苦く

出典しゅってん: フリー多た機能きのう辞典じてん『ウィクショナリー日本語にほんご版ばん（Wiktionary）』
ナビゲーションに移動いどう 検索けんさくに移動いどう

漢字かんじ

[編集へんしゅう]

苦く

字源じげん

[編集へんしゅう]
小篆しょうてん

流伝りゅうでんの古こ文字もじ
《説せつ文ぶん》
（漢かん） 		《六書りくしょ通どおり》
（明あきら）

意義いぎ

[編集へんしゅう]
フリー百科ひゃっか事典じてんウィキペディアに 「苦く」の記事きじがあります。
  1. にがい。
    1. にがな。多年生たねんせいのキク科か植物しょくぶつ。苦く菜さい。
    2. にがみ。にがい味あじ。
    3. にがにがしい。不快ふかいな。例れい：日本語にほんごの、苦笑くしょう、苦情くじょう。
  2. くるしい。
    1. くるしみ。くるしいこと。くるしむこと。
    2. くるしむ。くるしめる。
  3. 〔仏教ぶっきょう用語ようご〕サンスクリット duḥkha、パーリ語ご dukkha の意訳いやく。一般いっぱん的てきには 2.1の意いとする。例れい：三さん苦く。苦く空そら（仏教ぶっきょうのこと。詩語しご）。
  4. きびしい。はげしい。ひどい。はなはだ。例れい：苦寒くかん。苦熱くねつ。
  5. あらい（粗ほぼ）。
  6. 月光げっこうがさえる。

語源ごげん

[編集へんしゅう]
  • シナ・チベット祖語そご *√ka （にがい）
    • チベット語ご ཁ་བ་、ビルマ語ご ခါး 、彝つね語ご ꈌ、西にし夏なつ語ご 𗎖 khie¹、スゴー語ご ခၣ်、ジンポー語ご hká 等ひとし、多おおくの姉妹しまい言語げんごに「苦にがい」を意味いみする同根どうこん語ごが存在そんざいする。[語源ごげん 1]
  • 意義いぎ3の語源ごげん：サンスクリット दुःख (duḥkha ドウクハ), パーリ語ご dukkha (ドゥッカ)。
  1. ↑ James Matisoff, Handbook of Proto-Tibeto-Burman University of California Press, 2003, p. 20, 24, 162, 164, 167, 170, 172, 176, 451。
    Axel Schuessler, ABC Etymological Dictionary of old chinese, University of Hawaii Press, 2006, p. 337。
    Jacques, Guillaume. Esquisse de phonologie et de morphologie historique du Tangoute, Brill, 2014, p. 107。

日本語にほんご

[編集へんしゅう]

発音はつおん(?)

[編集へんしゅう]

名詞めいし

[編集へんしゅう]
  1. （ク）苦くるしいこと、辛つらいこと

熟語じゅくご

[編集へんしゅう]

成句せいく

[編集へんしゅう]

中国ちゅうごく語ご

[編集へんしゅう]

苦く *

形容詞けいようし

[編集へんしゅう]
  1. 苦く（くる）しい。
  2. 苦く（にが）い。

動詞どうし

[編集へんしゅう]
  1. 苦く（くる）しめる。
  2. 苦労くろうさせる。

副詞ふくし

[編集へんしゅう]
  1. 懸命けんめいに。

熟語じゅくご

[編集へんしゅう]

朝鮮ちょうせん語ご

[編集へんしゅう]

苦く *

名詞めいし

[編集へんしゅう]
  1. 苦くるしみ

熟語じゅくご

[編集へんしゅう]

ベトナム語ご

[編集へんしゅう]

苦く *

形容詞けいようし

[編集へんしゅう]
  1. 苦くるしい

コード等とう

[編集へんしゅう]

点字てんじ

[編集へんしゅう]

「https://ja.wiktionary.org/w/index.php?title=苦く&oldid=1857096」から取得しゅとく