高塚たかつか竹たけ堂どう

髙塚 竹ちく堂どう（たかつか ちくどう、本名ほんみょう・髙塚 錠じょう二に（たかつか ていじ）、1889年ねん5月23日にち - 1968年ねん3月30日にち）は、日本にっぽんの書家しょか。竹たけ堂どうまたは笹舟ささぶねと号ごうし、特とくに仮名書かながきの大家たいか。書斎しょさいは笹舟ささぶね書院しょいんという。

略歴りゃくれき

• 1889年ねん（明治めいじ22年ねん） - 5月23日にちに静岡しずおか県けん有ゆう渡わたし郡ぐん不ふ二見ふたみ村むら船越ふなこし（現げん・静岡しずおか市し清水しみず区く船越ふなこし町まち）で不ふ二見ふたみ村むらの村長そんちょう髙塚仁じん右みぎ衛門えもん（髙塚家か7代目だいめー現在げんざいは11代目だいめ）の二男じなんとして生うまれる。静岡しずおか県立けんりつ静岡しずおか中学校ちゅうがっこう（現げん・静岡高等学校しずおかこうとうがっこう）に学まなび、同級生どうきゅうせいでは、のちに作家さっかとなる村松むらまつ梢風しょうふう等ひとしと共ともに多感たかんな時代じだいを過すごした。鉄舟寺てつしゅうじに参さん弾だんし、間宮まみや老師ろうしの知遇ちぐうを得えて、この人々ひとびととの交諠は終生しゅうせい変かわることがなかった。書しょは小野おの鵞堂に学まなび（かな書しょ）、近藤こんどう雪ゆき竹ちくに益えき（漢字かんじ書しょ）を受うけた。
• 1911年ねん（明治めいじ44年ねん）（21歳さい） - 静岡しずおか県けん安倍あべ郡ぐん教育きょういく会かい正教せいきょう員いん養成ようせい所しょに学まなぶ。
• 1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）（22歳さい）‐文部省もんぶしょう師範しはん学校がっこう中学校ちゅうがっこう高等こうとう女学校じょがっこう教員きょういん検定けんてい試験しけん教育きょういく科かに合格ごうかく
• 1915年ねん（大正たいしょう4年ねん）（25歳さい） - 文部省もんぶしょう教員きょういん検定けんてい試験しけん習字しゅうじ科かに合格ごうかくし、当地とうちの不ふ二見ふたみ村むらの不ふ二見ふたみ北きた尋常じんじょう高等こうとう小学校しょうがっこう（現げん・静岡しずおか市立しりつ清水しみず不ふ二見ふたみ小学校しょうがっこう）の教員きょういんとなる。
• 1916年ねん（大正たいしょう5年ねん）（26歳さい） - 福岡ふくおか県立けんりつ嘉穂かほ中学校ちゅうがっこう（現げん・嘉穂かほ高等こうとう学校がっこう）教員きょういんになる。
• 1918年ねん（大正たいしょう7年ねん）（28歳さい） - 上京じょうきょうして、東洋とうよう生命せいめい保険ほけん会社かいしゃ（現げん・朝日生命保険あさひせいめいほけん相互そうご会社かいしゃ）へ入社にゅうしゃし、この頃ころより平安朝へいあんちょう仮名がなの研究けんきゅうを志こころざし、古筆こひつ系統けいとう表ひょうの完成かんせいに専念せんねんし、同時どうじに書作しょさく家か活動かつどうに入はいる。報知新聞社ほうちしんぶんしゃ全国ぜんこく展てんの仮名かめい部ぶ最高さいこう賞しょう。
• 1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）（29歳さい） - 大東だいとう墨書ぼくしょ展てんの仮名かめい部ぶ最高さいこう賞しょう。
• 1920年ねん（大正たいしょう9年ねん）（30歳さい） - 静岡しずおか市し栄さかえ町まちの加藤かとう政子まさこと結婚けっこん。その後ご三さん男なん、四よん女じょをもうける。
• 1922年ねん（大正たいしょう11年ねん）（32歳さい） - 平和へいわ記念きねん東京とうきょう博覧はくらん会かいに於おいて仮名かめい部ぶ最高さいこう賞しょう。
• 1924年ねん（大正たいしょう13年ねん）（34歳さい） - 宮みや内省ないせい委嘱いしょくにより平城ひらじろ宮みや跡あと保存ほぞん記念きねん碑ひを揮毫きごうする。
• 1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）（35歳さい） - 大東だいとう文化ぶんか学院がくいん（現げん・大東文化大学だいとうぶんかだいがく）の講師こうしとなる。
• 1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）（38歳さい） - 戊つちのえ辰たつ書道しょどう会かい、泰たい東ひがし書道しょどう院いんを結成けっせいし、同志どうしと共ともに、東方とうほう書道しょどう会かいを創立そうりつ。
• 1932年ねん（昭和しょうわ7年ねん）（42歳さい） - 東方とうほう書道しょどう会かいの理事りじや審査しんさ員いんとして、中央ちゅうおう書しょ壇だんにて活躍かつやく。
• 1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん）（43歳さい） - 文部省もんぶしょう嘱託しょくたくの国定こくてい教科書きょうかしょ「乙種おつしゅ 小学しょうがく書しょ方かた手本てほん」、中等ちゅうとう学校がっこう習字しゅうじ教科書きょうかしょを揮毫きごうする。
• 1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん）（47歳さい） - 台湾たいわん総督そうとく府ふより、公おおやけ学校がっこう、国民こくみん学校がっこう教科書きょうかしょ「書しょ方かた手本てほん」を揮毫きごう。日本にっぽんの文部省もんぶしょう選定せんてい教科書きょうかしょ「女子じょし新しん習字しゅうじ帖じょう」を揮毫きごうする。
• 1939年ねん（昭和しょうわ14年ねん）（49歳さい） - 東京とうきょう日本語にほんご学校がっこう委嘱いしょくにより、諸しょ外国がいこく人じんに書道しょどうを教授きょうじゅする。
• 1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）（50歳さい） - 内閣ないかくの委嘱いしょくにより、「紀元きげん二に千せん六ろく百ひゃく年ねん」にあたることから、全国ぜんこく十じゅう九きゅうか所しょの「神武じんむ天皇てんのう聖蹟せいせき碑ひ」を揮毫きごう。
• 1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん）（51歳さい） - 大蔵省おおくらしょう造幣局ぞうへいきょくの委嘱いしょくにより、一銭いっせん、五ご銭せん、十じゅう銭ぜにのアルミ貨幣かへいの揮毫きごう。
• 1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）（53歳さい） - 書道しょどう報ほう国会こっかい事務じむ局長きょくちょう等とうで活躍かつやく。
• 1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）（55歳さい） - 太平洋戦争たいへいようせんそうが激はげしくなり、東京とうきょう空襲くうしゅうを避さけ富士ふじ山麓さんろくの静岡しずおか県けん御殿場ごてんば市し神山かみやまに疎開そかい中ちゅう、品川しながわ区く中延なかのぶの邸宅ていたくと貴重きちょうな書物しょもつ、静岡しずおか市し清水しみずの船越ふなこしに預あづけてあった書物しょもつも同様どうよう焼失しょうしつし、政子まさこ夫人ふじんと四よん女じょを伴ともない神山かみやまでの田園でんえん生活せいかつに入はいり、終戦しゅうせん。
• 1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）（57歳さい） - 米べい軍ぐん総そう司令しれい部ぶ（GHQ）より、米国べいこく陸軍りくぐんの日本語にほんご学校がっこう教官きょうかんに任命にんめいされる。12月に帰京ききょうし、品川しながわ区く旗はたの台だいの湯山ゆやま春はる峰ほう堂どう（江戸えど表具ひょうぐの老舗しにせ）に、東京とうきょうに残のこった長男ちょうなん、次男じなんを加くわえた一家いっか八はち人にんが仮かり偶。
• 1948年ねん（昭和しょうわ23年ねん）（58歳さい） - 日展にってん入選にゅうせん（作品さくひん名めい 高崎たかさき正風しょうふうの歌うた）。　　　　　　　
• 1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん）（59歳さい） - 門人もんじん知己ちきの協力きょうりょくにより、品川しながわ区く上大崎かみおおさきに新居しんきょ完成かんせい、笹舟ささぶね書院しょいんにて門人もんじん育成いくせいに精進しょうじん。山本やまもと芳かおる翠みどりらと共ともに書道しょどう同文どうぶん会かいを創設そうせつし、理事りじや全国ぜんこく書しょ作家さっか連盟れんめい副ふく会長かいちょうになる。日展にってん審査しんさ員いん 日展にってん入選にゅうせん（作品さくひん名めい 蛙かえる）。
• 1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）（60歳さい） - 日展にってん審査しんさ員いん 日展にってん入選にゅうせん（作品さくひん名めい 菊きくの花はな）。
• 1951年ねん（昭和しょうわ26年ねん）（61歳さい） - 日本にっぽん書道しょどう連盟れんめい設立せつりつし理事りじ、東京とうきょう都と美術館びじゅつかん参与さんよ 日展にってん入選にゅうせん（作品さくひん名めい 菊きく）。
• 1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）（62歳さい） - 日展にってん入選にゅうせん（作品さくひん名めい きく）。
• 1953年ねん（昭和しょうわ28年ねん）（63歳さい） - 東京学芸大学とうきょうがくげいだいがく書道しょどう科かの教授きょうじゅとなる。日展にってん審査しんさ員いん 日展にってん入選にゅうせん（作品さくひん名めい 奥おくの細道ほそみち）。
• 1954年ねん（昭和しょうわ29年ねん）（64歳さい） - 日展にってん入選にゅうせん（作品さくひん名めい 秋晴あきばれ）。
• 1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん）（65歳さい） - 日展にってん入選にゅうせん（作品さくひん名めい きく）。
• 1956年ねん（昭和しょうわ31年ねん）（66歳さい） - 日展にってん入選にゅうせん（作品さくひん名めい 思おもふどち）。
• 1957年ねん（昭和しょうわ32年ねん）（67歳さい） - 日展にってん入選にゅうせん（作品さくひん名めい 水すいくきのあと）。
• 1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん）（68歳さい） - 日展にってんの評議ひょうぎ員いんとなる。日展にってん入選にゅうせん（作品さくひん名めい 虚心きょしん）。その間あいだ、米べい軍ぐん将校しょうこうへの書道しょどう指導しどう、英文えいぶんによる「漢字かんじブック」の文字もじ揮毫きごうを完成かんせいさせ、その書しょは正まさしく美うつくしい日本にっぽん文学ぶんがくの基本きほんとして、世界せかい的てきに認みとめられる。
• 1959年ねん（昭和しょうわ34年ねん）（69歳さい） - 日展にってん評議ひょうぎ員いん 日展にってん入選にゅうせん（作品さくひん名めい　雪間ゆきまの草くさ）。
• 1960年ねん（昭和しょうわ35年ねん）（70歳さい） - 日展にってん評議ひょうぎ員いん 日展にってん審査しんさ員いん 日展にってん入選にゅうせん（作品さくひん名めい 水すい）。
• 1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）（71歳さい） - 日展にってん評議ひょうぎ員いん 日展にってん入選にゅうせん（作品さくひん名めい 菊きく）。
• 1962年ねん（昭和しょうわ37年ねん）（72歳さい） - 宮中きゅうちゅうに於おける新年しんねん歌会うたかい始はじめめ御題ぎょだい「土ど」を謹書きんしょし、NHKとTBSより、テレビで初はじめて全国ぜんこく放送ほうそうされ、映像えいぞうは現在げんざい、両りょうテレビ局てれびきょくに存在そんざいする。　日本にっぽん書道しょどう会かいを創設そうせつ、副ふく理事りじ長ちょうに。日展にってん評議ひょうぎ員いん 日展にってん入選にゅうせん（作品さくひん名めい 清きよし輔朝臣あそんの歌うた）文部省もんぶしょう検定けんてい済ずみ教科書きょうかしょ「高校こうこう書道しょどうⅠ」（高こう教きょう出版しゅっぱん）を揮毫きごう
• 1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）（73歳さい） - 日展にってん評議ひょうぎ員いん
• 1964年ねん（昭和しょうわ39年ねん）（74歳さい） - 書道しょどう同文どうぶん会かいの会長かいちょう（二に代だい）となる。日展にってん評議ひょうぎ員いん。
• 1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）（75歳さい） - 郷里きょうり静岡しずおか市し清水しみず区く村松むらまつの 鉄舟寺てつしゅうじ境内けいだいに門人もんじん知己ちきにより喜寿きじゅ記念きねん胸像きょうぞうを建立こんりゅうし、台たい面めんに自作じさくの句くを「椿つばき落おつ禅堂ぜんどうの灯ひはゆらがずに」を刻きざむ。日展にってん評議ひょうぎ員いん。
• 1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）（76歳さい） - 日展にってん評議ひょうぎ員いん。
• 1967年ねん（昭和しょうわ42年ねん）（77歳さい） - 東大とうだい病院びょういんに入院にゅういん中ちゅう、勲くん四よん等とう旭日きょくじつ小しょう綬章じゅしょうを受章じゅしょうする。日展にってん評議ひょうぎ員いん。
• 1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん）（78歳さい） - 3月30日にちに従したがえ五ご位い勲くん四よん等とう旭日きょくじつ章しょうを叙じょされる。同日どうじつ自邸じていにて逝去せいきょ。4月5日にちに青山あおやま斎場さいじょうにて告別こくべつ式しきが行おこなわれた。墓所はかしょは小平こだいら霊園れいえんで政子まさこ夫人ふじんと並ならんで「和わ」の墓はかに永眠えいみん。
• 1981年ねん（昭和しょうわ56年ねん） - 高塚たかつか竹たけ堂どう回顧かいこ展てんが東京とうきょう小田急おだきゅう新宿しんじゅく店てんにて、書道しょどう同文どうぶん会かい・ささ舟ぶね会かいの主催しゅさいで開催かいさいされ回顧かいこ展てん図録ずろくが発行はっこうされた。
• 1983年ねん（昭和しょうわ58年ねん） - 静岡新聞社しずおかしんぶんしゃ（駿府すんぷ博物館はくぶつかん）に次男じなんの節ふしと門弟もんていにより、遺作いさく10点てんが寄贈きぞうされた。
• 2019年ねん（平成へいせい31年ねん） - 高塚たかつか竹たけ堂どう遺作いさく展てん（3月がつ14日にち～3月がつ30日にち）が清水しみず区く船越ふなこし生涯しょうがい学習がくしゅう交流こうりゅう館かんで開催かいさいされた。
• 2021年ねん（令れい和わ3年ねん） - 静岡新聞社しずおかしんぶんしゃ（駿府すんぷ博物館はくぶつかん）より駿府すんぷ博物館はくぶつかん50周年しゅうねん・所蔵しょぞう名品めいひん図録ずろくが発行はっこうされ遺族いぞくより寄贈きぞうされていた遺作いさく10点てん中ちゅう、5点てんが図録ずろくされた。
• 2022年ねん（令れい和わ4年ねん) - 駿府すんぷ博物館はくぶつかん・郷土きょうどの画が人じん～静岡しずおか　美びの潮流ちょうりゅう展てんにて駿府すんぷ博物館はくぶつかん50周年しゅうねん・所蔵しょぞう名品めいひん図録ずろくに掲載けいさいされた作品さくひん5点てん中ちゅう、2点てんが展示てんじされた。
• 2024年ねん（令れい和わ6年ねん） - 高塚たかつか竹たけ堂どう遺作いさく展てんⅡ＋江戸えど幕末ばくまつ三さん舟ふね（海舟かいしゅう・鉄舟てっしゅう・泥どろ舟ぶね）書展しょてん（4月がつ9日にち～4月がつ30日にち）が清水しみず区く船越ふなこし生涯しょうがい学習がくしゅう交流こうりゅう館かんで開催かいさいされた。

エピソード

• 笹舟ささぶね書院しょいんに於おける数すう十じゅう年ねんの間あいだに「書かき方かた辞典じてん」をはじめ書道しょどう基本きほん書しょの制作せいさくを続つづけ「書体しょたい辞典じてん漢字かんじ」「書体しょたい辞典じてんかな」「詠進えいしん歌かと百ひゃく人にん一いち首しゅ」「美うつくしいかなの書かき方かた」「竹たけ堂どうかな帖じょう」「書道しょどう三さん体たい字典じてん」「かな手本てほん」「変体へんたい仮名がな帖じょう」「三さん体たい千せん字じ文ぶん」「小倉おぐら百ひゃく人にん一いち首しゅ」等とうが野のばら社しゃより「学がく書しょ教本きょうほん」「周しゅう魚ぎょ集しゅう」は玉川たまがわ堂どうにて出版しゅっぱんされている。
• 戦後せんごの四よん大だい婦人ふじん雑誌ざっしの『婦人ふじん倶楽部くらぶ』『婦人ふじん生活せいかつ』の題字だいじを揮毫きごうした。
• 筆ふででは、竹たけ堂どう清きよし玩（文ぶん林堂はやしどう）、竹たけ堂どう清きよし賞しょう（玉川たまがわ堂どう）、竹たけ堂どう先生せんせい賞玩しょうがん（温あつし恭きょう堂どう）、竹たけ堂どう先生せんせい用筆ようひつ・竹たけ堂どう清きよし玩（直ちょく勝かち筆ひつ）等とうが製作せいさくされている。
• 当地とうち静岡しずおか市し清水しみず区くでは、船越ふなこしの竹たけ堂どうの生家せいかに書しょは勿論もちろん、竹たけ堂どうから船越ふなこしへ送おくられた、多数たすうのハガキや手紙てがみ等とうや、伊勢いせ神明しんめい宮みや、玉泉寺ぎょくせんじ、春日かすが神社じんじゃ、世界せかい文化ぶんか遺産いさんの三保さんぼう松原まつばらにある「羽衣はごろもの碑いしぶみ」は1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）、当時とうじの山本やまもと清水しみず市長しちょうの依頼いらいで台座だいざの書しょは竹たけ堂どうが、彫刻ちょうこくは竹たけ堂どうの友人ゆうじんでこの碑いしぶみの設計せっけいを担当たんとうした彫刻ちょうこく家かの朝倉あさくら文夫ふみおの娘むすめの現代げんだい彫刻ちょうこく家かで有名ゆうめいな朝倉あさくら響子きょうこが製作せいさくした。また、伊豆いず市し吉奈よしな温泉おんせん東ひがし府屋ふや旅館りょかん等とうにも多数たすう、書かき残のこされている。
• 名物めいぶつ「追分おいわけ羊ようかん」、ロリエ常盤ときわ家か（現在げんざいはロリエたこまん）の「長崎ながさきかすてら」の商標しょうひょうや看板かんばんを書かいていた。

出典しゅってん・参考さんこう文献ぶんけん

• 高塚たかつか竹たけ堂どう書しょ・野のばら社しゃ編集へんしゅう部ぶ企画きかく編集へんしゅう 『書かき方かた字典じてん』（大字だいじ版ばん） 野のばら社しゃ（2009年ねん）
• 原田はらだ種たね成なり『漢文かんぶんのすゝめ』（新潮しんちょう選書せんしょ、初版しょはん1992年ねん）ISBN 4-10-600428-3
• 高塚たかつか竹たけ堂どう回顧かいこ展てん（書道しょどう同文どうぶん会かい・ささ舟ぶね会かい）
• 静岡しずおか市し清水しみず区く船越ふなこしの「高塚たかつか家家いえいえ系図けいず」より
• 高塚たかつか竹たけ堂どう遺作いさく展てん
• 追分おいわけ今昔こんじゃく記き（追分おいわけ羊ようかん・府川ふかわ松太郎まつたろう記き）
• 駿府すんぷ博物館はくぶつかん50周年しゅうねん 所蔵しょぞう名品めいひん図録ずろく

関連かんれん項目こうもく

• 日本にっぽんのかな書家しょか一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 高塚たかつか竹たけ堂どう - 日本にっぽん掃苔録ろく（五輪ごりん塔とうによる私設しせつサイト）