黃き巾はば軍ぐん人物じんぶつ

黃き巾はば軍ぐん人物じんぶつ為ため後こう漢かん中平なかひら年間ねんかん參與さんよ黃き巾はば之の亂みだれ的てき黃き巾はば軍ぐん人物じんぶつ，包含ほうがん正史せいし《三國志さんごくし》所しょ記載きさい的てき史實しじつ人物じんぶつ及《三さん國こく演義えんぎ》中ちゅう的てき虛構きょこう人物じんぶつ。

正史せいし人物じんぶつ

領りょう導しるべ人物じんぶつ

張ちょう角かく（？－184年ねん），鉅鹿人じん（今いま河北かわきた平鄉たいらごう），黃き巾はば軍ぐん的てき領りょう導しるべ人じん，在ざい黃き巾はば之の亂みだれ中ちゅう逝世。自稱じしょう「天てん公こう將軍しょうぐん」。

張ちょう寶たから（？－184年ねん），鉅鹿人じん（今いま河北かわきた平鄉たいらごう），黃き巾はば軍ぐん的てき領りょう導しるべ人じん，張ちょう角かく二に弟おとうと。中平なかひら元年がんねん（184年ねん）隨ずい張はり角かく起おこり事ごと，被ひ太平たいへい道どう徒と眾稱為ため「地ち公こう將軍しょうぐん」，率りつ军据守もり下した曲きょく陽ひ，十一月じゅういちがつ，皇すめらぎ甫はじめ嵩かさ破やぶ城しろ，兵へい敗はい身み死し。

張ちょう梁はり（？－184年ねん，鉅鹿人じん（今いま河北かわきた平鄉たいらごう），黃き巾はば軍ぐん的てき領りょう導しるべ人じん，張ちょう角かく與あずか張ちょう寶たから之の弟おとうと。中平なかひら元年がんねん（184年ねん）隨ずい兄けい起おこり事ごと，被ひ太平たいへい道どう徒と眾稱為ため「人ひと公こう將軍しょうぐん」。遭到朝廷ちょうてい所しょ派は左ひだり中ちゅう郎ろう將はた皇すめらぎ甫はじめ嵩かさ進攻しんこう時じ，張ちょう梁はり率りつ三さん萬まん大軍たいぐん在ざい廣こう宗むね（今いま河北かわきた威い縣けん）進行しんこう反擊はんげき。後こう因いん疏忽，遭到漢かん軍ぐん夜襲やしゅう，兵へい敗はい身み亡ほろび，本部ほんぶ士し兵へい皆みな被ひ坑あな殺ころせ。至いたり此，黃き巾はば起おこり義ぎ基本きほん宣告せんこく失敗しっぱい。

關せき鍵かぎ人物じんぶつ

馬うま元義もとよし（？－184年ねん），黃き巾はば軍ぐん的てき組織そしき者しゃ之の一いち。光和こうわ六ろく年ねん（183年ねん），馬うま元義もとよし奉たてまつ黃き巾はば軍ぐん首領しゅりょう張はり角かく之の命めいじ，籌畫起おこり事ごと的てき準備じゅんび工作こうさく。馬うま元義もとよし聚集荊州、揚あげ州しゅう信徒しんと數すう萬まん人にん於鄴城じょう，並なみ收おさむ買かい中ちゅう常つね侍さむらい封ふう諝、徐じょ奉たてまつ等ひとし為ため內應，準備じゅんび於次年ねん（甲子きのえね年ねん）三さん月がつ初はつ五ご（甲子きのえね日び）內外同時どうじ起おこり事ごと。由よし於張角かく弟子でし濟ずみ南みなみ人じん唐から周しゅう的てき告つげ密みつ，馬うま元義もとよし於中平ひらた元年がんねん（184年ねん）正月しょうがつ被ひ捕と，車くるま裂きれ於洛陽ひ，同時どうじ被ひ殺ころせ的てき還かえ有ゆう教きょう眾近千せん人にん。由よし於馬元義もとよし的てき被ひ殺ころせ，迫さこ使つかい張はり角かく提ひっさげ前ぜん於二に月がつ起おこり兵へい發動はつどう叛亂はんらん。

唐から周しゅう（？－？)，濟すみ南みなみ人ひと，黃き巾はば軍ぐん天てん公こう將軍しょうぐん張ちょう角かく的てき弟子でし。光和こうわ六ろく年ねん（183年ねん），馬うま元義もとよし奉たてまつ黃き巾はば軍ぐん首領しゅりょう張はり角かく之の命めいじ，籌劃起おこり事ごと的てき準備じゅんび工作こうさく。馬うま元義もとよし聚集荊州、揚あげ州しゅう信徒しんと數すう萬まん人にん於鄴城，並なみ收おさむ買かい中ちゅう常つね侍さむらい封ふう諝、徐じょ奉たてまつ等ひとし為ため內應，準備じゅんび於次年ねん（甲子きのえね年ねん）三さん月がつ初はつ五ご（甲子きのえね日び）內外同時どうじ起おこり事ごと。由よし於張ちょう角かく弟子でし濟ずみ南みなみ人じん唐から周しゅう的てき告つげ密みつ，馬うま元義もとよし於於中平なかひら元年がんねん（184年ねん）正月しょうがつ被ひ捕と，車くるま裂きれ於洛陽らくよう，同時どうじ被ひ殺ころせ的てき還かえ有ゆう教きょう眾近千せん人にん。由よし於馬元義もとよし的てき被ひ殺ころせ，迫さこ使つかい張はり角かく提ひっさげ前ぜん於二に月がつ起おこり兵へい發動はつどう叛亂はんらん。在ざい《三さん國こく演義えんぎ》里さと作さく唐から州しゅう。

兗州黃き巾はば

卜ぼく己おのれ（？－184年ねん），一作いっさく卜ぼく巳み，黃き巾はば軍ぐん渠みぞ帥そち。漢かん靈れい帝みかど光和こうわ七なな年ねん〈184年ねん〉八はち月がつ，於東ひがし郡ぐん倉くら亭てい（今いま河南かなん陽ひ穀こく縣けん東北とうほく，當時とうじ在ざい黃河こうが邊あたり）遭遇そうぐう漢かん將はた皇すめらぎ甫はじめ嵩かさ，被ひ殲滅せんめつ，陣じん亡ほろび七なな千せん餘人よにん，卜ぼく己おのれ本人ほんにん則そく被ひ傅でん燮生なま擒とりこ，爾後じご即そく遭斬首ざんしゅ。

張ちょう伯はく、梁りょう仲なか寧やすし：兗州黃き巾はば軍ぐん渠みぞ帥そち。八はち月がつ，皇すめらぎ甫はじめ嵩かさ率りつ軍ぐん在ざい兗州東ひがし郡ぐん倉くら亭てい擊げき敗はい黃き巾はば軍ぐん，斬首ざんしゅ萬まん餘よ級きゅう，護まもる軍ぐん司馬しば傅でん燮率軍ぐん生せい擒とりこ卜ぼく巳み、張ちょう伯はく、梁りょう仲なか寧やすし三さん人にん。

王おう度たび，原はら为兖州しゅう东郡东阿县丞，趁乱加入かにゅう黄き巾はば军，后きさき为程ほど昱所ところ败。

南陽なんよう黃き巾はば

張ちょう曼成（？－184年ねん），南陽なんよう黃き巾はば軍ぐん首領しゅりょう，號ごう稱しょう「神かみ上使じょうし」。光和こうわ七なな年ねん二に月がつ（184年ねん），太平たいへい教きょう大方おおかた（總そう指揮しき官かん）馬うま元義もとよし事こと敗はい被ひ捕と於洛陽らくよう車くるま裂きれ，張ちょう曼成聞訊立りつ即そく率りつ眾在南陽なんよう起おこり兵へい。三さん月がつ庚かのえ子日ねのひ擊げき斬き南陽なんよう郡こおり守まもる褚貢後ご，屯たむろ兵へい宛あて縣けん（南陽なんよう郡ぐん政府せいふ所在地しょざいち）城下じょうか百ひゃく餘日よじつ；六ろく月がつ，遭新任しんにん南陽なんよう郡ぐん太守たいしゅ秦はた頡反攻はんこう擊げき斬き。

趙ちょう弘ひろし（？－184年ねん），南陽なんよう黃き巾はば渠みぞ帥そち張ちょう曼成麾下きか，張ちょう曼成被ひ南陽なんよう太守たいしゅ秦しん頡擊斃後，被ひ擁立ようりつ為ため首領しゅりょう。漢かん靈れい帝みかど光和こうわ七なな年ねん（184年ねん）六ろく月がつ，南陽なんよう黃き巾はば軍ぐん首領しゅりょう張ちょう曼成於宛縣けん遭東漢かん政府せいふ南陽なんよう郡ぐん長ちょう秦はた頡反攻はんこう戰死せんし。南陽なんよう黃き巾はば軍ぐん餘あまり眾擁立ようりつ趙ちょう弘ひろし當とう元帥げんすい，再さい振ふ聲こえ勢ぜい，擁よう眾十餘あまり萬まん，攻おさむ拔宛縣けん作為さくい根據地こんきょち。時とき東ひがし漢かん政府せいふ鎮賊中ちゅう郎ろう將しょう朱しゅ儁與あずか荊州刺史しし徐じょ璆等とう率りつ軍ぐん聯合れんごう包圍ほうい宛あて縣けん數すう月がつ，於八月在朱儁軍團攻勢下被擊斬。

韓かん忠ただし（？－184年ねん），南陽なんよう黃き巾はば渠みぞ帥そち張ちょう曼成麾下きか，張ちょう曼成被ひ南陽なんよう太守たいしゅ秦はた頡擊げき斃後，繼續けいぞく擁立ようりつ趙ちょう弘ひろし為ため帥そち，但ただし趙ちょう弘ひろし隨ずい即そく被ひ朱しゅ儁再次じ剿滅そうめつ。韓かん忠ただし率りつ領りょう余部あまるべ佔據宛あて城じょう（今こん河南かなん南陽なんよう），與あずか朱しゅ儁相持じ，後ご被ひ朱しゅ儁擊敗はい而投降とうこう，但ただし卻被南陽なんよう太守たいしゅ秦しん頡所殺ころせ

孫まご夏なつ（？－184年ねん），《三さん國こく演義えんぎ》作さく孫まご仲なか。南陽なんよう黃き巾はば渠みぞ帥そち張ちょう曼成麾下きか，韩忠死し后きさき，南みなみ阳黄巾はば余部あまるべ心こころ不ふ自じ安やす，又また拥孙夏なつ为渠帅，据すえ守もり宛あて城じょう。十一月じゅういちがつ二に十じゅう二に日にち，城しろ破やぶ（别部司し马孙坚先登せんとう破やぶ城しろ事ごと當とう为此时），孙夏率りつ军突围成功せいこう，朱しゅ儁率军追至いたり西にし鄂县（今こん河南かなん南陽なんよう市し東北とうほく）精しらげ山さん（今こん河南かなん南陽なんよう市し西北せいほく），大破たいは之の，斩首万まん余あまり级，南みなみ阳黄巾はば平たいら。

青あお州しゅう黃き巾はば

張ちょう饒にょう，《袁纪》作さく“张余”，青あお州しゅう黄き巾はば军渠帅，初はつ平たいら二に年ねん（191年ねん），青あお州しゅう黄き巾はば军先在ざい兖州泰山たいざん郡ぐん为其太守たいしゅ应劭所しょ败，後ご於冀州しゅう勃海郡ぐん东光县又遭公孙瓒擊破げきは；其後张绕率りつ余あまり众二に十じゅう万从冀州返回青州，再さい与北よぎた海かい相しょう孔あな融とおる交战，致其大だい败退守もり朱しゅ虚きょ县，其後不知ふち所しょ蹤。

管かん亥い，青あお州しゅう黄き巾はば军渠帅。约初平ひらめ三さん年ねん（192年ねん），管かん亥い率りつ军侵略しんりゃく北きた海国かいこく，将はた孔あな融とおる围困在ざい都みやこ昌あきら县城，郑玄之子ゆきこ郑益恩おん赴难而死，孔あな融とおる派は东莱人じん太たい史し慈前往平原へいげん国こく向むこう国こく相しょう刘备求もとめ援；刘备率りつ军抵达后，管かん亥い退すさ兵へい。同年どうねん，青あお州しゅう黄き巾はば军（当とう为分支ささえ）攻おさむ入にゅう兖州任にん城じょう国こく，先さき杀国相しょう郑遂，後ご杀刺史し刘岱，东郡太守たいしゅ（袁绍置おけ）曹操そうそう率りつ军讨伐黄き巾はば，至いたり冬ふゆ，收おさむ服ふく三さん十じゅう万青州黄巾军。

徐じょ和かず、司馬しば俱，樂らく安やす黃き巾はば軍ぐん渠みぞ帅。建けん安やす八はち年ねん（203年ねん），乐进率りつ军讨伐乐安郡ぐん黄き巾はば；十じゅう二に年ねん（207年ねん）十じゅう月がつ，徐じょ和かず、司つかさ马俱起おこり兵へい作さく乱みだれ，攻おさむ杀济南みなみ王おう刘赟。曹操そうそう令れい典てん军校尉じょう夏なつ侯こう渊督泰山たいざん（太守たいしゅ吕虔）、齐、平原へいげん三さん郡ぐん、威い虏将军臧霸四路兵马讨平之。

管かん承うけたまわ，黃き巾はば軍ぐん海賊かいぞく。由よし長廣ながひろ太守たいしゅ何なん夔給招安；建けん安やす十じゅう一いち年ねん（206年ねん）八はち月がつ，曹操そうそう派は樂らく進しん、李り典のり、張ちょう郃討伐とうばつ管かん承うけたまわ，管かん承うけたまわ逃入海島うみしま避難ひなん。

白波しらなみ賊ぞく

郭かく泰やすし，號ごう「郭かく大賢たいけん」，黃き巾はば餘あまり党とう，中平なかひら五ご年ねん（188年ねん）二月起兵于并州西河郡白波谷，攻おさむ打だ太ふとし原はら郡ぐん、河かわ东郡，聚众十じゅう余あまり万まん人にん，號ごう為ため「白波しらなみ賊ぞく」，汉廷不能ふのう讨灭。六ろく年ねん（189年ねん）十じゅう月がつ，白波しらなみ黄き巾はば进犯河かわ东郡，董ただし卓たく派は牛うし辅率军讨伐，不ふ克かつ。按方诗铭所しょ言げん来らい推，初はつ平たいら二に年ねん（191年ねん），赵谦、李り傕破白波しらなみ，郭かく泰やすし入にゅう黑山くろやま，号ごう“大だい贤”；四よん年ねん（193年ねん）六ろく月がつ，为袁绍所败。

楊奉，白波しらなみ黄き巾はば军将领。推測すいそく與あずか黑山くろやま校こう尉じょう杨凤為ため同どう一人物いちじんぶつ之の誤字ごじ名めい。中平なかひら五ご年ねん（188年ねん）二に月がつ，杨奉与あずか郭かく泰やすし起おこり兵へい于白波は谷たに，推于初はつ平たいら二に年ねん（191年ねん），白波しらなみ军败，杨奉归降于李傕。兴平二に年ねん（195年ねん），李り郭かく之の乱みだれ时，杨奉背叛はいはん李り傕，积极参与さんよ东归事ごと宜むべ；建けん安やす元年がんねん（196年ねん）八はち月がつ，皇帝こうてい刘协抵达雒阳后きさき，封ふう杨奉为车骑将军，屯たむろ梁はり县；九きゅう月がつ，兖州牧まき曹操そうそう将はた刘协迁都于许县，杨奉与あずか韩暹反はん叛，被ひ曹操そうそう击败后きさき，投とう奔扬州しゅう袁术；又また被ひ徐じょ州しゅう刺史しし吕布引诱，背叛はいはん袁术；又また投とう奔刘备，被ひ刘备诈杀。

韓かん暹，白波しらなみ黄き巾はば军将领。刘协东归时，杨奉引韓暹等人じん为援军，保ほ护刘协抵达河东郡安やす邑县。建けん安やす元年がんねん（196年ねん）初はつ，胡えびす才ざい、李り乐放弃参与さんよ东归，后きさき（时间不ふ详），李り乐病死し，胡えびす才ざい则被仇かたき家か所しょ杀。七なな月がつ，韩暹抵达雒阳；八はち月がつ，韩暹封ふう为大将たいしょう军，领司隶校尉じょう，卫将军董承引しょういん兖州牧まき曹操そうそう进京，罢免韩暹，韩暹投とう奔屯兵へい于梁县的杨奉；被ひ曹操そうそう击败后きさき，韩暹又また与あずか杨奉一同投奔扬州袁术，杨奉死し后きさき，韩暹欲よく北きた归并州しゅう，被ひ杼ひ秋あき县地方かた将はた领张宣せん所しょ截杀。

胡えびす才ざい，白波しらなみ黄き巾はば军将领。董ただし卓たく死後しご由ゆかり李り傕等人じん掌てのひら權けん，興きょう平ひらた二に年ねん（195年ねん），楊奉領りょう兵へい叛逃李り傕後天子てんし令れい楊奉眾人護送ごそう其回洛陽らくよう。郭かく汜聯合れんごう李り傕率領りょう追おい兵へい追おい到いた弘ひろ農のう的てき曹陽。楊奉緊急きんきゅう招喚しょうかん河東かわとう故こ友とも白波しらなみ帥そち韓かん暹、胡えびす才ざい、李り樂らく抵抗ていこう李り傕等人じん。後こう楊奉戰敗せんぱい，與あずか天子てんし連夜れんや乘船じょうせん逃走とうそう到いた河東かわとう大だい陽ひ縣けん。天子てんし為ため張ちょう楊迎接げいせつ，但ただし仍然為ため楊奉等とう人じん脅おびえ持じ，升ます胡えびす才ざい為ため征せい東ひがし將軍しょうぐん。建たて安やすし元年がんねん（196年ねん），胡えびす才ざい、李り樂らく和わ董ただし承うけたまわ等とう人ひと就汉献けんじ帝みかど是ぜ否ひ回かい洛らく阳而相互そうご攻おさむ击，為ため天子てんし所しょ阻。胡えびす才ざい後來こうらい与あずか李り樂らく一起かずき留とめ在ざい河東かとう郡ぐん，胡えびす才ざい為ため怨家所しょ害がい。

李り樂らく，白波しらなみ黄き巾はば军将领。董ただし卓たく死後しご由ゆかり李り傕等人じん掌てのひら權けん，興きょう平ひらた二に年ねん（195年ねん），楊奉領りょう兵へい叛逃李り傕後天子てんし令れい楊奉眾人護送ごそう其回洛陽らくよう。郭かく汜聯合れんごう李り傕率領りょう追おい兵へい追おい到いた弘ひろ農のう的てき曹陽。楊奉緊急きんきゅう招喚しょうかん河東かわとう故こ友とも白波しらなみ帥そち韓かん暹、胡えびす才ざい、李り樂らく抵抗ていこう李り傕等人じん，李り樂らく主要しゅよう負ふ責せめ護衛ごえい天子てんし。後こう楊奉戰敗せんぱい，與あずか天子てんし連夜れんや乘船じょうせん逃走とうそう到いた河東かわとう大だい陽ひ縣けん。天子てんし為ため張ちょう楊迎接げいせつ，但ただし仍然為ため楊奉等とう人じん脅おびえ持じ。护卫的てき董ただし承うけたまわ、张杨和かず汉献帝みかど想そう回かい洛らく阳，李り樂らく、楊奉、胡えびす才ざい等とう拒こばめ绝，想そう把わ汉献帝みかど留とめ在ざい河かわ东，导致董ただし承うけたまわ和わ李り樂らく等とう人相にんそう互攻击，在ざい汉献帝みかど劝和下か止とめ战。李り樂らく等とう服ふく从汉献けんじ帝みかど的てき指令しれい护送汉献帝みかど前ぜん往洛阳。途中とちゅう李り乐反悔，诈称路上ろじょう会かい遇ぐう到いた匈奴きょうど，汉献帝みかど不ふ从，但ただし最さい终并没ぼつ有ゆう遇ぐう到いた匈奴きょうど。李り乐害怕汉献けんじ帝みかど责备，于是留とめ在ざい河かわ东，不ふ再さい护送汉献帝みかど。李り樂らく後來こうらい留とめ在ざい河東かとう郡ぐん病死びょうし。而在《三さん國こく演義えんぎ》中ちゅう，李り樂らく後來こうらい則のり轉てん而與李り傕、郭かく汜勾結ゆい，詐稱さしょう李り傕、郭かく汜，追つい上うえ車しゃ駕が，意圖いと劫こう駕が，與あずか楊奉部將ぶしょう即そく後來こうらい的てき曹魏名將めいしょう徐じょ晃あきら單たん挑時僅一いち回かい合ごう便びん被ひ劈死。

豫よ州しゅう黃き巾はば

波なみ才ざい（？－184年ねん），豫よ州しゅう颍川郡ぐん黄き巾はば军渠帅，中平なかひら元年がんねん（184年ねん）在ざい潁川（今こん河南かなん禹州）起おこり事ごと。據よりどころ史書ししょ記載きさい，波は才ざい曾率領りょう黃き巾はば軍ぐん大敗たいはい右みぎ中ちゅう郎ろう將しょう朱しゅ儁，並なみ圍かこえ左ひだり中ちゅう郎ろう將しょう皇すめらぎ甫はじめ嵩かさ於長社しゃ（今こん河南かなん長ちょう葛かずら西にし），後來こうらい被ひ皇すめらぎ甫はじめ嵩かさ用よう火ひ攻おさむ所しょ破やぶ，擊げき殺ころせ於陽ひ翟（今こん禹州）。

彭脫（？－184年ねん），豫よ州しゅう汝なんじ南みなみ郡ぐん黄き巾はば军渠帅。四よん月がつ，汝なんじ南みなみ黄き巾はば军（推測すいそく为彭脱だつ军）击败汝なんじ南みなみ太守たいしゅ赵谦，皇すめらぎ甫はじめ嵩かさ擊破げきは波なみ才ざい於長ちょう社しゃ，並なみ與あずか朱しゅ儁乘の勝かち追討ついとう汝なんじ南みなみ、陳ひね國こく之これ黃き巾はば賊ぞく，追おい波なみ才ざい於陽ひ翟，擊破げきは彭脫於西にし華はな。剩あま下した的てき黃き巾はば賊ぞく皆みな潰つぶせ散ち、投降とうこう，三さん郡ぐん悉數平定へいてい。

何なに儀ぎ，黃き巾はば軍ぐん將領しょうりょう。黃き巾はば之の亂みだれ後ご，一直佔據汝南與潁川一帶。據よりどころ《三國志さんごくし》記載きさい，何なに儀ぎ與あずか劉りゅう辟、黃き邵、何なに曼等人じん，各かく擁よう有數ゆうすう萬まん軍隊ぐんたい，先さき回かい應おう袁術，後來こうらい依よ靠もたれ孫まご堅けん。建けん安やす元年がんねん（196年ねん）二に月がつ，曹操そうそう帶たい兵へい攻擊こうげき，殺ころせ死し劉りゅう辟與黃き邵，何なに儀ぎ率りつ眾投降とうこう。

黃き邵（？－196年ねん？或ある197年ねん？），黃き巾はば軍ぐん將領しょうりょう。黃き巾はば之の亂みだれ後ご，一直佔據汝南與潁川一帶。據よりどころ《三國志さんごくし》記載きさい，何なに儀ぎ與あずか劉りゅう辟、黃き邵、何なに曼等人じん，各かく擁よう有數ゆうすう萬まん軍隊ぐんたい，後ご被ひ曹操そうそう帶たい兵へい擊げき殺ころせ。

何なに曼，黃き巾はば軍ぐん將領しょうりょう。建けん安やす元年がんねん，汝なんじ南みなみ、潁川黃き巾はば何なん儀ぎ、劉りゅう辟、黃き邵及何なん曼等，眾各數すう萬まん，初はつ應おう袁術，又また附ふ孫まご堅けん。二に月がつ，曹操そうそう進軍しんぐん討破之の，斬き辟、邵等，儀ぎ及其眾皆降くだ。在ざい《三さん國こく演義えんぎ》裡うら，何なに曼自稱じしょう「截天夜叉やしゃ」，被ひ曹洪用よう拖刀計けい所しょ殺ころせ。

劉りゅう辟，黃き巾はば軍ぐん將領しょうりょう。曹公與あずか袁紹相しょう拒こばめ於官渡わたり，汝なんじ南みなみ黃き巾はば劉りゅう辟等叛曹公こう應おう紹。紹遣先さき主將しゅしょう兵へい與あずか辟等略りゃく許もと下か。據よりどころ《三國志さんごくし》記載きさい，何なに儀ぎ與あずか劉りゅう辟、黃き邵、何なに曼等人じん，各かく擁よう有數ゆうすう萬まん軍隊ぐんたい，後ご被ひ曹操そうそう帶たい兵へい擊げき殺ころせ。

龔都，又また作つく共きょう都と，黃き巾はば軍ぐん將領しょうりょう。其部活動かつどう在ざい汝なんじ南みなみ（治おさむ今こん河南かなん上じょう蔡西南せいなん）一帶いったい。建けん安やす六ろく年ねん（201）袁紹遣先さき主將しゅしょう本ほん兵へい復ふく至いたり汝なんじ南みなみ，與あずか都と等とう合ごう，眾數千せん人にん。曹操そうそう遣や蔡陽來らい攻おさむ，為ため他所よそ破やぶ。後こう曹操そうそう親おや自じ南みなみ征せい，劉りゅう備投奔劉表ひょう，其部散ち去ざ。

吳ご霸，汝なんじ南みなみ黃き巾はば軍ぐん渠みぞ帅，约在兴平元年がんねん（194年ねん）左右さゆう，為ため李り通とおる所ところ敗はい，歸き降くだ李り通どおり。事こと见陈志こころざし《李り通とおる传》。

益えき州しゅう黃き巾はば

馬うま相しょう、趙ちょう祗，中平なかひら五ご年ねん（188年ねん），馬うま相しょう與あずか趙ちょう袛等とう人ひと在ざい益えき州しゅう緜竹縣けん起おこり兵へい，在ざい兩りょう天てん內成功せいこう號ごう召自稱じしょう「黃き巾はば」；擊げき斬き東ひがし漢かん朝廷ちょうてい益えき州しゅう刺史しし（益えき州しゅう牧まき）郤儉，進攻しんこう巴ともえ郡ぐん、犍為。不足ふそく一いち月がつ連破れんぱ三さん郡ぐん，擁よう眾數萬まん人にん，遂とげ自稱じしょう皇帝こうてい。後こう遭東漢かん政府せいふ益えき州しゅう從事じゅうじ（益えき州しゅう州しゅう府ふ參謀さんぼう官かん）賈龍所ところ率りつ官民かんみん等とう反擊はんげき，堅持けんじ數日すうじつ被ひ逐。

王おう饒にょう、趙ちょう播（或ある作さく趙ちょう蕃しげる），此二人为马相所使，率りつ军攻克かつ广汉郡ぐん雒县（州しゅう治ち及郡治ち），杀益州しゅう刺史しし郤俭。

會かい稽黃巾はば

吳ご桓，會かい稽黃き巾はば渠みぞ帥そち，被ひ郡ぐん吏留とめ贊さん斬殺ざんさつ。

吳くれ郡ぐん黃き巾はば

陳ちん敗はい，吳くれ郡ぐん黃き巾はば餘あまり黨とう，建けん安やす七なな年ねん（202年ねん），陳ちん敗はい和わ萬秉在吳郡作亂，後ご被ひ吳くれ郡ぐん太守たいしゅ、行くだり扶義將軍しょうぐん朱しゅ治おさむ平定へいてい。

萬まん秉，吳くれ郡ぐん黃き巾はば餘あまり黨とう，建けん安やす七なな年ねん（202年ねん），陳ちん敗はい和わ萬秉在吳郡作亂，後ご被ひ吳くれ郡ぐん太守たいしゅ、行くだり扶義將軍しょうぐん朱しゅ治おさむ平定へいてい。

陳ちん寶たから，吳くれ郡ぐん黃き巾はば军人物ぶつ，欲よく強姦ごうかん許もと升ます之これ妻つま呂りょ榮さかえ，呂りょ榮さかえ不ふ從したがえ，憤いきどお而殺之の。

虛構きょこう人物じんぶつ

嚴いむ政まさし，《三さん國こく演義えんぎ》人物じんぶつ，張ちょう寶たから手下てした，漢かん軍ぐん將領しょうりょう朱しゅ儁力攻おさむ陽ひ城じょう時じ，嚴いむ政見せいけん勢ぜい弒張寶たから首級しゅきゅう投降とうこう。

程遠ほどとお志こころざし，《三さん國こく演義えんぎ》人物じんぶつ，以黃き巾はば賊將ぞくしょう的てき身み份登場とうじょう。光和こうわ七なな年ねん（184年ねん），黃き巾はば軍ぐん起おこり義よし，程遠ほどとお志こころざし與あずか副將ふくしょう鄧茂統すべ兵へい五ご萬まん進しん犯はん涿郡。劉りゅう焉令れい鄒靖與あずか劉りゅう備兄弟きょうだい三さん人にん，前まえ去さ迎むかえ戰せん。兩りょう軍ぐん在ざい大だい興おき山さん相對そうたい。最後さいご副將ふくしょう鄧茂被ひ張ちょう飛ひ以丈八はち蛇へび矛ほこ給きゅう刺とげ死し，本人ほんにん也被關せき羽わ以青龍りゅう偃月刀えんげつとう給きゅう劈為兩りょう半はん。

在ざい正史せいし中ちゅう，有ゆう提ひさげ及幽州しゅう廣陽こうよう黃き巾はば軍ぐん殺ころせ死し太守たいしゅ劉りゅう衛まもる及刺史し郭かく勳いさお，但ただし未み明言めいげん統率とうそつ此黃巾はば軍ぐん的てき將領しょうりょう是ぜ誰だれ。

鄧茂，《三さん國こく演義えんぎ》人物じんぶつ，以黃き巾はば賊將ぞくしょう的てき身み份登場とうじょう。光和こうわ七なな年ねん（184年ねん），黃き巾はば軍ぐん起おこり義よし，與あずか主將しゅしょう程遠ほどとお志こころざし統すべ兵へい五萬進犯幽州涿郡。在ざい大だい興おき山さん與あずか劉りゅう備等幽かそけ州しゅう軍ぐん相對そうたい。與あずか張ちょう飛ひ交戰こうせん，只ただ一個回合就被張飛殺死，是ぜ張ちょう飛ひ的てき得意とくい兵器へいき丈たけ八はち蛇へび矛ほこ的てき第だい一いち個こ犧牲ぎせい者しゃ。

高こう昇のぼる，《三さん國こく演義えんぎ》人物じんぶつ，黃き巾はば將領しょうりょう。光和こうわ七なな年ねん（184年ねん）黃き巾はば之の亂みだれ時じ，與あずか主將しゅしょう張ちょう寶たから屯たむろ兵へい曲きょく陽ひ。朱しゅ儁派は劉りゅう備作為さくい先鋒せんぽう迎擊げいげき張ちょう寶たから，張ちょう寶たから派は副將ふくしょう高だか昇のぼり迎むかえ敵てき，劉りゅう備派張ちょう飛ひ迎むかい敵てき。張ちょう飛ひ與あずか高こう昇のぼり交戰こうせん數すう回かい合あい，刺とげ死し了りょう高こう昇のぼる。

杜もり遠とお，《三さん國こく演義えんぎ》人物じんぶつ，黃き巾はば軍ぐん餘あまり黨とう，聚眾成なり為ため匪首。他た將しょう關せき羽所はどころ護送ごそう的てき劉りゅう備夫人じん們綁架か到いた自己じこ的てき地盤じばん，後ご被ひ同どう夥おびただし廖化所しょ殺ころせ。

卞喜，《三さん國こく演義えんぎ》人物じんぶつ。根據こんきょ《三さん國こく演義えんぎ》第だい27回かい記載きさい，卞喜為ため曹操そうそう部下ぶか汜水關せき守將しゅしょう。關せき羽はね護送ごそう甘あま、麋おうしか二に嫂あによめ投とう奔劉りゅう備，經過けいか第だい三關みつせき汜水關せき。他た知ち關せき羽わ勇猛ゆうもう難なん敵てき，假かり意い在ざい鎮國寺てら內設宴えん款待かんたい，欲ほし借か機き謀はかりごと害がい，但ただし寺てら廟びょう裡うら的てき僧そう人じん普ひろし淨きよし帶おび關せき羽わ去さ喝かつ茶ちゃ，示しめせ意い關せき羽わ有人ゆうじん要よう殺ころせ他ほか，陰謀いんぼう被ひ關かん羽わ識破，將はた他殺たさつ死し。卞喜是ぜ關せき羽わ在ざい過か五關斬六將中ちゅう被ひ斬き的てき第だい四よん名めい將領しょうりょう。

周しゅう倉くら，《三さん國こく演義えんぎ》人物じんぶつ，原はら黃き巾はば軍ぐん之の武將ぶしょう，後ご跟隨關せき羽わ，忠心ちゅうしん不ふ二に；在ざい聽說關せき羽はね兵へい敗はい被ひ殺ころせ後ご，自刎じふん而死。

裴元紹，《三さん國こく演義えんぎ》人物じんぶつ，原はら黃き巾はば軍ぐん之の武將ぶしょう。黃き巾はば起おこり義ぎ失敗しっぱい之これ後ご，與あずか周しゅう倉くら一同率領殘部在山中落草當山賊。建たて安やすし五ご年ねん（200年ねん），在ざい關かん羽わ欲よく返かえし劉りゅう備旗下か，在ざい突破とっぱ曹操そうそう的てき五道關卡後路過其落草之地，與あずか周しゅう倉くら一同向關羽要求能以期成為關羽家臣。但ただし此時僅周倉くら同行どうこう，其他弟おとうと兄けい則そく於山中等ちゅうとう待まち。不ふ久ひさ後ご，因いん其欲奪だつ偶然ぐうぜん路ろ過か的てき趙ちょう雲くも之の馬うま，反はん遭討伐とうばつ戰敗せんぱい身み死し。

參考さんこう文獻ぶんけん

• 《後こう漢書かんしょ·卷まき八はち·靈れい帝みかど紀き》
• 《後こう漢書かんしょ·卷まき九きゅう·獻けんじ帝みかど紀き》
• 《後こう漢書かんしょ·卷まき七なな十じゅう二に·皇すめらぎ甫はじめ嵩かさ朱しゅ儁列傳でん第だい六ろく十じゅう一いち》
• 《後こう漢書かんしょ·卷まき七なな十じゅう二に·董ただし卓たく列傳れつでん第だい六ろく十じゅう二に》
• 《三國志さんごくし·魏ぎ書しょ一いち·武ぶ帝みかど紀き》
• 《三國志さんごくし·魏ぎ書しょ六ろく·董ただし二に袁劉傳でん》
• 《三國志さんごくし·魏ぎ書しょ九きゅう·諸しょ夏なつ侯こう曹傳》
• 《三國志さんごくし·魏ぎ書しょ十じゅう八はち ·二李臧文呂許典二龐閻傳》
• 《三國志さんごくし·卷まき五ご十じゅう六ろく ·吳くれ書しょ十じゅう一いち　朱しゅ治おさむ朱しゅ然しか呂りょ範はん朱しゅ桓傳第だい十じゅう一いち 》
• 《資し治ち通どおり鑑かん·漢かん紀き五ご十じゅう》
• 《資し治ち通どおり鑑かん·漢かん紀き五ご十じゅう三さん》
• 《資し治ち通どおり鑑かん·漢かん紀き五ご十じゅう四よん》
• 《三さん國こく演義えんぎ·第だい一いち回かい·宴えん桃園ももぞの豪傑ごうけつ三さん結ゆい義ぎ 斬き黃き巾はば英雄えいゆう首くび立りつ功いさお》
• 《三さん國こく演義えんぎ·第だい二に回かい·張ちょう翼つばさ德とく怒いか鞭むち督とく郵 何なん國こく舅しゅうと謀はかりごと誅宦豎》
• 《三さん國こく演義えんぎ·第だい十じゅう二に回かい·陶とう恭きょう祖そ三讓徐州 曹孟德とく大戰たいせん呂りょ布ぬの》
• 《三さん國こく演義えんぎ·第だい二に十じゅう七なな回かい·美髯びぜん公こう千里せんり走はし單騎たんき 漢かん壽ことぶき侯こう五關斬六將》
• 《三さん國こく演義えんぎ·第だい二に十じゅう八はち回かい·斬き蔡陽兄弟きょうだい釋しゃく疑うたぐ 會かい古城こじょう主ぬし臣しん聚義》