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東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん

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東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん

地図
情報じょうほう
正式せいしき名称めいしょう 国立こくりつ大学だいがく法人ほうじん東京とうきょう大学だいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
英語えいご名称めいしょう The University of Tokyo Hospital
前身ぜんしん 神田かんだたま種痘しゅとうしょ
西洋せいよう医学いがくしょ
医学いがくしょ
学校がっこうけん病院びょういん
大学だいがくひがしこうけん病院びょういん
ひがしこうけん病院びょういん
だい一大いちだい学区がっく学校がっこうけん病院びょういん
東京とうきょう学校がっこうけん病院びょういん
東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶ附属ふぞくだいいち医院いいん/だい医院いいん
帝国ていこく大学だいがく医科いか大学だいがく附属ふぞくだいいち医院いいん/だい医院いいん
帝国ていこく大学だいがく医科いか大学だいがく附属ふぞく医院いいん
東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく医科いか大学だいがく附属ふぞく医院いいん
標榜ひょうぼう診療しんりょう 内科ないか、アレルギー血液けつえき内科ないか、リウマチ精神せいしん心療内科しんりょうないか神経しんけい内科ないか脳神経のうしんけい外科げか呼吸こきゅう内科ないか呼吸こきゅう外科げか消化しょうか内科ないか外科げか腎臓じんぞう内科ないか循環じゅんかん内科ないか心臓しんぞう血管けっかん外科げか小児科しょうにか小児しょうに外科げか整形せいけい外科げか形成けいせい外科げか美容びよう外科げか皮膚ひふ泌尿器ひにょうき肛門こうもん外科げか産婦人科さんふじんか内分泌ないぶんぴつ内科ないか糖尿とうにょうびょう内科ないか眼科がんか耳鼻咽喉科じびいんこうか、リハビリテーション老年ろうねん内科ないか放射線ほうしゃせん歯科しか口腔こうくう外科げか矯正きょうせい歯科しか麻酔ますい乳腺にゅうせん外科げか
許可きょか病床びょうしょうすう 1,264
一般いっぱん病床びょうしょう:1,216
精神せいしん病床びょうしょう:48しょう
機能きのう評価ひょうか 一般いっぱん病院びょういん3(しゅたる機能きのう):3rdG:Ver.2.0
開設かいせつしゃ 国立こくりつ大学だいがく法人ほうじん東京大学とうきょうだいがく
管理かんりしゃ 田中たなか さかえ病院びょういんちょう
開設かいせつ年月日ねんがっぴ 1858ねん
所在地しょざいち
113-8655
位置いち 北緯ほくい3542ふん41びょう 東経とうけい13945ふん56びょう / 北緯ほくい35.71139 東経とうけい139.76556 / 35.71139; 139.76556座標ざひょう: 北緯ほくい3542ふん41びょう 東経とうけい13945ふん56びょう / 北緯ほくい35.71139 東経とうけい139.76556 / 35.71139; 139.76556
医療いりょうけん 中央ちゅうおう
PJ 医療いりょう機関きかん
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東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん(とうきょうだいがくいがくぶふぞくびょういん)は、東京とうきょう文京ぶんきょう本郷ほんごうなな丁目ちょうめにある東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく大学だいがく病院びょういん略称りゃくしょう東大とうだい病院びょういん(とうだいびょういん)。以前いぜん存在そんざいしたどう病院びょういんぶんいんについてもほん記事きじない解説かいせつする。

理念りねん目標もくひょう

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  • 理念りねん
    • とういん臨床りんしょう医学いがく発展はってん医療いりょうじん育成いくせいつとめ、個々ここ患者かんじゃ最適さいてき医療いりょう提供ていきょうする
  • 目標もくひょう
    • 患者かんじゃ意思いし尊重そんちょうする医療いりょう実践じっせん
    • 安全あんぜん医療いりょう提供ていきょう
    • 高度こうど先進せんしん医療いりょう開発かいはつ
    • すぐれた医療いりょうじん育成いくせい

歴史れきし

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  • 1858(安政あんせい5)ねん5がつ - 神田かんだたま種痘しゅとうしょ設立せつりつ
  • 1861(文久ぶんきゅうもとねん10がつ - 西洋せいよう醫學いがくしょ改称かいしょう
  • 1863(文久ぶんきゅう3)ねん2がつ - 醫學いがくしょ改称かいしょう
  • 1868(明治めいじもとねん7がつ - 横浜よこはま軍陣ぐんじん病院びょういん神田かんだ和泉いずみきょうきゅう藤堂とうどうてい移転いてんして、だい病院びょういんしょうする。醫學いがくしょだい病院びょういん附属ふぞくする。
  • 1869(明治めいじ2)ねん2がつ - 醫學いがくしょは、だい病院びょういん合併がっぺい學校がっこうけん病院びょういんとなる。
  • 1869(明治めいじ2)ねん12月 - 大學だいがくひがしこう改称かいしょう
  • 1871(明治めいじ4)ねん7がつ - ひがしこう改称かいしょう
  • 1872(明治めいじ5)ねん8がつ - だい一大いちだい學区がっく學校がっこう改称かいしょう
  • 1874(明治めいじ7)ねん5がつ - 東京とうきょう學校がっこう改称かいしょう
  • 1876(明治めいじ9)ねん11月 - 東京とうきょう學校がっこう校舎こうしゃ寄宿舎きしゅくしゃおよび病院びょういん本郷ほんごうほん富士ふじまちきゅう加賀かがはんやしきないしん営、移転いてん
  • 1877(明治めいじ10)ねん4がつ - 東京とうきょう開成かいせい學校がっこう東京とうきょう學校がっこう合併がっぺい東京大學とうきょうだいがくとなり、病院びょういん東京大學とうきょうだいがく醫學部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん改称かいしょう
  • 1878(明治めいじ11ねんねん11月 - 神田かんだ附属ふぞく病院びょういん設立せつりつだい醫院いいんしょうし、本郷ほんごう医院いいんだいいち醫院いいんしょうす。
  • 1886(明治めいじ19)ねん3がつ - 東京大學とうきょうだいがく帝國ていこく大學だいがく醫學部いがくぶ醫科いか大學だいがくとなり、だいいち醫院いいんおよだい醫院いいんは、帝國ていこく大學だいがく醫科いか大學だいがく附属ふぞくだいいち醫院いいんおよびだい醫院いいん改称かいしょう
  • 1893(明治めいじ26ねんねん9がつ - 帝國ていこく大學だいがく醫科いか大學だいがく附属ふぞく醫院いいん改称かいしょう
  • 1897(明治めいじ30)ねん6がつ - 東京とうきょう帝國ていこく大學だいがく醫科いか大學だいがく附属ふぞく醫院いいん改称かいしょう
  • 1919(大正たいしょう8)ねん4がつ - 東京とうきょう帝國ていこく大學だいがく醫学部いがくぶ附属ふぞく醫院いいん改称かいしょう
  • 1947(昭和しょうわ22)ねん5がつ - 東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく医院いいん改称かいしょう
  • 1949(昭和しょうわ24)ねん5がつ - 東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん改称かいしょう
  • 2001(平成へいせい13)ねん4がつ - ぶんいんほんいんへの統合とうごう
  • 2001(平成へいせい13)ねん9がつ - 入院にゅういんとう(Aかん開院かいいん
  • 2007(平成へいせい19)ねん4がつ - 院内いんない保育園ほいくえん(いちょう保育園ほいくえん開園かいえん
  • 2011(平成へいせい23)ねん4がつ - 総合そうごうしゅうさん母子ぼし医療いりょうセンター指定していされる。
  • 2018(平成へいせい30)ねん1がつ - 入院にゅういんとう(Bかん開院かいいん

診療しんりょう部門ぶもん

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  • 内科ないか診療しんりょう部門ぶもん
    • 総合そうごう内科ないか
    • 循環じゅんかん内科ないか
    • 呼吸こきゅう内科ないか
    • 消化しょうか内科ないか
    • 腎臓じんぞう内分泌ないぶんぴつ内科ないか
    • 糖尿とうにょうびょう代謝たいしゃ内科ないか
    • 血液けつえき腫瘍しゅよう内科ないか
    • アレルギー・リウマチ内科ないか
    • 感染かんせんしょう内科ないか
    • 脳神経のうしんけい内科ないか
    • 老年ろうねんびょう
    • 心療内科しんりょうないか
  • 外科げか診療しんりょう部門ぶもん
    • 一般いっぱん外科げか
    • 食道しょくどう外科げか
    • 大腸だいちょう肛門こうもん外科げか
    • きもきも・膵外科げか
    • 血管けっかん外科げか
    • 乳腺にゅうせん内分泌ないぶんぴつ外科げか
    • 人工じんこう臓器ぞうき移植いしょく外科げか
    • 心臓しんぞう外科げか
    • 呼吸こきゅう外科げか
    • 脳神経のうしんけい外科げか
    • 麻酔ますいいたみセンター
    • 泌尿器ひにょうき男性だんせい
    • 女性じょせい外科げか
  • 感覚かんかく運動うんどう機能きのう部門ぶもん
    • 皮膚ひふ
    • 眼科がんか視覚しかく矯正きょうせい
    • 整形せいけい外科げか脊椎せきつい外科げか
    • 耳鼻咽喉科じびいんこうかとう頚部けいぶ外科げか
    • リハビリテーション
    • 形成けいせい外科げか美容びよう外科げか
    • 口腔こうくうあご顔面がんめん外科げか矯正きょうせい歯科しか
  • 小児しょうにしゅうさん女性じょせい診療しんりょう部門ぶもん
  • 精神せいしん神経しんけい診療しんりょう部門ぶもん
    • 精神せいしん神経しんけい
  • 放射線ほうしゃせん診療しんりょう部門ぶもん
    • 放射線ほうしゃせん
  • 救急きゅうきゅう診療しんりょう部門ぶもん
    • 救急きゅうきゅう

医療いりょう機関きかん指定していとう

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厚生こうせい労働省ろうどうしょうより、国際こくさい水準すいじゅん臨床りんしょう研究けんきゅうとう中心ちゅうしんてき役割やくわりにな国内こくない中核ちゅうかく病院びょういんとして、「臨床りんしょう研究けんきゅう中核ちゅうかく病院びょういん」に指定していされている[1]

認定にんてい専門医せんもんい人数にんずう

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下表かひょう出典しゅってん[4]

資格しかくめい 人数にんずう 資格しかくめい 人数にんずう
整形せいけい外科げか専門医せんもんい 25.8にん 脳神経のうしんけい外科げか専門医せんもんい 16.9にん
皮膚ひふ専門医せんもんい 5.4にん リハビリテーション専門医せんもんい 3.0にん
麻酔ますい専門医せんもんい 17.0にん 老年ろうねんびょう専門医せんもんい 6.0にん
放射線ほうしゃせん専門医せんもんい 15.0にん 心臓しんぞう血管けっかん外科げか専門医せんもんい 9.0にん
眼科がんか専門医せんもんい 10.5にん 呼吸こきゅう外科げか専門医せんもんい 4.8にん
産婦人科さんふじんか専門医せんもんい 31.2人ふたり 消化しょうか内視鏡ないしきょう専門医せんもんい 23.6にん
耳鼻咽喉科じびいんこうか専門医せんもんい 15.7にん 小児しょうに外科げか専門医せんもんい 2.2人ふたり
泌尿器ひにょうき専門医せんもんい 9.4にん 神経しんけい内科ないか専門医せんもんい 13.4にん
形成けいせい外科げか専門医せんもんい 2.2人ふたり リウマチ専門医せんもんい 15.0にん
病理びょうり専門医せんもんい 3.0にん 乳腺にゅうせん専門医せんもんい 1.0にん
総合そうごう内科ないか専門医せんもんい 46.7にん 臨床りんしょう遺伝いでん専門医せんもんい 3.4にん
外科げか専門医せんもんい 62.2人ふたり 漢方かんぽう専門医せんもんい 1.0にん
糖尿とうにょうびょう専門医せんもんい 11.4にん 気管支きかんしきょう専門医せんもんい 2.0にん
肝臓かんぞう専門医せんもんい 20.2人ふたり アレルギー専門医せんもんい 4.0にん
感染かんせんしょう専門医せんもんい 3.0にん 気管きかん食道しょくどう専門医せんもんい 3.0にん
救急きゅうきゅう専門医せんもんい 6.0にん 大腸だいちょう肛門こうもんびょう専門医せんもんい 3.0にん
血液けつえき専門医せんもんい 6.0にん 婦人ふじん腫瘍しゅよう専門医せんもんい 2.0にん
循環じゅんかん専門医せんもんい 31.4にん ペインクリニック専門医せんもんい 2.0にん
呼吸こきゅう専門医せんもんい 12.6にん のう血管けっかんない治療ちりょう専門医せんもんい 2.0にん
消化しょうかびょう専門医せんもんい 41.8にん しゅうさん新生児しんせいじ専門医せんもんい 3.2人ふたり
腎臓じんぞう専門医せんもんい 12.9にん 生殖せいしょく医療いりょう専門医せんもんい 4.0にん
小児科しょうにか専門医せんもんい 23.8にん 小児しょうに神経しんけい専門医せんもんい 1.1人ひとり
内分泌ないぶんぴつ代謝たいしゃ専門医せんもんい 3.2人ふたり 心療内科しんりょうないか専門医せんもんい 1.0にん
消化しょうか外科げか専門医せんもんい 15.0にん 一般いっぱん病院びょういん連携れんけい精神せいしん医学いがく専門医せんもんい 1.0にん
ちょう音波おんぱ専門医せんもんい 2.0にん 精神せいしん専門医せんもんい 14.2人ふたり
透析とうせき専門医せんもんい 8.8にん

アクセス

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周辺しゅうへん

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ぶんいん

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東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういんぶんいん(とうきょうだいがくいがくぶふぞくびょういんぶんいん)は、東京とうきょう文京ぶんきょうにかつてあった大学だいがく病院びょういんである。小石川こいしかわぶんいんともばれるが、所在地しょざいち小石川こいしかわ植物しょくぶつえんなどとはへだたった目白台めじろだいである。

医術いじゅつ開業かいぎょう試験しけん試験場しけんじょうとして設立せつりつされた通称つうしょう永楽えいらく病院びょういん」が前身ぜんしんである。当時とうじ患者かんじゃ無料むりょう診療しんりょうしていたが、医術いじゅつ開業かいぎょう試験しけん廃止はいしともな東京とうきょう帝国ていこく大学だいがくうつされたのち順次じゅんじ有料ゆうりょうされた。1952ねん昭和しょうわ27ねん)にカメラ開発かいはつされたである。

閉院へいいん建物たてものは、本郷ほんごうキャンパスのあらため新築しんちくともなってしょ部局ぶきょく一時いちじ待避たいひするなどした。その建物たてもの解体かいたいされ、外国がいこくじん研究けんきゅうしゃ留学生りゅうがくせいけの宿舎しゅくしゃ工学こうがくけい研究けんきゅう研究けんきゅうしつなどがはい施設しせつあらたに建設けんせつされた。

不祥事ふしょうじ医療いりょうミス・医療いりょう事故じこ事件じけんとう

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  • 1955ねん9月17にち -化膿かのうせいずいまくえん入院にゅういんしていた患児(当時とうじ3さい)にたいして、食後しょくご忌避きひされるルンバール施術しじゅつ腰椎ようつい穿刺せんしによるずいえき採取さいしゅペニシリンずいうち注入ちゅうにゅう)を、担当たんとう医師いしいやがる患児のからだ馬乗うまのりになって固定こていし、なん穿刺せんしするなどして、施術しじゅつ開始かいしから30ふんにようやく成功せいこうした。施術しじゅつ直後ちょくごに患児は突然とつぜん嘔吐おうとし、けいれん発作ほっさこし、みぎ半身はんしん不全ふぜん麻痺まひ言語げんご障害しょうがい知的ちてき障害しょうがい運動うんどう障害しょうがい発症はっしょうし、後遺症こういしょうとなった[6][7]東大とうだい病院びょういんルンバール事件じけん)。
  • 1970ねん6月4にち - しん病棟びょうとう1968ねん完成かんせい)への移転いてん阻止そしうった病院びょういん占拠せんきょしていた青年せいねん医師いし看護かんご全共闘ぜんきょうとう会議かいぎ学生がくせい63にんが、突入とつにゅうした機動きどうたいにより退去たいきょざいうたがいで逮捕たいほ[8]
  • 2017ねん1がつ31にち発表はっぴょう) - 2015ねん入院にゅういん患者かんじゃ就学しゅうがくぜん男児だんじ看護かんごくすりあやま投与とうよする医療いりょう事故じこがあったと発表はっぴょう男児だんじ翌日よくじつ死亡しぼうくすりちがえが原因げんいんで「男児だんじ死亡しぼうなんらかの影響えいきょうあたえた可能かのうせいがある」としている。病院びょういんによると、くすりあやま投与とうよは、臓器ぞうき障害しょうがいのためおもあつだった男児だんじたいし、内服薬ないふくやく注入ちゅうにゅうする処置しょちをしたさい発生はっせいした。看護かんご内服薬ないふくやく準備じゅんび電話でんわ対応たいおうなどのため作業さぎょうをいったん中断ちゅうだん再開さいかいするさいちかくにあったべつ患者かんじゃ内服薬ないふくやくちがえていた。看護かんご名前なまえなど投与とうよ最終さいしゅう確認かくにんをせず、くすりちがえに気付きづかなかった。べつ患者かんじゃ男児だんじよりも体格たいかくおおきく、男児だんじにとってはくすりりょうおおすぎたという。遺族いぞく弁護士べんごしによると、こうてんかんやくなど13種類しゅるい薬剤やくざいあやま投与とうよされ、じゅうすうふん男児だんじ容体ようだい悪化あっかした。病院びょういん事故じこ調査ちょうさ委員いいんかい設置せっちし、調査ちょうさしたが死亡しぼう影響えいきょうあたえた可能かのうせいがあるとする一方いっぽうで「どの程度ていど影響えいきょうしたかは判断はんだんできない」としている。病院びょういん再発さいはつ防止ぼうしさくとして、内服薬ないふくやくバーコード管理かんりし、投与とうよまえのチェックであやま投与とうよふせぐシステムの導入どうにゅうすすめる[9]
  • 2019ねん1がつ24にち報道ほうどう) - 2018ねん9月、男性だんせい患者かんじゃ(40だい)が拡張かくちょうがた心筋しんきんしょうによりそうぼうべん閉鎖へいさ不全ふぜんしょうこしていた。病院びょういんは「マイトラクリップ」という医療いりょう機器きき心臓しんぞうべん機能きのうおぎなカテーテル治療ちりょうをしようとした。だが、心臓しんぞうかべにカテーテルがうまくさらずに中止ちゅうしした。男性だんせいはその容体ようだい悪化あっか、10月に死亡しぼうした。12月、病院びょういん第三者だいさんしゃ機関きかん日本にっぽん医療いりょう安全あんぜん調査ちょうさ機構きこう東京とうきょう事案じあん報告ほうこく医療いりょうほうもとづく調査ちょうさをし、安全あんぜんせい確認かくにんできるまで、この治療ちりょう中止ちゅうしするよう指導しどうした[10]

脚注きゃくちゅう

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出典しゅってん

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  1. ^ a b 臨床りんしょう研究けんきゅう中核ちゅうかく病院びょういんについて 厚生こうせい労働省ろうどうしょう
  2. ^ 参議院さんぎいん 厚生こうせい労働ろうどう委員いいんかい 中継ちゅうけい 参議院さんぎいん 厚生こうせい労働ろうどう委員いいんかい 2018ねん12月6にち 2018ねん12月9にち閲覧えつらん
  3. ^ 病院びょういん評価ひょうか結果けっか情報じょうほう提供ていきょう”. 公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん日本にっぽん医療いりょう機能きのう評価ひょうか機構きこう. 2020ねん8がつ22にち閲覧えつらん
  4. ^ 東京とうきょう医療いりょう機関きかん案内あんないサービスひまわり”. 東京とうきょう福祉ふくし保健ほけんきょく. 2020ねん8がつ22にち閲覧えつらん
  5. ^ a b c 交通こうつうのご案内あんない所在地しょざいち”. 東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん. 2020ねん8がつ23にち閲覧えつらん
  6. ^ 最高さいこう裁判所さいばんしょ判決はんけつ 1975ねん(昭和しょうわ50ねん)10がつ24にち みんしゅうだい29かん9ごう1417ぺーじ昭和しょうわ48(オ)517
  7. ^ 三和さんわまもる. “用語ようご解説かいせつ東大とうだい病院びょういんルンバール事件じけん”. 日経にっけいメディカル. 日経にっけいBP. 2024ねん7がつ27にち閲覧えつらん
  8. ^ 東大とうだいしん病棟びょうとう 機動きどうたい封鎖ふうさ解除かいじょ 医師いしら63にん逮捕たいほ朝日新聞あさひしんぶん』1970ねん昭和しょうわ45ねん)6がつ4にち夕刊ゆうかん 3はん 11めん
  9. ^ 東大とうだい病院びょういん投薬とうやくミス 幼児ようじ死亡しぼう影響えいきょうした可能かのうせい”. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん 2017/2/1 1:39. 2020ねん8がつ22にち閲覧えつらん
  10. ^ 東大とうだい病院びょういん患者かんじゃ死亡しぼう 心臓しんぞうカテーテル治療ちりょう容体ようだい悪化あっか”. 朝日新聞あさひしんぶん 2019ねん1がつ24にち 1313ふん. 2020ねん8がつ23にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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