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馬尾ばび症候群しょうこうぐん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
馬尾ばび症候群しょうこうぐん
馬尾ばび脊髄せきずいわりからはじまる
概要がいよう
診療しんりょう 脳神経のうしんけい外科げかがく整形せいけい外科げかがく
症状しょうじょう 腰痛ようつうあしひろがるいた肛門こうもんまわりのしびれ、排便はいべんまたは膀胱ぼうこう制御せいぎょ喪失そうしつ[1]
発症はっしょう時期じき 急速きゅうそくまたは徐々じょじょ[1]
原因げんいん 椎間板ついかんばんヘルニア腰部ようぶ脊柱せきちゅうかん狭窄きょうさくしょうがん重体じゅうたいかたまくがい膿瘍のうよう英語えいごばん急性きゅうせいかたまくがい血腫けっしゅ[1][2]
診断しんだんほう 医用いよう画像がぞう処理しょり (MRI, CTスキャン)[1][3]
治療ちりょう 手術しゅじゅつ (しいゆみ切除せつじょ英語えいごばん)[1]
20% risk of poor outcome
頻度ひんど 1ねんで50まんにん1人ひとり
分類ぶんるいおよび外部がいぶ参照さんしょう情報じょうほう

馬尾ばび症候群しょうこうぐん(ばびしょうこうぐん、えい:Cauda equina syndrome、CES )は、馬尾ばびばれる脊髄せきずい下端かたんにある神経しんけいたば損傷そんしょうしたときに発生はっせいする状態じょうたいである[2]徴候ちょうこう症状しょうじょうは、腰痛ようつう下肢かし沿ってくだっていくいた肛門こうもんまわりのしびれ、ちょうまたは膀胱ぼうこう制御せいぎょ喪失そうしつなどである[1]発症はっしょう突発とっぱつてき場合ばあい段階だんかいてき場合ばあいがある[1]

一般いっぱんてき原因げんいんは、背中せなか下部かぶ椎間板ついかんばんヘルニアである[1]。その原因げんいんには、腰部ようぶ脊柱せきちゅうかん狭窄きょうさくしょうがん外傷がいしょうかたまくがい膿瘍のうようかたまくがい血腫けっしゅなどがあげられる[1][2]診断しんだんは、うたがわれる症状しょうじょうもとづき、MRICTスキャンなどの医用いよう画像がぞうによって確認かくにんされる[1][3]

CESは通常つうじょう外科げかてきしいゆみ切除せつじょじゅつにより治療ちりょうされる[1]手術しゅじゅつ治療ちりょうしたにもにかかわらず、永続えいぞくてき膀胱ぼうこう異常いじょうせい機能きのう障害しょうがいしびれを発生はっせいする可能かのうせいがある[1][3]治療ちりょうしたにもかかわらず、患者かんじゃやく20%は転機てんき不良ふりょうである[1]毎年まいとし70,000にん1人ひとり罹患りかんしている[1]。CESが最初さいしょ説明せつめいされたのは1934ねんである[4]

出典しゅってん

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n “Cauda equina syndrome: a review of the current clinical and medico-legal position”. European Spine Journal 20 (5): 690–7. (May 2011). doi:10.1007/s00586-010-1668-3. PMC 3082683. PMID 21193933. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3082683/. 
  2. ^ a b c Cauda equina syndrome” (英語えいご). Genetic and Rare Diseases Information Center (GARD) (2015ねん). 9 November 2017閲覧えつらん
  3. ^ a b c Cauda Equina Syndrome-OrthoInfo - AAOS”. orthoinfo.aaos.org (March 2014). 9 November 2017閲覧えつらん
  4. ^ “Timing of surgical intervention in cauda equina syndrome: a systematic critical review”. World Neurosurgery 81 (3-4): 640–50. (2014). doi:10.1016/j.wneu.2013.11.007. PMID 24240024. 

外部がいぶリンク

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