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OSVがた

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OSVがた(OSVがた)とは、ぶんつくるときに目的もくてき (Object) - 主語しゅご (Subject) - 動詞どうし (Verb) の語順ごじゅん言語げんごあらわ言語げんご類型るいけいがく用語ようごである。自然しぜん表現ひょうげんにおいて、つぎのようなみっつの構成こうせいもとからなる言語げんご類型るいけいしめす。れい:「オレンジ サム べた」(サムはオレンジをべた)。これらの構成こうせい支配しはいてき語順ごじゅんによって言語げんご分類ぶんるいするときに使用しようされる表記ひょうきほうである。

この語順ごじゅんまれである。この語順ごじゅん使つか言語げんごひとつのれいは、ナドゥブ英語えいごばんである[1]。またシャバンテ英語えいごばんヤママディ英語えいごばんアプリニャ英語えいごばんカヤビ英語えいごばんなどいくつかのほかブラジル言語げんごでもられる[1]サルデーニャでは、イタリアはなさいきわめて頻繁ひんぱんに OSV を使つかう。それはイディッシュでもまれではなく、ドイツでも時々ときどきられた。このふたつの言語げんごにおいては、この語順ごじゅん一般いっぱんてき目的もくてき特徴とくちょう強調きょうちょうするために使用しようされる。この構造こうぞうは、通常つうじょう以下いかれいのように未来みらい時制じせい接続詞せつぞくし but をともなうとき、英語えいごでもあらわれることがある。さらには、日本語にほんごでも時折ときおりられる。

れい : 「はこを わたしが けた」
れい : "To Rome I shall go!", "I hate oranges, so apples I'll eat!"

または、関係かんけいにおいて、関係かんけい代名詞だいめいし直接ちょくせつ目的もくてき、または間接かんせつ目的もくてきである場合ばあい、"What I do is my own business." のようになる。OSV はアメリカ手話しゅわでも使つかわれる。これはマラヤーラムふたつの共通きょうつう語順ごじゅんひとつ(もうひとつは SOVがた)でもある。また日本語にほんごでは SOV の語順ごじゅんいで一般いっぱんてき語順ごじゅんであり、やはり目的もくてき強調きょうちょうするときもちいる。

その風変ふうがわりなひびきのため言語げんご発明はつめいしゃにしばしばえらばれるので、この語順ごじゅんは、テオナートのようないくつかの人工じんこう言語げんごでもあらわれる。スター・ウォーズのキャラクターヨーダは、この語順ごじゅん修正しゅうせいされたかたちはなす。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b Lewis, M. Paul, ed (2009). Ethnologue: Languages of the World (16th ed.). Dallas, Texas: SIL International. https://www.ethnologue.com/  ただし、ApurinãについてはSVOがた、KayabiについてはSOVがたがそれぞれ優勢ゆうせいとする典拠てんきょ存在そんざいする。詳細しょうさい#外部がいぶリンクのWALS Onlineを参照さんしょう

外部がいぶリンク

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