大谷おおや吉きち繼ままし

大谷おおや吉きち継ままし
武將ぶしょう時期じき的てき大谷おおや
時代じだい	戰國せんごく時代じだい - 安土あづち桃山ももやま時代じだい
出生しゅっしょう日び期き	永えい祿ろく2年ねん（1559年ねん1月がつ12日にち）
出生しゅっしょう地點ちてん	日本にっぽん近江おうみ國こく滋賀しが縣けん
逝世日び期き	慶長けいちょう5年ねん9月がつ15日にち（1600年ねん10月がつ21日にち）
逝世地點ちてん	日本にっぽん岐阜ぎふ縣けん關原せきはら町まち
幼名ようみょう	桂かつら松まつ
别名	吉よし隆たかし、紀之のりゆき介かい、平ひら馬うま、大谷おおや刑部おさかべ 號ごう：白頭はくとう
戒名かいみょう	溪けい廣こう院いん殿どの前ぜん刑部おさかべ卿きょう心月しんげつ白頭はくとう大だい禪定ぜんじょう門もん
墓所はかしょ	福井ふくい縣けん敦賀つるが町まち永えい賞しょう寺てら、岐阜ぎふ縣けん關原せきはら町まち、滋賀しが縣けん米原まいばら市し
朝廷ちょうてい官位かんい	從したがえ五ご位い下か刑部おさかべ少しょう輔
主君しゅくん	（六ろく角かく家か）→ 豐臣とよとみ秀吉ひでよし → 豐臣とよとみ秀次しゅうじ → 豐臣とよとみ秀頼ひでより
氏族しぞく	大谷おおや氏し
父母ちちはは	父ちち：大谷おおや吉よし房ぼう、母はは：東殿ひがしとの
姐あね妹いもうと	妹いもうと：小屋こや（こや）
子こ	大谷おおや吉治よしはる（吉勝よしかつ）、大谷おおや泰やすし重じゅう
女おんな	竹林ちくりん院いん（真田さなだ幸村ゆきむら正室せいしつ）
養子ようし	木下きのした賴よりゆき繼つぎ

日にち語ご寫うつし法ほう
日にち語ご原文げんぶん	大谷おおや 吉きち継ままし
假名かめい	おおたに よしつぐ
平文へいぶん式しき罗马字じ	Ōtani Yoshitsugu
日にち語ご舊きゅう字體じたい	大谷おおや 吉きち繼ままし

大谷おおや吉きち繼ままし（1559年ねん1月がつ12日にち—1600年ねん、永えい祿ろく2年ねん－慶長けいちょう5年ねん9月15日にち）是これ日本にっぽん戰國せんごく時代じだい、安土あづち桃山ももやま時代じだい的てき武將ぶしょう和わ大名だいみょう，亦また為ため越前えちぜん國こく敦賀つるが城じょう城主じょうしゅ，曾用名めい「吉隆よしたか」。父親ちちおや是ぜ近江おうみ六角家的家臣大谷吉房，母親ははおや為ため高台院こうだいいん的てき侍女じじょ東殿ひがしとの，子女しじょ有ゆう大谷おおや吉治よしはる、木下きのした賴よりゆき繼つぎ、大谷おおや泰やすし重じゅう及竹林ちくりん院いん等ひとし。別名べつめい紀之のりゆき介かい，官位かんい為ため「從したがえ五位下刑部少輔」，一般いっぱん慣稱大谷おおや刑部おさかべ。大谷おおや吉よし繼つぎ是ぜ「紫むらさき質ただし症しょう」患者かんじゃ（一說いっせつ痲瘋），因いん此常戴白頭巾ずきん並なみ蒙こうむ面めん，蓋ぶた住じゅう面部めんぶ皮膚ひふ的てき膿うみ瘡かさ隱かくれ瞞病情じょう。在ざい關原せきはら之の戰たたかえ加入かにゅう好こう友とも三さん成なり的てき西にし軍ぐん陣營じんえい，最後さいご遭到己おのれ方かた叛軍はんぐん圍かこえ殲，自盡じじん身み亡ほろび。

生涯しょうがい

出身しゅっしん

一般いっぱん認みとめ為ため他ほか永えい禄ろく2年ねん（1559年ねん）出生しゅっしょう在ざい近江おうみ国こく（滋賀しが縣けん）。關せき於他的てき出生しゅっしょう有ゆう幾いく個こ說法せっぽう，父親ちちおや因いん病びょう到いた豐後ぶんご國こく治療ちりょう，一度いちど成なり為ため大友おおとも家か的てき家臣かしん時じ出生しゅっしょう，這種說法せっぽう最さい沒ぼつ根據こんきょ，也有やゆう說せつ是ぜ羽柴はしば秀吉ひでよし的てき私生子しせいじ。比較ひかく有力ゆうりょく的てき說法せっぽう為ため他た是ぜ六ろく角かく家か的てき家臣かしん大谷おおや吉よし房ぼう的まと兒じ子こ，天正てんしょう初年しょねん成なり為ため秀吉ひでよし的てき小姓こしょう。《華はな頂いただき要略ようりゃく》的てき「坊ぼう官かん大谷おおや家か系圖けいず」有ゆう大谷おおや吉よし繼つぎ的てき名字みょうじ，為ため本願寺ほんがんじ坊ぼう官かん下しも間あいだ頼よりゆき亮あきら妻つま妹いもうと之子ゆきこ，或ある青あお蓮れん院いん門跡もんぜき坊ぼう官かん大谷おおや泰やすし珍ちん之子ゆきこ。

大谷おおや吉きち繼ままし有ゆう兄弟きょうだい姐あね妹いもうと，歷史れきし上じょう記載きさい他た有ゆう栗山くりやま林はやし齊ひとし和かず祐ゆう玄げん兩個りゃんこ外がい甥おい存在そんざい，栗山くりやま林はやし齊ひとし在ざい攝津せっつ國こく池田いけだ出家しゅっけ，被ひ黑田くろだ長政ながまさ命令めいれい出仕しゅっし栗山くりやま備後びんご一家いっか的てき栗山くりやま名乘なのり（300石せき～800石せき）。祐ゆう玄げん坊ぼう出で現在げんざい《關原せきはら決戰けっせん圖ず屏風びょうぶ》及其他た資料しりょう中ちゅう，故こ秀吉ひでよし私生子しせいじ之の說せつ可か信しん度ど不ふ高こう。

豐臣とよとみ家臣かしん時代じだい

天正てんしょう年初ねんしょ，吉よし繼つぎ擔任たんにん秀吉ひでよし的てき小姓こしょう。天正てんしょう5年ねん（1577年ねん）10月がつ，秀吉ひでよし受命じゅめい於織田おだ信長のぶなが，開始かいし攻略こうりゃく播磨はりま，駐ちゅう紮在姬路城ひめじじょう。吉よし繼つぎ此時與あずか脇坂わきさか安治やすじ、一柳いちりゅう直ただし末まつ、福島ふくしま正則まさのり、加藤かとう清正きよまさ及仙石せんごく秀久ひでひさ等とう擔任たんにん秀吉ひでよし的てき御馬おんま廻まわり眾，當時とうじ名めい為ため大谷おおや平ひら馬うま。天正てんしょう6年ねん（1578年ねん）5月がつ4日にち，尼子あまこ勝久かつひさ的まと上月こうづき城じょう遭受毛利もうり輝元てるもと軍勢ぐんぜい的てき包圍ほうい，秀吉ひでよし為ため尼子あまご軍ぐん的てき救援きゅうえん部隊ぶたい，吉よし繼つぎ當時とうじ也跟隨ずい出征しゅっせい。之これ後ご在ざい進攻しんこう三さん木城きじょう時じ，吉よし繼つぎ也擔任たんにん馬ば迴眾從したがえ征せい，秀吉ひでよし10月がつ15日にち在ざい平井ひらい山さん宴えん請諸將しょう時じ，也有やゆう大谷おおや平ひら馬うま的てき名字みょうじ出現しゅつげん，俸祿約やく150石せき至いたり250石せき。

天正てんしょう10年ねん（1582年ねん），吉よし繼つぎ參與さんよ備中高松びっちゅうたかまつ城じょう之の戰たたかえ。本能寺ほんのうじ之の變へん後ご，秀吉ひでよし掌握しょうあく了りょう實權じっけん，與あずか柴田しばた勝家かついえ發生はっせい賤岳之の戰たたかえ，此時吉きち繼つぎ成功せいこう遊說ゆうぜい柴しば田方たがた的てき長濱ながはま城じょう城主じょうしゅ柴田しばた勝かつ豐ゆたか，使つかい他た成なり為ため豐臣とよとみ軍ぐん的てき一員いちいん，立たて下足げそく以和賤岳七なな本ほん槍やり相あい較的大功たいこう。

天正てんしょう13年ねん（1585年ねん），吉きち繼ままし與あずか增田ますだ長ちょう盛もり共同きょうどう率りつ領りょう2000兵へい跟隨秀吉ひでよし攻おさむ伐き紀州きしゅう（紀州きしゅう征伐せいばつ），並なみ討取うちと了りょう杉本すぎもと荒法師あらほうし。當時とうじ在ざい發給はっきゅう稱名寺しょうみょうじ寺領じりょう安堵あんど狀じょう中ちゅう署名しょめい為ため大谷おおや紀之のりゆき介かい。7月11日にち，秀吉ひでよし敘任關白かんぱく，吉きち繼ままし被ひ敘任從したがえ五ご位い下か刑部おさかべ少しょう輔，此後被ひ人稱にんしょう為ため「大谷おおや刑部おさかべ」。

天正てんしょう14年ねん（1586年ねん）在ざい九州きゅうしゅう征伐せいばつ中なか，吉きち繼ままし與あずか石田いしだ三成みつなり一起かずき擔任たんにん兵站へいたん奉行ぶぎょう，提供ていきょう後ご勤つとむ支援しえん立りつ下か功勞こうろう。天正てんしょう17年ねん（1589年ねん），成なり為ため越前えちぜん国こく敦賀つるが郡ぐん2万まん石せき城主じょうしゅ，開始かいし修おさむ建けん城廓じょうかく。

天正てんしょう18年ねん（1590年ねん），在ざい小田おだ原之はらの役やく中ちゅう擔任たんにん從軍じゅうぐん，接せっ下か來らい的てき奥州おうしゅう仕置しおき中なか，擔任たんにん出羽でわ國こく檢地けんち的てき任務にんむ，當時とうじ更さら與あずか蠣崎かきざき慶けい廣ひろ見み面めん，請其臣服しんぷく豐臣とよとみ政權せいけん。此外也受上杉うえすぎ景勝かげかつ邀請，協きょう助じょ鎮壓ちんあつ境さかい內一揆いっき，因よし功いさお加か封ふう南条なんじょう、丹生たんじょう、今立いまだち郡ぐん的てき村そん村むら六ろく三さん等とう2萬まん6944石せき領地りょうち，成なり為ため敦賀つるが5萬まん石せき大名だいみょう。

文ぶん禄ろく元年がんねん（1592年ねん），秀吉ひでよし出兵しゅっぺい朝鮮ちょうせん（文ぶん祿ろく·慶長けいちょう之の役やく），吉よし繼つぎ擔當たんとう船せん奉行ぶぎょう及軍監かん，掌てのひら管かん船舶せんぱく的てき調度ちょうど以及物資ぶっし的てき運輸うんゆ。同年どうねん6月がつ奉たてまつ秀吉ひでよし之の命めいじ與あずか奉行ぶぎょう眾長谷川はせがわ秀一ひでかず、前野まえの長ちょう康やすし、木村きむら重しげる茲、加藤かとう光ひかり泰やすし、石田いしだ三成みつなり、增田ますだ長ちょう盛もり共同きょうどう渡海とかい，其中大谷おおや、石田いしだ及增田ますだ等とう三人為秀吉指定統領朝鮮諸將，並なみ彙整戰地せんち報告ほうこく。文ぶん祿ろく2年ねん（1593年ねん），秀吉ひでよし和わ明朝みょうちょう談だん和わ，使者ししゃ（謝しゃ用よう梓あずさ、徐じょ一貫いっかん）隨ずい同どう石田いしだ、增田ますだ回國かいこく，秀吉ひでよし在ざい名護屋なごや城じょう與あずか明あかり使し會見かいけん。後來こうらい再度さいど回かい到いた朝鮮ちょうせん，進行しんこう晉すすむ州しゅう城じょう攻おさむ防戰ぼうせん。文ぶん禄ろく3年ねん（1594年ねん）參與さんよ建造けんぞう伏見ふしみ城じょう，並なみ前ぜん往草津つ溫泉おんせん療養りょうよう。直ちょく到いた慶長けいちょう2年ねん（1597年ねん）期間きかん，擔任たんにん豐臣とよとみ政權せいけん的てき中樞ちゅうすう。慶長けいちょう2年ねん9月がつ24日にち，秀吉ひでよし與あずか德川とくがわ家康いえやす、富田とみた知とも信しん及織田有樂齋おだうらくさい前ぜん往伏見ふしみ的てき大谷おおや宅たく邸てい訪問ほうもん，吉よし繼つぎ以豪華はな饗宴きょうえん招待しょうたい。慶長けいちょう3年ねん（1598年ねん）6月がつ16日にち，豐臣とよとみ秀賴ひでより敘任中納言ちゅうなごん時とき，也抱病びょう出席しゅっせき祝賀しゅくが，獲え秀吉ひでよし賜たまもの予よ菓子かし。

關原せきはら之これ戰せん

慶長けいちょう3年ねん（1598年ねん）8月がつ，豐臣とよとみ秀吉ひでよし死後しご，吉きち繼ままし與あずか五ご大老たいろう之これ一いち的てき德川とくがわ家康いえやす接近せっきん。慶長けいちょう4年ねん（1599年ねん），為ため保護ほご家康いえやす免めん受前田まえだ利家としいえ襲擊しゅうげき，吉よし繼つぎ和わ加藤かとう清正きよまさ與あずか福島ふくしま正則まさのり等とう豐臣とよとみ家か武將ぶしょう保護ほご德川とくがわ的てき宅たく邸てい。並なみ曾經為ため特とく意い派は部下ぶか到いた伏見ふしみ城じょう，阻止そし前田まえだ利長としなが的てき「家康いえやす暗殺あんさつ計けい劃」，而吉繼つぎ也跟榊原さかきばら康政やすまさ解決かいけつ宇喜多うきた秀家ひでいえ的てき內部問題もんだい，這時他た在ざい行動こうどう上じょう都と較為親近しんきん德川とくがわ家康いえやす。

後來こうらい德川とくがわ家康いえやす出兵しゅっぺい討伐とうばつ上杉うえすぎ景勝かげかつ，並なみ向こう全日本ぜんにほん大名だいみょう發出はっしゅつ動員どういん令れい，吉よし繼つぎ率りつ3000兵力へいりょく出征しゅっせい，途中とちゅう拜はい訪おとずれ失しつ勢ぜい的てき好こう友とも石田いしだ三成みつなり，為ため了りょう緩解かんかい三成與家康的緊張關係，而招募三さん成なり的てき兒じ子こ石田いしだ重しげる家か跟隨自己じこ，然しか而三成卻請求吉繼發兵，一起與他對抗德川家康；吉きち繼つぎ知ち曉あかつき計畫けいかく後ご，連れん說せつ三さん次じ：「三成みなり啊，沒ぼつ有ゆう勝機しょうき。」結果けっか雖然明知めいち沒ぼつ有ゆう勝算しょうさん，仍然不ふ忍にん背せ棄好友とも而加入かにゅう西にし軍ぐん。

成なり為ため西にし軍ぐん首くび要よう將領しょうりょう之これ後ご的てき吉きち繼つぎ返かえし回かい敦賀つるが城じょう，為ため了りょう牽制けんせい東ひがし軍ぐん的てき前田まえだ利長としなが，成功せいこう拉ひしげ攏丹羽にわ長重ながしげ、山口やまぐち宗そう永ひさし和わ上田うえだ重安しげやす等とう大名だいみょう。前田まえだ利長としなが侵攻しんこう北之庄きたのしょう城じょう時吉ときよし繼つぎ散ち佈假情報じょうほう使し其動搖どうよう。前田まえだ軍ぐん聼了假かり情報じょうほう後ご撤退てったい，途中とちゅう遭到丹羽たんば軍ぐん襲擊しゅうげき（淺井あさい畷なわて之の戰たたかえ），最終さいしゅう迫はさま使し利長としなが退すさ回まわ金澤かなざわ城じょう，使つかい得とく他た無法むほう參與さんよ關原せきはら之これ戰せん。

9月，吉きち繼ままし在ざい三成みなり指示しじ下か率りつ領りょう脇坂わきさか安治やすじ、朽木くちき元もと綱つな、小川おがわ祐ゆう忠ただし、戶田とだ勝成かつなり、赤あか座ざ直ちょく保ほ等ひとし諸しょ將しょう襲擊しゅうげき美濃みの。九月くがつ十じゅう五ご日にち（西曆せいれき10月がつ21日にち），東西とうざい兩りょう軍ぐん展開てんかい關原せきはら之これ戰せん。吉よし繼つぎ率りつ戶田とだ勝成かつなり、平塚ひらつか為ため廣ひろ等とう5700人にん在ざい關原せきはら西南せいなん山中さんちゅう的てき藤川台ふじかわだい一帶いったい佈陣，陣中じんちゅう還かえ有ゆう織田おだ信長のぶなが之子ゆきこ織田おだ信吉のぶよし與あずか長次ちょうじ兩りょう兄弟きょうだい，及蜂須賀はちすか家政いえまさ的てき重臣じゅうしん高木たかぎ法ほう齋とき。身み患麻瘋病的てき吉きち繼つぎ乘じょう轎指揮しき部ぶ下和したお東ひがし軍ぐん的てき藤堂とうどう高虎たかとら、京極きょうごく高知こうち激烈げきれつ交戰こうせん（也有やゆう說せつ大谷おおや軍ぐん指揮しき是ぜ由ゆかり平塚ひらつか為ため廣ひろ代だい為ため指揮しき），成功せいこう牽制けんせい住じゅう敵てき人じん。

因いん為ため戰前せんぜん大谷おおや吉よし繼つぎ已やめ經けい預あずか計けい小早川こばやかわ秀秋ひであき會かい倒たおせ戈ほこ投とう敵てき，所以ゆえん在ざい松尾山まつおざん佈陣，並なみ在ざい他た的てき進軍しんぐん路線ろせん設しつらえ下か了りょう「攔馬柵しがらみ」，事こと發はつ後ご亦また派出はしゅつ600人にん的てき直屬ちょくぞく部隊ぶたい狙擊そげき嚇阻小早川こばやかわ陣じん的てき1萬まん5000人にん。在ざい脫だつ離はなれ前線ぜんせん的てき戶田とだ勝成かつなり和わ平塚ひらつか為ため廣ひろ奮戰ふんせん之の下した，還かえ一度將小早川秀秋逼退500米めーとる範圍はんい達たち二に、三さん次じ，並なみ擊げき殺ころせ東ひがし軍ぐん派は在ざい秀秋ひであき身邊しんぺん監視かんし的てき奥平おくだいら貞治さだはる。

可か是正ぜせい在ざい進攻しんこう小早川こばやかわ秀秋ひであき的てき時候じこう，脇坂わきさか安治やすじ、朽木くちき元もと綱つな、小川おがわ祐ゆう忠ただし、赤あか座ざ直ちょく保ほ等とう四名西軍將領見小早川秀秋已然背叛西軍，竟也隨したがえ即そく跟著小早川こばやかわ秀秋ひであき一起かずき叛變，轉向てんこう攻おさむ打だ大谷おおや吉よし繼つぎ；而德川かわ軍ぐん的てき藤堂とうどう高虎たかとら隊たい亦また在ざい此時趕到並なみ加入かにゅう戰せん鬥，導しるべ致大谷おおや吉よし繼つぎ三さん面めん受敵、遭到圍かこえ攻おさむ；於是在ざい己おのれ方かた各部かくぶ叛軍はんぐん勢力せいりょく與あずか藤堂とうどう隊たい的てき圍かこえ剿之下か，大谷おおや吉きち繼ままし被ひ擊げき敗はい，在ざい戰場せんじょう上じょう切腹せっぷく自盡じじん，委い由ゆかり湯淺ゆあさ隆たかし貞さだ介錯かいしゃく，享年きょうねん42歲さい。頭あたま顱由湯淺ゆあさ隆たかし貞さだ埋葬まいそう，藏ぞう於關原げん戰場せんじょう，未み被ひ德川とくがわ軍ぐん發現はつげん（一說為吉繼的外甥祐玄帶往米原埋葬），而西軍ぐん也在大谷おおや吉よし繼つぎ陣じん亡ほろび之これ後ご開始かいし迅速じんそく敗退はいたい。大谷おおや吉よし繼つぎ遺言ゆいごん：「重じゅう友情ゆうじょう，六道輪迴先行一步又何妨」與あずか平塚ひらつか為ため廣ひろ的てき遺言ゆいごん「為ため大義たいぎ，死し何なん足そく惜？我輩わがはい名聲めいせい必流芳かおる」相あい呼應こおう。

人物じんぶつ軼事いつじ

• 吉よし繼つぎ出生しゅっしょう前まえ，兩親りょうしん去さ八幡やはた神社じんじゃ求もとめ子こ，父親ちちおや吉きち房ぼう夢見ゆめみ有人ゆうじん對たい他た說せつ「吃ども了りょう神社じんじゃ的てき松まつ果はて就能得子とくこ。」吉よし房ぼう依よ言行げんこう之の，果はて生せい吉きち繼つぎ，所しょ以取其幼名めい為ため慶松けいしょう（桂かつら松まつ）。
• 中年ちゅうねん時じ罹患りかん紫むらさき質ただし （一說いっせつ痲瘋），同時どうじ左ひだり眼め失明しつめい，常つね以白布ぬの遮さえぎ掩容貌ようぼう。據よりどころ説せつ在ざい一いち次じ茶會ちゃかい中ちゅう，前ぜん來らい參加さんか的てき豐臣とよとみ諸しょ將しょう用よう同どう一いち個こ茶碗ぢゃわん輪わ流りゅう飲茶やむちゃ。吉よし繼つぎ喝かつ過か以後いご，其他人たにん都と怕被傳染でんせん而不願ねがい碰那個こ茶碗ぢゃわん，只ただ有ゆう石田いしだ三成絲毫不猶豫把剩下的茶喝完（更さら有ゆう甚者説せつ吉きち繼つぎ飲茶やむちゃ時じ，臉上的てき膿うみ水滴すいてき進しん茶碗ぢゃわん裏うら，三成眉頭沒皺一下便一口飲盡），像ぞう沒ぼつ事ごと一樣的繼續和別人説話，吉きち繼つぎ因いん此深受感動かんどう，所以ゆえん在ざい關原せきはら之の戰中せんちゅう，明知めいち三成沒有勝算卻仍然加入三成的西軍，這應該就是ぜ其中最大さいだい的てき因いん素もと。。
• 吉よし繼つぎ和かず三成みつなり是ぜ好こう朋友ほうゆう，亦また與あずか家康いえやす交好，家康いえやす非常ひじょう賞しょう識吉繼つぎ的てき才能さいのう。會津あいづ征伐せいばつ結束けっそく後ご，原本げんぽん要よう加か封ふう吉きち繼つぎ12萬まん石せき，卻聽説せつ吉きち繼つぎ加入かにゅう石田いしだ軍ぐん而大吃ども一驚いっきょう。
• 吉きち繼ままし非常ひじょう擔心三成みなり狂きょう妄的性格せいかく，勸すすむ三成みなり「收斂しゅうれん一いち些、爲ため了りょう豐臣とよとみ家か的てき安泰あんたい不ふ妨さまたげ跟隨家康いえやす。讓ゆずる毛利もうり輝元てるもと和わ宇喜多うきた秀家ひでいえ在ざい前面ぜんめん牽制けんせい，你在後ご面めん活動かつどう。」三成起先還聽從勸告，可か是ぜ在ざい西にし軍ぐん舉兵之の後便こうびん又また故こ態たい復ふく萌もえ。
• 「名將めいしょう言行げんこう錄ろく」中ちゅう對たい吉きち繼つぎ的てき評價ひょうか很高，說せつ他た「眷愛民みん眾，智勇ちゆう兼備けんび，剛つよし正せい不ふ阿おもね，世人せじん稱しょう其為賢者けんじゃ」。
• 雖然在ざい戰國せんごく時代じだい裡うら，大谷おおや吉よし繼つぎ並なみ不ふ算さん是ぜ對たい歷史れきし影響えいきょう深遠しんえん的てき重要じゅうよう人物じんぶつ，但ただし是ぜ從したがえ江戶えど時期じき到いた現代げんだい，其忠義ちゅうぎ的てき形象けいしょう一直都受到日本老百姓愛戴。
• 自盡じじん前まえ，面めん對たい著ちょ倒たおせ戈ほこ還かえ偷襲他た的てき小早川こばやかわ秀秋ひであき陣列じんれつ喊道：「人面獸心じんめんじゅうしん，三さん年間ねんかん必詛咒你」。後來こうらい秀秋ひであき果はて真ま於戰後ご兩年りょうねん多た，突然とつぜん發はつ瘋而死し，人にん們相傳そうでん是ぜ吉きち繼つぎ鬼おに魂たましい作さく祟たたり之の故こ。
• 豐臣とよとみ秀吉ひでよし曾經稱讚しょうさん他た：「予よ吉きち繼つぎ百ひゃく萬まん大軍たいぐん，必可指揮しき自じ如」，令れい其身價か倍增ばいぞう。

子孫しそん

兒こ子こ大谷おおや吉治よしはる在ざい關原せきはら之の戰後せんご成なり爲ため浪人ろうにん，大坂おおさか冬ふゆ之の陣じん時とき與あずか姊夫真田さなだ幸村ゆきむら並なみ肩かた作戰さくせん，在ざい翌年よくねん的てき大坂おおさか夏なつ之の陣じん戰死せんし。吉治よしはる的てき子孫しそん成なり了りょう農民のうみん，最後さいご直系ちょっけい斷絕だんぜつ，從したがえ石田いしだ家か認みとめ領りょう養子ようし。

三男さんなん大谷おおや泰やすし重じゅう之子ゆきこ、亦また即そく吉きち繼つぎ之の孫まご大谷おおや重政しげまさ是これ越前えちぜん松平まつへい家か的てき藩士はんし，子孫しそん代だい代位だいい列れつ家老がろう。

女兒じょじ竹林ちくりん院いん是これ真田さなだ信繁のぶしげ正室せいしつ，關原せきはら之の戰後せんご隨ずい夫おっと流りゅう放ひ到いた九度山くどさん，信繁のぶしげ戰死せんし後ご在ざい女兒じょじ女婿じょせい的てき撫養むや下か在京ざいきょう都度つど過か餘生よせい，慶安けいあん2年ねん（1649年ねん）死去しきょ。

會津あいづ戰爭せんそう中なか，會津あいづ藩はん的てき白虎隊びゃっこたい隊員たいいん津田つだ捨藏據よりどころ説せつ是ぜ吉きち繼つぎ的てき子孫しそん，津田つだ家か留とめ存そん著ちょ吉きち繼つぎ的てき甲冑かっちゅう。

家臣かしん

• 湯淺ゆあさ隆たかし貞さだ：吉よし繼つぎ的てき介錯かいしゃく人ひと。
• 湯淺ゆあさ十郎左衛門じゅうろうざえもん：隆りゅう貞之さだゆき子こ，後ご出仕しゅっし於高力こうりき家か。
• 笠井かさい慶けい秀しげる：武田たけだ家臣かしん笠井かさい滿みつる秀之ひでゆき子こ，關原せきはら之の戰後せんご被かむ井伊いい直政なおまさ召為藩士はんし。
• 蜂屋はちや將すすむ監かん：敦賀つるが城じょう留守るす，關原せきはら之これ戰せん後こう將しょう城じょう池ち交割予よ東ひがし軍ぐん，後ご出仕しゅっし於福島ふくしま正則まさのり。
• 本多ほんだ政重まさしげ
• 三浦みうら喜き太夫たゆう
• 諸角もろずみ余市よいち
• 土屋つちや守まもる四郎しろう
• 三さん位い融とおる盛もり
• 岩田いわた五助ごすけ
• 蜂屋はちや右みぎ京きょう進すすむ
• 高橋たかはし二郎じろう兵衛ひょうえ
• 蜂屋はちや市兵衛いちべえ
• 下河原しもかわら惣そう左衛門さえもん
• 佐久間さくま與左衛門よざえもん
• 岩間いわま傳でん五郎ごろう
• 橋元はしもと久ひさ八はち
• 岡部おかべ小しょう衛門えもん
• 富永とみなが主膳しゅぜん
• 中田なかた六ろく兵衛ひょうえ
• 引塩傳右でんね衛門えもん
• 小岩こいわ内膳ないぜん
• 大瀧おおたき源右衛門げんえもん

登場とうじょう作品さくひん

小說しょうせつ

• 名將めいしょう 大谷おおや刑部おさかべ（角川書店かどかわしょてん、南原なんばら幹雄みきお著ちょ）
• 仁じん將しょう：小說しょうせつ大谷おおや吉よし繼つぎ（PHP研究所けんきゅうじょ、野村のむら敏雄としお著ちょ）
• 小說しょうせつ大谷おおや吉よし繼つぎ（学研がっけん、菅かん靖やすし匡ただし著ちょ）
• 大谷おおや吉よし繼つぎ（学陽書房がくようしょぼう、山元やまもと泰生やすお著ちょ）
• 白頭はくとう之の人ひと（潮出版社うしおしゅっぱんしゃ、富樫とかし倫太郎りんたろう著ちょ）

影かげ視し劇げき

• 戰國せんごく太平たいへい記き 真田さなだ幸村ゆきむら（1966年ねん、TBS、演えんじ：志村しむら喬たかし）
• 春之はるゆき坂道さかみち（1971年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：土屋つちや嘉男よしお）
• 關原せきはら（1981年ねん、TBS、演えんじ：高橋たかはし幸治こうじ）
• 德川とくがわ家康いえやす（1983年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：有川ありかわ博ひろし）
• 真田さなだ太平たへい記き（1985年ねん、NHK、演えんじ：村井むらい國夫くにお）
• 風雲ふううん江戶城えどじょう 怒濤どとう之の將軍しょうぐん德川とくがわ家光いえみつ（1987年ねん、TX、演えんじ：波多野はたの博ひろし）
• 德川とくがわ家康いえやす（1988年ねん、TBS、演えんじ：久富ひさとみ惟おもんみ晴はれ）
• 家康いえやす最さい恐懼きょうく的てき人じん 真田さなだ幸村ゆきむら（1998年ねん、TX、演えんじ：若林わかばやし豪つよし）
• 葵あおい德川とくがわ三さん代だい（2000年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：細川ほそかわ俊之としゆき）
• 功名こうみょう十字路じゅうじろ（2006年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：渡洋とよう史し）
• 戰國せんごく自衛隊じえいたい・關原せきはら之これ戰せん（2006年ねん、NTV、演えんじ：六ろく平たいら直政なおまさ）
• 天地人てんちじん（2009年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：津田つだ寛治かんじ）
• 傀儡かいらい之の城しろ（2012年ねん、東寶とうほう、演えんじ：山田やまだ孝之たかゆき）
• 軍師ぐんし官兵衛かんべえ （2014年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：村上むらかみ新悟しんご）
• 真ま田丸たまる（2016年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：片岡かたおか愛之助あいのすけ）
• 關原せきはら（2017年ねん、東寶とうほう、演えんじ：大場おおば泰正やすまさ）

電でん玩遊戲ゆうぎ

• 戰國せんごく無雙むそう系列けいれつ&無雙むそうOROCHI系列けいれつ（光榮こうえい、配はい音おん：日野ひの聡さとし）

相關そうかん項目こうもく

• 石田いしだ三成みつなり
• 關原せきはら之これ戰せん
• 真田さなだ信繁のぶしげ

註釋ちゅうしゃく

• 大谷おおや刑部おさかべのすべて（新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ、花はなヶ前ぜん盛明もりあき著ちょ）

外部がいぶ連結れんけつ

• 大谷おおや吉きち繼ままし