自家用 じかよう 自動車 じどうしゃ (じかようじどうしゃ)は、旅客 りょかく や貨物 かもつ を運送 うんそう して料金 りょうきん を受 う け取 と り、商業 しょうぎょう 的 てき な行為 こうい をする運輸 うんゆ 営業 えいぎょう 用 よう (緑 みどり ナンバー、営業 えいぎょう ナンバー)自動車 じどうしゃ に対 たい して、それ以外 いがい の一般 いっぱん 的 てき な用途 ようと に使 つか われる自動車 じどうしゃ をすべてこう呼 よ ぶ。道路 どうろ 運送 うんそう 法 ほう においては、「自動車 じどうしゃ (道路 どうろ 運送 うんそう 車両 しゃりょう 法 ほう 上 じょう の自動車 じどうしゃ )」のうち「事業 じぎょう 用 よう 自動車 じどうしゃ 」でないものを指 さ すと定義 ていぎ されている。自家用車 じかようしゃ (じかようしゃ)、マイカー [注 ちゅう 1] [1] (my car、和製 わせい 英語 えいご )ともいう。英語 えいご では、自家用 じかよう 自動車 じどうしゃ 全般 ぜんぱん を Owner-driver car と言 い い、自分 じぶん の車 くるま を指 さ す時 とき は My own car と言 い う。
俗称 ぞくしょう では家庭 かてい が所有 しょゆう する自動車 じどうしゃ に限定 げんてい して「自家用 じかよう 自動車 じどうしゃ 」という場合 ばあい がある。
本稿 ほんこう では日本 にっぽん においての自家用 じかよう 自動車 じどうしゃ について述 の べる。
自家用 じかよう 一般 いっぱん 登録 とうろく 車 しゃ のナンバープレートイメージ(乗用 じょうよう )
自家用 じかよう 軽自動車 けいじどうしゃ のナンバープレートイメージ (乗用 じょうよう )
通常 つうじょう 、ユーザー自身 じしん が自 みずか らの用途 ようと のために使用 しよう (自家 じか 使用 しよう )する自動車 じどうしゃ をいう。これは自分 じぶん で運転 うんてん するか否 ひ かは問 と わないので、カーリース された車 くるま やレンタカー も自家用 じかよう 扱 あつか いである。ナンバープレート が白地 しろじ に緑 みどり 文字 もじ なので白 しろ ナンバー 、軽自動車 けいじどうしゃ は黄色 きいろ に黒文字 くろもじ なので黄色 おうしょく ナンバーと呼 よ ぶ。
自家用 じかよう でない車両 しゃりょう は、事業 じぎょう 用 よう 自動車 じどうしゃ (営業 えいぎょう 車 くるま )ということになる。営業 えいぎょう 用 よう の定義 ていぎ は有償 ゆうしょう で旅客 りょかく 、貨物 かもつ の輸送 ゆそう を行 おこな うための車両 しゃりょう で、ナンバーは自家用 じかよう と逆転 ぎゃくてん 色 しょく の緑地 りょくち に白 しろ 文字 もじ なので、緑 みどり ナンバー(または青 あお ナンバー、軽 けい 事業 じぎょう 用 よう 車 しゃ は黒 くろ ナンバー)と呼 よ ぶ。
なお、自衛隊 じえいたい や在外 ざいがい 公館 こうかん の保有 ほゆう する自動車 じどうしゃ は道路 どうろ 運送 うんそう 車両 しゃりょう 法 ほう が適用 てきよう されないこともあってナンバープレートが独自 どくじ のものであり、一般 いっぱん のものとは異 こと なる。
自宅 じたく で個人 こじん が所有 しょゆう する乗用車 じょうようしゃ はもとより、会社 かいしゃ などが社員 しゃいん の送迎 そうげい や商品 しょうひん の集配 しゅうはい に用 もち いるもの、官公庁 かんこうちょう の公用 こうよう 車 しゃ 、会社 かいしゃ の営業 えいぎょう 車 しゃ ・社用 しゃよう 車 しゃ (商業 しょうぎょう 的 てき な運送 うんそう でなく、企業 きぎょう のルートセールスや内部 ないぶ での業務 ぎょうむ 用 よう が多 おお い)なども自家用車 じかようしゃ として扱 あつか われる。これらの自動車 じどうしゃ は有償 ゆうしょう 運送 うんそう が禁止 きんし されており、運送 うんそう 自体 じたい は商業 しょうぎょう 的 てき なものではないので第 だい 一種 いっしゅ 運転 うんてん 免許 めんきょ で運転 うんてん できる。しかし、緊急 きんきゅう 自動車 じどうしゃ の資格 しかく を持 も つ車両 しゃりょう (緊急 きんきゅう 出動 しゅつどう 中 ちゅう の官公 かんこう 署 しょ の公用 こうよう 車 しゃ (消防 しょうぼう ・救急 きゅうきゅう ・警察 けいさつ など)の一部 いちぶ 。消防車 しょうぼうしゃ 、救急 きゅうきゅう 車 しゃ 、パトロールカー など)では緊急 きんきゅう 用務 ようむ の際 さい に運転 うんてん する場合 ばあい 、一定 いってい の条件 じょうけん を満 み たす必要 ひつよう がある。
なお、会社 かいしゃ や学校 がっこう の送迎 そうげい 、ホテル や大 だい 規模 きぼ な公衆 こうしゅう 食堂 しょくどう 、娯楽 ごらく 施設 しせつ 専用 せんよう の客 きゃく の送迎 そうげい 、官公庁 かんこうちょう (県 けん ・市町村 しちょうそん )が保有 ほゆう するバスなど、いわゆる白 しろ ナンバーの自家用 じかよう バス の場合 ばあい でも大型 おおがた 第 だい 二 に 種 しゅ 免許 めんきょ が必要 ひつよう だと一部 いちぶ 誤解 ごかい している人 ひと がいるが、この場合 ばあい は多数 たすう の人員 じんいん を運 はこ ぶという意味 いみ では乗合 のりあい バス や貸切 かしきり バス とその輸送 ゆそう 形態 けいたい はよく似 に ていても、これらの場合 ばあい は運賃 うんちん の収受 しゅうじゅ がないため運送 うんそう 行為 こうい 自体 じたい が商業 しょうぎょう 的 てき なもの(営業 えいぎょう 行為 こうい )ではなく、また、不 ふ 特定 とくてい 多数 たすう の旅客 りょかく を対象 たいしょう とはしておらず、自家用車 じかようしゃ である事 こと に変 か わりはないので第 だい 一種 いっしゅ 免許 めんきょ で運転 うんてん できるが、就業 しゅうぎょう 規則 きそく で大型 おおがた 二 に 種 しゅ 運転 うんてん 免許 めんきょ 保有 ほゆう しか従業 じゅうぎょう 員 いん を採用 さいよう しないところがある。
自家用車 じかようしゃ は一部 いちぶ の例外 れいがい を除 のぞ き、有償 ゆうしょう 運送 うんそう は形態 けいたい を問 と わず禁止 きんし である。家族 かぞく ・友人 ゆうじん 等 とう 、身内 みうち の関係 かんけい において、運行 うんこう に必要 ひつよう な経費 けいひ を同乗 どうじょう 者 しゃ 間 あいだ で分担 ぶんたん することは問題 もんだい ないが、赤 あか の他人 たにん である不 ふ 特定 とくてい 多数 たすう の者 もの に自家用車 じかようしゃ への同乗 どうじょう を呼 よ び掛 か けて運行 うんこう する場合 ばあい は、たとえ収受 しゅうじゅ する金額 きんがく が運行 うんこう に必要 ひつよう な経費 けいひ の範囲 はんい 内 ない であっても、その輸送 ゆそう に係 かか る対価 たいか として求 もと めているのものであるので、道路 どうろ 運送 うんそう 法 ほう に基 もと づく手続 てつづ きを行 おこな わなければ法 ほう に抵触 ていしょく することとなる。
それ以外 いがい にも、自家用車 じかようしゃ の利用 りよう が学校 がっこう の生徒 せいと 、企業 きぎょう の従業 じゅうぎょう 員 いん 、施設 しせつ の利用 りよう 者 しゃ など限定 げんてい 的 てき なものであったとしても、身内 みうち や友人 ゆうじん 関係 かんけい でない者 もの は赤 あか の他人 たにん となるので、利益 りえき を前提 ぜんてい としない経費 けいひ 分担 ぶんたん も含 ふく めて有償 ゆうしょう 運送 うんそう となる。よって自家用車 じかようしゃ での送迎 そうげい は無料 むりょう が原則 げんそく であり、送迎 そうげい 利用 りよう 者 しゃ から経費 けいひ を徴収 ちょうしゅう するのであれば、道路 どうろ 運送 うんそう 法 ほう に基 もと づく許可 きょか を得 え て正規 せいき にタクシー・ハイヤーとするか、地元 じもと のタクシー会社 かいしゃ に委託 いたく するのが望 のぞ ましい。
自家用 じかよう 自動車 じどうしゃ の車内 しゃない 設備 せつび でのカラオケ や音楽 おんがく ソフトの再生 さいせい や、映像 えいぞう ソフト の上映 じょうえい について著作 ちょさく 権 けん 法 ほう の解釈 かいしゃく が変 か わるわけではない。例 たと えば客 きゃく の無料 むりょう 送迎 そうげい や社員 しゃいん 送迎 そうげい で使 つか われるバス車内 しゃない では私的 してき 利用 りよう の範囲 はんい を超 こ えるが、家族 かぞく や家族 かぞく としてのお客 きゃく さんが同乗 どうじょう している場合 ばあい は私的 してき 利用 りよう の範囲 はんい である(自動車 じどうしゃ の区分 くぶん により著作 ちょさく 権 けん 法 ほう の解釈 かいしゃく は変 か わらない、そのため事業 じぎょう 用 よう 自動車 じどうしゃ でも同様 どうよう である。)。
費用 ひよう 削減 さくげん のためにバス事業 じぎょう 者 しゃ やタクシー事業 じぎょう 者 しゃ は、第 だい 二 に 種 しゅ 免許 めんきょ 取得 しゅとく などのための社内 しゃない 研修 けんしゅう の目的 もくてき のための車両 しゃりょう は運用 うんよう 離脱 りだつ させたうえで事業 じぎょう 用 よう 登録 とうろく から自家用 じかよう 登録 とうろく に変更 へんこう したものを利用 りよう している場合 ばあい もある。
日本 にっぽん 自家用 じかよう 自動車 じどうしゃ 管理 かんり 業 ぎょう 協会 きょうかい [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん 自家用 じかよう 自動車 じどうしゃ 管理 かんり 業 ぎょう 協会 きょうかい [2] は警察庁 けいさつちょう 、経済 けいざい 産業 さんぎょう 省 しょう 、国土 こくど 交通省 こうつうしょう の三 さん 省庁 しょうちょう 共管 きょうかん により許可 きょか 、設立 せつりつ された公益 こうえき 法人 ほうじん 。
昭和 しょうわ 37年 ねん 、これまでの自家用 じかよう 自動車 じどうしゃ 管理 かんり 業者 ぎょうしゃ らが業界 ぎょうかい の質 しつ の向上 こうじょう と社会 しゃかい 貢献 こうけん のため協会 きょうかい を設立 せつりつ 。昭和 しょうわ 61年 ねん 、自動車 じどうしゃ 管理 かんり 連絡 れんらく 会 かい を発足 ほっそく 。これらから平成 へいせい 元年 がんねん に任意 にんい 団体 だんたい の、日本 にっぽん 自家用 じかよう 自動車 じどうしゃ 管理 かんり 協会 きょうかい が発足 ほっそく 。平成 へいせい 4年 ねん には警察庁 けいさつちょう と当時 とうじ の通商産業省 つうしょうさんぎょうしょう 、運輸省 うんゆしょう の共管 きょうかん で、社団 しゃだん 法人 ほうじん として認可 にんか を受 う ける。
自家用 じかよう 自動車 じどうしゃ 運転 うんてん 士 し 専門 せんもん 校 こう [ 編集 へんしゅう ]
自家用 じかよう 自動車 じどうしゃ 運転 うんてん 士 し 専門 せんもん 校 こう [3] は、専 せん 門 もん の運転 うんてん サービス士 し の育成 いくせい を目指 めざ し、東京 とうきょう 都 と 千代田 ちよだ 区 く に開講 かいこう した認定 にんてい 職業 しょくぎょう 訓練 くんれん による職業 しょくぎょう 能力 のうりょく 開発 かいはつ 校 こう である。目的 もくてき は、運転 うんてん サービス士 し を対象 たいしょう に講義 こうぎ や実地 じっち 訓練 くんれん 、適性 てきせい 検査 けんさ を実施 じっし し、運転 うんてん サービス士 し の安全 あんぜん 運転 うんてん とマナーの資質 ししつ 向上 こうじょう を図 はか り、良質 りょうしつ なサービスを実践 じっせん できる優秀 ゆうしゅう な運転 うんてん 士 し を育成 いくせい することである。
設置 せっち 訓練 くんれん 科 か は運転 うんてん サービス士 し 科 か で、乗用車 じょうようしゃ コース、バスコースの2コースがある。平成 へいせい 12年 ねん に開校 かいこう 。平成 へいせい 13年 ねん には東京 とうきょう 都知事 とちじ の認定 にんてい を受 う けて認定 にんてい 職業 しょくぎょう 訓練 くんれん 施設 しせつ となる。平成 へいせい 15年 ねん からは協会 きょうかい 加盟 かめい 会社 かいしゃ 以外 いがい の者 もの も受講 じゅこう が可能 かのう となる。平成 へいせい 18年 ねん から道路 どうろ 運送 うんそう 法 ほう 改正 かいせい により市町村 しちょうそん 運営 うんえい の有償 ゆうしょう 運送 うんそう および過疎 かそ 地 ち 有償 ゆうしょう 運送 うんそう の一種 いっしゅ 免許 めんきょ 保有 ほゆう の運転 うんてん 者 しゃ の要件 ようけん に、自家用 じかよう 自動車 じどうしゃ 運転 うんてん 士 し 専門 せんもん 校 こう の運転 うんてん サービス士 し 科 か を修了 しゅうりょう した者 もの であることとなる。
^ マイカーという言葉 ことば は、1961年 ねん に出版 しゅっぱん された星野 ほしの 芳郎 よしお 著 ちょ 『マイカー よい車 くるま わるい車 くるま を見破 みやぶ る法 ほう 』によって広 ひろ まったとされる。CARGRAPHIC 2012年 ねん 10月 がつ 号 ごう 206頁 ぺーじ 「THIS MONTH'S TOPIC」より。
^ 読売新聞 よみうりしんぶん ニュースクリップ「マイカー」とは[リンク切 き れ ]
^ “協会 きょうかい の成 な り立 た ち ”. 社団 しゃだん 法人 ほうじん 日本 にっぽん 自家用 じかよう 自動車 じどうしゃ 管理 かんり 業 ぎょう 協会 きょうかい . 2020年 ねん 5月 がつ 11日 にち 閲覧 えつらん 。
^ “運転 うんてん 士 し 専門 せんもん 校 こう ”. 2020年 ねん 5月 がつ 11日 にち 閲覧 えつらん 。