陸上
セイコーと陸上との深い結びつきは、1964年の東京オリンピックから始まったといっても過言ではありません。組織委員会が掲げた「科学のオリンピック」というテーマに沿って、それまでは試験的に導入されていた電子計時を総合的に導入するため、セイコーは東京オリンピックに合わせて陸上用も含めて1278個もの計時機材をゼロから開発。その結果、「着順・計時に関してのクレームが発生しなかった初めてのオリンピック」と言われる精度の高い計測を行いました。
セイコーがサポートする陸上選手
ワールドアスレティックスとのパートナーシップ契約
セイコーはワールドアスレティックス(World Athletics=旧IAAF)と1985年からパートナーシップ契約を結び、現在に至るまで、190を超えるワールドアスレティックス主催大会を計時しました。世界最高峰の陸上競技大会である世界陸上競技選手権は、1987年の第2回ローマ大会以降18大会連続で公式計時を担当しています。ワールドアスレティックスとの緊密な連携のもと、数々の国際競技大会で感動の瞬間を刻み、30年以上の長きに亘って、ワールドアスレティックスや選手、観客の信頼に応えてきました。
世界のトップアスリートが集う冠大会 セイコーゴールデングランプリ
セイコーの名が大会名に入るこの陸上大会は、ワールドアスレティックスが主催するコンチネンタルツアーのゴールド認定大会の1つとして開催され、世界有数の選手が参加します。また、世界陸上競技選手権・夏季オリンピックなどの国際大会の日本代表選手選考大会にも指定されています。セイコーはこの前身であるスーパー陸上の頃から冠スポンサーとして、またオフィシャルタイマーとして大会をサポートしています。
マラソン
セイコーはオフィシャルタイマーとして大会を支えています。
約38,000人のランナーが東京の観光名所を駆け抜ける、国内最大の都市型マラソン、東京マラソン。セイコーは、東京マラソンのオフィシャルタイマーを第1回大会から連続して担当しています。
さらに、名古屋ウィメンズマラソンや防府読売マラソン、別府大分毎日マラソンなど、さまざまなマラソン大会に協賛しています。
セイコーが記録した偉大な記録
1991年、「IAAF世界陸上1991東京」の100m決勝で「9.86秒」の世界新記録が樹立された時、セイコーはその偉大な記録の計時に携わっていました。
そして18年後の2009年、「IAAF世界陸上2009ベルリン」100m決勝で、再び驚異的なタイムの世界新記録が打ち立てられました。そのタイム「9.58秒」。
今後もセイコーは時代を超える偉大な記録を正確に計測し続けます。
セイコーとワールドアスレティックス
セイコーとワールドアスレティックス(World Athletics)はさまざまな大会で共に活動し、素晴らしい関係を築いています。
そんなセイコーとワールドアスレティックスを表す「KEY NUMBER」と一緒にこれまでの歴史をひも解いてみましょう。
KEY NUMBER |
説明 |
38年 |
セイコーは1985年から、ワールドアスレティックス主催大会のオフィシャルタイマーをつとめてきました。38年間パートナーシップが続いています。 |
194大会 |
年間約4回以上のワールドアスレティックス主催大会でオフィシャルタイマーをつとめており、世界陸上ブダペスト23は194大会目でした。 |
34 |
セイコーが世界陸上競技選手権で計測した世界記録は38年間で34になります。 |
※2023年10月時点