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NVIDIA RIVA

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

RIVA(リーヴァ)はこめNVIDIAしゃのビデオチップ(グラフィックアクセラレータ)である。 1990年代ねんだい後半こうはんNVIDIA成長せいちょうささえた。

Canopus RIVA TNT
Canopus RIVA TNT2 Ultra

概要がいよう[編集へんしゅう]

1993ねん設立せつりつされたNVIDIAは、3Dアクセラレーション機能きのうをもつNV1開発かいはつした。NV1は曲面きょくめん描画びょうがエンジンを採用さいようし、専用せんようのソフトウェア製品せいひんではたか性能せいのう発揮はっきしたものの、マイクロソフトDirectXにおいて多角たかくがたポリゴン描画びょうが仕様しようとしたため、DirectXへの対応たいおう不完全ふかんぜんなNV1のげはびなかった。

NVIDIAは、Windows CEのカスタマイズばん搭載とうさいされたセガドリームキャスト(1998ねん発売はつばい)にけてNV1をもとにしたNV2設計せっけいしたが、曲面きょくめん描画びょうがエンジンは、DirectXを利用りようしてゲームタイトルを移植いしょくすることがむずかしく、多角たかくがた描画びょうが一般いっぱんてきになりつつあったことから途中とちゅう中止ちゅうしされた。

この反省はんせいからNVIDIAは、多角たかくがた描画びょうが採用さいようしDirectXに対応たいおうDirect3D性能せいのう追求ついきゅうしたビデオチップNV3開発かいはつし、1997ねんRIVA 128として発表はっぴょうした。RIVA 128の描画びょうが品質ひんしつはあまりくなかったが、描画びょうが速度そくど非常ひじょう高速こうそくでありこう解像度かいぞうどのディスプレイもサポートしていた。また、RIVA 128はてい価格かかくでありおおくのOEMメーカーが搭載とうさいボードを販売はんばいした。

1998ねんにNVIDIAは、RIVA 128の後継こうけいとしてDirectX 6に対応たいおうし、マルチテクスチャリング処理しょり可能かのうとなったRIVA TNT開発かいはつコードめいはNV4)を発表はっぴょうした[1]。RIVA TNTは2ほんのピクセルパイプラインをち(製品せいひんめいのTNTはTwiN Texelからとられた)、24ビットのZバッファ採用さいようしており、描画びょうが品質ひんしつ改善かいぜんされている。また1999ねんには、RIVA TNTの後継こうけいとして32ビットのフレームバッファをもつRIVA TNT2開発かいはつコードめいはNV5)を発表はっぴょう[2]のち廉価れんかばんのRIVA TNT2 M64とRIVA TNT2 Vanta(ともに開発かいはつコードめいはNV6)、 チップセットにグラフィックコアを統合とうごうしたALADDiN-TNT2なども販売はんばいされた。

RIVA 128 GPU
RIVA 128ZX GPU
RIVA TNT GPU
RIVA TNT2 Ultra GPU
RIVA TNT2 VANTA GPU

RIVA 128[編集へんしゅう]

製品せいひんめい コアめい (製造せいぞうプロセス) トランジスタすう コアクロック メモリクロック(バスはば) RAMDAC VRAM インターフェイス DirectX
RIVA 128 NV3 (0.35μみゅーm) 350まん 100MHz 100MHz(128bit) 230MHz SGRAM 4MB AGPまたはPCI 5
RIVA 128 ZX NV3 (0.35μみゅーm) 350まん 100MHz 100MHz(128bit) 250MHz SGRAM 8MB AGP2xまたはPCI 5

RIVA TNT[編集へんしゅう]

製品せいひんめい コアめい (製造せいぞうプロセス) トランジスタすう コアクロック メモリクロック(バスはば) RAMDAC VRAM インターフェイス DirectX
RIVA TNT NV4 (0.35μみゅーm/0.25μみゅーm) 700まん 90MHz/125MHz 125MHz(128bit) 250MHz SDRAM 16MB AGP2xまたはPCI 6

RIVA TNT2[編集へんしゅう]

製品せいひんめい コアめい (製造せいぞうプロセス) トランジスタすう コアクロック メモリクロック(バスはば) RAMDAC VRAM インターフェイス DirectX
RIVA TNT2 Ultra NV5 (0.25μみゅーm) 1500まん 150MHz 183MHz(128bit) 300MHz SDRAM 32MB AGP2xまたはPCI 6
RIVA TNT2 Pro NV5 (0.25μみゅーm) 1500まん 143MHz 166MHz(128bit) 300MHz SDRAM 32MB AGP2xまたはPCI 6
RIVA TNT2 NV5 (0.25μみゅーm) 1500まん 125MHz 150MHz(128bit) 300MHz SDRAM 32MB AGP2xまたはPCI 6
RIVA TNT2 M64 NV6 (0.25μみゅーm) 1500まん 125MHz 135MHz(64bit) 300MHz SDRAM 32MB AGP2xまたはPCI 6
RIVA TNT2 Vanta NV6 (0.25μみゅーm) 1500まん 100MHz 110MHz(64bit) 300MHz SDRAM 32MB AGP2xまたはPCI 6
RIVA TNT2 Vanta LT NV6 (0.25μみゅーm) 1500まん 80MHz 100MHz(64bit) 300MHz SDRAM 32MB AGP2xまたはPCI 6

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ べいNVIDIA、RIVA 128シリーズの後継こうけい3Dチップ「RIVA TNT」を発表はっぴょう”. PC Watch (1998ねん3がつ24にち). 2012ねん8がつ30にち閲覧えつらん
  2. ^ べいNVIDIA、3Dチップ「RIVA TNT2」発表はっぴょう”. PC Watch (1999ねん3がつ16にち). 2012ねん8がつ30にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]