開国かいこく博はくY150

開国かいこく・開港かいこうY150（開国かいこく博はくY150） A Grand Exposition for Yokohama's 150th Year
ラ・マシンのパフォーマンス
イベントの種類しゅるい	博覧はくらん会かい
通称つうしょう・略称りゃくしょう	開国かいこく博はくY150
正式せいしき名称めいしょう	開国かいこく・開港かいこうY150
開催かいさい時期じき	2009年ねん4月がつ28日にち - 9月27日にち（153日間にちかん）
会場かいじょう	神奈川かながわ県けん横浜よこはま市し
主催しゅさい	財団ざいだん法人ほうじん横浜よこはま開港かいこう150周年しゅうねん協会きょうかい
後援こうえん	諸しょ官庁かんちょう、横浜よこはま市し各かく団体だんたいほか
協賛きょうさん	日産自動車にっさんじどうしゃ、新しん日本石油にほんせきゆほか全ぜん40社しゃ
企画きかく制作せいさく	博報堂はくほうどう、アサツー ディ・ケイほか
プロデューサー	小川おがわ巧たくみ記き
来場らいじょう者しゃ数すう	123万まん9325人にん（有料ゆうりょう会場かいじょう、目標もくひょう500万まん人にん）、716万まん6300人にん（無料むりょう会場かいじょう含ふくむ）
ベイサイドエリア、ヒルサイドエリアへの交通こうつうアクセス
最寄駅もよりえき	馬うま車道くるまみち駅えき・日本にっぽん大通おおどおり駅えき・みなとみらい駅えき・桜木町さくらぎちょう駅えき（ベイサイドエリア）、鶴つるヶ峰みね駅えき・三ツ境みつざかい駅えき・中山ちゅうざん駅えき（ヒルサイドエリア）
直通ちょくつうバス	ヒルサイドエリアに限かぎり、鶴つるヶ峰みね駅えき・中山ちゅうざん駅えきから運行うんこう
駐車ちゅうしゃ場じょう	なし
公式こうしきサイト

開国かいこく博はくY150（かいこくはくY150）は、横浜よこはま港こう開港かいこう150周年しゅうねんを記念きねんして、2009年ねん（平成へいせい21年ねん）4月がつ28日にちから9月27日にちまでの153日間にちかん、神奈川かながわ県けん横浜よこはま市しで開催かいさいされた地方ちほう博覧はくらん会かいである。

正式せいしき名称めいしょうは横浜よこはま開港かいこう150周年しゅうねん記念きねんテーマイベント「開国かいこく・開港かいこうY150」であり、「開国かいこく博はくY150」はこのイベントの愛称あいしょうである。英文えいぶん表記ひょうきは A Grand Exposition for Yokohama's 150th Year だった。神奈川かながわ県庁けんちょうを監督かんとく官庁かんちょうとする『財団ざいだん法人ほうじん横浜よこはま開港かいこう150周年しゅうねん協会きょうかい』が主催しゅさいした。

概説がいせつ

財団ざいだん法人ほうじん横浜よこはま開港かいこう150周年しゅうねん協会きょうかいの前身ぜんしんとなる「近代きんだい日本にっぽん開国かいこく・横浜よこはま開港かいこう150周年しゅうねん記念きねん事業じぎょう推進すいしん協議きょうぎ会かい」が、1854年ねんの日米にちべい和親わしん条約じょうやく締結ていけつと1859年ねんの横浜よこはま港こうの開港かいこうから150年ねん後ごにあたる2004年ねんから2009年ねんまでの5年間ねんかん、横浜よこはまの活性かっせい化か策さくとして展開てんかいするために2003年ねんに設立せつりつされ、本ほん博覧はくらん会かいはその一環いっかんとして企画きかくされた。

博覧はくらん会かいの会場かいじょうは横浜よこはまみなとみらい21の中央ちゅうおう地区ちくや新港しんこう地区ちく周辺しゅうへんがベイサイドエリア、よこはま動物どうぶつ園えんズーラシア周辺しゅうへんがヒルサイドエリア、横浜よこはま駅えき周辺しゅうへんから山下やました・山手やまて地区ちく周辺しゅうへんの市街地しがいちがマザーポートエリアというように3つのエリアに分わけられた。開催かいさい時期じきはベイサイドエリアは4月がつ28日にちから9月がつ27日にち、ヒルサイドエリアは7月がつ4日にちから9月がつ27日にち、マザーポートエリアは2009年ねん中ちゅう開ひらかれた。このうち、イベントの実施じっし、設計せっけい及および制作せいさく運営うんえいをベイサイドステージが博報堂はくほうどうJV、ヒルサイドステージについてアサツー ディ・ケイ(ADK)が受託じゅたく業者ぎょうしゃとして選定せんていされた。

横浜よこはまに縁えんのある日産自動車にっさんじどうしゃ、新しん日本石油にほんせきゆ、コカ・コーラ セントラル ジャパン、日本発条にほんはつじょう、日本にほんビクター、スリーエフ、ファンケル、横浜銀行よこはまぎんこう、テレビ神奈川てれびかながわが協賛きょうさん企業きぎょうとして名なを連つらねた。テーマソングにはゆずの「みらい」が選えらばれた。

会場かいじょう構成こうせい

チケットについて

• ベイサイドエリア
  • ベイサイド普通ふつう入場にゅうじょう券けん（大人おとな2400円えん）
  • ベイサイド全ぜん期間きかん入場にゅうじょう券けん（大人おとな10000円えん - 開催かいさい中ちゅう本人ほんにんに限かぎり有効ゆうこうで入にゅう退場たいじょう何なん度どでも自由じゆう）
  • ベイサイド夜間やかん割引わりびき入場にゅうじょう券けん（大人おとな1200円えん - 18時じ以降いこうのみ入場にゅうじょう可か）
• ヒルサイドエリア
  • ヒルサイド普通ふつう入場にゅうじょう券けん（大人おとな600円えん）
  • ヒルサイド全ぜん期間きかん入場にゅうじょう券けん（大人おとな2500円えん - 開催かいさい中ちゅう本人ほんにんに限かぎり有効ゆうこうで入にゅう退場たいじょう何なん度どでも自由じゆう）
• マザーポートエリア - 無料むりょう
  • 2009年ねん4月がつ27日にちまでベイサイドエリア入場にゅうじょう券けんの前売まえうり発売はつばい（大人おとな2200円えん）がある（両りょうエリアセット券けんは既すでに前売まえうり販売はんばい終了しゅうりょう）。
  • ベイサイドエリア入場にゅうじょう券けんは1枚まいにつき任意にんいの1日にちに限かぎり有効ゆうこうで当日とうじつは利用りよう本人ほんにんに限かぎり、3つの有料ゆうりょう会場かいじょうの入にゅう退場たいじょうが自由じゆうにできる。
  • ベイサイドエリア入場にゅうじょう券けんにはみなとみらいエリアなど、他た施設しせつの割引わりびきを受うけられる特典とくてんがある。
  • ヒルサイドエリア入場にゅうじょう券けんにはズーラシア入園にゅうえんの割引わりびきを受うけられる特典とくてんがある。
  • ズーラシアの指定してい管理かんり者しゃである横浜よこはま市し緑みどりの協会きょうかいは、ズーラシア・ヒルサイドセット入場にゅうじょう引換ひきかえ券けんをコンビニ等とうで発売はつばいしている。

主おもな催事さいじ

ベイサイドエリア

有料ゆうりょう会場かいじょう

ピボ・ラボに展示てんじされるPIVO2

復元ふくげん船せん 観光かんこう丸まる

• Y150はじまりの森もり（新港しんこう地区ちく8街まち区く、MAP）
  • 「ENEOS ラ・マシン」 - フランス・ナントのアート劇団げきだん「ラ・マシン」による高たかさ12mの巨大きょだいクモの展示てんじ。動作どうさは1日にち5回かい、各かく約やく20 - 30分ふん。
  • 「横浜よこはまものがたり」 - 開国かいこく・開港かいこうの時代じだいや横浜よこはま150年ねんの歴史れきしを映像えいぞうやセットで展示てんじする。黒船くろふね来航らいこうで有名ゆうめいなペリー提督ていとくを迎むかえた際さいの料理りょうりなども紹介しょうかい。
  • 「ENEOS 未来みらいのエネルギー館かん」 - エネルギー資源しげんと地球ちきゅう環境かんきょうに関かんして、新しん日本石油にほんせきゆの取組とりくみを展示てんじ。
  • 「黒船くろふねレストラン」 - 開国かいこく・開港かいこうにちなんだメニューを中心ちゅうしんとしたレストラン。
  • たねまる公式こうしき記念きねん品ひんショップ - オリジナル商品しょうひんとオフィシャル商品しょうひんの販売はんばい。
• Y150トゥモローパーク（新港しんこう地区ちく7街まち区く、MAP）
  • 未来みらいシアター「BATON」 - 岩井いわい俊二しゅんじ脚本きゃくほん、北村きたむら龍平りゅうへい監督かんとくによるSFファンタジーアニメーション。1時じ間あいだに2回かい上映じょうえい、各回かくかい約やく20分ふん。内容ないようは第だい1章しょうから第だい3章しょうまであり、これを開催かいさい中ちゅう3期間きかんに分わけて上映じょうえいする。
  • アースバルーン「HOME」 - 地球ちきゅう環境かんきょうをテーマにしたCG映像えいぞうが、直径ちょっけい約やく20mのバルーン表面ひょうめんに映うつし出だされる。原案げんあん・シナリオは向井むかい千秋ちあきが担当たんとう。夜間やかんに4回かい上映じょうえい、各回かくかい約やく5分ふん。
  • FMヨコハマ サテライトスタジオ "STUDIO SEAGULL Y150" - ゲストを呼よんで毎日まいにち1時じ間あいだ生放送なまほうそう。
  • トゥモローパークステージ - マスコットキャラクターの「たねまる」と「ペリー・テイトくん」が毎日まいにち登場とうじょう。
• NISSAN Y150ドリームフロント & スーパーハイビジョンシアター（新港しんこうふ頭とう、MAP）
  • NISSAN Y150ドリームフロント
    • ビポ・ラボ - 日産自動車にっさんじどうしゃのコンセプトカー「PIVO2」が案内あんない役やくとなって、環境かんきょうに優やさしい未来みらいの世界せかいを紹介しょうかい。同社どうしゃの電気でんき自動車じどうしゃ、「ハイパーミニ」および「たま」も展示てんじされる。
    • コトバパーク - 「思おもいやり」の言葉ことばを書かき込こんだ葉はっぱの形かたちの紙かみを、透明とうめいバルーンの中なかに舞まい飛とばす。同社どうしゃのコンセプトカー、「ニューヴ」も展示てんじされる。
  • スーパーハイビジョンシアター -2005年ねん日本にっぽん国際こくさい博覧はくらん会かい（愛あい・地球ちきゅう博はく）に出展しゅってんされ話題わだいになった NHKが開発かいはつ中ちゅうのスーパーハイビジョンによる映像えいぞうを、37個このスピーカーによる立体りったい音響おんきょうとともに上映じょうえい。1回かい9分ふん30秒びょう。

無料むりょう会場かいじょう

• 赤あかレンガ会場かいじょう
  • 開国かいこく・開港かいこうの街まち - 国内外こくないがいの都市とし・公共こうきょう団体だんたいによる観光かんこう案内あんないおよび物販ぶっぱん。
  • たねまる公式こうしき記念きねん品ひんショップ - オリジナル商品しょうひんとオフィシャル商品しょうひんの販売はんばい。
• 大だいさん橋ばし会場かいじょう
  • 横浜よこはまFUNEプロジェクト - 横浜よこはま市内しないの施設しせつで市民しみん参加さんかによりダンボール船せん（FUNE）を150艘そう制作せいさくし、展示てんじ。
• 象ぞうの鼻はな会場かいじょう
• 山下やました公園こうえん会場かいじょう
  • 黒船くろふね体験たいけんツアー - 復元ふくげんした観光かんこう丸まるの乗船じょうせん体験たいけんと夜間やかんライトアップ。ただし乗船じょうせん体験たいけんにはベイサイドエリア入場にゅうじょう券けんが必要ひつよう。

ヒルサイドエリア（有料ゆうりょう）

ヒルサイドエリア

• Y150つながりの森もり（ズーラシア隣接りんせつ地区ちく、MAP）
  • 竹たけの海原うなばら - ヒルサイドエリアのメイン会場かいじょうとなる建築けんちく物ぶつ。放置ほうち竹林ちくりんの見直みなおしをテーマに横浜よこはま市内しないの竹林ちくりんから伐採ばっさいされた約やく9000本ほんの竹たけで組くまれている。設計せっけい監修かんしゅうは松井まつい正ただし澄きよし。
  • 市民しみん創発そうはつプロジェクト - 公募こうぼで集あつまった市民しみんスタッフらが、1年ねん半はんにおよぶ準備じゅんび期間きかんを経へて企画きかくした各種かくしゅの展示てんじや催もよおし。
  • 巨大きょだいバッタのオブジェ展示てんじ - 横浜よこはまトリエンナーレで展示てんじされた全長ぜんちょう50mのバッタが野外やがい展示てんじされる。週末しゅうまつにはこれを利用りようした演劇えんげきも開催かいさいされた。
  • セグウェイ体験たいけん試乗しじょう - 次世代じせだい交通こうつう機関きかんセグウェイの体験たいけん試乗しじょう。8月の金曜日きんようびと土曜日どようびに開催かいさいされた。
  • 丘おかの広場ひろば - 竹たけ風車かざぐるま作づくりの体験たいけんコーナーや、茶ちゃ堂どうなどがある。
  • 棚田たなだ・段々畑だんだんばたけ - 農業のうぎょう体験たいけんなどが行おこなわれる。

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  竹たけの海原うなばらと水みずの広場ひろば
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  丘おかの広場ひろば
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  棚田たなだ・段々畑だんだんばたけ

マザーポートエリア（無料むりょう）

根岸線ねぎしせん・横浜よこはま駅えき - 石川いしかわ町まち駅えき、みなとみらい線せん・横浜よこはま駅えき - 元町もとまち・中華ちゅうか街がい駅えき、京急けいきゅう本線ほんせん・横浜よこはま駅えき - 日ノ出ひので町まち駅えきの全ぜん駅えきを含ふくむ市街地しがいちを広ひろくエリアとしている。特とくにパビリオン等とうは設もうけないが、地域ちいきぐるみで観光かんこう客きゃくをもてなす場ばとしてスタンプラリーや優待ゆうたい割引わりびき制度せいどを実施じっしする。有料ゆうりょうガイドによる全ぜん12コースの街まち歩あるきも受うけ付つけている。

ヴィジョン！ヨコハマ

2009年ねん5月がつ31日にちにパシフィコ横浜ぱしふぃこよこはま国立こくりつ大だいホールで上演じょうえんされた。宮本みやもと亜あ門もんが演出えんしゅつし、石井いしい正則まさのり、谷原たにはら章介しょうすけ、飯島いいじま直子なおこ、草笛くさぶえ光子こうし、五大ごだい路子みちこ、高田たかだ延のべ彦、桜塚さくらづかやっくん、千住せんじゅ真理子まりこ、パックン、ゆず、佐々木ささき主浩おもひろ、眞鍋まなべかをりが出演しゅつえんしている。また、当時とうじ天皇てんのう皇后こうごうであった上皇じょうこう、上うえ皇后こうごうも横浜よこはま開港かいこう150周年しゅうねん記念きねん式典しきてんに出席しゅっせきし、この公演こうえんを観覧かんらんした。

マスコットキャラクター

たねまる

横浜よこはま開港かいこう資料しりょう館かんの中庭なかにわに植うえられるタマクスの木きの精せい。上半身じょうはんしんは芽めを出だした種子しゅし、下半身かはんしんは船ふねをモチーフにしており、横浜よこはまのタネが世界せかいに向むけ出航しゅっこうするイメージを表あらわしている。声こえは横浜よこはま出身しゅっしんの松本まつもと梨香りかが担当たんとう。デザインおよび名称めいしょうは一般いっぱん公募こうぼによるもので、デザインは520作品さくひんの中なかから選出せんしゅつされた。

博覧はくらん会かいのみならず、横浜よこはま開港かいこう150周年しゅうねん記念きねん事業じぎょう全すべてのマスコットでもある。2009年度ねんどのお年玉としだま付つき年賀ねんがはがきなどにも印刷いんさつされたほか、みなとみらいが舞台ぶたいとなった『映画えいが プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡きせきの全員ぜんいん大だい集合しゅうごう!』（2009年ねん3月がつ公開こうかい）にも出演しゅつえんした。

また、たねまるをモチーフとした「ご当地とうちキティのグッズ」も制作せいさくされている。

ペリー・テイトくん

「たねまる」の友達ともだちでありライバルというサブキャラクター。開国かいこく博はくY150を盛もり上あげるために応援おうえんに駆かけつけたという設定せっていを持もつ。名前なまえのモチーフは、横浜よこはま開港かいこうの立役者たてやくしゃとなったマシュー・ペリー。黒船くろふねをモチーフにした黒くろい船体せんたいにつりあがった眼めつきと、いわゆる「ゆるキャラ」の「たねまる」とは対照たいしょう的てきな容姿ようしを持もつ。

開国かいこくを求もとめて背中せなかの大砲たいほうをぶっ放はなす、錨いかりを振ふり回まわす、さらに頭あたまの煙突えんとつからは大量たいりょうの二酸化炭素にさんかたんそをまき散ちらすなど行動こうどうも極きわめてワイルドかつ破天荒はてんこうであり販売はんばいされている「ペリー・テイトくん」のミニタオルの中なかには「Nothing can stop me（何なにもオレを止とめられない）」の文句もんくがプリントされたデザインのものも存在そんざいする。上述じょうじゅつのミニタオルをはじめ、彼かれのグッズは開国かいこく博はくY150「はじまりの森もり」会場かいじょうだけの限定げんてい販売はんばいとなっているために知名度ちめいどこそ「たねまる」に劣おとるものの独特どくとくの「コワカワイイ」キャラが来場らいじょう者しゃの注目ちゅうもくを集あつめ、ライバルに引ひけを取とらない博覧はくらん会かいの人気にんき者しゃとなっている。

赤字あかじ問題もんだい

最終さいしゅう的てきに総そう入場にゅうじょう者しゃ数すう716万まん6,300人にんを記録きろくした。ただし、有料ゆうりょう入場にゅうじょう者しゃ数すうは123万まん9,325人にんであり、計画けいかくしていた500万まん人にんには遠とおく及およばず、約やく25億おく円えんの赤字あかじとなった。最終さいしゅう的てきには約やく28億おく円えんの赤字あかじとなっている。閉幕へいまく後ご、横浜よこはま開港かいこう150周年しゅうねん協会きょうかいと、イベントの企画きかく運営うんえいを委託いたくした企業きぎょうや入場にゅうじょう券けん販売はんばいの契約けいやくを結むすんだ企業きぎょうとのあいだで相互そうごに提訴ていそになった。

2010年ねん11月には協会きょうかいと博報堂はくほうどうJVが調停ちょうていに入はいり、博報堂はくほうどうJVに対たいする協会きょうかいの債務さいむ残高ざんだか約やく34億おく8000万まん円えんのうち、協会きょうかいの資金しきんとなる約やく11億おく4100万まん円えんと市しの補助ほじょ金きん約やく12億おく6000万まん円えんを博報堂はくほうどうJVに支払しはらい、残額ざんがく10億おく3100万まん円えんは債権さいけん放棄ほうきすることが発表はっぴょうされ、その後ごの市議会しぎかいで補助ほじょ金きん相当そうとう額がくの市し税ぜいを投入とうにゅうする補正ほせい予算よさんが可決かけつされた。2013年ねんまでにTSP太陽たいよう・アサツー ディ・ケイとも調停ちょうていが成立せいりつし、協会きょうかいは同年どうねん8月がつ31日にちで解散かいさんした。

開催かいさい前まえの2009年ねん3月がつ7日にちに横浜よこはま・大だい桟橋さんばしに寄港きこうした高速こうそく船せんナッチャンWorld号ごうの歓迎かんげいレセプションの際さいに中田なかた宏ひろし市長しちょうは「Y150の事業じぎょう費ひは既存きそんの余剰よじょう金きんを活用かつようし、新あらたに起債きさいなどを一切いっさい行おこなわなかった」と語かたったが、結果けっか的てきに市民しみんへの負担ふたんを強しいることとなった。

参考さんこう文献ぶんけん

• 横浜よこはま市し開港かいこう150周年しゅうねん・創造そうぞう都市とし事業じぎょう本部ほんぶ『横浜よこはま開港かいこう150周年しゅうねん記念きねん事業じぎょうの総括そうかつについて』（PDF）横浜よこはま市し、2009年ねん9月がつ。https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/miryoku/kaiko150/summary.files/0009_20180921.pdf。2021年ねん4月がつ4日にち閲覧えつらん。 

関連かんれん項目こうもく

• 横浜よこはま港こう
• 横浜よこはま博覧はくらん会かい - 横浜よこはま市制しせい100周年しゅうねん、および開港かいこう130周年しゅうねんイベントとして1989年ねんに開催かいさい。
• シティアクセス - 会場かいじょう間あいだシャトルバスを運行うんこう。
• 横浜よこはまセントラルタウンフェスティバル - 2010年ねんから横浜よこはま市し中心ちゅうしん部ぶで行おこなわれるイベント。開国かいこく博はくから「Y○○○（○には横浜よこはま開港かいこうからの年数ねんすうが入はいる。2023年ねんなら164）」の名称めいしょうを受うけ継ついだ。
• しおかぜウサギ - このキャラクターが登場とうじょうするイベントは、開国かいこく博はくの記念きねん事業じぎょうとしても認定にんていされた。

外部がいぶリンク

• 横浜よこはま開港かいこう150周年しゅうねん記念きねんテーマイベント「開国かいこく・開港かいこうY150」公式こうしきサイト
• 横浜よこはま開港かいこう150周年しゅうねん 市民しみんでつくるイベントナビ