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STAY TUNE

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
「STAY TUNE」
Suchmosシングル
初出しょしゅつアルバム『LOVE&VICE
リリース
規格きかく デジタル・ダウンロード
レーベル SPACE SHOWER MUSIC
作詞さくし YONCE、HSU
作曲さっきょく Suchmos
チャート最高さいこう順位じゅんい
Suchmos シングル 年表ねんぴょう
  • STAY TUNE
  • (2016ねん (2016)
  • MINT
  • (2016ねん (2016)
LOVE&VICE 収録しゅうろくきょく
STAY TUNE
(1)
FACE
(2)
ミュージックビデオ
STAY TUNE (Official Music Video) - YouTube
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STAY TUNE」(ステイ・チューン)は、日本にっぽんロックバンドSuchmos楽曲がっきょくかれらの2まいEPLOVE&VICE」のリードきょくとして、2016ねん1がつ13にちSPACE SHOWER MUSICより発売はつばい配信はいしん)された。Suchmosによって作詞さくし作曲さっきょくされたこのきょくは、はやいテンポのダンスチューンである。歌詞かしでは、都会とかいぱらいにたいする嫌悪けんおかんえがかれている。また、とう楽曲がっきょくは、2016ねん9がつからHondaVEZEL」のコマーシャルソングに使用しようされた[1]。また、スタジオ・アルバムTHE KIDS」にも収録しゅうろくされた。

背景はいけい

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「STAY TUNE」は、Suchmosの2まいのEP「LOVE&VICE」のリードきょくとして発売はつばいされた。YONCEによれば、どうEPでは、ロックブラック・ミュージックあいといった様々さまざまなバリエーションをせているが、「STAY TUNE」にそのはば集約しゅうやくさせたことで、結果けっかてきどうアルバムを総括そうかつするようなきょくになった[2]

元々もともと2015ねん4がつに、J-WAVEの『GOLD RUSH[3]から番組ばんぐみジングルよう依頼いらいされて制作せいさくした30びょうほどのきょくだった。そのメロディーの出来できかったため、番組ばんぐみ承諾しょうだくけたのち[4]本格ほんかくてききょくとして制作せいさくするにいたった[2]楽曲がっきょく制作せいさくは、YONCEがHSUから「金曜きんようよる渋谷しぶやってやばくない?」とはなしられたことをきっかけにはじまった。金曜日きんようびよる都内とないから神奈川かながわいえかえ終電しゅうでんなかで、大勢おおぜいぱらいとわせる。元々もともとバンドメンバー全員ぜんいんかいきではなく、れた仲間なかまたちとまったりむのをこのんでいるため泥酔でいすいして電車でんしゃおくれたり、嘔吐おうとしているひとたちをこころよおもっていなかった。っぱらってかえれなくなった人々ひとびとながめていて、「ようはあれってゾンビなんだよね」というはなしにたどりき、それをテーマにYONCEとHSUが歌詞かしいた。2人ふたり最初さいしょからテーマをめて作詞さくしするのは今回こんかいはじめてだった。歌詞かしには都会とかいぱらいへの敵視てきし、「そんなことやってるやつらとなんかわないんですけど」といううんざりかん神奈川かながわけん茅ヶ崎ちがさき出身しゅっしんのYONCEの都会とかいへの皮肉ひにくめられている[2][5][6]。タイトルはラジオ用語ようごの「チャンネルはそのままで」の意味いみで、「Suchmosというバンドにこれからも注目ちゅうもくつづけてしい」という意図いとめられている[7]

楽曲がっきょくもととなったジングルには、番組ばんぐみがわからNGをされてぞうとなったバージョンが存在そんざいする[8]。おぞうりとなった理由りゆうは、歌詞かしなかはいっている番組ばんぐみめいが「GOLDEN RUSH」と間違まちがっていたためである[4]。そのおぞうりとなった音源おんげんはYONCEがゲスト出演しゅつえんした2017ねん2がつ24にち放送ほうそうの『GOLD RUSH』ない公開こうかいされた[8][4]

このきょく時間じかんをかけてヒットをしたことについてYONCEは、きょく自信じしんっていたが、おどろいたとかたっている。また、HSUはこのきょく様々さまざま工夫くふうほどこしたきょくだったが、サビまえ歌詞かしなどが注目ちゅうもくされたことは意外いがいだったと告白こくはくしている。なお、歌詞かしちゅうてくる「M」についてマゾヒズムマクドナルドかという憶測おくそくがなされていたが、作詞さくししゃのHSUは、「そのどちらでもない」とかたっている[9]

チャート成績せいせき

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2016ねん2がつ8にちけのBillboard Japan Hot 100はつ登場とうじょう18同年どうねん9がつからコマーシャルソングとして起用きようされたことをきっかけにインターネットじょう話題わだいになり、セールスすう動画どうが再生さいせいすうでポイントをばし、2016ねん12月19にちけで19記録きろくし、ふたたびトップ20にかえいた[10][11]。2まいのスタジオ・アルバム「THE KIDS」の宣伝せんでん活動かつどうでのメディア露出ろしゅつ増大ぞうだい影響えいきょうでダウンロード、ストリーミング、Twitterのポイントをばし、2017ねん1がつ16にちけのチャートで10記録きろく[12]

批評ひひょう反応はんのう

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音楽おんがくプロデューサーいしわたりじゅんは、音楽おんがくバラエティ番組ばんぐみせきジャム 完全かんぜんもえSHOW』でおこなわれた企画きかく「2016ねん名曲めいきょくベスト10」の4に、このきょく選出せんしゅつした。いしわたりは、「アーバンでオシャレな楽曲がっきょくでこのブレイクはお洒落しゃれへのあこがれが音楽おんがくにもおよんだ」とコメントした[13]

ミュージック・ビデオ

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2016ねん1がつ7にち公開こうかい過去かこのSuchmosの「YMM」「GIRL feat.りょぬの」のミュージック・ビデオを手掛てがけたKento Yamadaが監督かんとくつとめた。ミュージック・ビデオの冒頭ぼうとう1、2分間ふんかん場面ばめんは、J-WAVE入居にゅうきょする六本木ろっぽんぎヒルズもりタワーの33かい撮影さつえいされた。HSUによるとミュージック・ビデオのイメージがさきにあり、J-WAVEがかんだ。YONCEによれば、そこでの撮影さつえい準備じゅんびに2あいだ撮影さつえいに1時間じかんかかった[7]。カラフルな照明しょうめいは、画像がぞう処理しょりではなく、フロアちゅうなんひゃくという蛍光けいこうとうひとつずつフィルムをけたものである。演奏えんそうシーンはバラエティ番組ばんぐみタモリ倶楽部くらぶ』で使用しようされたこともあるスタジオで撮影さつえいされ、「ドアノブのある宇宙うちゅう空間くうかん」がテーマ。音楽おんがく雑誌ざっしミュージック・マガジン』の二木ふたきしんは、このシーンはジャミロクワイの「ヴァーチャル・インサニティ」のオマージュだと指摘してきしている[3]みなとのシーンは、12月のよる大黒だいこくとう撮影さつえいされた[5]

受容じゅよう

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SNSじょうでは、「STAY TUNE」の歌詞かし「〜もうGood Night」を使つかった投稿とうこうられた。わないひとぶつ、ダサいとおも現象げんしょうなどにたいして侮蔑ぶべつげるべく「もうGood Night」をけてディスるというネタのようなものである[14]

チャート

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アーティスト 収録しゅうろく作品さくひん初出しょしゅつのみ) 発売はつばい 規格きかく 品番ひんばん 備考びこう
Tokimeki Records STAY TUNE (feat. ひかり)[18] 2021ねん12月1にち (2021-12-01) デジタルダウンロード
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STAY TUNE / Midnight Pretenders (45s Edit) 2022ねん7がつ6にち (2022-07-06) 7"シングルレコード KMKN104 限定げんていばん

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ Suchmos「STAY TUNE」が Honda「VEZEL」しんCMきょく決定けってい”. SPACE SHOWER MUSIC (2016ねん9がつ9にち). 2016ねん11月7にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c Suchmos(インタビュアー:加藤かとう直子なおこ)「Suchmos、これまでのバンドのモードを総括そうかつしつつあたらしい自身じしんのサウンドも提示ていじした会心かいしんしんEP『LOVE&VICE』をかた」『MiKiKi』http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/98692017ねん1がつ14にち閲覧えつらん 
  3. ^ a b 二木ふたきしん「「すごい若者わかものたち」Suchmosの音楽おんがくてき魅力みりょく」『ミュージック・マガジンだい49かんだい2ごうミュージック・マガジン、2017ねん2がつ、40,43。 
  4. ^ a b c 渡部わたなべけん興奮こうふん!サチモス「STAY TUNE」誕生たんじょう秘話ひわ. J-WAVE NEWS. (2017ねん2がつ27にち). https://news.j-wave.co.jp/2017/02/stay-tune.html 
  5. ^ a b Suchmos(インタビュアー:加藤かとうぼたる)「POWER PUSH!」『SPACE SHOWER TV』http://www.spaceshowertv.com/powerpush/pp1/1601_suchmos.html2018ねん4がつ29にち閲覧えつらん 
  6. ^ YONCE(インタビュアー:猪又いのまたたかし(DO THE MONKEY))「2nd E.P.「LOVE&VICE」Interview」『musicshelf』。オリジナルの2017ねん1がつ16にち時点じてんにおけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20170116205325/http://musicshelf.jp/pickup/id18993/2/ 
  7. ^ a b “GUEST ROOM”. J-WAVE TOKIO HOT 100. (2016ねん2がつ7にち). http://www.j-wave.co.jp/original/tokiohot100/guest_past/past_20160207.htm 
  8. ^ a b “「STAY TUNE」はボツきょくだった!? Suchmos、明日あした24にちのJ-WAVE「GOLD RUSH」にて“秘蔵ひぞう音源おんげん解禁かいきん. M-ON!MUSIC. (2017ねん2がつ23にち). http://www.m-on-music.jp/0000188761/ 
  9. ^ 渡辺わたなべ裕也ゆうや「Suchmosロング・インタビュー」『ミュージック・マガジンだい49かんだい2ごうミュージック・マガジン、2017ねん2がつ、31ぺーじ 
  10. ^ “【Chart insight of insight】今年ことしはまだまだロングヒット・チューンがまれる? Suchmosとけやきざか46のうごきに注目ちゅうもく. Billboard Japan. (2016ねん12月24にち). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/45747/2 
  11. ^ “Billboard Japan Hot 100”. Billboard Japan. (2016ねん12月19にち). https://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=hot100&year=2016&month=12&day=19 
  12. ^ “【ビルボード】星野ほしのはじめこい」、まいさいぐみ仮面かめん女子じょしおさえ5しゅう連続れんぞくでJAPAN HOT100総合そうごう首位しゅい獲得かくとく. Billboard Japan. (2017ねん1がつ11にち). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/46226/2 
  13. ^ せきジャム 完全かんぜんもえSHOW れっ音楽おんがくPがえらぶ2016ねんのベスト10”. gooテレビ番組ばんぐみ. (2017ねん1がつ8にち). http://tvtopic.goo.ne.jp/kansai/program/abc/56318/559294/ 
  14. ^ だいヒットちゅうのSuchmosがうつすシティ・ポップの健全けんぜん進化しんか日本にっぽん音楽おんがくシーンへの希望きぼう. otoCoTo. (2017ねん2がつ27にち). https://otocoto.jp/news/suchmos/2/ 
  15. ^ “Billboard Japan Hot 100”. Billboard Japan. (2017ねん1がつ16にち). https://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=hot100&year=2017&month=01&day=16 
  16. ^ “Billboard Japan Radio songs”. Billboard Japan. (2016ねん1がつ18にち). https://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=radio_songs&year=2016&month=01&day=18 
  17. ^ “Billboard Japan Radio songs”. Billboard Japan. (2017ねん). https://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=top_airplay_year&year=2016 
  18. ^ Tokimeki RecordsがSuchmos「STAY TUNE」をカバー”. ナタリー. 株式会社かぶしきがいしゃナターシャ (2021ねん12月1にち). 2023ねん11月23にち閲覧えつらん