講談社こうだんしゃノンフィクション賞しょう

講談社こうだんしゃノンフィクション賞しょう（こうだんしゃノンフィクションしょう）は講談社こうだんしゃが主催しゅさいするノンフィクションを対象たいしょうとした文学ぶんがく賞しょうである。1979年ねんに創始そうしされ、毎年まいとし9月がつに講談社こうだんしゃエッセイ賞しょうとともに発表はっぴょうされる。副賞ふくしょう100万まん円えん。

第だい41回かい（2019年ねん）より本田ほんだ靖やすし春はるの名なを冠かんし、講談社こうだんしゃ本田ほんだ靖やすし春はるノンフィクション賞しょうに改称かいしょう。

歴代れきだい受賞じゅしょう作さく

• 第だい1回かい （1979年ねん）
  • 柳田やなぎだ邦男くにお『ガン回廊かいろうの朝あさ』（講談社こうだんしゃ）
  • 立花たちばな隆たかし『日本にっぽん共産党きょうさんとうの研究けんきゅう 上うえ・下した』（講談社こうだんしゃ）
• 第だい2回かい （1980年ねん）
  • 亀井かめい宏ひろし『ガダルカナル戦記せんき 1・2・3』（光人みつひと社しゃ）
• 第だい3回かい （1981年ねん）
  • 平尾ひらお和雄かずお『ヒマラヤ・スルジェ館かん物語ものがたり』（講談社こうだんしゃ）
  • 大村おおむら幸弘ゆきひろ『鉄てつを生うみだした帝国ていこく』（日本にっぽん放送ほうそう出版しゅっぱん協会きょうかい）
• 第だい4回かい （1982年ねん）
  • 徳永とくなが進すすむ『死しの中なかの笑えみ』（ゆるみ出版しゅっぱん）
  • 松下まつした竜一りゅういち『ルイズ－父ちちに貰もらいし名めいは』（講談社こうだんしゃ）
• 第だい5回かい （1983年ねん）
  • 塩田しおだ潮うしお『霞かすみが関せきが震ふるえた日ひ』（サイマル出版しゅっぱん会かい）
• 第だい6回かい （1984年ねん）
  • 本田ほんだ靖やすし春はる『不当ふとう逮捕たいほ』（講談社こうだんしゃ）
• 第だい7回かい （1985年ねん）
  • 関川せきかわ夏央なつお『海峡かいきょうを越こえたホームラン』（双葉社ふたばしゃ）
• 第だい8回かい （1986年ねん）
  • 長尾ながお三郎さぶろう『マッキンリーに死しす』（講談社こうだんしゃ）
  • 塚本つかもと哲也てつや『ガンと戦たたかった昭和しょうわ史し 上じょう・下した』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう）
• 第だい9回かい （1987年ねん）
  • 吉岡よしおか忍しのぶ『墜落ついらくの夏なつ -日航にっこう123便びん事故じこ全ぜん記録きろく-』（新潮社しんちょうしゃ）
• 第だい10回かい （1988年ねん）
  • 三神みかみ真彦まさひこ『わがままいっぱい名取なとり洋之助ようのすけ』（筑摩書房ちくましょぼう）
• 第だい11回かい （1989年ねん）
  • 辺見へんみじゅん『収容しゅうよう所しょ（ラーゲリ）から来きた遺書いしょ』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう）
  • 大泉おおいずみ実成さねなり『説得せっとく エホバの証人しょうにんと輸血ゆけつ拒否きょひ事件じけん』（現代書館げんだいしょかん）
• 第だい12回かい （1990年ねん）
  • 後藤ごとう正治しょうじ『遠とおいリング』（講談社こうだんしゃ）
  • 木村きむら裕ひろし主ぬし『ムッソリーニを逮捕たいほせよ』（新潮社しんちょうしゃ）
• 第だい13回かい （1991年ねん）
  • 工藤くどう美代子みよこ『工藤くどう写真しゃしん館かんの「昭和しょうわ」』（朝日新聞社あさひしんぶんしゃ）
  • 高橋たかはし幸春ゆきはる『蒼氓そうぼうの大地だいち』（講談社こうだんしゃ）
• 第だい14回かい （1992年ねん）
  • 野田のだ正彰まさあき『喪もの途上とじょうにて 大事だいじ故こ遺族いぞくの悲哀ひあいの研究けんきゅう』（岩波書店いわなみしょてん）
  • 渡瀬わたせ夏彦なつひこ『銀ぎんの夢ゆめ オグリキャップに賭かけた人々ひとびと』（講談社こうだんしゃ）
• 第だい15回かい （1993年ねん）
  • 井田いだ真木子まきこ『小しょう蓮はちすの恋人こいびと』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう）
  • 立石たていし泰則やすのり『覇者はしゃの誤算ごさん 上じょう・下した』（日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ）
• 第だい16回かい （1994年ねん）
  • 下嶋しもじま哲朗てつろう『アメリカ国家こっか反逆はんぎゃく罪ざい』（講談社こうだんしゃ）
  • 辺見へんみ庸いさお『もの食くう人ひとびと』（共同通信社きょうどうつうしんしゃ）
• 第だい17回かい （1995年ねん）
  • 岩川いわかわ隆たかし『孤島ことうの土どとなるとも BC級きゅう戦犯せんぱん裁判さいばん』（講談社こうだんしゃ）
  • 合田あいだ彩あや『逃（Tao） 異端いたんの画家がか・曹勇の中国ちゅうごく大だい脱出だっしゅつ』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう）
• 第だい18回かい （1996年ねん）
  • 岩上いわかみ安やすし身み『あらかじめ裏切うらぎられた革命かくめい』（講談社こうだんしゃ）
• 第だい19回かい （1997年ねん）
  • 野村のむら進すすむ『コリアン世界せかいの旅たび』（講談社こうだんしゃ）
  • 山田やまだ和かず『インド ミニアチュール幻想げんそう』（平凡社へいぼんしゃ）
• 第だい20回かい （1998年ねん）
  • 北島きたじま行徳ぎょうとく『無敵むてきのハンディキャップ 障害しょうがい者しゃが「プロレスラー」になった日ひ』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう）
  • 中村なかむら智志さとし『段だんボールハウスで見みる夢ゆめ』（草くさ思おもえ社しゃ）
• 第だい21回かい （1999年ねん）
  • 高沢たかさわ皓あきら司し『宿命しゅくめい 「よど号ごう」亡命ぼうめい者しゃたちの秘密ひみつ工作こうさく』（新潮社しんちょうしゃ）
• 第だい22回かい （2000年ねん）
  • ドウス昌代まさよ『イサム・ノグチ 宿命しゅくめいの越境えっきょう者しゃ 上じょう・下した』（講談社こうだんしゃ）
  • 高山たかやま文彦ふみひこ『火花ひばな 北条ほうじょう民雄たみおの生涯しょうがい』（飛鳥新社あすかしんしゃ）
• 第だい23回かい （2001年ねん）
  • 大崎おおさき善生よしき『将棋しょうぎの子こ』（講談社こうだんしゃ）
• 第だい24回かい （2002年ねん）
  • 斎藤さいとう道雄みちお『悩なやむ力ちから べてるの家いえの人々ひとびと』（みすず書房しょぼう）
  • 高木たかぎ徹とおる『ドキュメント戦争せんそう広告こうこく代理だいり店てん』（講談社こうだんしゃ）
• 第だい25回かい （2003年ねん）
  • 溝口みぞぐち敦あつし『食肉しょくにくの帝王ていおう』（講談社こうだんしゃ）
  • 渡辺わたなべ一史かずし『こんな夜更よふけにバナナかよ』（北海道新聞社ほっかいどうしんぶんしゃ）
• 第だい26回かい （2004年ねん）
  • 岩瀬いわせ達哉たつや『年金ねんきん大だい崩壊ほうかい』（講談社こうだんしゃ）『年金ねんきんの悲劇ひげき--老後ろうごの安心あんしんはなぜ消きえたか』（講談社こうだんしゃ）
  • 魚住うおずみ昭あきら『野中のなか広務ひろむ 差別さべつと権力けんりょく』（講談社こうだんしゃ）
• 第だい27回かい（2005年ねん）
  • 奥野おくの修司しゅうじ『ナツコ 沖縄おきなわ密みつ貿易ぼうえきの女王じょおう』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう）
  • 中川なかがわ一徳かずのり『メディアの支配しはい者しゃ』（講談社こうだんしゃ）
• 第だい28回かい（2006年ねん）
  • 沢木さわき耕こう太郎たろう『凍こお（とう）』（新潮社しんちょうしゃ）
  • 田草川たくさがわ弘ひろし『黒澤くろさわ明あきらVS.ハリウッド 「トラ・トラ・トラ！」その謎なぞのすべて』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう）
• 第だい29回かい（2007年ねん）
  • 最さい相あい葉月はづき『星ほし新一しんいち　一いち〇〇一いち話わをつくった人ひと』（新潮社しんちょうしゃ）
  • 鈴木すずき敦あつし秋あき『明香あすかちゃんの心臓しんぞう （検証けんしょう）東京とうきょう女子じょし医大いだい病院びょういん事件じけん』（講談社こうだんしゃ）
• 第だい30回かい（2008年ねん）
  • 城戸きど久枝ひさえ『あの戦争せんそうから遠とおく離はなれて 私わたしにつながる歴史れきしをたどる旅たび』（情報じょうほうセンター出版しゅっぱん局きょく）
  • 西岡にしおか研介けんすけ『マングローブ テロリストに乗のっ取とられたＪＲ東日本じぇいあーるひがしにほんの真実しんじつ』（講談社こうだんしゃ）
  • 原はら武史たけし『滝山たきやまコミューン一いち九きゅう七なな四よん』（講談社こうだんしゃ）
• 第だい31回かい（2009年ねん）
  • 佐野さの眞一しんいち『甘粕あまかす正彦まさひこ 乱心らんしんの曠野あらの』（新潮社しんちょうしゃ）
• 第だい32回かい（2010年ねん）
  • 中田なかた整一せいいち『トレイシー 日本にっぽん兵へい捕虜ほりょ秘密ひみつ尋問じんもん所しょ』（講談社こうだんしゃ）
  • 堀川ほりかわ惠子けいこ『死刑しけいの基準きじゅん－『永山ながやま裁判さいばん』が遺のこしたもの』（日本にっぽん評論ひょうろん社しゃ）
• 第だい33回かい（2011年ねん）
  • 角すみ岡おか伸彦のぶひこ『カニは横よこに歩あるく 自立じりつ障害しょうがい者しゃたちの半はん世紀せいき』（講談社こうだんしゃ）
  • 森もり達也たつや『A3（エースリー）』（集英社しゅうえいしゃインターナショナル）
• 第だい34回かい（2012年ねん）
  • 大鹿おおしか靖明やすあき『メルトダウン ドキュメント福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ事故じこ』（講談社こうだんしゃ）
  • 安田やすだ浩一こういち『ネットと愛国あいこく 在ざい特会とっかいの『闇やみ』を追おいかけて』（講談社こうだんしゃ）
• 第だい35回かい（2013年ねん）
  • 角すみ幡はた唯ゆい介かい『アグルーカの行方ゆくえ 129人にん全員ぜんいん死亡しぼう、フランクリン隊たいが見みた北極ほっきょく』（集英社しゅうえいしゃ）
  • 高野たかの秀行ひでゆき『謎なぞの独立どくりつ国家こっかソマリランド　そして海賊かいぞく国家こっかプントランドと戦国せんごく南部なんぶソマリア』（本ほんの雑誌社ざっししゃ）
• 第だい36回かい（2014年ねん）
  • 清きよし武たけ英利ひでとし『しんがり 山一證券やまいちしょうけん 最後さいごの12人にん』（講談社こうだんしゃ）
• 第だい37回かい（2015年ねん）
  • 眞ま並なみ恭介きょうすけ『牛うしと土ど 福島ふくしま、3.11その後ご。』（集英社しゅうえいしゃ）
• 第だい38回かい（2016年ねん）
  • 長谷川はせがわ康夫やすお『つかこうへい正伝せいでん』（新潮社しんちょうしゃ）
• 第だい39回かい（2017年ねん）
  • 梯はしご久美子くみこ『狂くるうひと――『死しの棘とげ』の妻つま・島尾しまおミホ』（新潮社しんちょうしゃ）
  • 中村なかむら計はかる『勝かち過すぎた監督かんとく　駒大こまだい苫小牧とまこまい幻まぼろしの三さん連覇れんぱ』（集英社しゅうえいしゃ）
• 第だい40回かい（2018年ねん）
  • 旗手きしゅ啓介けいすけ『告白こくはく　あるPKO隊員たいいんの死し・23年ねん目めの真実しんじつ』（講談社こうだんしゃ）
  • 宮下みやした洋一よういち『安楽あんらく死しを遂とげるまで』（小学館しょうがくかん）

講談社こうだんしゃ本田ほんだ靖やすし春はるノンフィクション賞しょう

• 第だい41回かい（2019年ねん）
  • 松本まつもと創はじめ『軌道きどう　福知山ふくちやま線せん脱線だっせん事故じこ　JR西日本にしにほんを変かえた闘たたかい』（東洋経済新報社とうようけいざいしんぽうしゃ）
• 第だい42回かい（2020年ねん）
  • 片山かたやま夏子なつこ『ふくしま原発げんぱつ作業さぎょう員いん日誌にっし　イチエフの真実しんじつ、9年間ねんかんの記録きろく』（朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん）
  • 吉田よしだ千せん亜あ『孤塁こるい　双葉ふたば郡ぐん消防しょうぼう士したちの3・11』（岩波書店いわなみしょてん）
• 第だい43回かい（2021年ねん）
  • 細田ほそだ昌志まさし『沢村さわむら忠ただしに真空しんくうを飛とばせた男おとこ　昭和しょうわのプロモーター・野口のぐち修おさむ 評伝ひょうでん』（新潮社しんちょうしゃ）
  • 村山むらやま祐介ゆうすけ『エクソダス　アメリカ国境こっきょうの狂気きょうきと祈いのり』（新潮社しんちょうしゃ）
• 第だい44回かい（2022年ねん）
  • 鈴木すずき忠平ちゅうへい『嫌きらわれた監督かんとく　落合おちあい博満ひろみつは中日ちゅうにちをどう変かえたのか』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう）
  • 秦はた融とおる『冤罪えんざいをほどく　“供述きょうじゅつ弱者じゃくしゃ”とは誰だれか』（風ふう媒なかだち社しゃ）
• 第だい45回かい（2023年ねん）
  • 伊沢いさわ理江りえ『黒くろい海うみ　船ふねは突然とつぜん、深海しんかいへ消きえた』（講談社こうだんしゃ）

選考せんこう委員いいん

• 第だい1回かい　梅原うめはら猛たけし、加藤かとう秀俊ひでとし、新田にった次郎じろう、山崎やまざき正和まさかず、山本やまもと七なな平たいら
• 第だい2回かい　梅原うめはら猛たけし、加藤かとう秀俊ひでとし、山崎やまざき正和まさかず、山本やまもと七なな平たいら
• 第だい3回かい-第だい4回かい　梅原うめはら猛たけし、加藤かとう秀俊ひでとし、城山しろやま三郎さぶろう、山崎やまざき正和まさかず、山本やまもと七なな平たいら
• 第だい5回かい-第だい9回かい　梅原うめはら猛たけし、加藤かとう秀俊ひでとし、城山しろやま三郎さぶろう、立花たちばな隆たかし、柳田やなぎだ邦男くにお、山崎やまざき正和まさかず、山本やまもと七なな平たいら
• 第だい10回かい-第だい11回かい　加賀かが乙彦おとひこ、澤地さわじ久枝くし、城山しろやま三郎さぶろう、立花たちばな隆たかし、柳田やなぎだ邦男くにお
• 第だい12回かい-第だい20回かい　加賀かが乙彦おとひこ、黒井くろい千次せんじ、澤地さわじ久枝くし、立花たちばな隆たかし、柳田やなぎだ邦男くにお
• 第だい21回かい-第だい26回かい　加賀かが乙彦おとひこ、黒井くろい千次せんじ、立花たちばな隆たかし、辺見へんみじゅん、柳田やなぎだ邦男くにお
• 第だい27回かい-第だい28回かい　加藤かとう典のり洋よう、重松しげまつ清きよし、立花たちばな隆たかし、辺見へんみじゅん、柳田やなぎだ邦男くにお
• 第だい29回かい　加藤かとう典のり洋よう、重松しげまつ清きよし、立花たちばな隆たかし、野村のむら進すすむ、辺見へんみじゅん、柳田やなぎだ邦男くにお
• 第だい30回かい-第だい31回かい　加藤かとう典のり洋よう、重松しげまつ清きよし、立花たちばな隆たかし、野村のむら進すすむ、辺見へんみじゅん
• 第だい32回かい　加藤かとう典のり洋よう、重松しげまつ清きよし、立花たちばな隆たかし、中沢なかざわ新一しんいち、野村のむら進すすむ、辺見へんみじゅん
• 第だい33回かい　重松しげまつ清きよし、立花たちばな隆たかし、中沢なかざわ新一しんいち、野村のむら進すすむ、辺見へんみじゅん
• 第だい34回かい　重松しげまつ清きよし、高村たかむら薫かおる、立花たちばな隆たかし、中沢なかざわ新一しんいち、野村のむら進すすむ
• 第だい35回かい-　後藤ごとう正治しょうじ、高村たかむら薫かおる、立花たちばな隆たかし、中沢なかざわ新一しんいち、野村のむら進すすむ
• 第だい39回かい-　魚住うおずみ昭あきら、後藤ごとう正治しょうじ、最さい相あい葉月はづき、中沢なかざわ新一しんいち、野村のむら進すすむ　

その他たのノンフィクション賞しょう

• 大宅おおたく壮一そういちノンフィクション賞しょう
• 新潮しんちょうドキュメント賞しょう
• 小学館しょうがくかんノンフィクション大賞たいしょう
• 開高かいこう健けんノンフィクション賞しょう
• 本屋ほんや大賞たいしょう

外部がいぶリンク

• 講談社こうだんしゃノンフィクション賞しょう (過去かこの受賞じゅしょう者しゃ一覧いちらん)