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YMCA (きょく)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
「Y.M.C.A.」
ヴィレッジ・ピープルシングル
リリース
ジャンル ディスコ
レーベル カサブランカ・レコードアメリカ合衆国の旗
ビクター音楽おんがく産業さんぎょう日本の旗
作詞さくし作曲さっきょく ジャック・モラリアンリ・ベロロヴィクター・ウィリス
プロデュース ジャック・モラリ
チャート最高さいこう順位じゅんい
ヴィレッジ・ピープル シングル 年表ねんぴょう
マッチョ・マン
1978ねん
Y.M.C.A.
(1978ねん
イン・ザ・ネイビー
(1979ねん
ミュージックビデオ
「YMCA」 - YouTube
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Y.M.C.A.」とは、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくディスコグループであるヴィレッジ・ピープル(Village People)が1978ねんカサブランカ・レコードからリリースしたディスコソングのシングル作曲さっきょくジャック・モラリ作詞さくしアンリ・ベロロヴィクター・ウィリス

解説かいせつ

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Y.M.C.A.」(Young Men's Christian Association)とは、キリスト教きりすときょう青年せいねんかいによる若者わかものおも男性だんせい)のための宿泊しゅくはく施設しせつのことをす。しかし、ここにはユースホステルのようなドミトリー相部屋あいべや)の部屋へやもあったため「ゲイの巣窟そうくつ」とされ、「Y.M.C.A.」はゲイを[よう出典しゅってん]スラングとしてももちいられた。ヴィレッジ・ピープルは、もともとゲイコンセプトにメンバーがあつめられた。こういう経緯けいいもあってか歌詞かし表向おもてむきはなやめる青少年せいしょうねん仲間なかま出会であ自分じぶんえるとしてのYMCAの魅力みりょくき、一方いっぽうでダブルミーニングてきにゲイをイメージすることも可能かのう内容ないようとなっている。

屋外おくがいライブでヴィレッジ・ピープルのメンバーとともに振付ふりつけおこな観客かんきゃく

しかし70年代ねんだいにおいてゲイをコンセプトとしたきょくながらたか人気にんき獲得かくとくし、ビルボード(Billboard)では、1979ねん2がつ3にち週間しゅうかんランキング最高さいこうだい2獲得かくとく。ビルボード1979ねん年間ねんかんランキングはだい2ぜん世界せかいでのシングル売上うりあげは1000まんまいえただいヒットきょくで、ビルボード集計しゅうけいでは、ヴィレッジ・ピープル最大さいだいのヒットきょくである。

日本にっぽんでもオリコン洋楽ようがくチャートで1979ねん1がつ22にちづけから10しゅう連続れんぞく1獲得かくとく[1]公称こうしょう50まんまいオリコンでは30まんまいのセールスを記録きろくしたうえに、1979ねん2がつ21にち西城さいじょう秀樹ひできカヴァーきょくYOUNG MAN (Y.M.C.A.)』を発売はつばいし、公称こうしょう140まんまい、オリコンでは80まんまいすセールスを記録きろくした。また、同年どうねん4がつ5にち放送ほうそうの「ザ・ベストテン」では、どうきょくが9999てんをマークしてだい1獲得かくとくしている。

振付ふりつけ

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「Y」「M」「C」「A」を全身ぜんしん表現ひょうげんしたときの

元々もともと発売はつばいにはかくとなるけは存在そんざいせず、ヴィレッジ・ピープルは来日らいにちに『よるのヒットスタジオとう出演しゅつえんしたさいには、一般いっぱんてきなディスコ・ダンスふうけでうたっていた。

現在げんざいいたるまで様々さまざま場所ばしょ使用しようされている両手りょうてで「Y」、「M」、「C」、「A」の4文字もじ表現ひょうげんする振付ふりつけについて、アメリカのテレビ司会しかいしゃであるディック・クラーク自身じしん司会しかい担当たんとうする音楽おんがく番組ばんぐみアメリカン・バンドスタンド」ではじめておこなわれたとかたっている。ヴィレッジ・ピープルがゲストだった1979ねん1がつ6にちどう番組ばんぐみにおいて、演奏えんそうちゅう観客かんきゃく一部いちぶおこなっているのがみられ、またリードボーカルのヴィクター・ウィリスもそのけを練習れんしゅうしていた[2]。このけは西城さいじょう秀樹ひできのものとちがい、「M」はあたまうえではなくむねまえつくっている。

現在げんざいではライブでヴィレッジピープルのメンバーが観客かんきゃくたいして振付ふりつけのレクチャーをおこなうことが恒例こうれいになっており、実際じっさいほとんどの観客かんきゃくがこの振付ふりつけおこなう。なお、ヴィレッジ・ピープルのメンバー自体じたい歌唱かしょうちゅうにこの振付ふりつけおこなうことはまれで、例外れいがいてき2008ねんニューヨークきゅうヤンキー・スタジアムおこなわれたMLBオールスターゲームでヴィレッジ・ピープルがゲストでまねかれたときには、このとしかぎりでこわされるきゅうヤンキー・スタジアムにてながらくYMCAのパフォーマンスがしたしまれたことから、メンバーもきでうたっている。

日本にっぽんでのカヴァー

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  • 1979ねん西城さいじょう秀樹ひできが「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」を発売はつばい
  • 1979ねんゴールデンハーフ・スペシャル英語えいごでカバー。シングル「ギラ!」のBめん収録しゅうろく
  • 1993ねんにはさくらさくらが「Stop! Stop! Aids!!」のタイトルでカバー(チャリティ企画きかくシングル)。歌詞かし最初さいしょの1ぎょうだけ西城さいじょうおなじで、以降いこう完全かんぜんにオリジナル。「A」「I」「D」「S」でいのに「Stop!」がはいる。
  • 2002ねんには直訳ちょくやくロックで有名ゆうめいになった王様おうさまが『村人むらびと伝説でんせつ』とだいしたミニアルバムをリリースし、曲名きょくめいを「キリストきょう青年せいねんかい」とやくしてうたった。なお、どうCDにはヴィレッジ・ピープルのほかのヒットきょく"Macho Man"が「ムキムキさん」、"Go West"が「上京じょうきょう」とやくされ収録しゅうろくされている。
  • 2006ねんにはレイザーラモンHGが、西城さいじょう同名どうめいタイトルの「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」としてカバーした。歌詞かしはHG本人ほんにんによるもので、訳詞やくしというよりもうたちかいものがある。
  • 山崎やまざきひろしアンタッチャブル)が、『リチャードホール』(フジテレビ)でコントのキャラクター・下衆げすヤバおっととしてうたっている。ほとんどすべうただった。西城さいじょう同名どうめいタイトルの「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」でカバーした。
  • 2016ねん発売はつばいされたBOYS AND MENのアルバム『威風いふう堂々どうどう〜B.M.C.A.〜』に、歌詞かしがリアレンジされた「ヤングマン〜B.M.C.A.〜」が収録しゅうろくされている。
  • 西城さいじょうおな歌詞かしでカバーした歌手かしゅについては、YOUNG MAN (Y.M.C.A.)#カバー参照さんしょう

このきょく使用しようされるもの

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ヤンキースタジアムでYMCAをおどるグラウンドキーパー

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ コンピレーション・アルバム『ナンバーワン70s ORICON ヒッツ』のうらジャケットナンバーワン 70s 80s 90s オリコン・ヒッツ参照さんしょう
  2. ^ bronson494 (2015-08-02), Village People Live On American Bandstand VH1 Flashback Live, https://www.youtube.com/watch?v=h20PfXB0lDo&feature=youtu.be 2018ねん9がつ17にち閲覧えつらん 
  3. ^ Blistein, Jon (2020ねん6がつ8にち). “Village People Singer Victor Willis Tells Trump to Stop Using Their Music at Rallies” (英語えいご). Rolling Stone. 2024ねん7がつ25にち閲覧えつらん
  4. ^ 3ねんぶり祭典さいてん 心待こころまち 大会たいかいささえるボランティアたち[だい36かいNAHAマラソン]”. 沖縄おきなわタイムスプラス (2022ねん11月29にち). 2023ねん1がつ13にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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