【コラム】城じょう彰二しょうじ

ＯＡ枠わくはＣＢとＭＦ　森重もりしげ、吉田よしだ、柴崎しばざきらが適任てきにん共通きょうつう意識いしき持もち守備しゅびに連動れんどう性せいを

[ 2016年ねん5月がつ29日にち 05:30 ]

２７日にちイングランド戦せんでシュートを放はなつ植田うえだ
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トゥーロン国際こくさい大会たいかい１次じリーグＢ組ぐみ　Ｕ―２３日本にっぽん代表だいひょう０―１Ｕ―２３イングランド代表だいひょう
（5月がつ27日にちフランス・トゥーロン）
　今こん大会たいかいを通つうじて一番いちばんの課題かだいは守備しゅびの連動れんどう性せいがないこと。ケガ人じんが多おおい事情じじょうもあるが、前線ぜんせんでボールを取とりにいっても後うしろと連動れんどうしていないのでボールを奪うばえず、パスを回まわされてしまう。レベルの高たかい相手あいてに対たいしては個こでボールを奪うばうことは難むずかしく、グループで奪うばう必要ひつようがあるが、どこで奪うばうかなどの共通きょうつう意識いしきが浸透しんとうしていない。早はやくメンバーを固かためて落おとし込こんでいくしかない。

　攻撃こうげきでは決定けってい機きに決きめきれない。ゴール前まえはメンタルが重要じゅうようで、いかに冷静れいせいになれるか。際きわどい場面ばめんはＦＷも焦こげるし、ＤＦも焦こげる。相手あいてより余裕よゆうを持もてればシュートを決きめられる。欧州おうしゅうの選手せんしゅは、ゴール前まえでボールを見みて動うごきだすのではなく、相手あいて選手せんしゅを見みて体からだをぶつけて動うごきだしてコントロールしていた。こういうことも学まなんでほしい。

　課題かだいを克服こくふくするためにもＯＡ枠わくを活用かつようして軸じくをつくってほしい。選手せんしゅは「自分じぶんたちでつかみ取とった出場しゅつじょう権けん」という意識いしきがあるからＯＡ枠わくには抵抗ていこう感かんがあるが、ＣＢとＭＦに１人にんずつは欲ほしい。ＣＢは森重もりしげ、吉田よしだら、ＭＦは柴崎しばざきあたりが適任てきにんだと思おもう。（城じょう彰二しょうじ＝元もと日本にっぽん代表だいひょうＦＷ）

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