18区く (パリ)

パリ・18区くの位置いち

パリの18区く (18く、仏ふつ: 18^e arrondissement de Paris) は、フランスの首都しゅと・パリ市しを構成こうせいする20の行政ぎょうせい区くのひとつである。パリ18区くともいう。市しの北部ほくぶにあり、セーヌ川がわの北側きたがわに位置いちしている。モンマルトルの丘おかは有名ゆうめい。

概要がいよう

パリの18区くは、市しの北部ほくぶにある行政ぎょうせい区く。「ビュット＝モンマルトル区く (Arrondissement des Buttes-Montmartre)」と呼よばれることもある。セーヌ川がわの北きたの地域ちいきにある。北きたには、ペリフェリック（パリ環状かんじょう道路どうろ）に沿そう形かたちで市しの境界きょうかい線せんが敷しかれており、セーヌ＝サン＝ドニ県けんに接せっしている。区内くないのモンマルトルの丘おかはパリで最もっとも高たかい地点ちてんであり、その頂いただきからはパリの眺望ちょうぼうを楽たのしむことができる。人口じんこうは184,586人にん（1999年ねん）で、20区くの中なかでは2番目ばんめに多おおい（人口じんこうの推移すいい等とう詳細しょうさいについては後述こうじゅつ）。

ドゥジャン通どおり (Rue Dejean) のマルシェ風景ふうけい、2015年ねん。

区くの名称めいしょうは、市しの中央ちゅうおう部ぶから時計とけい回まわりに螺旋らせんを描えがくようにして各区かっくに付つけられた番号ばんごうを基もとにしており、当とう区くはその18番目ばんめにあたることから、「18区く」と名なづけられた。

区く南西なんせい部ぶの小高こだかい丘おか一帯いったいはモンマルトルと呼よばれ、モンパルナスとともに"芸術げいじゅつの街まち"として世界せかい的てきに有名ゆうめいである。区内くないには、サクレ・クール寺院じいん、エスパス・ダリ、モンマルトル墓地ぼち、ムーラン・ルージュなどがある。

18区くの東側ひがしがわ一帯いったいは観光かんこう地ちであるモンマルトル一帯いったいとは様相ようそうを異ことにする。パリ北部ほくぶから東部とうぶ一帯いったいにかけて、元来がんらい移民いみんの多おおい地域ちいきであるが、モンマルトルの東側ひがしがわ地域ちいき、シャトー・ルージュ (Château Rouge) やバルベス大通おおどおり (Boulevard Barbès) 界隈かいわいなどのいわゆる"ラ・シャペル (La Chapelle) 一帯いったい"は、マグリブ諸国しょこく出身しゅっしんのアラブ系けいに加くわえ、1990年代ねんだいから(サハラ以南いなんの)アフリカ系けい移民いみんが多おおく暮くらす街まちとなっている。

パリ・18区くの観光かんこう概略がいりゃく図ず

地理ちり

サクレ・クール寺院じいん、パリ4区くサン＝ジャック塔とう (Tour Saint-Jacques) からの眺ながめ

観光かんこう客きゃく相手あいてに(有料ゆうりょうで)似顔絵にがおえを描えがく画家がかが集つどうテルトル広場ひろば（モンマルトルの丘おか）

18区くは、パリの北部ほくぶに位置いちしている。セーヌ川がわの北きたの地域ちいきにあり、パリで最もっとも高たかいモンマルトルの丘おかからは南みなみのパリ市街しがいの眺望ちょうぼうを楽たのしむことができる。面積めんせきは、6.01 平方へいほうキロメートル。

北きたは、ペリフェリック （パリ環状かんじょう道路どうろ）に沿そう形かたちで市しの境界きょうかい線せんが敷しかれ、セーヌ＝サン＝ドニ県けんの各かく自治体じちたい、北東ほくとうはオーベルヴィリエに、北きたはサン＝ドニに、北西ほくせいはサントゥアンに接せっしている。南みなみは、同おなじパリの行政ぎょうせい区くである9区くと10区くに接せっしている。東ひがしは19区くに接せっし、西にしは17区くに接せっしている。

隣接りんせつする自治体じちたい（行政ぎょうせい区く）

• パリの行政ぎょうせい区くのうち、以下いかの区く。
  • 9区く、10区く、17区く、19区く。
• セーヌ＝サン＝ドニ県けんのうち、以下いかの自治体じちたい。
  • オーベルヴィリエ、サントゥアン、サン＝ドニ。

地区ちく（カルチェ）

パリ・18区くのカルチエ詳細しょうさい図ず

パリの行政ぎょうせい区くは、それぞれ4つの地区ちく（カルチェ）に区分くぶんされている。18区くを構成こうせいする4地区ちくのコードと名称めいしょうは、次つぎのとおりである。

• 69 - グランド＝カリエール地区ちく (Quartier Grandes-Carrières)
• 70 - クリニャンクール地区ちく (Quartier de Clignancourt)
• 71 - グット＝ドール地区ちく (Quartier de la Goutte-d'Or)
• 72 - ラ・シャペル地区ちく (Quartier de La Chapelle)

住民じゅうみん

人口じんこう

18区くの人口じんこうは、1931年ねんに288,810人にんとなり、ピークに達たっした。しかし、その後ごは減少げんしょうを続つづけ、1999年ねんには3分ぶんの2以下いかの184,586人にんとなった。20区くのうちでは15区くに次ついで2番目ばんめに人口じんこうが多おおく、1982年ねん以降いこうは、パリの人口じんこうの8パーセント台だいで推移すいいしている。2005年ねんの推計すいけいでは188,500人にんと見積みつもられており、人口じんこうの回復かいふくが見込みこまれている。

また、人口じんこうの減少げんしょうとともに人口じんこう密度みつども減へり続つづけており、1999年ねんの人口じんこう密度みつどは、ピーク時じの3分ぶんの2以下いかの30,739人にんとなっている。20区くのうちでは11区く、10区くに次ついで3番目ばんめに人口じんこう密度みつどが高たかく、パリの平均へいきん人口じんこう密度みつどの1.3倍ばいである。人口じんこうの推移すいいの詳細しょうさいは、次つぎのとおりである。

年とし	区く人口じんこう	市し人口じんこう	区く人口じんこう／市し人口じんこう	区く人口じんこう密度みつど	市し人口じんこう密度みつど	備考びこう
1872年ねん	138,109	1,851,792	7.46%	22,999	21,303
1931年ねん	288,810	2,891,020	9.99%	48,095	33,258	人口じんこうがピークに達たっする。
1954年ねん	266,825	2,850,189	9.36%	44,434	32,788
1962年ねん	254,974	2,790,091	9.14%	42,460	32,097
1968年ねん	236,776	2,590,771	9.14%	39,430	29,804
1975年ねん	208,970	2,299,830	9.09%	34,799	26,457
1982年ねん	186,866	2,176,243	8.59%	31,118	25,035
1990年ねん	187,657	2,152,423	8.72%	31,250	24,761
1999年ねん	184,586	2,125,246	8.69%	30,739	24,449
2005年ねん	188,500	2,166,200	8.70%	31,391	24,920	人口じんこうは推計すいけい。

• 注意ちゅうい
  • 人口じんこう密度みつどは、1平方へいほうキロメートルあたりの人口じんこう。区く人口じんこう密度みつどは、18区くの面積めんせきを6.005平方へいほうキロメートルとして算出さんしゅつした。また、市し人口じんこう密度みつどは、森林しんりん部ぶ（ヴァンセンヌの森もり、ブローニュの森もり）を除のぞくパリ市し全体ぜんたいの面積めんせき（86.927平方へいほうキロメートル）をもとに算出さんしゅつした。
  • 1962年ねんから1999年ねんまでの区く人口じんこう及および市し人口じんこうは、フランス国立こくりつ統計とうけい経済けいざい研究所けんきゅうじょのデータ （Île-de-France ）を参考さんこうとした。

政治せいじ・行政ぎょうせい・司法しほう

主おもな官公庁かんこうちょう・公共こうきょう機関きかん

第だい18区役所くやくしょ

• 第だい18区役所くやくしょ （Mairie du 18^e arrondissement）
  • 区く中央ちゅうおう部ぶ、オルドネ通どおり沿そいにある。

生活せいかつ

墓地ぼち等とう

• サン・ヴァンサン墓地ぼち (Cimetière Saint-Vincent)
• モンマルトル墓地ぼち (Cimetière de Montmartre)

教育きょういく

大学だいがく等とう

• La Fémis（国立こくりつ映像えいぞう音響おんきょう芸術げいじゅつ学院がくいん） - フランス国立こくりつの映画えいが学校がっこう

文化ぶんか施設しせつ

新装しんそうなった「ゴーモン＝パラス (Gaumont-Palace)」, 1931年ねん。経営けいえい者しゃはレオン・ゴーモンだった。欧州おうしゅう随一ずいいちの映画えいが館かんであったが、閉鎖へいさ直後ちょくごの1973年ねんに取とり壊こわされた。ムーラン・ルージュがあるブランシュ広場ひろばとクリシー広場ひろばとに挟はさまれた、クリシー大通おおどおり (ブールヴァール) との交差点こうさてん界隈かいわい, コランクール通どおり (fr) 1番地ばんちにあった。隣接りんせつ北側きたがわにはモンマルトル墓地ぼち。現在げんざいはホテル・メルキュール・パリ・モンマルトル (Hotel Mercure Paris Montmartre Sacre Coeur)。

美術館びじゅつかん・博物館はくぶつかん

• エスパス・ダリ (Espace Dalí)
  • テルトル広場ひろば西側にしがわ至近しきんプルボ通どおり (Rue Poulbot) 11番地ばんちにあるシュールレアリスムの代表だいひょう格かくサルバドール・ダリの美術館びじゅつかん。
• エロチズム博物館はくぶつかん (Musée de l'Érotisme): 2016年ねん11月に閉館へいかん。
• マックス・フルニー素朴そぼく派は美術館びじゅつかん （Musée d'Art naïf - Max Fourny）
• モンマルトル美術館びじゅつかん (Musée de Montmartre)

映画えいが館かん・劇場げきじょう

• アトリエ座ざ（Théâtre de l'Atelier）
• アベス劇場げきじょう（Théâtre des Abbesses）
• ドゥザーヌ劇場げきじょう（Théâtre des Deux Ânes）
• ル・ディヴァン・デュ・モンド（Le Divan du Monde）
  • ピガール広場ひろば界隈かいわいマルティル通どおり (殉教者じゅんきょうしゃ通どおり, Rue des Martyrs) 75番地ばんちにある、カフェ・コンセールないしキャバレーを改装かいそうしたコンサートスペースないし劇場げきじょう。1873年ねん、カフェ・コンセールになり、ジャポニスムの影響えいきょうから「ディヴァン・ジャポネ (Divan Japonais)」と改称かいしょうし、その後ご、パントマイム劇場げきじょう、1901年ねんからはポルノ映画えいが館かん･･などと変遷へんせんし、1994年ねんから現在げんざいの形態けいたい及および名称めいしょうになった。
• ラ・シガール（La Cigale）
  • 1887年ねん、カフェ・コンセールとして出発しゅっぱつした多目的たもくてきホールないし劇場げきじょう。ピガール広場ひろば東側ひがしがわ界隈かいわい、ロシュシュアール大通おおどおり沿ぞいにある。

宗教しゅうきょう施設しせつ

サクレ・クール寺院じいん

区内くない東側ひがしがわ界隈かいわいラ・シャペル通どおり (fr) 16-18番地ばんちにあるサン＝ドニ・ド・ラ・シャペル教会きょうかいとサント＝ジャンヌ＝ダルク聖堂せいどう

教会きょうかい・寺院じいん

• サクレ・クール寺院じいん (Basilique du Sacré-Cœur)
• サン＝ジャン＝ド＝モンマルトル教会きょうかい （Église Saint-Jean-de-Montmartre）
• サン＝ピエール・ド・モンマルトル教会きょうかい （Église Saint-Pierre de Montmartre）
• サン＝ドニ・ド・ラ・シャペル教会きょうかい （Église Saint-Denys de la Chapelle）
  • 1204年ねん建造けんぞう。451年ねんにカタラウヌムの戦たたかいによりフン族ぞくによるガリア侵攻しんこうが撃退げきたいされて時ときを待またない475年ねん、聖せいジュヌヴィエーヴが初期しょき教会堂きょうかいどうの礎いしずえを築きずいたことからラ・シャペル・サント＝ジュヌヴィエーヴ (聖せいジュヌヴィエーヴ礼拝れいはい堂どう, la chapelle Sainte-Geneviève) とも呼よばれた。その後ご、ヴィラージュないしアモーのラ・シャペル (fr) 界隈かいわいのランディの市しは、とりわけパリ大学だいがくの需要じゅようがあった羊皮紙ようひし (parchemin) の売買ばいばい特権とっけんを、フランス革命かくめい期きまで大おおいに享受きょうじゅした。1429年ねんには、ジャンヌ・ダルクがこの教会堂きょうかいどうで祈いのりを捧ささげ、パリ包囲ほうい戦せん (1429年ねん)に出陣しゅつじんした。
• サント＝ジャンヌ＝ダルク聖堂せいどう (Basilique Sainte-Jeanne-d'Arc)
  • 第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせん西部せいぶ戦線せんせんでの激闘げきとう最中さいちゅうの1914年ねん、ドイツ軍ぐんのパリ進撃しんげきが目前もくぜんに迫せまっていた。そのため、上記じょうきサン＝ドニ・ド・ラ・シャペルのアベ (l'abbé) により、救国きゅうこくの女神めがみ（ないしマリアンヌ）としてのジャンヌ・ダルクをモチーフに建設けんせつが提唱ていしょうされた。ちょうどその矢先やさき、マルヌの戦たたかいでドイツ軍ぐんの進撃しんげきが食くい止とめられた。建設けんせつ自体じたいは1930-1964年ねんにかけて、サン＝ドニ・ド・ラ・シャペルに隣接りんせつないし共有きょうゆうして行おこなわれた。パリでより上位じょういにある教会堂きょうかいどうという意味合いみあいでバジリクを名乗なのる。
• サン＝ベルナール・ド・ラ・シャペル教会きょうかい （Église Saint-Bernard de la Chapelle）
• サント＝エレーヌ教会きょうかい （Église Sainte-Hélène）
• サント＝ジュヌヴィエーヴ・デ・グランド・カリエール教会きょうかい （Église Sainte-Geneviève des Grandes Carrières）
• ノートル＝ダム・デュ・ボン・コンセィユ教会きょうかい （Église Notre-Dame du Bon Conseil）
• ノートル＝ダム・ド・クリニャンクール教会きょうかい （Église Notre-Dame de Clignancourt）

観光かんこう・憩いこい

• 
  モンマルトル美術館びじゅつかん
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  オ・ラパン・アジル（シャンソニエ）
• 
  ムーラン・ド・ラ・ギャレット
• 
  「パリ・カンカン」ムーラン・ルージュ, 1890年ねん (Moulin Rouge / Paris Cancan 1890)
• 
  ムーラン・ルージュ, 1914年ねん
• 
  ムーラン・ルージュ, 2011年ねん

建築けんちく

• ムーラン・ド・ラ・ギャレット（Moulin de la Galette）
  • モンマルトルにある風車かざぐるま。かつてはダンスホールに、現在げんざいはフレンチレストランになっている。ルノワールやゴッホらの絵えの題材だいざいとなった。
• ムーラン・ラデ（Moulin Radet）
  • ムーラン・ド・ラ・ギャレットとともに、モンマルトルに現存げんそんする2つの風車かざぐるまのうちのひとつ。

公園こうえん・緑地りょくち等とう

• テルトル広場ひろば（Place du Tertre）
• レオン公園こうえん（Square Léon）
• レオン＝セルポレ公園こうえん（Square Léon-Serpollet）

名所めいしょ・娯楽ごらく

• ムーラン・ルージュ（Moulin Rouge）
• オ・ラパン・アジル (Au Lapin Agile)

旧跡きゅうせき・記念きねん碑ひ等とう

• 洗濯せんたく船せん跡あと (バトー＝ラヴォワール、Bateau-Lavoir)
  • アメデオ・モディリアーニ、パブロ・ピカソらの画家がか達たちが暮くらした安やすアパート兼けんアトリエ。アンリ・マティス、ギヨーム・アポリネール、ジョルジュ・ブラックなども出入でいりしていた。特とくにピカソが『アビニヨンの娘むすめたち』(1907) を描えがいた場所ばしょ、キュビスムが誕生たんじょうした場所ばしょとして知しられるが、1970年ねんの火事かじで焼失しょうしつし、1978年ねんにコンクリートで復元ふくげんされた。現在げんざいは小ちいさなショーウィンドーに資料しりょうを展示てんじしている。

交通こうつう

鉄道てつどう

• 地下鉄ちかてつ・メトロ （パリ交通こうつう公団こうだん（RATP）） （Métro）
  • ■2号線ごうせん （Ligne 2 du Métro）
    • プラス・ド・クリシー駅えき – ブランシュ駅えき – ピガール駅えき – アンヴェール駅えき – バルベス＝ロシュシュアール駅えき - ラ・シャペル駅えき
  • ■4号線ごうせん （Ligne 4 du Métro）
    • ポルト・ド・クリニャンクール駅えき – サンプロン駅えき – マルカデ＝ポワソニエ駅えき – シャトー・ルージュ駅えき – バルベス＝ロシュシュアール駅えき
  • ■12号線ごうせん （Ligne 12 du Métro）
    • ポルト・ド・ラ・シャペル駅えき – マルクス・ドルモワ駅えき – マルカデ＝ポワソニエ駅えき – ジュール・ジョフラン駅えき – ラマルク＝コランクール駅えき – アベス駅えき – ピガール駅えき
  • ■13号線ごうせん （Ligne 13 du Métro）
    • 北西ほくせい方向ほうこうからの分岐ぶんき線せんと北東ほくとう方向ほうこうからの分岐ぶんき線せんがラ・フルシュ駅えきで合流ごうりゅうし、南みなみに向むかって伸のびている。
    • 北東ほくとう方向ほうこうからの分岐ぶんき線せん : ポルト・ド・サントゥアン駅えき – ギー・モケ駅えき - ラ・フルシュ駅えき
    • 北西ほくせい及および北東ほくとう方向ほうこうからの分岐ぶんき線せんの合流ごうりゅう以降いこう : ラ・フルシュ駅えき – プラス・ド・クリシー駅えき

高速こうそく道路どうろ・有料ゆうりょう道路どうろ

• ペリフェリック （パリ環状かんじょう道路どうろ） （Boulevard Périphérique）
  • ポルト・ド・サントゥアン - ポルト・ド・クリニャンクール - ポルト・ド・ラ・シャペル - ポルト・ドーベルヴィリエ

道路どうろ

• 
  ベルト通どおり (Rue Berthe)
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  サクレ・クール寺院じいん北側きたがわを東西とうざいに走はしるマルカデ通とおり (Rue Marcadet) 205番地ばんちのイムーブル (居住きょじゅう建物たてもの)
• 
  デュエム通どおりとの角かく、マルカデ通とおり145番地ばんちにあるアール・デコ調しらべのブーランジュリー (Boulangerie à l'angle des rues Marcadet et Duhesme (n°145 rue Marcadet) - Paris XVIII)
• 
  同どうブーランジュリー。素朴そぼく派は調しらべの装飾そうしょく (Détail : panneau de style naïf.)
• 
  サクレ・クール寺院じいん東側ひがしがわを南北なんぼくに走はしるクリニャンクール通どおり (Rue de Clignancourt)
• 
  18世紀せいき後半こうはんの旧きゅうクリニャンクール製せい陶すえ所しょ (Manufacture de porcelaine de Clignancourt) の建物たてもの残存ざんそん部分ぶぶん。歴史れきし的てき記念きねん物ぶつに指定していされている。隣接りんせつサン＝トゥアンのアンティークショップが集あつまる「クリニャンクールのの市みのいち」が世界せかい的てきに有名ゆうめい。マルカデ通とおり沿ぞいにある。
• 
  ラ・メゾン・ローズ。ユトリロの題材だいざいになった (La Maison Rose à l'angle des rues des Saules et rue de l'Abreuvoir à Montmartre.)
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  Rue Norvins à Montmartre.
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  かつてサン＝ドニ通とおりと呼よばれたモン＝スニ通どおり (Rue du Mont-Cenis)
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  マルティル通どおり (Rue des Martyrs) に入はいる観光かんこうトレインバス
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  サクレ・クール寺院じいんの足元あしもとにあるモンマルトルのカルメル会かい女子じょし修道院しゅうどういん (Le carmel de Montmartre, situė rue du Chevalier-de-la-Barre, au pied du Sacré-Cœur.)
• 
  ラマルク通どおり (Rue Lamarck)
• 
  モンマルトルの丘おかの上うえ、ラマルク通どおりへ続つづく階段かいだん。古ふるくから映画えいがやドラマ、写真しゃしん･･等とう、世界せかい的てきな撮影さつえいスポットで知しられている。
• 
  ムーラン・ルージュ西側にしがわ至近しきん、クリシー大通おおどおり (ブールヴァール, Boulevard de Clichy) 94番地ばんちから見みるシテ・ヴェロン (Cité Véron)。小路こうじ先さきは行いき止どまり。
• 
  クリシー大通おおどおり (ブールヴァール) 沿ぞい、ピガール界隈かいわいからブランシュ界隈かいわいに続つづくアダルト街がい
• 
  クリシー大通おおどおり (ブールヴァール) の観光かんこうトレインバス

• アベス通どおり（Rue des Abbesses）
• エミール＝デュプロイエ通どおり（Rue Émile-Duployé）
• オーベルヴィリエ通どおり（Rue d'Aubervilliers）
• オルドネ通どおり（Rue Ordener）
• オルナノ大通おおどおり（Boulevard Ornano）
• キュスティーヌ通どおり（Rue Custine）
• クリシー大通おおどおり (アヴェニュー)（Avenue de Clichy ）
  • クリシー広場ひろばから北側きたがわ方面ほうめんへ、17区くとの区く境さかいを走はしり、途中とちゅう分岐ぶんきして西側にしがわ17区内くないに折おれていく。分岐ぶんきしたもう一方いっぽうの東側ひがしがわ17区く・18区くの区く境さかいを走はしるのは下記かきサン＝トゥアン大通おおどおり。
• クリシー大通おおどおり (ブールヴァール)（Boulevard de Clichy ）
  • 下記かきラ・シャペルやロシュシュアールから続つづき、クリシー大通おおどおり (ブールヴァール)へ繋つながる、18区くと9区くとの境界きょうかい線せんを東西とうざいに走はしる通とおり。ピガール広場ひろばやブランシュ広場ひろばを通とおり、8・9・17区くとの区く境さかいにあたり区内くない南西なんせい端はしクリシー広場ひろばに至いたる。かつて、パブロ・ピカソもこの通とおりの11番地ばんちに居住きょじゅうしていた。
• クリスティアニ通どおり（Rue Christiani）
• コランクール通どおり（Rue Caulaincourt）
  • ラマルク通どおり同様どうよう、モンマルトルの丘おかを北側きたがわからグルッと囲かこむように走はしる通とおり。
• サン＝トゥアン大通おおどおり（Avenue de Saint-Ouen）
  • 上記じょうきクリシー大通おおどおり (アヴェニュー) が西側にしがわ17区内くないに折おれるのに対たいし、同大どうだい通どおりと分岐ぶんきして17区くとの南北なんぼくに走はしる区く境さかいをそのままサン＝トゥアンまで続つづく通とおり。通とおり先さきで、ポルト・ド・サン＝トゥアン大通おおどおりと名なを変かえて続つづいていく。
• シャンピオネ通どおり（Rue Championnet）
• ジュノー大通おおどおり（Avenue Junot）
• ステファンソン通どおり（Rue Stephenson）
• ダンレモン通どおり（Rue Damrémont）
• デュエズム通どおり（Rue Duhesme）
• ネイ大通おおどおり（Boulevard Ney）
  • 北東ほくとう端はし環状かんじょうを走はしり、"ブールヴァール・デ・マレショー"を構成こうせいする。2015-2017年ねんの間あいだ、移入いにゅう-立退たちのきの繰くり返かえしの中なか、ジタンによるスラム (Bidonvilles en Franceも参照さんしょう) が路上ろじょうに形成けいせいされていた。こうしたスラムはパリ周辺しゅうへん界隈かいわいだとパンタンやボビニー等ひとしでも見みられる。
• バルベス大通おおどおり（Boulevard Barbès）
  • 18区内くないを南北なんぼくに走はしる通とおり。アフリカ系けい移民いみんらが多おおいメトロバルベス＝ロシュシュアール駅えき交差点こうさてん界隈かいわいで東西とうざいを走はしるラ・シャペル及およびロシュシュアール大通おおどおりと交差こうさし、9区く・10区くとの境界きょうかい線上せんじょうを走はしるフォーブール＝ポワソニエール通どおり、及および10区内くないを右みぎ斜ななめ下かに伸のびるマジャンタ大通おおどおりに続つづいていく。
• ヴォーヴナルグ通どおり（Rue Vauvenargues）
• ポトー通どおり（Rue du Poteau）
• ポワソニエール通どおり（Rue des Poissonniers）
• マルカデ通とおり（Rue Marcadet）
• マルクス＝ドルモワ通どおり（Rue Marx-Dormoy）
• マルティル通どおり（殉教者じゅんきょうしゃ通どおり, Rue des Martyrs）
  • 9区く中心ちゅうしん部ぶノートルダム＝ド＝ロレット教会きょうかいからサクレ・クール寺院じいんまで続つづく南北なんぼくに走はしる通とおり。名称めいしょうは、モンマルトルの丘おかで処刑しょけいされた"フランスの守護しゅご聖人せいじん"ことパリ初代しょだい司教しきょうパリのディオニュシウス（聖せいドニ、サン＝ドニ）から。また、同どう通とおり75番地ばんちにコンサートスペースないしキャバレーの「ル・ディヴァン・デュ・モンド」がある。かつて「ル・ディヴァン・ジャポネ (Le Divan Japonais)」と名乗なのっていた当時とうじ、ロートレック作さく「Le Divan Japonais」のお店みせポスターで知しられるようになった。
• ミハ通どおり（Rue Myrha）
• モン＝スニ通どおり（Rue du Mont-Cenis）
• ラ・シャペル大通おおどおり（Boulevard de la Chapelle）
  • メトロ ベルヴィル駅えき交差点こうさてんから、10区くと19区くとの境界きょうかい線上せんじょうを走はしるラ・ヴィレット大通おおどおりから名なを変かえ接続せつぞくする。10区くさらに9区くと18区くとの区く界かいを東西とうざいに走はしるラ・シャペル大通おおどおりから、さらにロシュシュアールやクリシー大通おおどおり (ブールヴァール)と名なを変かえサクレ・クール寺院じいん南側みなみがわやムーラン・ルージュ界隈かいわいに至いたる。
• ラ・シャペル通どおり（Rue de la Chapelle）
• ラマルク通どおり（Rue Lamarck）
  • コランクール通どおり同様どうよう、モンマルトルの丘おかを北側きたがわから東側ひがしがわへグルッと囲かこむように走はしる通とおり。
• ルピック通どおり（Rue Lepic）
  • ブランシュ広場ひろばから「くの字じ」状じょうでサクレ・クール寺院じいん西側にしがわテルトル広場ひろば西側にしがわ界隈かいわいまで伸のびる通とおり。モンマルトルの丘おか西側にしがわ界隈かいわいの通とおり。
• ロシュシュアール大通おおどおり（Boulevard de Rochechouart）
  • 上記じょうき東側ひがしがわラ・シャペル大通おおどおりから続つづき、クリシー大通おおどおり (ブールヴァール)へ繋つながる、18区くと9区くとの境界きょうかい線せんを東西とうざいに走はしる通とおり。名称めいしょうは、名門めいもん貴族きぞくロシュシュアール公こうに連つらなる18世紀せいき前半ぜんはんのモンマルトル女子じょし修道院しゅうどういん(Abbaye de Montmartre)長ちょうマルグリット・ド・ロシュシュアール (fr) から。

• 
  ルピック通どおりから見みるオルシャン通どおり狹せま路ろ箇所かしょ (Partie étroite de la rue d'Orchampt vue depuis la rue Lepic.)
• 
  オルシャン通どおりをラヴィニャン通どおり方向ほうこうに見みる (Rue d'Orchampt vue en direction de la rue Ravignan.)
• 
  ジラルドン通どおり (Rue Girardon) は、南みなみからオルシャン通どおりが交差こうさするルピック通どおりムーラン・ド・ラ・ギャレット界隈かいわいから北側きたがわダリダ広場ひろば方向ほうこうへ走はしる。先さきに見みえる枝えだ木きはムーラン・ド・ラ・ギャレットの敷地しきち。
• 
  ジラルドン通どおりから見みるムーラン・ド・ラ・ギャレット
• 
  ジラルドン通どおり界隈かいわい

広場ひろば・交差点こうさてん

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  トルスィ通どおりとレヴァンジル通どおりとの交差点こうさてんから見みるトルスィ広場ひろば (Place de Torcy vue du carrefour de la rue de Torcy et de la rue de l'Évangile.)
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  コンスタンタン＝ペキュー広場ひろば (Place Constantin-Pecqueur)
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  ロートレック作さく「ディヴァン・ジャポネ (Divan Japonais, en)」リトグラフポスター
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  ダリダ広場ひろば (Place Dalida)
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  テルトル広場ひろば
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  同どうテルトル広場ひろば
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  同どうテルトル広場ひろば
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  ピガール広場ひろば (Place Pigalle) のナイトクラブ「フォリー・ピガール」
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  ピガール広場ひろば (9区く側がわ) からクリシー大通おおどおり (ブールヴァール, boulevard de Clichy) を越こえて18区く側がわを見みる。
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  1881年ねん創業そうぎょう, ブランシュ広場ひろば (Place Blanche) 東側ひがしがわ至近しきんクリシー大通おおどおり (ブールヴァール) 68番地ばんちにあった頃ころ, 1929年ねんのキャバレー 「ル・シャ・ノアール」。現在げんざいは同名どうめいのレストランになっている。(Le Chat noir, 68 bvd de Clichy, en 1929.)
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  テオフィル・アレクサンドル・スタンラン作さく「ルドルフ・サリの黒くろ猫ねこの巡業じゅんぎょう (Tournée du Chat noir)」1896年ねん, ラトガース大学だいがくヅィメリ美術館びじゅつかん蔵ぞう
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  リュシアン・メティヴェ作さく「レ・ザンバサドゥールの歌手かしゅユージェニー・ビュッフェ」コンサート告知こくちリトグラフポスター, 1896-1900年ねん。ビュッフェは、8区くコンコルド広場ひろば界隈かいわいにあったカフェ・コンセール乃至ないしキャバレー「レ・ザンバサドゥール (アンバサドゥール, en)」の他ほか, 「ラ・シガール」「ル・シャ・ノアール」･･等とうに立たった。1903年ねん, 上記じょうき同名どうめいの「フォリー・ピガール」を開店かいてんさせるが同年どうねん閉鎖へいさに追おい込こまれた。
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  ブランシュ広場ひろばの「ムーラン・ルージュ」
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  シャルル・フーリエ像ぞう, クリシー広場ひろば (Place de Clichy) 近ちかくクリシー大通おおどおり (ブールヴァール) 120番地ばんち界隈かいわい, 1899年ねん。1942年ねんヴィシー政権せいけんの下した、銅像どうぞうは撤去てっきょされた。現在げんざいは台座だいざを遺のこして"4つ目めのリンゴ (La Quatrième Pomme)"が置おかれている。
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  アムステルダム通どおり (Rue d'Amsterdam) から見みる同どうクリシー広場ひろば (エミール・ゾラ撮影さつえい, 時期じき不明ふめい)
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  モンセー元帥げんすい像ぞう, 同どうクリシー広場ひろば

パリの「広場ひろば （プラス、Place）」は、しばしば2以上いじょうの道路どうろが交差こうさする場所ばしょに位置いちし、中心ちゅうしんの「島しま」を道路どうろが周回しゅうかいするロータリー状じょうの交差点こうさてんとなっている場合ばあいが多おおい。中心ちゅうしんの「島しま」部分ぶぶんは、オベリスクや緑地りょくち等ひとしに利用りようされている場合ばあいもあり、エトワール凱旋がいせん門もんがあるシャルル・ド・ゴール広場ひろばは世界せかい的てきに有名ゆうめいである。18区くの広場ひろばや交差点こうさてんには、次つぎのようなものがある。

• アルベール＝カーン広場ひろば（Place Albert-Kahn）
• エベール広場ひろば（Place Hébert）
• クリシー広場ひろば（Place de Clichy）
  • 8区く、9区く、17区く、18区くの境界きょうかいに位置いちしている。
• シャトー・ルージュ広場ひろば（Place du Château Rouge）
• ダリダ広場ひろば（Place Dalida）
• テルトル広場ひろば（Place du Tertre）
  • モンマルトルの丘おかにある観光かんこう客きゃく相手あいてに似顔絵にがおえを描えがく画家がからが集つどう広場ひろば。
• ピガール広場ひろば（Place Pigalle）
  • 9区くと18区くの境界きょうかいに位置いちしている。
• ブランシュ広場ひろば（Place Blanche）
  • 9区くと18区くの境界きょうかいに位置いちしている。広場ひろばの北側きたがわにムーラン・ルージュがある。

著名ちょめいな出身しゅっしん者しゃ

政治せいじ

• ギィ・モケ（ドイツ占領せんりょう期きのレジスタンス一員いちいん） - 18区くで生うまれ、17区くバロン通どおり (Rue Baron) 34番地ばんちで生うまれ育そだつ。17歳さいの時ときにシャトーブリアン収容しゅうよう所しょで処刑しょけいされた。

文化ぶんか

• モーリス・ユトリロ（画家がか） - ポトー通どおり (Rue du Poteau) 8番地ばんち生うまれ。母ははシュザンヌ・ヴァラドンもモンマルトルの画家がか。

芸能げいのう

• アベル・ガンス（映画えいが監督かんとく、俳優はいゆう） - パリ8区くリセ・シャプタルに通とおった。晩年ばんねん、居住きょじゅうし亡なくなった地ちは16区く。
• ジャン・ルノワール（映画えいが監督かんとく、俳優はいゆう） - 下記かきの父ちちピエール＝オーギュスト・ルノワールの子ことして、モンマルトルのジラルドン通どおり (Rue Girardon) 6-13番地ばんち界隈かいわいで生うまれ育そだち、米べいビバリーヒルズで死去しきょ。
• シュザンヌ・ガブリエロ（歌手かしゅ、女優じょゆう）
• ファブリス・ルキーニ（俳優はいゆう） - 生うまれはパリ9区く、育そだちは18区く。
• エルザ・ランギーニ（歌手かしゅ、女優じょゆう）

スポーツ

• ローラン・フィニョン（自転車じてんしゃレーサー）

著名ちょめいな居住きょじゅう者しゃ

ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏ぶとう会かい (ルノワール作さく, 1876年ねん)

ル・ムーラン・ド・ラ・ギャレット (ゴッホ作さく, 1886年ねん秋あき)

政治せいじ

• ニコラ・サルコジ（元もと大統領だいとうりょう） - オルドネー通どおり (Rue Ordener) 100番地ばんちで少年しょうねん時代じだいを過すごした。

文化ぶんか

「モンマルトル#芸術げいじゅつ家かの街まち」、「洗濯せんたく船せん」、および「モンマルトル美術館びじゅつかん」を参照さんしょう

• ピエール＝オーギュスト・ルノワール（画家がか、印象派いんしょうは）
  • 6区く内うちでは、ヴィスコンティ通どおり (Rue Visconti)、ノートルダム＝デ＝シャン通どおり (Rue Notre-Dame-des-Champs) にアトリエ兼けん居住きょじゅう。1868年ねん以降いこう、17区くラ・コンダミンヌ通どおり (Rue La Condamine) 9番地ばんちに移うつり、友人ゆうじんフレデリック・バジール、エドゥアール・マネらと共ともに"バティニョール派は (印象派いんしょうは)"と呼よばれた。1873年ねん以降いこうは、9区くサン＝ジョルジュ通どおり (Rue Saint-Georges) に。1875年ねんから1877年ねんまで、18区くコルトー通どおり12番地ばんち (Rue Cortot, 1960年ねんにモンマルトル美術館びじゅつかん設立せつりつ) に居住きょじゅう。1889-1897年ねんの間あいだはジラルドン通どおり (Rue Girardon) 13番地ばんちにあるブルイヤールの道みち (Allée des Brouillards) に家族かぞくで居住きょじゅうし94年ねんには上記じょうきの子こジャンも生うまれた。
• フェルナン・コルモン（画家がか） - 1882年ねん、10 Rue Constance に"l’Atelier Cormon" を開ひらき、1888年ねん、104 boulevard de Clichy に移転いてんした。
• マルセル・デュシャン（画家がか、美術家びじゅつか） - 71 Rue Caulaincourtに居住きょじゅう
• ジャック・プレヴェール（民衆みんしゅう詩人しじん、脚本きゃくほん家か） - Cité Véronに居住きょじゅう
• ベルナール・ダミアノ（画家がか） - Rue Saint-Vincentに居住きょじゅう
• ルイ・ヴァルタ（画家がか） - Place Constantin-Pecqueurに居住きょじゅう
• アベル・ベルトラム（画家がか） - Rue Caulaincourt、Rue Seveste等ひとしに居住きょじゅう
• エクトル・ベルリオーズ（作曲さっきょく家か） - Rue du Mont-Cenis22番地ばんちに居住きょじゅう
• エリック・サティ（作曲さっきょく家か） - 1890年ねんからコルト通どおり(Rue Cortot) 6番地ばんちに居住きょじゅう。女流じょりゅう画家がかシュザンヌ・ヴァラドンと近ちかしくなり、ヴァラドンも近隣きんりんに越こして居住きょじゅうした。
• ポール・ソルド（画家がか、ガッシュなど） - 20世紀せいき初頭しょとうの芸術げいじゅつ家かグループ「アパッシュ」(en) メンバー。パリ9区く生うまれ。18区くデュロン通どおり（39 Rue Dulong）にアトリエがあり、毎まい土曜どようにメンバーが集たかっていた。

ルピック通どおり界隈かいわい居住きょじゅう者しゃ

「fr:Rue Lepic」を参照さんしょう

• ジョルジュ・ブラック（画家がか、パブロ・ピカソと共ともにキュビズム創始そうし者しゃ） - トロワ＝フレール通どおり (Rue des Trois-Frères) やルピック通どおり界隈かいわいに居住きょじゅう
• ジュール・パスキン（画家がか） - 1907-1909年ねんの間あいだ、愛人あいじん Hermine David と1番地ばんちに居住きょじゅう
• ミシェル・ボーヌ（俳優はいゆう） - 57番地ばんちで死去しきょ
• シャルル＝リュシアン・レアンドル （イラストレーター、カリカチュアリスト） - 59番地ばんちに居住きょじゅう
• ジャン＝ルイ・フォラン（画家がか、イラストレーター） - 64番地ばんちに居住きょじゅう
• ポール・フォール（詩人しじん） - 1900年ねん頃ごろに68番地ばんちに居住きょじゅう
• フェリックス・ジアン（ヴェネツィアの風景ふうけいなどを得意とくいとした画家がか） - 72番地ばんちで死去しきょ
• ヴィクトル・ブローネル（シュールレアリスムの画家がか） - 72番地ばんちにアトリエがあった
• イヴ・ボヌフォワ（詩人しじん、美術びじゅつ評論ひょうろん家か） - 72番地ばんちに居住きょじゅう
• アドルフ・レオン・ウィレット（画家がか、イラストレーター、カリカチュアリスト） - 1882年ねん以降いこう、 87番地ばんちに居住きょじゅう
• ジョルジュ クールトリーヌ（画家がか、脚本きゃくほん家か） - 89番地ばんちに居住きょじゅう
• フィンセント・ファン・ゴッホ（画家がか） - 弟おとうとテオと54番地ばんちに居住きょじゅう。また、ゴッホがペイントした96番地ばんちの建物たてもので画家がかウジェーヌ・ポールが生うまれた。
• ルイ＝フェルディナン・セリーヌ（作家さっか、医者いしゃ、実存じつぞん主義しゅぎ・リアリズム） - 2区くパサージュ・ショワズール育そだち。1929年ねんに98番地ばんちに、1941-1944年ねんにルピック通どおり周辺しゅうへん界隈かいわいジラルドン通どおり (Rue Girardon) 4番地ばんちに、妻つまLucetteと居住きょじゅう

芸能げいのう

• フランシス・レイ（作曲さっきょく家か） - 16歳さいでニースから上京じょうきょうし、テルトル広場ひろば界隈かいわいにいた。
• アラン・ドロン（俳優はいゆう） - デビュー前まえ、モンマルトル界隈かいわいでブラブラ職しょくを転々てんてんとしていた。
• アラン・バシュン（シンガーソングライター）
• ダリダ（歌手かしゅ） - 1954年ねん、8区くポンチュ通どおり (fr) に居住きょじゅう。1962年ねんから亡なくなる1987年ねんまで居住きょじゅうした地ちは18区くルピック通どおり周辺しゅうへん界隈かいわいオルシャン通どおり (Rue d'Orchampt) 11番地ばんちbis。現在げんざい、同地どうちはダリダ博物館はくぶつかんになっている、
• ドク・ジネコ（ラッパー、作曲さっきょく家か） - セーヌ＝サン＝ドニ県けんに生うまれて、Porte de la Chapelleに若年じゃくねん期きに居住きょじゅう。
• フリント（ラッパー、作曲さっきょく家か）

その他た

• ジャンヌ・ボエック（女性じょせいレジスタンス） - Avenue Junotに居住きょじゅう
• ルイーズ・ミシェル（無政府むせいふ主義しゅぎ者しゃ、女性じょせい活動かつどう家か） - Rue Houdonに居住きょじゅうし、そこで学校がっこうを開ひらいた。
• ジャック・メスリーヌ（"フランスの反逆はんぎゃく者しゃ"、"民衆みんしゅうの敵てき No.1"） - 18区内くないベリヤール通どおり (Rue Belliard) 35-37番地ばんちに身みを隠かくしたり、最期さいごはPorte de Clignancourtで蜂はちの巣すで射殺しゃさつされた。

ゆかりの人物じんぶつ

王侯おうこう貴族きぞく

• ルイーズ・マリー・ド・ブルボン＝パンティエーヴル（"フィリップ・エガリテ"妃ひ、7月がつ王政おうせい国王こくおうルイ・フィリップの母はは） - サクレ・クール寺院じいん界隈かいわいにあったモンマルトル女子じょし修道院しゅうどういん (fr) で幼少ようしょうから教育きょういくを受うけた。

政治せいじ

• ジョルジュ・クレマンソー（元もと首相しゅしょう） - かつて18区長くちょうを務つとめていた。

18区くを舞台ぶたいにした作品さくひん

絵画かいが

• ルノワール 『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏ぶとう会かい』 - Bal du moulin de la Galette, Montmartre （1876年ねん）

映画えいが

• ジャン・ルノワール監督かんとく 『フレンチ・カンカン』 - French Cancan （1954年ねん）
• フランソワ・トリュフォー監督かんとく 『大人おとなは判わかってくれない』 - Les Quatre Cents Coups （1959年ねん）
• ジャン＝ピエール・ジュネ監督かんとく 『アメリ』 - Le Fabuleux Destin d'Amélie Poulain （2001年ねん）
• バズ・ラーマン監督かんとく 『ムーラン・ルージュ』 - Moulin Rouge! （2001年ねん）

参考さんこう文献ぶんけん

• MICHELIN, ed (2007) (フランス語ふらんすご). Plan Atlas 56 – Paris du Nord au Sud –. MICHELIN. ISBN 978-2-06-710591-1 （パリ市内しないの詳細しょうさい地図ちず。）

関連かんれん項目こうもく

• パリの行政ぎょうせい区く

外部がいぶリンク

• パリ市役所しやくしょ公式こうしきサイト （フランス語ふらんすご） （英語えいご） （スペイン語ご）
• パリ・第だい18区役所くやくしょ公式こうしきサイト （フランス語ふらんすご）