米べい高安たかやす哲あきら羅ら，又また譯わけ米よね開ひらく朗ろう基もと羅ら，一いち四よん七なな五ご年ねん三さん月がつ六ろく日にち生せい，義よし大利おおとし翡冷翠みどり人ひと也。一いち五ご六ろく四よん年ねん二に月がつ十じゅう八はち日にち卒そつ，年ねん八はち十じゅう八はち。
米よね氏し工こう於詩し畫が雕築きずけ，頌於泰西たいせい，及於當世とうせい。文藝ぶんげい復興ふっこう，米べい氏し與あずか達文たつぶん西にし，並なみ為ため先驅せんく。
米よね氏し著作ちょさく等身とうしん，多た有ゆう傳でん世よ。於畫技わざ，見み稱しょう於西にし斯廷禮拜れいはい堂どう，繪え《創世そうせい紀き》為ため蒼穹そうきゅう、《最後さいご審判しんぱん》為ため壁畫へきが；於雕刻こく，以聖母せいぼ憐子像ぞう、大だい衛まもる像ぞう二に者しゃ著ちょ稱しょう；於建築けんちく，承うけたまわ攬老ろう楞佐圖書館としょかん、聖せい伯はく多た祿ろく大殿おおいどの諸しょ工事こうじ。
昔むかし泰西たいせい工匠こうしょう業ぎょう，素す不為ふため生者しょうじゃ傳でん，米べい氏し以其鬼おに斧おの神しん工こう，於其時じ立たて傳つて者しゃ再さい。累るい世よ以降いこう，臨摹其風者しゃ不斷ふだん，遂とげ成なり風格ふうかく主義しゅぎ鼻祖びそ。
米高安哲羅畫像
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