそうの勃発ぼっぱつ前まえまで』（第だい4刷さつ）原はら書房しょぼう、1983年ねん。ISBN 4-562-00798-2。
“韓國かんこく戰爭せんそう要約ようやく” (PDF). 韓国かんこく国防こくぼう部ぶ軍ぐん史し編纂へんさん研究所けんきゅうじょ. 2020年ねん9月がつ26日にち閲覧えつらん。
国防こくぼう軍ぐん史し研究所けんきゅうじょ編へん (1994) (PDF). 國防こくぼう史し年表ねんぴょう（1945～1990）. 国防こくぼう軍ぐん史し研究所けんきゅうじょ
박동찬 (2014) (PDF). 통계로 본 6·25전쟁. 국방부 군사편찬연구소. ISBN 979-11-5598-010-1
신기수 (2023). 육군 부대 도감. 궁리. ISBN 978-89-5820-847-1

歴史れきし[編集へんしゅう]

師団しだん長ちょう[編集へんしゅう]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]