4つのリズム・エチュード
4つのリズム・エチュード (
作曲 の経緯
[4
楽曲 構成
[- 1.
火 の島 I (仏 : Île de feu I) - パプア・ニューギニアのメロディに
基 づいた変奏曲 [5]。 - 2.
音 価 と強弱 のモード(仏 : Mode de valeurs et d'intensités) - 36
個 の高 さ、長 さ、スタッカートやレガートといったアーティキレーション、強度 を固定 された音 から作 り出 される3声 部 からなる曲 [5]。この作品 はトータル・セリエリズムを実践 した作品 として評価 されているが、音 高 、音 価 、強弱 の組 み合 わせが守 られているのみで、各 音 が現 れる順序 などはセリー状 に並 んでいないため、厳密 にはセリー手法 は取 られていない[6]。 - 3. リズム
的 ネウマ(仏 : Neumes rythmique) 繰 り返 すたびに16分 音符 1個 ずつ各 音 が延長 されるパターンや、回文 によるリズム、グレゴリオ聖歌 の記 譜 法 であるネウマを1 つずつリズムに対応 させている[5]。- 4.
火 の島 II(仏 : Île de feu II) - 「
火 の島 I 」で用 いられたパプア・ニューギニアの変奏 と、「音 価 と強弱 のモード」のやり方 で固定 された12の音 の、置換 群 を使用 した10回 の変換 の組 み合 わせによる前半 部分 と十 二 音 技法 を逆行 させる、回文 によるパターンに伴奏 されるトッカータの後半 部分 からなる[5]。
なお、
後進 への影響
[2
録音
[1951
脚注
[- ^ “メシアン:
前奏 曲 集 /4つのリズムの練習 曲 /カンテヨジャーヤ(アウストボ)”. NAXOS MUSIC LIBRARY. ナクソス・ジャパン. 2021年 5月 15日 閲覧 。 - ^ a b c
井上 1998, p. 915. - ^ a b c d
木石 ら 2018, p. 30. - ^ Grimshaw, Jeremy. “Études de rhythme (4), for piano solo, I/32-35”. AllMusic. 2021
年 5月 15日 閲覧 。 - ^ a b c d e
高橋 1986, p. 4. - ^ ボッスール 2015, p. 166.
- ^ a b
平野 貴俊 (2018年 3月 12日 ). “メシアン: 4つのリズムのエチュード”. ピティナ・ピアノ曲 事典 . 2021年 5月 15日 閲覧 。 - ^
宮下 2006, p. 297.
参考 文献
[井上 和男 『改訂 版 クラシック音楽 作品 名 事典 』三省堂 、1998年 2月 10日 、915頁 。高橋 悠 治 (CD解説 )『クセナキス: エヴリアリ/ヘルマ メシアン:四 つのリズム・エチュード』DENON、1986年 。- ジャン=イヴ・ボッスール
著 、栗原 詩子 訳 『現代 音楽 を読 み解 く88のキーワード』音楽之友社 、2015年 9月 30日 。 宮下 誠 『20世紀 音楽 クラシックの運命 』光文社 新書 、2006年 。木石 岳 、川島 素 晴 『はじめての〈脱 〉音楽 やさしい現代 音楽 の作曲 法 』自由 現代 社 、2018年 。