ベッド＆メイキングス新作しんさく稽古けいこ中ちゅう、福原ふくはら充たかし則そく「ストレートで直球ちょっきゅうな作品さくひんに」

3月15日にちに開幕かいまくするベッド＆メイキングス「こそぎ落おとしの明あけ暮くれ」の稽古けいこの様子ようすと、作さく・演出えんしゅつを手てがける福原ふくはら充たかし則のりのコメントが届とどいた。

「こそぎ落おとしの明あけ暮くれ」は、第だい62回かい岸田きしだ國士くにお戯曲ぎきょく賞しょうを受賞じゅしょうした2017年ねんの「あたらしいエクスプロージョン」ぶりに、福原ふくはら充たかし則そくが書かき下おろす長編ちょうへん新作しんさく。登場とうじょう人物じんぶつが互たがいの善意ぜんいをすり減へらし右往左往うおうさおうする様ようが、“笑わらい”を交まじえて描えがかれる。

上演じょうえんに向むけて福原ふくはらは「ベッド＆メイキングスでは約やく6年ねんぶりの完全かんぜんオリジナル作品さくひんになりますので是非ぜひ観みていただきたいです」とコメント。また作品さくひんについて「年としをとって、40代だい『不惑ふわく』と呼よばれる年齢ねんれいになってもいまだ迷まよう人生じんせいの中なかで、『何なにを支ささえに生いきていくか』みたいなことを大袈裟おおげさではなくでもしっかり語かたりたいなと思おもってつくった作品さくひんです。それを『何なにを支ささえにいきるのか』と言いわずにどうやって語かたるのかを考かんがえたら、ちょっと恥はずかしいくらいストレートで直球ちょっきゅうな作品さくひんになりました。わかりやすい、『愛あいの物語ものがたり』だと思おもいます」と語かたっている。

公演こうえんは3月がつ15日にちから27日にちまで東京とうきょう・東京とうきょう芸術げいじゅつ劇場げきじょう シアターイースト、4月がつ6日にちに長野ながの・まつもと市民しみん芸術げいじゅつ館かん 小しょうホール、4月がつ10日とおか三重みえ県けん 四日市よっかいち地域ちいき総合そうごう会館かいかん あさけプラザ ホール、4月がつ13・14日にちに福岡ふくおか・北九州きたきゅうしゅう芸術げいじゅつ劇場げきじょう 小しょう劇場げきじょうにて。

なおアフタートークの登壇とうだん者しゃと各回かくかいのテーマが決定けってい。16日にち13:00開演かいえん回かいは出演しゅつえん者しゃの安藤あんどう聖きよしと町田まちだマリーが登壇とうだんする「あの頃ころ、私わたし達たちは女子高じょしこう生せいだった！会かい」、16日にち18:00開演かいえん回かいは出演しゅつえん者しゃの石橋いしばし静しず河かわ、吉本よしもと菜穂子なほこ、葉は丸まるあすかによる「先輩せんぱい女優じょゆうから若手わかて女優じょゆうへ『同おなじ轍わだちを踏ふむな！』会かい」、20日はつか19:00開演かいえん回かいは「あたらしいエクスプロージョン」出演しゅつえん者しゃの八嶋やしま智さとし人じんをゲストに迎むかえた「『あの賞しょうは一体いったい誰だれのおかげで取とれたのか？』をいまさら検証けんしょうする会かい」第だい1弾だん、21日にち14:00開演かいえん回かいは川島かわじま海かい荷にと大鶴おおつる佐助さすけをゲストに迎むかえたその第だい2弾だん、22日にち14:00開演かいえん回かいは出演しゅつえん者しゃの野口のぐちかおる、島田しまだ桃もも依よ、佐久間さくま麻あさ由ゆかりによる「それぞれ全まったく毛色けいろの違ちがう演技えんぎの組くみ立たて方かたをする女優じょゆう陣じんによる、けっこう真面目まじめに演技えんぎについて語かたる会かい」、22日にち19:00開演かいえん回かいは木野きの花はなと桑原くわばら裕子ゆうこを迎むかえた「福原ふくはら憧あこがれの五大ごだい女傑じょけつの中なかからお二人ふたりを招まねいて告白こくはくする、少すこし遅おそめのホワイトデー会かい」となっている。各回かくかいとも富岡とみおか晃一郎こういちろうと福原ふくはらが司会しかいを務つとめる。

福原ふくはら充たかし則のりコメント

ベッド＆メイキングスでは6回かいの本ほん公演こうえんと1回かいの番外ばんがい公演こうえんの計けい7本ほん公演こうえんをやりましたが、旗揚はたあげはENBUゼミナールの卒業そつぎょう公演こうえんで書かいた『墓場はかば、女子高じょしこう生せい』、あとは原作げんさくものだったり、「双そう数すう姉妹しまい」の脚本きゃくほんをお借かりしたり、原作げんさくはないけど史実しじつに基もとづいた話はなし、みたいなことをやってきましたので、実じつは完全かんぜんなオリジナルは第だい2回かい公演こうえんの『未遂みすいの犯罪はんざい王おう』に続つづき2本ほん目めです。約やく6年ねんぶりの完全かんぜんオリジナル作品さくひんになりますので是非ぜひ観みていただきたいです。

昨年さくねんありがたくも岸田きしだ國士くにお戯曲ぎきょく賞しょうをいただきましたが、元もとから戯曲ぎきょくだけで成立せいりつするものを書かいてるつもりは全然ぜんぜんなく、役者やくしゃさんとスタッフさんが面白おもしろくしてくれて稽古けいこ場じょうで完成かんせいするものだと思おもっているので、そういう意味いみでは昔むかしと特とくに変かわらずやっています。
今回こんかいはB＆M常連じょうれん組ぐみを沢山たくさんお呼よびして、その方々かたがたが初はつ参加さんかの人ひとを引ひっ張ぱってくれていることもあり、作品さくひんの立たち上あげが早はやくなったように感かんじます。それもあってより劇団げきだん感かんが強つよまっていますね。今いままでは劇団げきだんといいつつも毎回まいかい出演しゅつえん者しゃが変かわっていたので、いよいよ「劇団げきだん」としてスタートを切きった感かんじがあります。

年としをとって、40代だい「不惑ふわく」と呼よばれる年齢ねんれいになってもいまだ迷まよう人生じんせいの中なかで、「何なにを支ささえに生いきていくか」みたいなことを大袈裟おおげさではなくでもしっかり語かたりたいなと思おもってつくった作品さくひんです。それを「何なにを支ささえにいきるのか」と言いわずにどうやって語かたるのかを考かんがえたら、ちょっと恥はずかしいくらいストレートで直球ちょっきゅうな作品さくひんになりました。わかりやすい、「愛あいの物語ものがたり」だと思おもいます。
僕ぼくの演劇えんげき歴れきの中なかではかつてないほど順調じゅんちょうに稽古けいこを重かさねて、ここから初日しょにちにむけて更さらに上あげていきます。普段ふだん「期待きたいしてください」と言いい切きる人間にんげんではないのですが、今回こんかいは是非ぜひ楽たのしみにしていただければと思おもいます。