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　太陽たいよう表面ひょうめんで大だい規模きぼな爆発ばくはつ現象げんしょう「太陽たいようフレア」が発生はっせいしたのを受うけ、北海道ほっかいどうでも空そらが赤あかく染そまるなど、世界せかい各地かくちでオーロラが観測かんそくされた。情報じょうほう通信つうしん研究けんきゅう機構きこう（NICT）によると、地球ちきゅうの磁気じきが乱みだれる「磁気嵐じきあらし」が発生はっせいしており、数日すうじつ続つづく見込みこみという。

　米べい航空こうくう宇宙うちゅう局きょく（NASA）などの観測かんそくでは、最大さいだい規模きぼとなる「Xクラス」のフレアが8～10日にちに計けい6回かい発生はっせいした。これに伴ともなって高こうエネルギーの粒子りゅうしが放出ほうしゅつされ、地球ちきゅうの磁場じばを激はげしくかき乱みだす磁気嵐じきあらしが起おきた。オーロラも発達はったつし、普段ふだんは見みられない低てい緯度いどでも見みられたという。

　NICTによると、短期間たんきかんにこれほどのフレアが発生はっせいするのは18年ねん以上いじょうぶりという。北海道ほっかいどう雄武おうむ町まちでは11日にち午後ごご8時じごろ、北きた北東ほくとうの空そらがうっすらと赤黒あかぐろく光ひかっているのが肉眼にくがんでも確認かくにんできた。

　オーロラが日本にっぽんで見みられたという記録きろくは古ふるくからあり、日本書紀にほんしょきは620年ねんに「天てんに赤あか気き（せっき）有あり。長ながさ一いち丈余じょうよなり。形かたち雉（きじ）尾おに似にれり」とある。藤原ふじわら定家さだいえも日記にっき「明月めいげつ記き」に「赤あか気き」があったと記しるした。

　オーロラは緑色みどりいろのイメージが…