鼻腔びこう

鼻腔びこう断面だんめん図ず

鼻腔びこう（びこう、医学いがく用語ようご：びくう）とは、鼻はなの穴あな（鼻孔びこう）の内うちで、外そと鼻孔びこうから内うち鼻孔びこうまでの空隙くうげきを指さす。鼻はな中ちゅう隔へだたによって左右さゆうの2室しつに分わけられ、呼気こきの通とおり道みちとなる。

ヒトの鼻腔びこうは一般いっぱん的てきに思おもわれているより、縦長たてながの空間くうかんである。中なかには、上甲うえこう介かい、中ちゅう甲かぶと介かい、下甲しもぎ介かいという整流せいりゅう板ばんが存在そんざいする。機能きのうとしては、発声はっせい時じの共鳴きょうめい作用さよう、吸気きゅうきの加湿かしつ、加か温ゆたか等とうがあげられる。

鼻腔びこうの入いり口くちには鼻毛はなげが密生みっせいしており、外気がいきの粉塵ふんじんをからめ取とるフィルターの役割やくわりを果はたしている。

鼻腔びこうの疾患しっかん

• 鼻血はなぢ
• 鼻茸はなたけ
• 副ふく鼻腔びこう炎えん
• 前頭まえがしら洞ほら蓄膿症ちくのうしょう
• 真ま菌きん性せい鼻炎びえん
• 細菌さいきん性せい鼻炎びえん
• 外そと鼻孔びこう狭窄きょうさく
• 嗅神経しんけい芽め腫しゅ

関連かんれん項目こうもく

• 呼吸こきゅう器き