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Fがたコネクタ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
Fがたコネクタ(ネジりあり)
Fがたコネクタ(ネジりなし)
メスのFがたコネクタを分配ぶんぱい

Fがたコネクタ一般いっぱんてきに「無線むせん地上波ちじょうは放送ほうそうケーブルテレビ衛星えいせい放送ほうそうRG-6英語えいごばんあるいはよりふる実装じっそうではRG-59英語えいごばん使用しようしたケーブルモデムなどで使用しようされるRF端子たんしひとつである。現在げんざいのテレビにおいてFがたコネクタのケーブルや端子たんしは、「アンテナせん」「アンテナ入力にゅうりょく」「アンテナ端子たんし」ともばれている。

概要がいよう

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一般いっぱんてきに、テレビとアンテナを接続せつぞくするためのコネクタとして使つかわれている。テレビやレコーダーはメスのFがたコネクタをそなえ、屋内おくない壁面へきめんにはアンテナへとつながるメスのFがたコネクタがもうけられている。オスのFがたコネクタをりょうはし同軸どうじくケーブルもちいて、テレビと壁面へきめんのコネクタ、もしくはテレビにアンテナを直接ちょくせつつなぐと、テレビ放送ほうそう受信じゅしんできる。

1950年代ねんだい初頭しょとうJerrold Electronicsしゃにおけるケーブルテレビの研究けんきゅうちゅうに、Eric E. Winstonによって開発かいはつされた。VHFテレビのアンテナ接続せつぞくフィーダーせんから同軸どうじくケーブルにえられた1970年代ねんだい普及ふきゅうし、のちにUHFSHF衛星えいせい放送ほうそう)でも普及ふきゅうした。

Fがたコネクタは安価あんかであり、最高さいこう1GHzまでの75Ωおーむインピーダンス整合せいごうち、かずGHzまでの使用しよう可能かのう帯域たいいきはばつ。てい価格かかくのひとつの理由りゆうは、オスのコネクタのピンとして、同軸どうじくケーブルの中心ちゅうしん導体どうたいをそのまま使用しようしているためである[ちゅう 1]。このデザインにより、コネクタの特性とくせい内部ないぶ導体どうたい表面ひょうめん状態じょうたい左右さゆうされ、またたい腐食ふしょくせいがないため、屋外おくがい(たとえばアンテナじょう)で使用しようするためには防水ぼうすい処理しょり必要ひつようである。オスのコネクタは外部がいぶ導体どうたい編組線へんそせん)をしたケーブルにむか、ときにはねじめすることでケーブルに接続せつぞくされる。現在げんざい、ケーブル業界ぎょうかい標準ひょうじゅんでは、あつ着工ちゃっこう使用しようすることになっている。メスのコネクタの外周がいしゅうには、3/8-32の極細ごくぼそユニファイねじのねじやまってある。ほとんどのオスのコネクタも、これに対応たいおうして接続せつぞくリングの内側うちがわめねじってある。めねじのしきのオスも使用しよう可能かのうであるが、しきのFがたコネクタは無線むせんたいするシールドが貧弱ひんじゃくなため、テレビジョン送信そうしん近隣きんりんのCATVきょくながれあい雑音ざつおん妨害ぼうがいする可能かのうせいがある。

このコネクタは家庭かていよう地上波ちじょうは、ケーブル、および衛星えいせい放送ほうそうなどのテレビ設備せつび適当てきとうであり、ヨーロッパの地上波ちじょうは受信じゅしん使用しようされたPALコネクタ英語えいごばん(Belling-Lee connector)と比較ひかくしてかなり特性とくせい改善かいぜんされている。

同軸どうじくケーブルの中心ちゅうしん導体どうたいをコネクタのピンとして使用しようする場合ばあいどうせん酸化さんかして酸化さんかどうとなり接触せっしょく不良ふりょうこす場合ばあいがある。たか信頼しんらいせいもとめる場合ばあいは、コンタクトピンを使用しようする『C15かたちコネクタ』を使用しようする[1]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ ただし、市販しはんのケーブルに装着そうちゃくされたコネクタの場合ばあいはコンタクトピンを使用しようするものがほとんどである。

出典しゅってん

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  1. ^ ケーブル技術ぎじゅつスタッフの機器ききチェック! Fかたちコネクタ”. 2020ねん10がつ17にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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