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DFP

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

DFP(Digital Flat Panel Port)は、液晶えきしょうディスプレイパソコンあいだにおける信号しんごう伝送でんそう方式ほうしきで、デジタルインタフェース規格きかくのひとつである。

DFPは、ATICompaqAppleなどからるDFPグループによって策定さくていされ、1999ねん3がつVESA正式せいしき採用さいようされた。

概要がいよう

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ディスプレイようインタフェースとして、CRTようRGBアナログ信号しんごう伝達でんたつするVGA端子たんしがあるが、液晶えきしょうディスプレイなどのフラットパネルディスプレイ装置そうちにとっては、デジタル信号しんごう伝送でんそうするほうがこのましい。

アナログRGB信号しんごう液晶えきしょうディスプレイに表示ひょうじする場合ばあいは、

ビデオカード(ディジタル信号しんごう→アナログ信号しんごう)
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VGA端子たんし(アナログ信号しんごう)
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VGAケーブル(アナログ信号しんごう)
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VGA端子たんし(アナログ信号しんごう)
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液晶えきしょうディスプレイ(アナログ信号しんごう→ディジタル信号しんごう)

のような構成こうせいになるため、装置そうち複雑ふくざつになることでコストの増加ぞうかや、複数ふくすうのアナログ⇔ディジタル変換へんかんとアナログ信号しんごうでの伝送でんそうおこなうため、性能せいのう劣化れっか要因よういんとなりうる。

そこで、かくメーカ独自どくじのデジタルインタフェースを搭載とうさいしたグラフィックカード/液晶えきしょうディスプレイが存在そんざいした。これは、アナログ変換へんかんおこなわないため、ディスプレイ本来ほんらい表示ひょうじ性能せいのう発揮はっきできるが、それぞれのメーカーの製品せいひんあいだでの互換ごかんせいがなかった。

このことから、DFPグループが'98ねんにリリースした「Digital Flat Panel Port(DFP)Specification」は、PCのディスプレイ出力しゅつりょくTMDSTransmission Minimized Differential Signaling, PanelLink)という伝送でんそう方式ほうしき使つかってデジタルのまま伝送でんそうする規格きかく策定さくていした。後述こうじゅつDVI策定さくてい、ディスプレイのデジタルインタフェースとして、統一とういつされた規格きかく収束しゅうそくしていった。

DFPは、TMDSとVESA DDC信号しんごうふくみ、コネクタには一般いっぱんてきな20接点せってんのセントロニクスハーフコネクタを使用しようする。

DVI-Dと互換ごかんせいがあり、コネクタ形状けいじょう変換へんかんのみをおこな[1]ことで、そのまま利用りようできる製品せいひんおおいものの、2014ねん現在げんざい規格きかくまさしくまもっていない商品しょうひん発売はつばいされているため、注意ちゅうい必要ひつようである[2]

また、日本にっぽんけに生産せいさんされたごく一部いちぶのモニターにかぎり、DFPを拡張かくちょうしたかたちでモニターにUSBハブ同等どうとう機能きのうたせ、20接点せってんえるコネクタを採用さいようした独自どくじ規格きかくつくられている[3][4]

関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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出典しゅってん

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外部がいぶリンク

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