(Translated by https://www.hiragana.jp/)
メチレンジオキシメタンフェタミン - Wikipedia コンテンツにスキップ

メチレンジオキシメタンフェタミン

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
MDMAから転送てんそう
MDMA
IUPAC命名めいめいほうによる物質ぶっしつめい
臨床りんしょうデータ
胎児たいじ危険きけん分類ぶんるい
法的ほうてき規制きせい
投与とうよ経路けいろ 経口けいこう, したせん, れ, 吸入きゅうにゅう蒸気じょうき), 注射ちゅうしゃ,[2] 直腸ちょくちょう
薬物やくぶつ動態どうたいデータ
代謝たいしゃ肝臓かんぞう、シトクロムP450オキシダーゼ
半減はんげん6–10 時間じかん実際じっさい効果こうかは3–5あいだ
排泄はいせつ尿にょう
識別しきべつ
CAS番号ばんごう
69610-10-2
ATCコード none
PubChem CID: 1615
ChemSpider 1556
KEGG C07577
別名べつめい (±)-1,3-benzodioxolyl-N-methyl-2-propanamine;
(±)-3,4-methylenedioxy-N-methyl-αあるふぁ-methyl-2-phenethylamine;
DL-3,4-methylenedioxy-N-methylamphetamine;
methylenedioxymethamphetamine
化学かがくてきデータ
化学かがくしきC11H15NO2
分子ぶんしりょう193.25 g/mol
テンプレートを表示ひょうじ

3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン (えい: 3,4-methylenedioxymethamphetamine)、あるいはMDMAは、アンフェタミン類似るいじした化学かがく構造こうぞう化合かごうぶつである[3]あいくすりなどとばれ共感きょうかん作用さようがある。幻覚げんかくざい分類ぶんるいされる[4][5][6]

しんてき外傷がいしょうストレス障害しょうがい(PTSD)にたいし、MDMAを併用へいようした心理しんり療法りょうほう臨床りんしょう試験しけんアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく進行しんこうしている[7]。2017ねんにはアメリカで画期的かっきてき治療ちりょうほう指定していされ[8]アメリカ食品しょくひん医薬品いやくひんきょく承認しょうにん審査しんさ迅速じんそくする[9]。しかし、ほとんどの国家こっかでは違法いほうであり[10][11]2018ねん現在げんざい医療いりょうようとしては認可にんかされておらず[12][13]研究けんきゅうよう例外れいがいとしてみとめられているにとどまる[14]

ぞくエクスタシーあるいはモリーばれている[3]。エクスタシーなどとして街角まちかどられる薬物やくぶつは、様々さまざま純度じゅんどであり、ときにはMDMAはまったふくまれない[3]なにがどれふくまれているか不明ふめいであり、そのためどのような毒性どくせいるのかは密造みつぞうしているがわ把握はあくしていない可能かのうせい非常ひじょうたかいためとても危険きけん麻薬まやくであり、過剰かじょう摂取せっしゅ危険きけんせいたか[15]一部いちぶではやすみなくおどることが原因げんいんで、高熱こうねつ脱水だっすいしょうから死亡しぼうし、ぎゃくに、それに対処たいしょしようとみずぎて、ていナトリウムしょう死亡しぼうしている[15]

心理しんり学者がくしゃラルフ・メツナーが、MDMAにたいしてエンパーソゲン英語えいごばん共感きょうかんをもたらす)という言葉ことばつくった[16]同種どうしゅ作用さようのある薬物やくぶつとして、MDA(3,4-メチレンジオキシアンフェタミン)、MDEA(3,4-メチレンジオキシ-N-エチルアンフェタミン)などもられ、エンタクトゲン英語えいごばん内面ないめんれる)とばれる[17]

用語ようご

[編集へんしゅう]

MDMAを臨床りんしょう現場げんばにてはじめて使つかったレオ・ゼフ英語えいごばんは、患者かんじゃ投与とうよするさいにMDMAをアダムんだ[3]

俗称ぞくしょう

[編集へんしゅう]

MDMAは、俗語ぞくごエクスタシーEcstacy)とばれ、英語えいごけんでは21世紀せいき初頭しょとうには本来ほんらい高揚こうようかん意味いみおなじように定着ていちゃくしている[17]初期しょき娯楽ごらくてき使用しようのための提供ていきょうしゃは、作用さよう適切てきせつ説明せつめいするエンパシー(Empathy共感きょうかん意味いみ)とんだが、のち潜在せんざいてき顧客こきゃくによりうったえかけるために「エクスタシー」にめた[17]Eとか、X、あるいはXTCばれる[17]

モリーMolly)ともばれている[3]。これは2010ねん以降いこう呼称こしょうであり、ざりぶつのない粉末ふんまつのMDMAをしているが、しばしばべつ薬物やくぶつであるという報道ほうどうがなされている。

このような呼称こしょうで、街角まちかどはい錠剤じょうざいは、ときにはMDMAをまったふくんでいない[3]

日本語にほんごでは、まる錠剤じょうざいおおいことからたまたま、またエックスからてんじてバツペケ俗称ぞくしょうをもつ。

分類ぶんるい

[編集へんしゅう]

世界せかい保健ほけん機関きかんの1994ねん薬物やくぶつかんする用語ようごしゅう[4]世界せかい保健ほけん機関きかんの『疾病しっぺいおよ関連かんれん保健ほけん問題もんだい国際こくさい統計とうけい分類ぶんるいだい10はん(ICD-10)[5]、アメリカ精神せいしん学会がっかいの『精神せいしん障害しょうがい診断しんだん統計とうけいマニュアルだい4はん(DSM-IV)において [6]幻覚げんかくざい分類ぶんるいされている。

なお化学かがく構造こうぞうからは、精神せいしん刺激しげきやくのアンフェタミンるい分類ぶんるいされる。

MDMA、MDA、MDE、MBDBはフェネチルアミン一群いちぐんぞくし、それらは同様どうよう作用さようつことからエンタクトゲン(entactogens[18]内面ないめんれる)とばれる[17]

化学かがくてき性質せいしつ

[編集へんしゅう]

常温じょうおんでは白色はくしょく結晶けっしょうまたは粉末ふんまつ分子ぶんし構造こうぞうメタンフェタミン類似るいじし、メタンフェタミンのフェニルもと一部いちぶ置換ちかんしたものと同一どういつである。このためMDMAもメタンフェタミンとおなじく光学こうがく異性いせいたいつ。

作用さよう

[編集へんしゅう]

MDMAはのうないセロトニンひとし過剰かじょう放出ほうしゅつさせることにより、人間にんげん精神せいしん多幸たこうかん他者たしゃとの共感きょうかんなどの変化へんかをもたらすとされる。MDMAを経口けいこうてき摂取せっしゅすると30ふんから1あいだほどで前述ぜんじゅつのような精神せいしん変容へんようこり、それが4~6あいだ程度ていど持続じぞくするとされる。

典型てんけいてき幻覚げんかくざいとはことなる心理しんりてき作用さようゆうする[7]

MDMAは認知にんち社会しゃかいてき相互そうご作用さよう影響えいきょうあたえ、開放かいほうせい感情かんじょうへの反応はんのうせい増加ぞうかさせ、他者たしゃへの親近しんきんかんしょうじさせる[7]使用しようしゃはおしゃべりで友好ゆうこうてきかんじになったことを報告ほうこくするが、一方いっぽう制御せいぎょできないという不安ふあん経験けいけんすることもある[7]

MDMAはオキシトシン放出ほうしゅつ増加ぞうかさせる[7]並行へいこうして、神経しんけい生物せいぶつがくてき領域りょういきにおける研究けんきゅう神経しんけいペプチドのオキシトシンバソプレッシンによる人間にんげんのつながりといの影響えいきょうについてのものが進行しんこうしている[7]。オキシトシンは哺乳類ほにゅうるいにおける、つがいの形成けいせい社会しゃかいてき所属しょぞく関連かんれんしている[7]

作用さようりょう

[編集へんしゅう]

ヒトでの作用さようりょうげる。

臨床りんしょう試験しけんの、治療ちりょう抵抗ていこうせいしんてき外傷がいしょうストレス障害しょうがい(PTSD)における使用しようりょうは、体重たいじゅう1キログラムあたり、やく2ミリグラム以下いかである[3]どう1ミリグラムから、知覚ちかく認知にんち気分きぶん変化へんかしょうじさせる[7]

PiHKALには、80から150mgとかれている[19]

街角まちかどのエクスタシー錠剤じょうざいでは、1じょうごとにも含有がんゆうりょうことなり、もっとすくないものとおおいものでは7ばいがある[3]経験けいけん豊富ほうふ使用しようしゃではやす場合ばあいがあるが、動物どうぶつ実験じっけんにてたいせいしょうじるため、たいせい原因げんいんであるとかんがえられる[3]。MDMAの過剰かじょう摂取せっしゅじゅうあつし状態じょうたい死亡しぼうにつながることがある[3]。またエクスタシー錠剤じょうざいが、じりもののないMDMAをふくんでいることはすくない[7]未知みち薬物やくぶつでは、致命ちめいてき過剰かじょう摂取せっしゅにつながることがある[20]

薬物やくぶつ動態どうたい

[編集へんしゅう]

作用さよう開始かいし投与とうよから30~45ふんであり、ピークは90~120ふん、3~6あいだ投与とうよまえもど[7]

MDMAの半減はんげんやく7あいだであるが、代謝たいしゃ産物さんぶつのMDAは16~38あいだである[7]

こうレトロウイルスやくモノアミン酸化さんか酵素こうそ阻害そがいやく(MAOI)との併用へいようは、いのちかかわるような高血圧こうけつあつこすことがある[7]

MDMAは、CYP2D6代謝たいしゃされる[7]

医療いりょう用途ようと

[編集へんしゅう]

過去かこには、様々さまざまもちいられたこともあったが、それらはじゅうめくらけんなど、現在げんざい科学かがくてき研究けんきゅうにおける最良さいりょう慣行かんこうおこなわれていない[7]

法的ほうてき規制きせい

[編集へんしゅう]

その初期しょきから治療ちりょう可能かのうせいのあるくすりとして認識にんしきされていたが、MDMAは「医療いりょう用途ようとがない」というスケジュールIに分類ぶんるいされており、しかし証拠しょうこはスケジュールIIに移動いどうさせるのに十分じゅうぶんであり、そうすることで治療ちりょう抵抗ていこうせいPTSDをゆうするひとなど深刻しんこく精神せいしん障害しょうがいのある人々ひとびとへの医薬品いやくひん解放かいほうすることになる[21]

臨床りんしょう試験しけん

[編集へんしゅう]

アメリカでは、しんてき外傷がいしょうストレス障害しょうがい(PTSD)にたいするMDMAを併用へいようした心理しんり療法りょうほう臨床りんしょう試験しけん進行しんこうしており、だいIIしょうの4つの試験しけんでは慢性まんせいてき長期ちょうきの)PTSDをわずら退役たいえき軍人ぐんじん警察官けいさつかん消防しょうぼうふくんでいた[7]。2016ねん11月には、だいIIIしょう臨床りんしょう試験しけん承認しょうにんされている[22]。2017ねん[8]。2017ねん夏季かきアメリカ食品しょくひん医薬品いやくひんきょく (FDA) はこの治療ちりょうほう画期的かっきてき治療ちりょうほう指定していした[8]じゅうあつしいのちにかかわる病気びょうきで、予備よび研究けんきゅう証拠しょうこ既存きそん治療ちりょうほうよりもおおきく改善かいぜんすることをしめしている場合ばあい指定していされ、指定していされるとFDAは審査しんさはやおこな[9]

予備よび研究けんきゅうではCAPSというPTSDの症状しょうじょう評価ひょうか尺度しゃくどにて、79てんだい症状しょうじょうは、MDMA支援しえん心理しんり療法りょうほう53.7てん低下ていか心理しんり療法りょうほうのみでは20.5てん低下ていかであった[7]。さらに症状しょうじょう改善かいぜんは3.8ねん継続けいぞくされている[7]比較ひかくとして、セルトラリン(ゾロフト)のPTSDのためのFDAの臨床りんしょう試験しけんでは、10.2てん低下ていかである[7]。これらのPTSDは平均へいきん19.5ねん治療ちりょう抵抗ていこう期間きかんち、MDMA支援しえん心理しんり療法りょうほう治療ちりょうから4ねん2人ふたり再発さいはつしたが、症状しょうじょう改善かいぜん維持いじされていた[23]。2018ねんメタアナリシスでは、MDMAを使用しようした心理しんり療法りょうほう持続じぞくエクスポージャー療法りょうほうよりも効果こうかりょうおおきく、また脱落だつらくりつがはるかにひくいことがあきらかとなった[24]

こうしたPTSDにたいする医療いりょう用途ようとたいする報道ほうどうはアメリカでは広範こうはんになされており、2010ねんすくなくとも138以上いじょうのメディアでげられている[25]

イスラエル、スイス、カナダでも臨床りんしょう試験しけんおこなわれている。イギリスでも標準ひょうじゅんてき国民こくみん保健ほけんサービス診療しんりょうしょにてこのような治療ちりょう提供ていきょうできるようにと研究けんきゅうすすんでいる[26]試験しけんはテレビで放映ほうえいもされた[27]薬物やくぶつかんする独立どくりつ科学かがく評議ひょうぎかい#ドラッグス・ライブ参照さんしょう

アメリカで、成人せいじん自閉症じへいしょう患者かんじゃ社交しゃこう不安ふあん[7]、および、がん患者かんじゃそもそもうつにもちいる臨床りんしょう試験しけんおこなわれている[28]。MDMAを併用へいようした心理しんり療法りょうほう偽薬ぎやく対照たいしょうじゅうめくらけんおこなわれ、2018ねん結果けっかは12めい小規模しょうきぼだが、自閉症じへいしょう社交しゃこう不安ふあん持続じぞくてき改善かいぜんしめしている[29]

自閉症じへいしょう中核ちゅうかく症状しょうじょうである社会しゃかいせい問題もんだいは、集中しゅうちゅうてき行動こうどう介入かいにゅうによく反応はんのうきたえることが可能かのうであることが実証じっしょうされているが、くすりとしてはつかっておらず、社会しゃかいてき動機どうき社会しゃかいてき認知にんちたかめるようなこう社会しゃかいてき化合かごうぶつ(Prosocial Compounds)として、オキシトシンバソプレッシンともにMDMAは注目ちゅうもくされる[30]

また、アルコール依存いぞんしょう治療ちりょうするこころみも予定よていされている[8]

実用じつよう

[編集へんしゅう]

2023ねん2がつ3にちにオーストラリアの保健ほけんしょう薬品やくひん医薬品いやくひん行政ぎょうせいきょく(TGA)が、認可にんかけた精神せいしん心的しんてき外傷がいしょうストレス障害しょうがい(PTSD)の治療ちりょうにMDMAを、治療ちりょう抵抗ていこうせいうつびょうマジックマッシュルームふくまれるシロシビンを、それぞれ7がつ1にち以降いこうから処方しょほうできるようになると発表はっぴょうした。これにより、世界せかいはじめてオーストラリアで医薬品いやくひんとして正式せいしき承認しょうにんされることが決定けっていした。[31]

乱用らんよう

[編集へんしゅう]

MDMAは、娯楽ごらくてき薬物やくぶつとしての側面そくめんち、薬物やくぶつ乱用らんよう社会しゃかい問題もんだいしたこともあって、各国かっこくではほう規制きせいされている。

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでの2011ねん全国ぜんこく調査ちょうさから、12さい以上いじょうやく1450まんにんが、生涯しょうがいにおいてMDMAをいち使用しようしていると推定すいていされる[3]

依存いぞんせい

[編集へんしゅう]

アカゲザルにおける動物どうぶつ実験じっけんでは、MDMAの自己じこ投与とうよ継続けいぞくてき維持いじされなかった[32]研究けんきゅうでは、かじるいにてコカインにて報告ほうこくされているつよ強化きょうか因子いんしとはことなりよわいとしている[33]霊長れいちょうるいおよび、かじるいにおけるMDMA自己じこ投与とうよ研究けんきゅう探索たんさくし、大半たいはん研究けんきゅうにて薬物やくぶつよりも強化きょうか因子いんしとしてよわいことがいだされた[34]

頻繁ひんぱん使用しようするひとでも、薬物やくぶつられるように集中しゅうちゅうてき使用しようするということはられない[7]。MDMAは、アルコールやタバコ、ヘロインなどと比較ひかくしたとき依存いぞんせいひく[15]

エクスタシー錠剤じょうざい

[編集へんしゅう]
エクスタシー錠剤じょうざい。こうした街角まちかど入手にゅうしゅされるエクスタシー錠剤じょうざいはMDMAがまったくふくまれない場合ばあいがある[3]。エクスタシーのでの販売はんばいは、錠剤じょうざい粉末ふんまつか、様々さまざま成分せいぶん、またいろかたち、ブランドめいによって発展はってんしてきた[17]
結晶けっしょうじょうの MDMA。変質へんしつまえ典型てんけいてきには白色はくしょく

1990ねん前後ぜんこう初期しょき時代じだいには、エクスタシーはしろいろのついたちいさな錠剤じょうざいであったが、1990年代ねんだい後半こうはんから世紀せいきわるころには、多種たしゅ多様たよういろかたちったブランディング現象げんしょうしょうじた[17]。こうしたマーケティング現象げんしょうは、エクスタシーがはじめてではなくLSDのなが歴史れきしっている[17]。LSDではにじやピースマークの記号きごうといったヒッピーふうであるのにたいし、エクスタシーではルイ・ヴィトン、モトローラや三菱みつびしといったブランドであり中流ちゅうりゅう階級かいきゅうてき社会しゃかい反映はんえいされ、特定とくていのブランドに人気にんきしめ場合ばあいがある[17]。サンフランシスコのベイエリアでは、ざりもののないMDMAだと供給きょうきゅうしゃ主張しゅちょうする粉末ふんまつじょうのエクスタシーには、錠剤じょうざい以上いじょう人気にんきがある[17]

エクスタシーとして街角まちかどられる錠剤じょうざい様々さまざま純度じゅんどであり、ときにはMDMAはほとんどふくまれないか、まったくふくまれない[3]北米ほくべいでの2007ねん調査ちょうさではわずか3%だけがじりもののないMDMAをふくんでいた[7]

EcstasyData.org[35]のデータから推定すいてい可能かのうであり、2012ねん12月から、2013ねん4がつあいだの65種類しゅるい錠剤じょうざいおよびカプセルからは、およそ半分はんぶんは67%以上いじょうのMDMAをふくみ、半分はんぶんはそれ以下いかおおくの場合ばあいはまったくふくんでいない[3]

世界せかいおおくの地域ちいきで、2010年代ねんだいにエクスタシーとして販売はんばいされたおおくの錠剤じょうざいには、MDMA以外いがい物質ぶっしつふくまれている[36]。それは既存きそん違法いほう薬物やくぶつや、新規しんきこう精神せいしんやく(NPS)、またカフェインやエフェドリンである[17]

MDMAでなくMDA、MDEやMBDBをふくむことがある[17]。また、まったく作用さようことなる薬物やくぶつふくむことがある。2014ねん国連こくれん報告ほうこくしょでは、アジア、アメリカ、欧州おうしゅうとで、メタンフェタミンケタミン、アメリカでは2C-B、アジアではJWH-018英語えいごばんなどが検出けんしゅつされている[36]

ダンスセーフ英語えいごばんという団体だんたいは、薬物やくぶつ使用しようけられないという前提ぜんていうえ悪影響あくえいきょう最小さいしょうするためのハーム・リダクションや、教育きょういく重視じゅうししており、サイトじょう薬物やくぶつ検査けんさしたり、ナイトスポットで活動かつどうしている[37]音楽おんがくフェスティバルにおける、そうしたかんするドキュメンタリーも作成さくせいされており、売人ばいにんからった薬物やくぶつにはメフェドロン、カフェインなどなにぜられているかは不明ふめいであり、モリーとしてった薬物やくぶつから合成ごうせいカチノンるい検出けんしゅつされた[38]

副作用ふくさよう

[編集へんしゅう]

1994ねんのアメリカのだいIしょう臨床りんしょう試験しけんでは、体温たいおん心拍しんぱくすう血圧けつあつ上昇じょうしょう報告ほうこくされたが、一過いっかせい許容きょようできる範囲はんいである[7]。2014ねん11月の時点じてんで、だいIしょうだいIIしょうにて合計ごうけい1,133にん被験者ひけんしゃ投与とうよされており、おもあつ有害ゆうがい事象じしょうは、継続けいぞくてき調査ちょうさなかでは報告ほうこくされていない[7]

エクスタシーの使用しようしゃは、翌日よくじつそもそもうつ気分きぶん報告ほうこくする。異常いじょう高熱こうねつは、みず入手にゅうしゅ手段しゅだんがないあつ空間くうかん活発かっぱつおどるなど、医学いがくてき監督かんとくにないエクスタシーの使用しようによってしょうじ、まれなものであるがもっと頻繁ひんぱん報告ほうこくされている[7]。その一方いっぽうこれもまれであるが、必要ひつよう電解でんかいしつ摂取せっしゅせずにみず摂取せっしゅしすぎてみず中毒ちゅうどくとなり、ていナトリウムしょうにて致命ちめいてきとなりうる[7]。また過剰かじょう摂取せっしゅおもとくとなりうる。

議論ぎろん中心ちゅうしんはMDMAにのう損傷そんしょうこす神経しんけい毒性どくせいがあるかどうかである[7]動物どうぶつ実験じっけんではヒトでの娯楽ごらくてき薬物やくぶつとしての使用しようよりもはるかにおお使用しようりょうしょうじることがいだされているし、感情かんじょう記憶きおく障害しょうがいふく器質きしつてき損傷そんしょうや、精神せいしん医学いがくてき損傷そんしょう報告ほうこくしているが、頻繁ひんぱん欠陥けっかんのある研究けんきゅう手法しゅほううたがわしいデータの解析かいせきかたよった結論けつろんからされている[7]

定期ていきてきなエクスタシーの使用しようしゃかんする報告ほうこく否定ひていてき影響えいきょう示唆しさしているが、エクスタシー錠剤じょうざいにはMDMA以外いがい薬物やくぶつふくまれ、またそうした使用しようしゃはエクスタシー以外いがいざい乱用らんようしているため、MDMAが特異とくいてき原因げんいんとなっているのかは明確めいかくである[3]

死亡しぼう

[編集へんしゅう]

海外かいがいおこなわれたレイヴパーティーひとしでは、ときどき死亡しぼうしゃがでているが、全体ぜんたいとしては少数しょうすうである。(しかし、こうした報道ほうどうはエクスタシー錠剤じょうざいがMDMAを含有がんゆうしていたかが不明ふめいである)

日本にっぽんでは、2010ねん東京とうきょう23ない死亡しぼうした死因しいん不明ふめい異状いじょう司法しほう解剖かいぼうされた、5年間ねんかんけい13,499めい調査ちょうさがある[39]。2006ねんから2010ねんの5年間ねんかんでMDMA6けん比較ひかくのためにげると、おおいものは、処方箋しょほうせん医薬品いやくひんが3,337けん精神せいしんくすりおおく、さけは3,018けんである[39]

歴史れきし

[編集へんしゅう]

1912ねんドイツ化学かがくメーカーメルクしゃによって、こう凝固ぎょうこやく特定とくていするためのプロジェクトのさい合成ごうせいされ、特許とっきょ取得しゅとくされた[3]のちに、合成ごうせいした化学かがくしゃによる、特性とくせい試験しけんおこなわれたが、会社かいしゃ関心かんしんかず、それ以上いじょうのことはなかった[3]。(製品せいひんはされなかった)。食欲しょくよく抑制よくせいざいとしてというせつもある。

動物どうぶつにおける毒性どくせい研究けんきゅうは、1950年代ねんだいべいぐん支援しえんによってミシガン大学だいがくでがおこなわれ、のち機密きみつ解除かいじょけ、1973ねんにハードマンが出版しゅっぱんする[3]。1967ねんにアメリカぐんによる機密きみつあつかいがけた。

もとダウ・ケミカルしゃ化学かがくしゃであったアレクサンダー・シュルギンによって、MDMAが「さい発見はっけん」されることになる[3]。1978ねんには、アレクサンダー・シュルギンらによる『幻覚げんかくざい精神せいしん薬理やくりがく』(The Psychopharmacology of Hallucinogens)にて、ヒトにおける主観しゅかんてき作用さようかんする、はつ報告ほうこくおこなわれた[3]

シュルギンはさきに1967ねんMDA深層しんそうにある感情かんじょうへの接近せっきん容易よういにするため、心理しんり療法りょうほう有益ゆうえきである可能かのうせい報告ほうこくしていたが、このてんでMDMAはMDAよりすぐれていたと評価ひょうかした[3]心理しんり学者がくしゃレオ・ゼフ英語えいごばん紹介しょうかいし、臨床りんしょう現場げんばでの使用しようはじまった[3]。1970年代ねんだいのなかばに研究けんきゅう開始かいしされ、初期しょき研究けんきゅうしゃは、従来じゅうらい治療ちりょう反応はんのうしないうつびょうしんてき外傷がいしょうストレス障害しょうがい(PTSD)といった治療ちりょうもちい、すうせん患者かんじゃ投与とうよされたが、系統けいとうてき研究けんきゅうはなかった[7]

1980年代ねんだい初期しょきには、アメリカでの娯楽ごらくてき薬物やくぶつ英語えいごばんとしての使用しようひろまる[3]。1985ねん(5がつ)に、アメリカ麻薬まやく取締とりしまりきょく (DEA) が、MDMAを(規制きせい物質ぶっしつほうの)スケジュールIに分類ぶんるいし、1987ねんから1988ねん短期間たんきかんのぞき、アメリカではこの分類ぶんるい継続けいぞくされている[3]

ラブパレード:1990年代ねんだいには100まんにん以上いじょう動員どういんしただい規模きぼなレイブは、ドイツのベルリンにておこなわれる[40]。1989ねんベルリンのかべこわされたが、それまでかべは1945ねんから資本しほん主義しゅぎ西にしドイツと、共産きょうさん主義しゅぎひがしドイツを分断ぶんだんしていた。

そのに、スペインのイビザとうでの使用しようから世界せかいてきひろがり、イギリスのクラブシーンやレイヴでは、若者わかものだいいち選択せんたくやくとなった[17]。(セカンド・サマー・オブ・ラブ参照さんしょう)アメリカでは10ねん国内こくないのレイブシーンが登場とうじょうするまで、主流しゅりゅう位置いちめなかった[17]

欧州おうしゅうでは近年きんねんでは価格かかく低下ていかにより若年じゃくねんそうへの普及ふきゅう懸念けねんされている。

2010年代ねんだいでは、マイリー・サイラスやヒップホップのスヌープ・ドッグなどおおくの歌手かしゅ歌詞かしにモリーを登場とうじょうさせている[41]エレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)のウルトラ・ミュージック・フェスティバル・マイアミでは、歌手かしゅマドンナ聴衆ちょうしゅうかって「このなかでモリーをたことがあるひとはどれくらいいる?」とかたりかけた[42]彼女かのじょは『MDNA』というアルバムをしていた[42]。2013ねんには、アメリカで6回分かいぶん摂取せっしゅした女性じょせい死亡しぼうし、音楽おんがくフェスティバルが閉鎖へいさされた[43]

2015ねんにはオランダの青年せいねん自由民主党じゆうみんしゅとうは、音楽おんがくフェスティバルでのエクスタシーによる死亡しぼうまえて、危険きけんせいをアピールするために、アムステルダムに1にち限定げんていで「XTC shop」を開店かいてんした[44]偽薬ぎやく販売はんばいされたが、アピールには犯罪はんざい議論ぎろんふくまれ、違法いほう売人ばいにんからうよりも、がい最小さいしょうできるというハーム・リダクションかんがえを議論ぎろんするための署名しょめいもとめた[44]

2016ねんなつには、ダンスセーフの創始そうししゃエマニュエル・スフェリオスの作成さくせいしたドキュメンタリー映画えいが『MDMAザ・ムービー』(日本にっぽんでは未定みてい)が公開こうかいされる。映画えいがは、PTSDにたいするMDMAを併用へいようした治療ちりょう研究けんきゅうや、MDMAの歴史れきしあつかう。

規制きせい

[編集へんしゅう]
MDMAの輸入ゆにゅう輸出ゆしゅつ製造せいぞうは1ねん以上いじょう10ねん以下いか懲役ちょうえき譲受ゆずりうけ、譲渡じょうとし、所持しょじは7ねん以下いか懲役ちょうえきほどこせよう(しよう、経口けいこう摂取せっしゅなど、身体しんたいもちいること)は7ねん以下いか懲役ちょうえきとなる。
研究けんきゅう目的もくてきどう薬物やくぶつ精製せいせいないし使用しようするさいには、麻薬まやくおよこう精神せいしんやく取締とりしまりほうだい2じょうだい8こう規定きていされる、麻薬まやく研究けんきゅうしゃ免許めんきょ必要ひつようとなる。

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ Stimulants, Narcotics, Hallucinogens - Drugs, Pregnancy, and Lactation., Gerald G. Briggs, OB/GYN News, 1 June 2003.
  2. ^ Methylenedioxymethamphetamine (MDMA, ecstasy)”. Drugs and Human Performance Fact Sheets. National Highway Traffic Safety Administration. 2012ねん5がつ31にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2009ねん4がつ16にち閲覧えつらん
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x MDMA current perspectives 2013.
  4. ^ a b 世界せかい保健ほけん機関きかん (1994) (pdf). Lexicon of alchol and drug term. World Health Organization. ISBN 92-4-154468-6. http://whqlibdoc.who.int/publications/9241544686.pdf  (HTMLばん introductionが省略しょうりゃくされている
  5. ^ a b 世界せかい保健ほけん機関きかん『ICD‐10精神せいしんおよび行動こうどう障害しょうがい:臨床りんしょう記述きじゅつ診断しんだんガイドライン』(しんていばん医学書院いがくしょいん、2005ねん、39ぺーじISBN 978-4-260-00133-5 
  6. ^ a b アメリカ精神せいしん学会がっかい『DSM-IV-TR 精神せいしん疾患しっかん診断しんだん統計とうけいマニュアル(しんていばん)』医学書院いがくしょいん、2004ねん、§幻覚げんかくざい関連かんれん障害しょうがいぺーじISBN 978-0890420256 
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab Danforth, Struble & Yazar-KlosinskiGrob 2016.
  8. ^ a b c d Kai Kupferschmidt (2017ねん8がつ26にち). “All clear for the decisive trial of ecstasy in PTSD patients”. Science. 2017ねん9がつ4にち閲覧えつらん
  9. ^ a b Fact Sheet: Breakthrough Therapies”. FDA (Last Updated:2014). 2017ねん9がつ4にち閲覧えつらん
  10. ^ MDMA”. Drugs.com. Drugsite Trust (2014ねん5がつ18にち). 2016ねん3がつ23にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ2016ねん3がつ30にち閲覧えつらん
  11. ^ Patel, Vikram (2010). Mental and neurological public health a global perspective (1st ed.). San Diego, CA: Academic Press/Elsevier. p. 57. ISBN 978-0-12-381527-9. オリジナルの10 September 2017時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170910234523/https://books.google.com/books?id=8fihf3VWbcIC&pg=PA57 
  12. ^ Methylenedioxymethamphetamine (MDMA or 'Ecstasy')”. EMCDDA. European Monitoring Centre for Drugs and Drug Addiction. 2014ねん10がつ17にち閲覧えつらん
  13. ^ Philipps, Dave (2018ねん5がつ1にち). “Ecstasy as a Remedy for PTSD? You Probably Have Some Questions.” (英語えいご). The New York Times. https://www.nytimes.com/2018/05/01/us/ecstasy-molly-ptsd-mdma.html 2018ねん7がつ14にち閲覧えつらん 
  14. ^ DrugFacts: MDMA (Ecstasy/Molly)”. National Institute on Drug Abuse (2016ねん2がつ). 2016ねん3がつ23にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ2016ねん3がつ30にち閲覧えつらん
  15. ^ a b c MDMA / 'Ecstasy' 英語えいご 薬物やくぶつかんする独立どくりつ科学かがく評議ひょうぎかい、LastUpdate:2013-9-4にち
  16. ^ マーティン・トーゴフ 『ドラッグ・カルチャー-アメリカ文化ぶんかひかりかげ(1945~2000ねん)』 宮家みやけあゆみやく清流せいりゅう出版しゅっぱん2007ねんISBN 978-4860292331。436ぺーじ
  17. ^ a b c d e f g h i j k l m n What's in a Label? 2009.
  18. ^ Nichols DE. "Differences between the mechanism of action of MDMA, MBDB, and the classic hallucinogens. Identification of a new therapeutic class: entactogens" J Psychoactive Drugs 18(4), 1986 Oct-Dec, pp. 305-13. PMID 2880944
  19. ^ Alexander and Ann Shulgin (1991). PiHKAL:A Chemical Love Story. ISBN 0963009605 
  20. ^ 薬物やくぶつかんする独立どくりつ科学かがく評議ひょうぎかい (Last updated 2014-04-04). “'Legal Highs'/NPS”. Independent Scientific Committee on Drugs. 2014ねん7がつ25にち閲覧えつらん
  21. ^ Nutt, D.; Sessa, B. (2015). “Making a medicine out of MDMA”. The British Journal of Psychiatry 206 (1): 4–6. doi:10.1192/bjp.bp.114.152751. PMID 25561485. 
  22. ^ MDMA approved for final trials to treat PTSD before possible legalization (2016-12-1) ガーディアン - 2016ねん12月12にち閲覧えつらん
  23. ^ Frood, Arran (2012). “MDMA keeps severe stress at bay”. Nature. doi:10.1038/nature.2012.11864. 
  24. ^ Amoroso T, Workman M (July 2016). “Treating posttraumatic stress disorder with MDMA-assisted psychotherapy: A preliminary meta-analysis and comparison to prolonged exposure therapy”. J. Psychopharmacol. (Oxford) (7): 595–600. doi:10.1177/0269881116642542. PMID 27118529. 
  25. ^ 138 articles about mdma/ptsd therapy(MAPS、2010ねん7がつ30にち
  26. ^ Sessa B (July 2012). “Shaping the renaissance of psychedelic research”. Lancet 380 (9838): 200–1. doi:10.1016/S0140-6736(12)60600-X. PMID 22817963. 
  27. ^ Helen Brown (2012ねん9がつ27にち). “Drugs Live: the Ecstasy Trial, Channel 4, review”. Telegraph. http://www.telegraph.co.uk/culture/tvandradio/9569797/Drugs-Live-the-Ecstasy-Trial-Channel-4-review.html 2015ねん10がつ1にち閲覧えつらん 
  28. ^ Krystle Mitchell (2015ねん5がつ29にち). “FDA and DEA Approve MDMA Studies”. Guardian Liberty Voice. http://guardianlv.com/2015/05/fda-and-dea-approve-mdma-studies/ 2015ねん10がつ1にち閲覧えつらん 
  29. ^ Danforth AL, Grob CS, Struble C, et al. (November 2018). “Reduction in social anxiety after MDMA-assisted psychotherapy with autistic adults: a randomized, double-blind, placebo-controlled pilot study”. Psychopharmacology (Berl.) (11): 3137–3148. doi:10.1007/s00213-018-5010-9. PMC 6208958. PMID 30196397. https://doi.org/10.1007/s00213-018-5010-9. 
  30. ^ Insel, T. R. (October 2012). “Next-Generation Treatments for Mental Disorders”. Science Translational Medicine 4 (155): 155ps19–155ps19. doi:10.1126/scitranslmed.3004873. PMID 23052292. 
  31. ^ https://www.tga.gov.au/sites/default/files/2023-02/notice-of-final-decision-to-amend-or-not-amend-the-current-poisons-standard-june-2022-acms-38-psilocybine-and-mdma.pdf
  32. ^ Fantegrossi, William E. (2006). “Reinforcing effects of methylenedioxy amphetamine congeners in rhesus monkeys: are intravenous self-administration experiments relevant to MDMA neurotoxicity?”. Psychopharmacology 189 (4): 471–482. doi:10.1007/s00213-006-0320-8. PMID 16555062. 
  33. ^ De La Garza, R.; Fabrizio, K. R.; Gupta, A. (2006). “Relevance of rodent models of intravenous MDMA self-administration to human MDMA consumption patterns”. Psychopharmacology 189 (4): 425–434. doi:10.1007/s00213-005-0255-5. PMID 16470404. 
  34. ^ Schenk, Susan (2009). “MDMA Self-Administration in Laboratory Animals: A Summary of the Literature and Proposal for Future Research”. Neuropsychobiology 60 (3-4): 130–136. doi:10.1159/000253549. PMID 19893330. 
  35. ^ EcstasyData.org 英語えいご
  36. ^ a b 国連こくれん薬物やくぶつ犯罪はんざい事務所じむしょ (2014). 2014 Global Synthetic Drugs Assessment (PDF) (Report). United Nations. p. 23. 2014ねん10がつ1にち閲覧えつらん
  37. ^ Nick Wing (2015ねん5がつ20日はつか). “This Music Festival Knows It Can't Stop People From Doing Drugs, So It's Trying To Keep Them Safe Instead”. Huffington Post. https://www.huffpost.com/entry/lightning-in-a-bottle-festival-drugs_n_7336290 2015ねん10がつ1にち閲覧えつらん 
  38. ^ Ryan Bassil (2014ねん9がつ17にち). “What's in My Baggie? Well, the MDMA You've Been Taking at Festivals This Summeri s Probably Bath Salts”. Noisey by VICE. https://noisey.vice.com/blog/whats-in-my-baggie-well-the-mdma-youve-been-taking-at-festivals-this-summer-is-probably-bath-salts-interview-documentary-2014 2015ねん10がつ1にち閲覧えつらん 
  39. ^ a b 福永ふくながりゅうしげる監察かんさつ医務いむいんからえてくるざい併用へいよう」『精神せいしん治療ちりょうがくだい27かんだい1ごう、2012ねん1がつ、149-154ぺーじ  抄録しょうろく
  40. ^ M. Ter Bogt, Tom F.; M. E. Engels, Rutger C. (2005). ““Partying” Hard: Party Style, Motives for and Effects of MDMA Use at Rave Parties”. Substance Use & Misuse 40 (9-10): 1479–1502. doi:10.1081/JA-200066822. PMID 16048829. 
  41. ^ “Molly Is A Drug & There Are A Lot Of Songs About Molly”. Huffpost Entertainment. (2013ねん9がつ5にち). https://www.huffpost.com/entry/molly-drug-songs_n_3874047 2015ねん10がつ1にち閲覧えつらん 
  42. ^ a b Kia Makarechi (2012ねん3がつ26にち). “Deadmau5 Slams Madonna Over 'Molly,' Ecstasy Reference At Ultra Music Festival”. Huffington Post. https://www.huffpost.com/entry/deadmau5-madonna-molly-ultra_n_1379437 2015ねん10がつ1にち閲覧えつらん 
  43. ^ Hollie McKay (2013ねん9がつ5にち). “Are pop stars who glorify the drug molly responsible when fans use it?”. FoxNews. http://www.foxnews.com/entertainment/2013/09/05/are-pop-stars-who-glorify-dangerous-drug-molly-responsible-when-fans-use-it/ 2015ねん10がつ1にち閲覧えつらん 
  44. ^ a b “World's first Ecstasy shop to open in Amsterdam on Monday”. mixmag. (2015ねん5がつ16にち). http://www.mixmag.net/read/worlds-first-ecstasy-shop-to-open-in-amsterdam-on-monday-news 2015ねん10がつ1にち閲覧えつらん 
  45. ^ 学生がくせいにMDMA合成ごうせいさせる 「勉強べんきょうのため」松山大まつやまだい教授きょうじゅ書類しょるい送検そうけん. 産経新聞さんけいしんぶん. https://www.sankei.com/affairs/news/190416/afr1904160018-n1.html 2019ねん4がつ16にち閲覧えつらん 
  46. ^ もと松山大まつやまだい教授きょうじゅら6にん不起訴ふきそ処分しょぶん. 愛媛えひめ新聞しんぶん. (2019ねん9がつ21にち). https://www.ehime-np.co.jp/article/news201909210042 2021ねん1がつ19にち閲覧えつらん 

参考さんこう文献ぶんけん

[編集へんしゅう]
映画えいが
  • MDMA the Movie、2016ねんなつ公開こうかい

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]
成分せいぶんデータ