美味しんぼ名刺でPR…和歌山県職員用、漫画で紹介機に
名刺の裏に印刷された「美味しんぼ」シリーズの挿絵と「レッド・リン」のイラスト(右上)
雁屋哲さんの漫画「美味しんぼ」の挿絵入りの県職員の名刺がお目見えした。先月、シリーズの「和歌山編」が単行本として発売されたのを機に、発行元の小学館に使用を申し入れた。
最新巻「『美味しんぼ』103巻―日本全県味巡り 和歌山編」は、主人公が勤める新聞社とライバル社が、和歌山を題材にした料理の企画で対決するストーリー。御坊市のサバの早ずし、新宮市のサンマの本なれずしなど、県内の様々な食材や料理が紹介される。
作中の場面を4種類、名刺の裏に印刷した。農林水産部の職員らが、販売促進などに活用する。
また、みなべ町の梅干し製造会社を舞台にした「レッド・リン―紅い梅と蒼い梅―」の名刺も作成。少女漫画誌「BE・LOVE」(講談社)に8月から連載中で、和歌山市出身の作者中村真理子さんを県職員が案内した縁で、挿絵を描き下ろしてもらった。
県は「県外の業者などと商談する際の話題作りに」と期待している。
(2009年11月7日 読売新聞)