文言もんごん文ぶん

文言もんごん（粵拼：man4 jin4）係がかり中國ちゅうごく一種いっしゅ書寫しょしゃ文體ぶんたい，源みなもと自じ甲かぶと骨こつ文ぶん同どう金文きんぶん，用よう來らい記事きじ。文言もんごん經歷けいれき幾いく千せん年ねん演えんじ變へん，唔同時期じき文法ぶんぽう同どう用字ようじ都と有明ありあけ顯あらわ分別ふんべつ。

二に十じゅう世紀せいき之の前まえ，文言もんごん幾いく乎係東亞とうあ各國かっこく嘅通用つうよう文體ぶんたい。中國ちゅうごく喺新しん文化ぶんか運動うんどう之これ後ご，以中國こく國語こくご普通ふつう話ばなし為ため基礎きそ嘅白話はくわ文ぶん，因いん為ため政府せいふ力りょく推，慢慢取代だい咗文言文げんぶん。除じょ咗中國こく之の外そと，其餘嘅國家こっか都と推行自己じこ嘅國語ご，唔再用よう文言もんごん文ぶん。

比較ひかく[編輯へんしゅう]

同どう標準ひょうじゅん官話かんわ白話はくわ文ぶん（現代げんだい中國語ちゅうごくご文ぶん）相しょう比ひ，文ぶん言言げんげん簡意賅。

比較ひかく	文言もんごん文ぶん	標準ひょうじゅん官話かんわ白話はくわ文ぶん／現代げんだい中國語ちゅうごくご文ぶん
長短ちょうたん	言げん簡意賅	相對そうたい冗長じょうちょう
出處しゅっしょ用法ようほう	書面しょめん語ご為ため主ぬし	「我わが手寫しゅしゃ我わが口くち」為ため主ぬし，亦また經けい修飾しゅうしょく。
語感ごかん	古雅こが精煉せいれん	通俗つうぞく易えき明あきら
用よう詞し	單たん字じ已やめ有ゆう獨立どくりつ意思いし	多た啲雙字じ詞し
	一いち字じ多用たよう	異字いじ異こと用よう
	之これ	的てき
句く末まつ助すけ語ご詞し	已やめ、矣、乎、也…	了りょう、吧、啊、嗎…
文法ぶんぽう詞し組ぐみ次序じじょ	靈れい活かつ啲	次序じじょ明確めいかく
標しるべ點てん	標しるべ點てん少しょう而簡（逗、句く為ため主ぬし）	標しるべ點てん繁多はんた
例れい	《桃もも花はな源げん記き》、《醉よい翁おう亭ちん記き》、《庖丁ほうちょう解かい牛うし》、《出師すいし表ひょう》、《六ろく國論こくろん》…	魯迅ろじん《吶喊とっかん》自序じじょ、朱しゅ自じ清きよし《綠みどり》、冰心《紙かみ船せん》、舒乙《香港ほんこん：最さい貴たか的てき一いち棵樹》…
流傳りゅうでん	限かぎり於曾學習がくしゅう文言もんごん嘅人	廣こう傳つて於華文ぶん世界せかい
習法	背せ誦為主ぬし，輔以字じ詞し拆解	字じ詞し拆解為ため主ぬし，輔以文法ぶんぽう分析ぶんせき

承うけたまわ傳つて[編輯へんしゅう]

香港ほんこん[編輯へんしゅう]

香港ほんこん中國ちゅうごく語ご文科ぶんか，小學生しょうがくせい已やめ經けい要よう學がく文言もんごん文ぶん，中學生ちゅうがくせい要よう讀得深入ふかいり啲。

廣東かんとん話ばなし保存ほぞん咗唔少しょう文言もんごん文ぶん嘅字詞し。例れい如：

「粵語音韻おんいん來き自じ秦はた漢かん，語彙ごい上じょう溯さかのぼ先せん秦はた，大だい者しゃ來らい自じ唐から宋そう，…粵語語法ごほう有ゆう先さき秦しん特色とくしょく，如雙賓まろうど語ご語序ごじょ^[1]…」
「粵語人じん寫うつし通用つうよう中ちゅう文ぶん，便びん要よう寫うつし『做此等とう事ごと，當とう心しん人頭じんとう落地おろち』，與あずか宋そう人じん白話はくわ無む異こと^[2]。」
粵語保留ほりゅう好こう多た古代こだい漢語かんご嘅用字ようじ^[3]，例れい如「靚」（「衣冠いかん士し女おんな……莫不靚^{[註 1]}妝麗服ふく」，明代あきよ《虎とら丘おか記き》）、「幾いく時じ」（「明月めいげつ幾いく時じ有ゆう」，宋そう代だい《水みず調ちょう歌か頭あたま》）

香港ほんこん文壇ぶんだん曾經流行りゅうこう白話はくわ文ぶん、文言もんごん、廣東かんとん話ばなし嘅混合こんごう，三さん及第きゅうだい同文どうぶん白しろ夾雜きょうざつ（白話はくわ文ぶん加か文言もんごん）。至いたり今こん仍有少數しょうすう作者さくしゃ鍾意用よう呢種風格ふうかく寫うつし作さく^[4]。

香港ほんこん粵劇﹑粵曲﹑粵語流行りゅうこう曲きょく以至小說しょうせつ家か金きむ庸いさお嘅武たけ俠小說しょうせつ作品さくひん用よう文ぶん白しろ夾雜きょうざつ型式けいしき寫うつし。

日本にっぽん[編輯へんしゅう]

日本にっぽん自じ從したがえ中國ちゅうごく唐とう代だい文化ぶんか交流こうりゅう，到いた片假名かたかな平假名ひらがな普及ふきゅう後ご好こう多年たねん，公おおやけ函はこ文書ぶんしょ、碑文ひぶん、經文きょうもん…好こう多重たじゅう係がかり用よう漢字かんじ文言もんごん。稱しょう之の為ため漢文かんぶん（かんぶん，Kanbun）。