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MYST

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
MYST
ジャンル 3Dアドベンチャーパズル
対応たいおう機種きしゅ Classic Mac OS (Mac)
Windows 3.x (Win3.x)
開発元かいはつもと Cyan Worlds
発売はつばいもと アメリカ合衆国 ブローダーバンド
ヨーロッパ Red Orb Entertainment
日本 インタープログ
プロデューサー ローリー・ストランド
ディレクター ランド・ミラー英語えいごばん
ロビン・ミラー英語えいごばん
デザイナー ランド・ミラー
ロビン・ミラー
音楽おんがく ロビン・ミラー
美術びじゅつ ロビン・ミラー
チャック・カーター英語えいごばん
人数にんずう 1人ひとり
メディア CD-ROM
発売はつばい アメリカ合衆国 199309241993ねん9がつ24にち
対象たいしょう年齢ねんれい アメリカ合衆国 ESRBE(6さい以上いじょう
日本 CEROAぜん年齢ねんれい対象たいしょう
売上うりあげ本数ほんすう 世界の旗 630まんほん以上いじょう[1]
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MYST』(ミスト)は、1993ねん9月24にちアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくブローダーバンドから発売はつばいされたClassic Mac OSおよびWindows 3.xよう3Dアドベンチャーゲーム

同社どうしゃによる『MYSTシリーズ』だい1さく。ミストとう舞台ぶたいにプレイヤーはほんなか世界せかい「MYSTとう」にまよんだ旅人たびびととして、ミストとうとそこにかくされたさらに4さつほんなか世界せかい冒険ぼうけんし、この世界せかいなぞ探索たんさくする。CGプリレンダリングで製作せいさくされた静止せいし動画どうがによる美麗びれい画面がめん独特どくとく世界せかいかん難解なんかいなぞきが特徴とくちょう

開発かいはつアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくCyan(サイアン)がおこない、同社どうしゃ創業そうぎょうしゃであるランド・ミラー英語えいごばんおよびロビン・ミラー英語えいごばん兄弟きょうだい中心ちゅうしんとする7にんのスタッフによって製作せいさくされた[2]セガサターンPlayStationなどの家庭かていようゲームや、PlayStation PortableニンテンドーDSなどの携帯けいたいがたゲームなど様々さまざまなプラットフォームに移植いしょくされている。

ゲーム内容ないよう[編集へんしゅう]

シリーズだい1さくで、のちおおくの続編ぞくへん製作せいさくされた。操作そうさはマウスカーソルとクリックのみでおこなう。視界しかい上下じょうげ左右さゆうはしをクリックすれば視点してんわり、れる場所ばしょをクリックするとその場所ばしょ移動いどうし、仕掛しかけのある場所ばしょをクリックすると仕掛しかけがうごくといったシンプルな操作そうさ自力じりきすべてのなぞくには、かみのメモや相当そうとう想像そうぞうりょく機転きてんもとめられる。また、登場とうじょうする3にんおとこ全員ぜんいん開発かいはつチームのメンバーである。

最初さいしょは1993ねんClassic Mac OSけゲームとしてHyperCard製作せいさくされ、そのWindowsなどに移植いしょくされた。プリレンダリングされた3D画像がぞうスライドショーしき表示ひょうじすることで、当時とうじのPCの性能せいのううつくしいさん次元じげん空間くうかん演出えんしゅつすることに成功せいこうしていた。また表示ひょうじするだけでなく、ギミックのある箇所かしょQuickTimeによって動画どうが表示ひょうじすることで、リアルさをしていた。くわえて、ゲームのコンセプトも斬新ざんしんであり、日本にっぽんふく世界中せかいじゅうだいヒットを記録きろくした。

日本にっぽんでは1994ねんにインタープログからClassic Mac OSようとWindowsようかく日本語にほんごばん発売はつばいされた[3]

ストーリー[編集へんしゅう]

実際じっさいエンドは複数ふくすうあるがこれはそのうちのひとつをストーリーとして認識にんしきしたものである。

主人公しゅじんこう(プレイヤー)は表紙ひょうしに"MYST"とかれたほんつける。ほん最初さいしょのページにはしま地図ちずがあり、突如とつじょとしてうごきはじめる。視点してんしま一周いっしゅうし、桟橋さんばしえるあたりで停止ていしし、主人公しゅじんこうほんなか世界せかい、MYSTとうはいんでしまう。ここが何処どこなのか、これからなにをすればよいのか、主人公しゅじんこうしま探索たんさくはじめる。

オリジナルの説明せつめいしょによると、ほんみ、すべての記述きじゅつからしま世界せかい詳述しょうじゅつつけ、最終さいしゅうページにくとその世界せかいぶとされている。しかしゲームちゅう出来事できごと下記かきのようにことなる。

主人公しゅじんこうしま図書館としょかん探索たんさくすると別々べつべつ場所ばしょあかあおの2さつほんがあった。ほんひらくと、ページのわくないうごはじめ、なにかをしゃべっているおとこかおあらわれる。2さつほんにはそれぞれちがおとこうつされ、片方かたがたシーラス片方かたがたアクナー名乗なのった。かれらは、ほんなかからあかのページあおのページ主人公しゅじんこう要求ようきゅうする。かれらはほんなかとらわれており、けた4まいのページをほんもどせばほんからられるのだという。MYSTとうにはさらにべつの『時代じだい』へれる4さつほんかくされており、主人公しゅじんこううしなわれたページをれるためほんさがし、セレーネ時代じだいストーンシップ時代じだいメカニック時代じだいチャネルウッド時代ときよ探索たんさくする。

この"MYST"というほんアトラスという作家さっかによってかれたものだった。かれちちからならった方法ほうほうかれた書物しょもつ実際じっさいにそのなかはいって自分じぶん自身じしん体験たいけんできるという特別とくべつなもので、アトラスはこの特別とくべつちから強欲ごうよくもの利用りようされないようにわなとして「あかほん」と「あおほん」(両方りょうほうとも牢獄ろうごくほんだれかがそのほんれないかぎそとることが出来できない。)を制作せいさくしたが、よくにとらわれたかれ息子むすこシーラスとアクナーがこのわなかってしまった。2人ふたり息子むすこわなとらわれるまえにアトラス自身じしん息子むすこによって「みどりほん」に幽閉ゆうへいされてしまう。

アトラスの息子むすこに6まいのページをわたさずに「しろのページ」をってみどりほんうつるアトラスにれると、主人公しゅじんこうほんなかのアトラスの書斎しょさい移動いどうする。アトラスは「わたしは、息子むすこたち想像そうぞうもつかないような強大きょうだいてきたたかっている。そのときたらきみにも協力きょうりょくしてしい」といいのこっていく。アトラスからわたされた「MYSTのほん」にれると、主人公しゅじんこうふたたびMYSTとう図書館としょかんっていた。あかほんあおほんがあった場所ばしょには、なにかがえたあとだけがのこされていた。

機種きしゅばん[編集へんしゅう]

No. タイトル 発売はつばい 対応たいおう機種きしゅ 開発元かいはつもと 発売はつばいもと メディア 型式けいしき 備考びこう 出典しゅってん
1 MYST 日本 199411221994ねん11月22にち
アメリカ合衆国 199508091995ねん8がつ9にち
ヨーロッパ 199510061995ねん10がつ6にち
セガサターン サンソフト 日本 サンソフト
アメリカ合衆国 アクレイム
ヨーロッパ サンソフト
CD-ROM 日本 T-1501G
アメリカ合衆国 T-8101H
ヨーロッパ MK81081-50
最初さいしょの「ミストとう発電はつでんしつ」にはいると動作どうさ停止ていしし、
画面がめんいっぱいにプログラムぶん表示ひょうじされるという不具合ふぐあいがあった。
これは初期しょき出荷しゅっかされた機種きしゅのみに発生はっせいする。
2 MYST 日本 199501271995ねん1がつ27にち
アメリカ合衆国 199609301996ねん9がつ30にち
ヨーロッパ 199611151996ねん11月15にち
PlayStation アルファ・システム 日本 ソフトバンク
アメリカ合衆国 Psygnosis
ヨーロッパ Psygnosis
CD-ROM 日本 SLPS-00024
アメリカ合衆国 SCUS-94602
ヨーロッパ SLES-00218
3 MYST アメリカ合衆国 199503171995ねん3がつ17にち
日本 199504141995ねん4がつ14にち
3DO マイクロキャビン アメリカ合衆国 パナソニック
日本 マイクロキャビン
CD-ROM FZ-SM0204
4 MYST 日本 199512141995ねん12月14にち
ヨーロッパ 1995ねん
Atari Jaguar アタリ アタリ CD-ROM J9069E
5 MYST アメリカ合衆国 1995ねん
Windows Cyan Mindscape CD-ROM -
6 MYST アメリカ合衆国 1996ねん
ヨーロッパ 1996ねん
CD-i Ledge Multimedia フィリップス・メディア CD-ROM -
7 MYST アメリカ合衆国 1997ねん
AmigaOS clickBOOM Interactive PXL computers CD-ROM -
8 PlayStation the Best
MYST
日本 199703281997ねん3がつ28にち
PlayStation アルファ・システム ソフトバンク CD-ROM SLPS-91023 廉価れんかばん
9 PlayStation the Best
MYST
日本 199812261998ねん12月26にち
PlayStation アルファ・システム サイバーフロント CD-ROM SLPS-91123 廉価れんかばん
10 value 1500
MYST
日本 200008032000ねん8がつ3にち
PlayStation アルファ・システム サンソフト CD-ROM SLPS-02924 廉価れんかばん
11 MYST 日本 200606152006ねん6がつ15にち
ヨーロッパ 200610202006ねん10がつ20日はつか
PlayStation Portable Hoplite Research 日本 セガ
ヨーロッパ ミッドウェイゲームズ
UMD 日本 ULJM-05094
日本にっぽんでは発売はつばいが4がつ20日はつかから6がつ15にち変更へんこうされた[4]
12 MYST ヨーロッパ 200711302007ねん11月30にち
ニンテンドーDS Hoplite Research ミッドウェイゲームス DSカード -
13 MYST INT 200905032009ねん5がつ3にち
iPhone
(iOS)
Cyan Worlds Cyan Worlds ダウンロード -
14 MYST 日本 201202082012ねん2がつ8にち
PlayStation 3
PlayStation Portable
(PlayStation Network)
アルファ・システム サンソフト ダウンロード
ゲームアーカイブス
- PlayStationばん移植いしょく [5]
15 MYST 日本 201208282012ねん8がつ28にち
PlayStation Vita
(PlayStation Network)
アルファ・システム サンソフト ダウンロード
(ゲームアーカイブス)
- PlayStationばん移植いしょく
16 MYST ヨーロッパ 201210052012ねん10がつ5にち
アメリカ合衆国 201210262012ねん10がつ26にち
ニンテンドー3DS Cyan Worlds ヨーロッパ Funbox Media
アメリカ合衆国 Maximum Games
3DSカード -
17 MYST(リメイクばん ヨーロッパ 202108262021ねん8がつ26にち
アメリカ合衆国 202108262021ねん8がつ26にち
日本 202108272021ねん8がつ27にち
PC

Xbox Series X/S

Xbox One

Oculus

Cyan Worlds Cyan Worlds ダウンロード 初代しょだいMYSTのリメイクばん

スタッフ[編集へんしゅう]

  • デザイン、ディレクター、ビデオ&ムービー・エディティング:ランド・ミラー英語えいごばんロビン・ミラー英語えいごばん
  • グラフィック、アニメーション:ロビン・ミラー、チャック・カーター英語えいごばん
  • 環境かんきょうサウンド・デザイン、効果こうかおん:クリストファー・ブランドカンプ
  • 楽譜がくふ:ロビン・ミラー
  • プロデューサー:ローリー・ストランド
  • プロダクション・アシスタント、アルファ・テスティング:ボニー・マクドウォル
  • アシスタント・プロダクト・マネージャー:マット・オハラ
  • シニア・マーケティング・マネージャー:ブルース・フリードリックス
  • マーケティング・コーディネーター:マイア・ステンゲランド
  • QAリード・テクニシャン:ジョン・クローウェル
  • マニュアル:ランド・ミラー、ローリー・ストランド、マット・オハラ

評価ひょうか影響えいきょう[編集へんしゅう]

評価ひょうか
集計しゅうけい結果けっか
媒体ばいたい結果けっか
GameRankings83% (PC)[6]
45% (DS)[7]
88% (iOS)[8]
Metacritic43/100てん (DS)[9]
69/100てん (PSP)[10]
23/100てん (3DS)[11]
レビュー結果けっか
媒体ばいたい結果けっか
Adventure Gamers4/5てん (PC)[12]
Computer and Video Games90% (Win3.x)[13]
30% (SS)[14]
Edge6/10てん (Mac)[15]
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー5.75/10てん (3DO)[16]
ファミ通ふぁみつう25/40てん (SS)[17]
29/40てん (PS)[18]
GamePro4.5/5てん (SS)[14]
4/5てん (PS)[19]
5/5てん (3DO)[20]
4/5てん (AJ)[21]
Game RevolutionB- (PS)[19]
GameSpot8.9/10てん (Win3.x)[22]
6.3/10てん (PS)[23]
Next Generation2/5stars (3DO, PS)[24][25]
3/5stars (SS)[26]
NintendoLife1/10stars (3DS)[27]
SATURN FAN21.6/30てん (SS)[29]
PlayStation Magazine21.0/30てん (PS)[30]
Maximum2/5stars (SS, PS)[31][32]
Power Unlimited9.3/10てん (Mac)[33]
Aktueller Software Markt11/12てん (Mac)[13]
Mean Machines82% (SS)[14]
Game Players57% (3DO)[20]
VG&CE8/10てん (3DO)[20]
CU Amiga92%& (AmigaOS)[34]
Amiga Format92%& (AmigaOS)[34]

ドラゴンクエストシリーズ』の制作せいさくしゃ堀井ほりい雄二ゆうじ山名やまなまなぶりょうほんさく熱中ねっちゅうした影響えいきょうにより、PlayStationようソフト『ドラゴンクエストVII エデンの戦士せんしたち』(2000ねん)の冒頭ぼうとう戦闘せんとうく、なぞきがメインの構成こうせいとなった[35]

セガサターンばん
ゲームファミコン通信つうしん』の「クロスレビュー」では、7・6・7・5の合計ごうけい25てんまん40てん[17]、『SATURN FAN』の読者どくしゃ投票とうひょうによる「ゲーム通信つうしん簿」での評価ひょうか以下いかとおり、21.6てんまん30てん)となった[29]
項目こうもく キャラクタ 音楽おんがく かい得度とくど 操作性そうさせいわる 熱中ねっちゅう オリジナリティ 総合そうごう
得点とくてん 3.3 3.1 3.1 3.0 3.1 3.7 21.6
PlayStationばん
ゲーム『ファミコン通信つうしん』の「クロスレビュー」では、7・7・7・8の合計ごうけい29てんまん40てん[18]、『PlayStation Magazine』の読者どくしゃ投票とうひょうによる「ゲーム通信つうしん簿」での評価ひょうか以下いかとおり、21.0てんまん30てん)となった[30]
項目こうもく キャラクタ 音楽おんがく かい得度とくど 操作性そうさせいわる 熱中ねっちゅう オリジナリティ 総合そうごう
得点とくてん 3.2 3.9 3.2 3.3 3.6 3.9 21.0

続編ぞくへん[編集へんしゅう]

『Riven: The Sequel to Myst』[編集へんしゅう]

1998ねん発売はつばいされた続編ぞくへん。CD-ROM5まいぐみで、動画どうがをふんだんにれた。基本きほんてき操作そうさわっていないが、動画どうが人物じんぶつんだことでよりドラマティックな作品さくひん仕上しあがっている。映像えいぞう前作ぜんさくおおきく上回うわまわり、移動いどう範囲はんいひろがってなぞきの複雑ふくざつさもした。日本にっぽんではSME・インターメディアおよびエニックスげんスクウェア・エニックス)から発売はつばい

そのがりすぎたなぞきの難易なんい前作ぜんさく静寂せいじゃくなイメージから変化へんかした一部いちぶ雰囲気ふんいきなど不評ふひょうもあった。さらになぞくためにしま同士どうしなんもをおこなったりたりしなければならず、探検たんけんするしまごとにことなるCD-ROMが必要ひつようになるため、プレーヤーはその都度つどCDをえる必要ひつようがあった。そのうえとなりのしまへと移動いどうするたびに大掛おおがかりなイベントシーンがかえされる。このシーンはスキップすることが可能かのう

のちにDVD-ROMばん発売はつばいされ、DVD-ROM1まいでのプレイが可能かのうとなったが、日本語にほんごばん発売はつばいされていない。2013ねんサンソフトより日本語にほんごばんがiOSけにリリースされた。難点なんてんだったCDえの必要ひつようい。

『Myst III: Exile』[編集へんしゅう]

2001ねん発売はつばいされた3さく前作ぜんさくつづき、WindowsおよびMacに対応たいおうしている。360のプリレンダされた画像がぞうをマウスの操作そうさ見渡みわたすことができるしんシステムの採用さいようで、前作ぜんさくにもして映像えいぞう演出えんしゅつ発展はってんした。また、比較的ひかくてきていスペックなPCでも快適かいてき動作どうさするように設計せっけいされている。のちにMicrosoftしゃXboxPlayStation 2にも移植いしょくされた。ゲームソフトはつの5.1chサラウンドシステムの導入どうにゅうにより、「Xboxユーザーはいままで体験たいけんしたことのないおと映像えいぞう世界せかいにした」とひょうされた。

なお、ほん作品さくひん製作せいさくはPresto Studios(en:Presto Studios)である。また、『ロード・オブ・ザ・リング/ふたつのとう』でへびしたグリマやくえんじたブラッド・ドゥーリフ出演しゅつえんしている。

『Myst IV: Revelation』[編集へんしゅう]

シリーズ4さく。PCけにはすで日本にっぽんでも発売はつばいされているが、日本にっぽん家庭かていようゲームけにはまだ発売はつばいされていない。

『Myst V: End of Ages』[編集へんしゅう]

シリーズ5さくにして完結かんけつへん日本にっぽんでは2005ねん9がつ発売はつばいされた。従来じゅうらいのプリレンダリングCG表示ひょうじわり、1人ひとりしょう視点してんのリアルタイムレンダリングとなった。移動いどう場所ばしょ固定こていされた従来じゅうらいのMYSTてき操作そうさほかに、移動いどう場所ばしょ固定こていせず自由じゆうあるまわることの出来できるモードもそなえている。

『realMyst』[編集へんしゅう]

2001ねん12月、パソコンようソフトとして発売はつばいされた。ストーリーは1さくとまったくおなじだが、あたらしく「ライム時代じだい」が追加ついかされている。周囲しゅうい物体ぶったいはリアルタイムレンダリングによる3DCGになっており、1人ひとりしょう視点してん世界せかい自由じゆうあるまわれるようになっている。

『Uru: Ages Beyond Myst』[編集へんしゅう]

シリーズちゅうかたられているドニ文明ぶんめい本格ほんかくてきたびするMYSTシリーズの外伝がいでん位置いちする作品さくひん。『realMYST』同様どうようリアルタイムレンダリングが採用さいようされ、自由じゆうあるまわれるようになっている。2003ねん発売はつばい

当初とうしょMMORPGとして企画きかく製作せいさくされ、シナリオが追加ついかされていく予定よていだったが、最終さいしゅうてきにはシングルプレイようとして発売はつばいされた。MMOを想定そうていしていたため、のシリーズとちがい3人称にんしょう視点してんとなっている。1人ひとりしょう視点してんでもプレイ

拡張かくちょうパック「To D'ni」「The Path of the Shell」が発表はっぴょうされ、シリーズ作品さくひんちゅう最大さいだいのボリュームとなった。日本にっぽんでは2005ねん2がつに「Ages Beyond Myst」「To D'ni」「The Path of the Shell」のさんほんおさめられた『Uru: Complete Chronicles』が発売はつばいされた。物語ものがたり時間じかんてきには『Myst V: End of Ages』よりすこまえはなし推測すいそくされる。

その、2007ねんにはネットワーク対応たいおうばんとして『Uru Live』がリリースされたものの採算さいさんれず、2008ねんにはサービス停止ていしとなる。

2010ねん2がつMyst Online: Uru Live (again)』が公開こうかいされる。こちらはクライアントを無料むりょうでダウンロードでき、課金かきんもされない完全かんぜん無料むりょうのネットワークゲームとなった。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ GameSpot Staff (2000ねん11月7にち). “The 15 Most Influential Games of All Time; Myst”. GameSpot. p. 14. 2005ねん5がつ25にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2020ねん3がつ5にち閲覧えつらん
  2. ^ 月刊げっかんアスキー 1994, pp. 293–296.
  3. ^ MYST<ミスト>”. 株式会社かぶしきがいしゃインタープログ. 2000ねん10がつ7にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2020ねん3がつ5にち閲覧えつらん
  4. ^ セガ、『クロムハウンズ』、『Juiced』、『MYST』3タイトルの発売はつばいをそれぞれ変更へんこう”. 電撃でんげきオンライン. KADOKAWA (2006ねん3がつ31にち). 2021ねん6がつ26にち閲覧えつらん
  5. ^ 木原きはらたく (2012ねん2がつ22にち). “週刊しゅうかんダウンロードソフトウェアカタログ 2012ねん2がつだい5しゅうぶん、3がつだい1しゅうぶん”. GAME Watch. インプレス. 2021ねん6がつ26にち閲覧えつらん
  6. ^ Myst for PC”. GameRankings. CBS Interactive. 2008ねん12月20にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2018ねん12月11にち閲覧えつらん
  7. ^ Myst for DS”. GameRankings. CBS Interactive. 2008ねん12月20にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2018ねん12月11にち閲覧えつらん
  8. ^ Myst for iOS (iPhone/iPad)”. GameRankings. CBS Interactive. 2018ねん12月11にち閲覧えつらん
  9. ^ Myst for DS Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2018ねん12月11にち閲覧えつらん
  10. ^ Myst for PSP Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2018ねん12月11にち閲覧えつらん
  11. ^ Myst for 3DS Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2018ねん12月11にち閲覧えつらん
  12. ^ Fournier, Heidi (2002ねん5がつ20日はつか). “Myst: Review”. Adventure Gamers. 2014ねん12月13にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2008ねん4がつ29にち閲覧えつらん
  13. ^ a b Myst for Windows 3.x (1993)” (英語えいご). Moby Games. Blue Flame Labs. 2021ねん6がつ26にち閲覧えつらん
  14. ^ a b c Myst for SEGA Saturn (1994)” (英語えいご). Moby Games. Blue Flame Labs. 2021ねん6がつ26にち閲覧えつらん
  15. ^ “Myst Review (Mac)”. Edge (Future plc) (4): p. 66. (1994ねん1がつ) 
  16. ^ “Review Crew: Myst”. Electronic Gaming Monthly (Ziff Davis) (71): 40. (June 1995). 
  17. ^ a b MYST (ミスト) まとめ [セガサターン]”. ファミ通ふぁみつう.com. KADOKAWA CORPORATION. 2021ねん6がつ26にち閲覧えつらん
  18. ^ a b MYST (ミスト) まとめ [PS]”. ファミ通ふぁみつう.com. KADOKAWA CORPORATION. 2021ねん6がつ26にち閲覧えつらん
  19. ^ a b Myst for PlayStation (1995)” (英語えいご). Moby Games. Blue Flame Labs. 2021ねん6がつ26にち閲覧えつらん
  20. ^ a b c Myst for 3DO (1995)” (英語えいご). Moby Games. Blue Flame Labs. 2021ねん6がつ26にち閲覧えつらん
  21. ^ Myst for Jaguar (1995)” (英語えいご). Moby Games. Blue Flame Labs. 2021ねん6がつ26にち閲覧えつらん
  22. ^ Sengstack, Jeff (1996ねん5がつ1にち). “Myst for PC Review”. GameSpot. 2013ねん12月7にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2014ねん4がつ27にち閲覧えつらん
  23. ^ Dulin, Ron (1996ねん12月1にち). “Myst Review”. GameSpot. 2018ねん2がつ10日とおか閲覧えつらん
  24. ^ “Missed”. Next Generation (Imagine Media) (6): 101. (June 1995). 
  25. ^ “Myst”. Next Generation (Imagine Media) (25): 58. (January 1997). 
  26. ^ “Myst”. Next Generation (Imagine Media) (8): 69. (August 1995). 
  27. ^ Watts, Martin (2013ねん10がつ6にち). “Myst Review (3DS)”. Nintendo Life. 2018ねん2がつ10日とおか閲覧えつらん
  28. ^ Highfield, Vaughn (2013ねん10がつ15にち). “A Myst Opportunity”. Pocket Gamer. 2018ねん2がつ10日とおか閲覧えつらん
  29. ^ a b 超絶ちょうぜつ 大技おおわざりん 1998, p. 805.
  30. ^ a b 超絶ちょうぜつ 大技おおわざりん 1998, p. 1066.
  31. ^ “Maximum Reviews: Myst”. Maximum: The Video Game Magazine (Emap International Limited) (1): 146. (October 1995). 
  32. ^ “Maximum Reviews: Myst”. Maximum: The Video Game Magazine (Emap International Limited) (4): 150. (1996). 
  33. ^ Myst for Macintosh (1993)” (英語えいご). Moby Games. Blue Flame Labs. 2021ねん6がつ26にち閲覧えつらん
  34. ^ a b Myst for Amiga (1997)” (英語えいご). Moby Games. Blue Flame Labs. 2021ねん6がつ26にち閲覧えつらん
  35. ^ 社長しゃちょうく『ニンテンドー3DS』ソフトメーカークリエーター へん”. 任天堂にんてんどう公式こうしきサイト. 任天堂にんてんどう. 2021ねん6がつ26にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 特別とくべつインタビュー--MYSTをつくった兄弟きょうだい--CYAN」『ASCIIだい18かんだい5ごうアスキー、1994ねん5がつ、293 - 296ぺーじISSN 0386-5428 
  • 超絶ちょうぜつ 大技おおわざりん '98ねんはるばん」『PlayStation Magazine増刊ぞうかん4がつ15にちごう徳間書店とくましょてん/インターメディア・カンパニー、1998ねん4がつ15にち、805, 1066ぺーじASIN B00J16900U 

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]