涅槃ねはん

提示ていじ：此條目め頁ぺーじ的てき主題しゅだい不ふ是ぜ般涅槃ねはん。

關せき於與「涅槃ねはん」標題ひょうだい相近すけちか或ある相あい同どう的てき條目じょうもく頁ぺーじ，請見「涅槃ねはん (消しょう歧義)」。

涅槃ねはん（巴ともえ利とし語ご：निब्बान Nibbāna；梵語ぼんご：निर्वाण Nirvāṇa），佛教ぶっきょう術語じゅつご，合ごう文ぶん作さく𢌽，又また譯わけ為ため泥どろ洹、涅槃ねはん那な、涅盤那な、泥どろ盤ばん那な、暱縛男おとこ，意譯いやく為ため熄滅、滅めつ、滅めつ度ど、寂滅じゃくめつ、無為むい、解脫げだつ、自在じざい、安樂あんらく、不ふ生なま不滅ふめつ等ひとし，新譯しんやく作さく般涅槃ねはん（巴ともえ利とし語ご：pari-nibbāna，梵語ぼんご：pari-nirvāṇa），又また譯わけ為ため般泥洹、波なみ利り暱縛男おとこ、入滅にゅうめつ、入滅にゅうめつ度ど、圓えん寂さび。佛教ぶっきょう教義きょうぎ認みとめ為ため涅槃ねはん是ぜ將はた世間せけん所有しょゆう一切法的自體性都滅盡的狀態，所以ゆえん涅槃ねはん中ちゅう永遠えいえん沒ぼつ有生ゆうせい命中めいちゅう的てき種種しゅじゅ煩惱ぼんのう、痛苦つうく，上座かみざ部ぶ佛教ぶっきょう的てき見解けんかい是ぜ從したがえ此不再さい受後有ゆう，也就是ぜ不ふ再さい有ゆう下か一いち世せい的てき六道ろくどう輪わ迴。這個術語じゅつご最早もはや源みなもと自じ於古印度いんど婆羅門教ばらもんきょう，當時とうじ眾說紛まがえ紜。佛教ぶっきょう認みとめ為ため外道げどう無法むほう實證じっしょう何なん謂いい涅槃ねはん，在ざい無む佛教ぶっきょう的てき時代じだい只ただ有ゆう佛ふつ和わ辟支佛ほとけ可か以親證しょう涅槃ねはん。釋迦牟尼しゃかむに菩薩ぼさつ降くだ生後せいご，出家しゅっけ成佛じょうぶつ轉うたて法輪ほうりん，教導きょうどう弟子でし佛法ぶっぽう，才さい開始かいし有ゆう聲聞しょうもん聖せい弟子でし四よん果はて阿羅漢あらかん實證じっしょう涅槃ねはん。佛陀ぶっだ和わ阿羅漢あらかん捨壽後ご，會かい取と證あかし無む餘よ涅槃ねはん界かい，進入しんにゅう不ふ生なま不滅ふめつ狀態じょうたい，也稱為ため涅槃ねはん，一般いっぱん更さら常用じょうよう般涅槃ねはん（意思いし是ぜ「進入しんにゅう涅槃ねはん滅めつ度ど」，即そく「入滅にゅうめつ」）表ひょう達たち，意思いし是ぜ肉にく身み死亡しぼう後ご，進入しんにゅう不ふ生なま不滅ふめつ的てき涅槃ねはん狀態じょうたい。時とき至いたり今日きょう，當とう有ゆう佛教ぶっきょう上うえ師し、沙門しゃもん、比丘びく、比丘尼びくに等とう修行しゅぎょう者しゃ過か世よ時じ，許多きょた人じん會かい尊稱そんしょう他た們涅槃ねはん了りょう。大乘だいじょう見地けんち是ぜ佛菩薩ぶつぼさつ能のう在ざい涅槃ねはん中ちゅう同時どうじ度ど眾生，佛菩薩ぶつぼさつ的てき涅槃ねはん叫さけべ「無住むじゅう涅槃ねはん」。

佛陀ぶっだ在ざい婆ばば羅ら雙そう樹き間あいだ進入しんにゅう涅槃ねはん，西元にしもと2-3世紀せいき古こ印度いんど犍陀羅ら國こく浮雕，現げん藏ぞう於大だい英えい博物館はくぶつかん。

音義おんぎ

印度いんど詞し源げん

涅槃ねはん是ぜ宗教しゅうきょう用語ようご，為ため古こ印度いんど語かたり之の音譯おんやく：在ざい梵文ぼんぶん中なか，Nirvāṇa有ゆう出離しゅつり、解脫げだつ、無臭むしゅう、無む煩惱ぼんのう等とう等とう意義いぎ；在ざい巴ともえ利文としふみ中なか，Nibbāna是ぜ源げん自動詞じどうしnibbāti，意い為ため「被ひ吹滅」或ある「被ひ熄滅」。從したがえ字じ根來ねごろ說せつ，梵語ぼんご及巴利り語ご都と帶たい有ゆう遠とお離はなれ煩惱ぼんのう狀態じょうたい的てき意義いぎ。

在ざい古こ印度いんど諸しょ宗教しゅうきょう一般いっぱん指ゆび一いち種しゅ從したがえ痛苦つうく中ちゅう解脫げだつ出來でき的てき狀態じょうたい，但ただし是ぜ每ごと個こ宗派しゅうは對たい於如何なん達たち到いた湼槃的てき境界きょうかい，看み法ほう不一ふいつ。在ざい印度いんど教きょう（婆羅門教ばらもんきょう）哲學てつがく裏うら，意い指ゆび通過つうか肉體にくたい的てき解脫げだつ而與高級こうきゅう生命せいめい的てき結合けつごう，達いたる到いた梵我わが合一ごういつ的てき境界きょうかい。

聲こえ稱しょう佛教ぶっきょう首くび先さき使用しよう湼槃一いち詞し的てき説法せっぽう

「湼槃」一詞在救度論意義上的「熄滅、熄滅」解脫げだつ狀態じょうたい出で現在げんざい《吠陀べーだ經けい》的てき許多きょた地方ちほう，甚至更さら多た地ち出現しゅつげん在ざい佛教ぶっきょう興起こうき之の後こう被ひ編成へんせい的てき《薄うす伽とぎ梵往世よ書しょ》中ちゅう，但ただし大だい眾觀點てん並なみ不ふ認みとめ為ため《吠陀べーだ經けい》或ある奧義おうぎ書しょ有ゆう這個術語じゅつご。柯林斯聲稱しょう：「佛教徒ぶっきょうと似に乎是第だい一群稱其為湼槃的人。」 柯林斯認為ため，這可能かのう是ぜ早期そうき佛教ぶっきょう中ちゅう故意こい使用しよう的てき詞し語ご，原因げんいん是ぜ在ざい《吠陀べーだ經けい》及奧義おうぎ書中しょちゅう，梵我及梵被ひ描述為ため火ひ的てき意い象ぞう，而且是ぜ美好みよし的てき、令れい人じん嚮往的てき和わ使し人じん解脫げだつ的てき東西とうざい。柯林斯聲稱しょうnirvāṇa這個字じ來らい自動詞じどうし字じ根ねvā 「blow」，其過去かこ分詞ぶんしvāna 「blown」的てき形式けいしき，前ぜん綴つづり為ため前ぜん綴つづりnis，意思いし是ぜ「out」，因いん此，這個字じ的てき本義ほんぎ是ぜ「吹滅；熄滅」 （變へん音おん改變かいへん聲音こわね：vāna的てきv導しるべ致nis變成へんせいnir，然しか後こうnir的てきr導しるべ致以下かn的てき後ご屈こごめ：nis + vāna > nirvāṇa），然しか而佛教ぶっきょう教義きょうぎ中ちゅう湼槃的てき涵義也有やゆう其他的てき解釋かいしゃく。

中ちゅう文意ぶんい譯やく

色いろ法ほう：物質ぶっしつ現象げんしょう；名めい法ほう：心理しんり現象げんしょう。世間せけん萬象由色法名法依因緣和合而成。佛陀ぶっだ內觀證あかし得とく：在ざい色いろ法名ほうみょう法ほう剎那生滅しょうめつ （頁ぺーじ面めん存そん檔備份，存そん於網あみ際ぎわ網もう路ろ檔案館かん）之の間あいだ，還かえ有ゆう另外一いち種しゅ寂靜じゃくじょう的てき恆つね長ちょう存在そんざい，此即涅槃ねはん。

印度いんど諸しょ宗教しゅうきょう

與あずか婆羅門教ばらもんきょう有ゆう關せき的てき奧義おうぎ書しょ中ちゅう已やめ經けい有ゆう與あずか涅槃ねはん類似るいじ的てき概念がいねん，但ただし後來こうらい的てき印度いんど教きょう追求ついきゅう梵我合一ごういつ的てき清淨せいじょう境界きょうかい，認みとめ為ため這就是ぜ解脫げだつ。

佛教ぶっきょう對たい湼槃有ゆう自身じしん的てき見解けんかい，而且對たい其內涵有不同ふどう的てき解釋かいしゃく。涅槃ねはん的てき概念がいねん在ざい耆那教きょう、錫すず克かつ教きょう、摩ま尼あま教きょう中なか也有やゆう被ひ使用しよう。

南みなみ傳でん上座かみざ部ぶ佛教ぶっきょう

現代げんだい南みなみ傳でん上座かみざ部ぶ佛教ぶっきょう繼承けいしょう了りょう斯里蘭らん卡分別ふんべつ說せつ部ぶ的てき傳統でんとう，分別ふんべつ說せつ部ぶ這個名稱めいしょう來き自じ第だい三さん次じ結集けっしゅう前まえ阿おもね育そだて王おう和わ帝みかど須尊者そんじゃ之の間あいだ的てき問答もんどう：「王おう復ふく更さら問とい。大德だいとく。佛法ぶっぽう云うん何なに。答こたえ言ごと。佛ふつ分別ふんべつ說せつ也。」。涅槃ねはん被ひ稱しょう為ため出世間しゅっせけん，以及是ぜ由よし四道智所證得。它是種姓すじょう心しん、道心どうしん、果はて心しん的てき所緣しょえん，被ひ稱しょう為ため涅槃ねはん是ぜ因いん為ため它離去さ渴愛這一いち個こ糾纏物ぶつ。在ざい詞し源げん學がく方面ほうめん，巴ともえ利文としふみNibbāna是ぜ源げん自動詞じどうしnibbāti，意い為ため『被ひ吹滅』或ある『被ひ熄滅』。因よし此它是ぜ表示ひょうじ熄滅了りょう世間せけん的てき貪むさぼ、嗔、癡ち之の火ひ。諸しょ巴ともえ利とし論ろん師し較喜歡解釋かいしゃく它為渴愛的てき糾纏（vāna）的てき不ふ存在そんざい或ある離はなれ去さ（nikkhantatta）。只ただ要人ようじん們還受到渴愛的てき糾纏，他た們還被ひ綁在生死せいし輪わ迴裏（saṃsāra）；但ただし在ざい滅盡めつじん一切いっさい渴愛時じ，人にん們即會かい證しょう悟さとる涅槃ねはん，解脫げだつ生死せいし輪わ迴。

分類ぶんるい

依よ自性じしょう涅槃ねはん只ただ有ゆう一いち種しゅ。依よ分別ふんべつ的てき根據こんきょ則そく成なり兩りょう種たね：有餘ゆうよ涅槃ねはん界かい與あずか無む餘よ涅槃ねはん界かい。依よ不同ふどう的てき方面ほうめん，涅槃ねはん有ゆう三さん種しゅ：空そら、無む相あい與あずか無む願ねがい。

• 依よ自性じしょう涅槃ねはん只ただ有ゆう一いち種しゅ
  1. 涅槃ねはん是ぜ一いち個こ不能ふのう再さい分解ぶんかい的てき究竟きゅうきょう法ほう。它是完全かんぜん出世間しゅっせけん的てき，而只有ゆう一いち個こ自性じしょう，那な就是完全かんぜん超越ちょうえつ有為ゆうい世間せけん的てき無為むい不死ふし界かい。
• 依よ分別ふんべつ的てき根據こんきょ則そく成なり兩りょう種たね，該分別べつ的てき根據こんきょ是ぜ（體驗たいけん它的）五蘊ごうん是ぜ否いな還かえ存在そんざい。
  1. 佛ふつ、辟支佛ふつ、阿羅漢あらかん弟子でし生前せいぜん所しょ體驗たいけん的てき涅槃ねはん界かい名めい為ため「有餘ゆうよ涅槃ねはん界かい」（sa-upādisesa-nibbānadhātu），因いん為ため雖然一切いっさい煩惱ぼんのう已やめ滅盡めつじん，但ただし由よし於過去かこ執と取ど所產しょさん生せい的てき諸しょ蘊還存在そんざい。在ざい註疏ちゅうそ裏うら也被稱しょう為ため「煩惱ぼんのう之の滅盡めつじん」（kilesa-parinibbāna）。
  2. 佛ふつ、辟支佛ふつ、阿羅漢あらかん弟子でし死後しご時じ所しょ證しょう得とく的てき涅槃ねはん界かい名めい為ため「無む餘よ涅槃ねはん界かい」（anupādisesa-nibbānadhātu），因いん為ため五蘊已完全被捨棄，不ふ受後有ゆう。在ざい註疏ちゅうそ裏うら也被稱しょう為ため「諸しょ蘊之滅盡めつじん」（khandha-parinibbāna）。
• 依よ不同ふどう的てき方面ほうめん，涅槃ねはん有ゆう三さん種しゅ：
  1. 涅槃ねはん被ひ稱しょう為ため空そら（suññata）是ぜ因いん為ため它毫無な貪むさぼ嗔癡，也因為ため它毫無む一切いっさい有為ゆうい法ほう；
  2. 被ひ稱しょう為ため無む相そう（animitta）是ぜ因いん為ため它毫無な貪むさぼ嗔癡之これ相しょう，也因為ため它毫無む一切いっさい有為ゆうい法ほう之の相あい；
  3. 被ひ稱しょう為ため無む願ねがい（appaṇihita）是ぜ因いん為ため它毫無な貪むさぼ嗔癡的てき渴望かつぼう，也因為ため它毫無む渴愛之の欲ほっ。

特とく點てん

涅槃ねはん只ただ能のう被ひ親身しんみ作さく證しょう的てき聖人せいじん們完全ぜん理解りかい。尚なお未み證あかし悟さとる涅槃ねはん的てき人じん們至少しょう應おう當知とうち道どう它的三さん個こ特とく點てん。

• 涅槃ねはん是ぜ常つね，即そく「不ふ生せい、不ふ長ちょう的てき非ひ緣えん生せい法ほう」，不ふ是ぜ因緣いんねん和合わごう而生的てき。
• 涅槃ねはん是ぜ樂らく，即そく由よし於此處しょ無む諸しょ苦く。
• 「入滅にゅうめつ」、「般涅槃ねはん」、「取と涅槃ねはん」不能ふのう理解りかい為ため進入しんにゅう了りょう某ぼう個こ被ひ稱しょう為ため涅槃ねはん的てき地方ちほう或ある境界きょうかい（取と證あかし涅槃ねはん境界きょうかい）。涅槃ねはん並無ならびな來き、去さ、進すすむ、出で這些概念がいねん。

佛ふつ說せつ過か辟支佛ほとけ和わ佛ふつ的てき阿羅漢あらかん弟子でし已やめ經けい「永えい無む來生きすぎ」，因いん此辟支佛ほとけ和わ佛ふつ的てき阿羅漢あらかん弟子でし死後しご入いれ無む餘よ涅槃ねはん界かい不ふ會かい繼續けいぞく輪わ迴在來生きすぎ成しげる佛ふつ。

緬はる甸上座かみざ部ぶ佛教ぶっきょう馬うま哈希尊者そんじゃ在ざい《帝釋たいしゃく所しょ問とい經けい講こう記き》 （頁ぺーじ面めん存そん檔備份，存そん於網あみ際ぎわ網もう路ろ檔案館かん）表示ひょうじ：

“ 上座かみざ部ぶ佛教ぶっきょう是ぜ基もと於巴ともえ利とし三藏さんぞう（Pāḷi Canon）中ちゅう佛陀ぶっだ教誨きょうかい的てき正法しょうぼう。根據こんきょ這觀點てん，達たち到いた聖せい道みち最後さいご階段かいだん的てき行者ぎょうじゃ，有ゆう些人嚮往作為さくい佛陀ぶっだ的てき聲聞しょうもん弟子でし，在ざい阿羅漢あらかん般涅槃ねはん時じ，導しるべ致再生さいせい的てき名めい法ほう與あずか色いろ法的ほうてき運うん作さく程ほど序じょ止どめ息いき了りょう，所以ゆえん他た們的輪わ迴之苦く到いた了りょう終點しゅうてん。他た們不必等任にん何人なんにん，也不可能ふかのう這樣做。這也是ぜ獨どく覺さとし佛ふつ和正かずまさ等とう正覺しょうがく者しゃ（Sammāsambuddha，正ただし遍へん知ち、三さん藐三さん菩陀）的てき命運めいうん。這觀點てん是ぜ頗為合理ごうり的てき。 ”

緬はる甸上座かみざ部ぶ佛教ぶっきょう馬うま哈希尊者そんじゃ在ざい《內觀要義ようぎ》 （頁ぺーじ面めん存そん檔備份，存そん於網あみ際ぎわ網もう路ろ檔案館かん）表示ひょうじ：

“ 阿羅漢あらかん再さい繼續けいぞく這樣禪ぜん修おさむ有ゆう什麼いんも好こう處しょ呢？他た可能かのう成なり為ため辟支佛ふつ嗎？或ある正せい等とう覺さとし者しゃ（佛ふつ）嗎？不ふ，都と不可能ふかのう。他た將しょう是ぜ以阿羅漢らかん的てき身分みぶん脫だつ離はなれ輪わ迴，進入しんにゅう涅盤。阿羅漢あらかん不ふ再さい有ゆう未み斷だん或ある未み鎮伏的てき煩惱ぼんのう。一切的煩惱已斷除和鎮伏。因よし此，他た沒ぼつ有ゆう需要じゅよう再さい作さく什麼いんも，以斷除じょ或ある鎮伏未み斷だん或ある未み平ひら熄的煩惱ぼんのう。他た已やめ無む需再改善かいぜん任にん何なん戒德、定じょう力りょく與あずか智慧ちえ。應おう當とう圓滿えんまん的てき一切いっさい戒德、定じょう力りょく與あずか智慧ちえ都と已やめ圓滿えんまん。所以ゆえん他た無む需再進行しんこう改善かいぜん未み盡つき完かん美的びてき，或ある增加ぞうか那な已やめ圓滿えんまん的てき。 ”

緬はる甸上座かみざ部ぶ佛教ぶっきょう明あきら昆こん尊者そんじゃ在ざい《南みなみ傳でん菩薩道ぼさつどう》 （頁ぺーじ面めん存そん檔備份，存そん於網あみ際ぎわ網もう路ろ檔案館かん）表示ひょうじ：

“ 什麼いんも是ぜ滅めつ苦く的てき涅槃ねはん？當とう四道智證悟了無為界（涅槃ねはん；其相為ため寂さび）時じ，所有しょゆう一千五百個煩惱都被根除及不會再生起。當とう證あかし悟さとる阿羅漢あらかん道どう後ご，阿羅漢あらかん就不會かい再さい有ゆう來生きすぎ，死後しご五蘊都全部息滅，就好像ぞう熄滅的てき火ひ一般いっぱん。那な無為むい界かい即そく是ぜ涅槃ねはん。

凡夫ぼんぷ不能ふのう有ゆう如聖者しゃ一般清楚地明瞭涅槃的本質。若わか他た們不清楚せいそ卻勉強要きょうよう說せつ或ある寫うつし有ゆう關せき涅槃ねはん的てき情況じょうきょう，以讓他人たにん明白めいはく，他た們是可能かのう會かい犯はん錯的。暫且別べつ說せつ涅槃ねはん，就只說せつ他た們從書中しょちゅう得とく知的ちてき俗事ぞくじ，若わか他た們想要よう當とう作さく親おや眼め看過かんか的てき來らい向こう人ひと解說かいせつ，他た們也很可能會のうかい犯はん錯。由よし於凡夫ぼんぷ不能ふのう有ゆう如聖者しゃ一般看到涅槃的各層面，他た們應該只以上いじょう述じゅつ的てき解說かいせつ法ほう來らい向こう他人たにん解說かいせつ。

當とう那な些還未み如實にょじつ知見ちけん涅槃ねはん的てき人じん在ざい想像そうぞう何なん為ため涅槃ねはん時じ，他た們可能會のうかい以為涅槃ねはん是ぜ一いち個こ金剛不壞こんごうふえ的てき城市じょうし或ある國家こっか。當とう有ゆう部ぶ經けい把わ涅槃ねはん形容けいよう為ため安全あんぜん的てき城市じょうし時じ，那な只ただ是ぜ一いち種しゅ形容けいよう法ほう而已。涅槃ねはん並なみ不ふ是ぜ一いち個こ城市じょうし或ある國家こっか。但ただし還かえ是ぜ有人ゆうじん相しょう信しん涅槃ねはん是ぜ一いち個こ城市じょうし，而其居きょ民みん的てき身心しんしん是ぜ沒ぼつ有ゆう老ろう病死びょうし的てき。事實じじつ上じょう，佛陀ぶっだ、辟支佛ふつ和わ阿羅漢あらかん進入しんにゅう涅槃ねはん是ぜ指ゆび五蘊ごうん完全かんぜん止とめ息いき，死後しご不ふ會かい再さい出生しゅっしょう在任ざいにん何なん一いち界かい裡うら。（涅槃ねはん是ぜ道心どうしん和わ果はて心しん的てき目標もくひょう，是ぜ一いち個こ究竟きゅうきょう法ほう。般涅槃則是ぜ五蘊或名色法完全止息，不ふ再さい生起せいき。）他た們進入しんにゅう涅槃ねはん並なみ非ひ進入しんにゅう涅槃ねはん城じょう。在ざい究竟きゅうきょう上じょう是ぜ沒ぼつ有ゆう涅槃ねはん城じょう這個東西とうざい的てき。

當人とうにん們行善ぜん時じ，他た們的導師どうし會かい訓誡くんかい他た們發願ほつがん證しょう悟さとる涅槃ねはん。雖然他た們照辦了，但ただし一般上他們都不曉得涅槃的含意，所以ゆえん他た們對欲ほっ證しょう悟さとる涅槃ねはん並なみ不熱心ふねっしん。因よし此，導師どうし應おう該要他た們發願ねがい解除かいじょ一切いっさい痛苦つうく，這樣信徒しんと才能さいのう真正しんせい明白めいはく，而能夠熱誠ねっせい與あずか認みとめ真地まじ發願ほつがん。

”

北きた傳でん大乘だいじょう佛教ぶっきょう

印度いんど大乘だいじょう佛教ぶっきょう各かく學派がくは的てき經論きょうろん在ざい北きた傳でん佛教ぶっきょう中ちゅう都と有ゆう大量たいりょう傳承でんしょう，其中記載きさい了りょう對たい涅槃ねはん的てき多種たしゅ詮かい釋しゃく。

中ちゅう觀かん派は

《中ちゅう論ろん》中ちゅう說せつ：

• 受諸因いん緣故えんこ，輪轉りんてん生死せいし中ちゅう，不ふ受諸因緣いんねん，是ぜ名めい為ため涅槃ねはん。
• 涅槃ねはん與あずか世間せけん，無む有ゆう少しょう分別ふんべつ，世間せけん與あずか涅槃ねはん，亦また無む少しょう分別ふんべつ。

唯識ゆいしき派は

這一學がく系けい，在ざい「普ひろし為ため發はつ趣おもむき一切いっさい乘じょう者しゃ」（尊重そんちょう聲聞しょうもん涅槃ねはん的てき究竟きゅうきょう）的てき基礎きそ上じょう，闡揚大乘だいじょう不ふ共とも的てき唯識ゆいしき說せつ。如《解かい深ふか密みつ經けい》以三乘同遣遍計執、滅ほろび依よ他た起おこり、證あかし圓えん成なり實み，叫さけべ做一いち乘じょう。說せつ雖不同ふどう，其義是ぜ一いち。依よ照あきら法相ほうしょう宗むね的てき分類ぶんるい，涅槃ねはん有ゆう四よん種しゅ：一いち、本來ほんらい自性じしょう清淨せいじょう涅槃ねはん，二に、有餘ゆうよ依よ涅槃ねはん，三さん、無む餘よ依よ涅槃ねはん，四よん、無む住處すみか涅槃ねはん。

如來にょらい藏ぞう派は

除じょ了りょう上述じょうじゅつ涅槃ねはん之の外そと，尚なお有ゆう一種いっしゅ大だい涅槃ねはん，也就是ぜ我わが們通常つうじょう說せつ的てき「阿おもね耨多羅ら三さん藐三さん菩提ぼだい」，意思いし為ため如來にょらい的てき法ほう身み。《勝かち鬘かずら經けい》：「法ほう身み即そく如來にょらい大だい般涅槃之體たい。」大だい涅槃ねはん是ぜ諸佛しょぶつ的てき法界ほうかい，是ぜ諸佛しょぶつ甚深的てき禪定ぜんじょう，也就是ぜ「常樂じょうらく我わが淨きよし」的てき境界きょうかい，此境界きょうかい惟おもんみ佛ふつ能のう證しょう。《法華經ほけきょう》：「惟おもんみ如來にょらい證しょう大だい菩提ぼだい，究竟きゅうきょう圓滿えんまん一切いっさい智慧ちえ，是ぜ名めい大だい涅槃ねはん。」

如來にょらい藏ぞう派は「涅槃ねはん」的てき中心ちゅうしん思想しそう，主要しゅよう有三ゆうぞう：第だい一いち，如來にょらい常住じょうじゅう；第だい二に，涅槃ねはん「常樂じょうらく我わが淨きよし」；第だい三さん，一切いっさい眾生皆みな有ゆう佛性ぶっしょう。大乘だいじょう「般若はんにゃ」明あきら無我むが，講こう「真空しんくう」；大乘だいじょう如來にょらい藏ぞう學派がくは「涅槃ねはん」示しめせ真ま我が，講こう「妙みょう有ゆう」。從したがえ大乘だいじょう思想しそう的てき發展はってん看み，大乘だいじょう《涅槃ねはん經けい》出だし現在げんざい《般若はんにゃ經けい》、《法華經ほけきょう》、《華嚴經けごんきょう》等とう大だい品しな類るい經けい之これ後ご，以對治ち認みとめ為ため「涅槃ねはん」是ぜ永遠えいえん沉寂的てき消極しょうきょく涅槃ねはん觀かん。

現代げんだい學術がくじゅつ及教派は闡述

根據こんきょ提出ていしゅつ原始げんし佛教ぶっきょう概念的がいねんてき近きん現代げんだい學者がくしゃ研究けんきゅう，涅槃ねはん一いち詞し在ざい佛陀ぶっだ出世しゅっせ前まえ，奧義おうぎ書しょ就已經けい在ざい使用しよう這個詞し語ご，原はら先さき涅槃ねはん是ぜ指ゆび回歸かいき於包含ほうがん一切且常樂我淨的清靜梵我，這個在ざい耆那教きょう教義きょうぎ中ちゅう可か以看明あきら，而佛陀ぶっだ覺悟かくご後ご，明白めいはく「因緣いんねん法ほう」，對たい涅槃ねはん一詞有新的定義和解釋。

「如實にょじつ正せい觀世かんぜ間あいだ集しゅう者しゃ，則のり不ふ生なま世間せけん無む見み；

如實にょじつ正せい觀世かんぜ間あいだ滅めつ者しゃ，則のり不ふ生なま世間せけん有ゆう見み。」

• 世間せけん指ゆび五ご受陰：色いろ受想行ぎょう識，亦また指ゆび十じゅう八はち界かい，即そく六根ろっこん六ろく境さかい六ろく識。
• 世間せけん集しゅう，指ゆび五ご受陰的てき流轉るてん變異へんい是ぜ隨ずい無明むみょう貪むさぼ愛あい因緣いんねん驅動くどう支持しじ而有生命せいめい現象げんしょう，是ぜ實じつ實在じつざい在ざい的てき現前げんぜん一切いっさい，所以ゆえん不ふ會かい說せつ一切いっさい都と沒ぼつ有ゆう。
• 世間せけん滅ほろび，指ゆび五ご受陰的てき流轉るてん變異へんい隨ずい著ちょ無明むみょう貪むさぼ愛あい因緣いんねん滅めつ除じょ而不再さい有生ゆうせい命いのち現象げんしょう，所以ゆえん不ふ會かい說せつ一切的存在都是實有永恆。

所以ゆえん要よう明白めいはく佛陀ぶっだ所しょ定義ていぎ的てき涅槃ねはん，必須ひっす先さき了解りょうかい因緣いんねん法ほう。生なま是ぜ依よ因緣いんねん支持しじ而生，不ふ是ぜ本來ほんらい就有。而凡生起せいき之の一切いっさい，皆みな會かい隨ずい其賴之の生起せいき的てき因緣いんねん滅めつ而滅，不ふ會かい恆常こうじょう存そん有ゆう。而隨著ちょ因緣いんねん的てき滅盡めつじん，稱しょう之の「滅めつ」，此為佛陀ぶっだ所しょ定義ていぎ的てき涅槃ねはん。

平時へいじ人じん們所以為的てき生滅しょうめつ，是ぜ以為事事物物じじぶつぶつ自己じこ在ざい那な邊べ生滅しょうめつ，但ただし事實じじつ上じょう並なみ非ひ如此。事實じじつ只ただ是これ依よ著しる五陰因緣相互影響而不斷再改變，只ただ是ぜ改變かいへん並なみ未み滅ほろび去ざ。只ただ有ゆう隨ずい五ご陰かげ因緣いんねん滅盡めつじん，才さい是ぜ滅ほろび，而"滅めつ"無む因緣いんねん可か記き說せつ。生命せいめい的てき升ます起おこり，是ぜ依よ種種しゅじゅ因緣いんねん條件じょうけん才ざい有ゆう的てき現象げんしょう，隨ずい著ちょ五陰因緣和依無明和貪愛驅使之條件的變異，而不斷ふだん變化へんか生命せいめい型がた態たい。

只ただ有ゆう隨ずい著ちょ無明むみょう和わ貪むさぼ愛あい的てき滅めつ除じょ，驅使くし五受陰增長的因緣消除，無む依よ此因緣えん影響えいきょう的てき未來みらい生命せいめい現象げんしょう升ます起おこり，是ぜ為ため滅めつ。依よ因緣いんねん滅めつ而滅，不能ふのう說せつ去さ哪裡或ある在ざい哪裡，只ただ是ぜ無む生命せいめい升ます起おこり的てき因緣いんねん。並なみ不ふ是ぜ什麼いんも都と沒ぼつ有ゆう，也不是ぜ有ゆう什麼いんも。

佛教ぶっきょう藝術げいじゅつ

涅槃ねはん變へん相しょう是ぜ佛教ぶっきょう藝術げいじゅつ中ちゅう的てき重要じゅうよう題材だいざい，流行りゅうこう時間じかん久遠くおん，遍へん布ぬの亞あ洲しゅう各かく佛教ぶっきょう國家こっか。通常つうじょう有ゆう涅槃ねはん變へん相しょう圖ず、涅槃ねはん像ぞう、涅槃ねはん變へん、涅槃ねはん相者そうしゃ等とう名稱めいしょう，依よ《涅槃ねはん經けい》等とう所しょ記載きさい的てき佛陀ぶっだ臨終りんじゅう前後ぜんご的てき情景じょうけい，而創作為さくい繪畫かいが或ある雕塑形式けいしき，例れい如唐代だい碑ひ刻こく涅槃ねはん變へん相しょう碑ひ。

參まいり見み

• 無む餘よ涅槃ねはん界かい、有餘ゆうよ涅槃ねはん界かい
• 圓えん寂さび、成佛じょうぶつ、佛ふつ
• 輪わ迴、轉うたて世よ、超ちょう渡わたり
• 涅槃ねはん謬誤
• 佛教ぶっきょう：佛教ぶっきょう歷史れきし、佛教ぶっきょう宗派しゅうは
  • 原始げんし佛教ぶっきょう、部ぶ派は佛教ぶっきょう、大乘だいじょう佛教ぶっきょう

參考さんこう文獻ぶんけん

• 沈雪曼：〈生死せいし與あずか涅槃ねはん——唐から宋そう之の際さい佛教ぶっきょう與あずか世俗せぞく墓はか葬そう的てき交錯こうさく領域りょういき〉。