サッカー2024.06.21 06:00

保坂ほさか果はて那な

◆西野にしの奨すすむ太ふとし（にしの・しょうた）2004年ねん（平成へいせい16年ねん）5月がつ28日にち、札幌さっぽろ市し生うまれ。札幌さっぽろU－12、15、18に所属しょぞくし、高校こうこう2年生ねんせいだった2021年ねんにクラブ初はつの飛とび級きゅうでトップチーム昇格しょうかく。同年どうねん11月がつ27日にち柏かしわ戦せんでJ1デビュー。J1通算つうさん4試合しあい、ルヴァン杯はい9試合しあい出場しゅつじょう。2021年ねんU－17日本にっぽん代表だいひょう、2022年ねんU－18、19日本にっぽん代表だいひょう候補こうほ選出せんしゅつ。利きき足あしは右みぎ。背番号せばんごう47。家族かぞくは母ははと兄あに2人にん、妹いもうと。181センチ、79キロ。

京都きょうと戦せんでプレーする西野にしの（2024年ねん6月がつ15日にち撮影さつえい）

「やっとつかんだ」

西野にしのが京都きょうと戦せんでJ1リーグ戦せんで初はじめてスタメンに名なを連つらねた。3バック右みぎとして前半ぜんはん45分間ふんかんプレーした。ルヴァン杯はいやカップ戦せんでは経験けいけんはあった。ペトロビッチ監督かんとく（66）が「現状げんじょうの中なかでベストなチーム」と表現ひょうげんした9日にちルヴァン杯はいプレーオフ（PO）ラウンド第だい2戦せんアウェー・カターレ富山とやま戦せんでも主力しゅりょく組ぐみに混まざって起用きようされており、準備じゅんびはできていた。だがリーグ戦せんは、ひと味あじ違ちがった。踏ふみ出だした一いち歩ほに感慨かんがいを深ふかめるも、浸ひたっている余裕よゆうはない。

「やっとつかんだ。やっと来きたなっていう気持きもちだった。もっと早はやく出でられたら良よかったけど、今いままでいろんな経験けいけんができた。二十歳はたちはちょっと遅おそいかもしれないけど、ここからでも全然ぜんぜん遅おそくないと思おもう。自分じぶんとしてはこの経験けいけんをいい方向ほうこうにやっていけばいいかなと思おもう。絶対ぜったいに負まけられない一いち戦せんというサポーターの熱量ねつりょうもすごい感かんじた。でも、ああいう中なかでサッカーができるって本当ほんとうはすごい幸しあわせなことだなって感かんじながらプレーした。ピリピリした緊張きんちょう感かんの中なかで、もっとボールを受うけたり、ボールを受うけて（チャンスを）作つくったりとかができたら良よかった。守備しゅびのところでも最後さいごの一いち歩ほのところだったりというのは、出でていないシーンがあったので、反省はんせい点てんはすごい多おおいけど、全然ぜんぜんやれる自信じしんはある。そこだけはしっかり持もって、これからもいきたい」

プロ4年ねん目めにかける思おもい

2021年ねん11月27日にちホーム最終さいしゅう戦せん柏かしわレイソル戦せんの後半こうはん追加ついかタイム1分ふんに投入とうにゅうされ、J1デビューを果はたした。17歳さい183日にち。それまでクラブのリーグ戦せん最年少さいねんしょう出場しゅつじょう記録きろくはMF荒野あらの拓馬たくま（31）の17歳さい187日にちだったが、4日にち更新こうしんした。ペトロビッチ監督かんとくは試合しあい前まえに荒野あらのに「今日きょう西野にしのを使つかっていい？　お前まえ記録きろくを持もっているんだろ？」と確認かくにんし、西野にしの起用きようを考かんがえていたという。同年どうねん10月がつ1日にちにトップチームに昇格しょうかくしていた。高校こうこう2年生ねんせいでのプロ契約けいやくはクラブ初はつだった。希望きぼうに満みちたスタートだったが、当時とうじをこう振ふり返かえる。

「今こん考かんがえたら結構けっこうしんどかったんじゃないかなと思おもう。今いままではユースとかで試合しあいに出でられていたけど、急きゅうに出でられなくなって、メンバー外がいっていう悔くやしさを味あじわって辛からかった。初はじめての経験けいけんだったので。でもそういう経験けいけんが今いまにつながっていると思おもう。今いま思おもえばプラスかな」

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