豐臣とよとみ秀保ひでやす

豐臣とよとみ 秀保ひでやす
時代じだい	安土あづち桃山ももやま時代じだい
出生しゅっしょう日び期き	天正てんしょう7年ねん（1579年ねん）
逝世日び期き	文ぶん祿ろく4年ねん4月がつ16日にち（1595年ねん5月がつ24日にち）或ある文ぶん祿ろく3年ねん4月がつ16日にち（1594年ねん6月がつ4日にち）
幼名ようみょう	辰たつ千せん代だい
别名	秀俊ひでとし、 大和やまと中納言ちゅうなごん、郡山こおりやま中納言ちゅうなごん（通稱つうしょう）
戒名かいみょう	瑞光ずいこう院いん華嶽かがく春はる英えい
朝廷ちょうてい官位かんい	從したがえ四よん位い下か参議さんぎ、從したがえ三さん位い權けん中納言ちゅうなごん
主君しゅくん	豐臣とよとみ秀吉ひでよし→秀次しゅうじ
氏族しぞく	木下きのした氏し→羽柴はしば氏し（豐臣とよとみ氏し）
父母ちちはは	父ちち：三好みよし吉きち房ぼう 母はは：日秀ひびり
養父ようふ	豐臣とよとみ秀長ひでなが
兄弟きょうだい	兄あに：秀次しゅうじ、秀勝ひでかつ
正室せいしつ	阿おもね菊きく（豐臣とよとみ秀長ひでなが女おんな）

日にち語ご寫うつし法ほう
日にち語ご原文げんぶん	豊臣とよとみ 秀保ひでやす
假名かめい	とよとみ ひでやす／とよとみ の ひでやす
平文へいぶん式しき罗马字じ	Toyotomi Hideyasu / Toyotomi no Hideyasu
日にち語ご舊きゅう字體じたい	豐臣とよとみ 秀保ひでやす

豐臣とよとみ秀保ひでやす（1579年ねん－1595年ねん5月がつ24日にち／1594年ねん6月がつ4日にち）是これ安土あづち桃山ももやま時代じだい的てき武将ぶしょう和わ大名だいみょう。豐臣とよとみ氏し家臣かしん。父親ちちおや是ぜ木下きのした彌わたる助すけ（三好みよし吉きち房ぼう）。母親ははおや是ぜ豐臣とよとみ秀吉ひでよし的てき姐あね姐あね瑞みず龍りゅう院いん，後來こうらい成なり為ため豐臣とよとみ秀長ひでなが的てき養子ようし。因よし為ため是ぜ大和やまと國こく領主りょうしゅ，而官位い是ぜ中納言ちゅうなごん，因いん為ため通稱つうしょう大和やまと中納言ちゅうなごん。

生平おいだいら

在ざい天正てんしょう7年ねん（1579年ねん）出生しゅっしょう，家中いえじゅう三さん男なん。幼名ようみょう是ぜ辰たつ千せん代だい。

因いん為ため是ぜ豐臣とよとみ氏し的てき血脈けちみゃく，所以ゆえん在ざい幼少ようしょう時じ已やめ經けい不斷ふだん昇進しょうしん。天正てんしょう19年ねん（1591年ねん）1月がつ，因いん為ため叔父おじ秀長ひでなが沒ぼつ有ゆう繼嗣けいし，於是與あずか秀しゅう長年ながねん約やく4至いたり5歳さい的てき女兒じょじ結婚けっこん並なみ成なり為ため秀長ひでなが的てき養子ようし。同月どうげつ，因いん為ため秀長ひでなが死去しきょ而繼承けいしょう並なみ成なり為ため郡山こおりやま城しろ城主じょうしゅ。同時どうじ領有りょうゆう大和やまと、紀伊きい兩國りょうこく，後見こうけん役やく是これ藤堂とうどう高虎たかとら和わ桑山くわやま重晴しげはる。同年どうねん被ひ任命にんめい為ため從したがえ四よん位い下か参議さんぎ並なみ被ひ下賜かし豐臣とよとみ姓せい。

在ざい文ぶん祿ろく元年がんねん（1592年ねん）的てき文ぶん祿ろく之の役やく中ちゅう率りつ領りょう1萬まん5千せん名士めいし兵へい在ざい名護屋なごや城しろ参さん陣じん，不ふ過か自身じしん沒ぼつ有ゆう渡海とかい，而是在ざい名護屋なごや城下しろした建けん起おこり陣屋じんや並なみ逗留とうりゅう2年ねん。而配下か的てき紀伊きい國こく國人くにびと眾（堀ほり內氏善ぜん）和かず藤堂とうどう高虎たかとら、桑山くわやま元もと晴はれ、一いち晴はれ、杉若すぎわか氏し宗むね、無心むしん等とう人ひと以水軍ぐん身み份渡海とかい參戰さんせん。還かえ有ゆう本多ほんだ俊しゅん政せい在ざい壹岐いき勝かち本城ほんじょう率りつ領りょう5百ひゃく名士めいし兵へい擔任たんにん在ざい番つがえ，為ため朝鮮ちょうせん渡海とかい軍ぐん在ざい海上かいじょう輸送ゆそう兵站へいたん物資ぶっし和わ維持いじ島上しまがみ治安ちあん。

在ざい文ぶん祿ろく2年ねん（1593年ねん）閏うるう9月がつ25日にち與あずか藤堂とうどう一同いちどう從したがえ名護屋なごや返かえし回かい下關しものせき並なみ前ぜん往京都きょうと，於同年どうねん成なり為ため從したがえ三さん位い權けん中納言ちゅうなごん，以後いご被ひ稱しょう為ため大和やまと中納言ちゅうなごん、郡山こおりやま中納言ちゅうなごん。文ぶん祿ろく3年ねん（1594年ねん）2月がつ，在ざい吉野よしの的てき櫻花おうか觀賞かんしょう會かい中ちゅう與あずか秀吉ひでよし、秀次しゅうじ、菊亭きくてい晴はる季き等とう人ひと一いち同どう舉行和歌わか會かい。

在ざい文ぶん祿ろく4年ねん（1595年ねん）4月がつ16日にち死去しきょ。享年きょうねん17歲さい。戒名かいみょう是ぜ瑞光ずいこう院いん華嶽かがく春はる英えい（『系圖けいず纂要』）。

死因しいん

在ざい俗説ぞくせつ中有ちゅうう許多きょた橫死おうし的てき說法せっぽう，例れい如在『武德ぶとく編へん年ねん集成しゅうせい』中ちゅう記述きじゅつ了りょう惡評あくひょう後ご，在ざい吉野川よしのがわ上流じょうりゅう為ため了りょう測はか試ためし小姓こしょう的てき勇氣ゆうき而命令めいれい他た跳とべ崖がけ，小姓こしょう在ざい秀保ひでやす跳とべ下か後ご跟著跳とべ下か，最後さいご雙そう雙そう溺死できし，不ふ過か此事的てき日び期き被ひ記錄きろく為ため文ぶん祿ろく3年ねん，因いん此在時間じかん上じょう顯あらわ得え不ふ合理ごうり。

除じょ了りょう前述ぜんじゅつ的てき死因しいん外がい，根據こんきょ桑田くわた忠ただし親おや的てき研究けんきゅう，由ゆかり同どう時代じだい的てき駒井こまい重勝しげかつ的てき『駒井こまい日記にっき』等とう史料しりょう中ちゅう，可か以得知ち秀保ひでやす在ざい文ぶん祿ろく4年ねん（1595年ねん）4月がつ為ため了りょう養やしなえ病びょう而前往大和やまと國こく十津川とつかわ，不ふ過か在ざい4月がつ10日とおか期間きかん被ひ發現はつげん身上しんじょう有ゆう一いち種しゅ麻疹ましん的てき疱瘡ほうそう，於是在ざい13日にち晚ばん上向うわむき吉田よしだ淨きよし慶けい和わ16日にち晚ばん上向うわむき曲直瀨まなせ正琳しょうりん等とう醫師いし求もとめ醫い，於14日にち曾一いち時じ間あいだ回復かいふく，但ただし是ぜ病びょう情じょう在ざい15日にち早はや上じょう再度さいど惡化あっか，最後さいご在ざい16日にち死去しきょ。

秀保ひでやす迎むかえ娶めと了りょう表おもて親おや阿おもね菊きく（「おきく」，秀長ひでなが的てき女兒じょじ）為ため正室せいしつ，不ふ過か沒ぼつ有ゆう誕下子女しじょ，曾經成なり為ため秀長ひでなが養子ようし的てき仙せん丸まる亦また已やめ經けい成なり為ため了りょう藤堂とうどう高虎たかとら的てき養子ようし並なみ改名かいめい為ため藤堂とうどう高だか吉きち，於是令れい大和やまと豐臣とよとみ家か斷絕だんぜつ。

人物じんぶつ逸話いつわ

與あずか哥哥豐臣とよとみ秀次しゅうじ同様どうよう有ゆう「殺生せっしょう關白かんぱく」的てき惡名あくめい。但ただし與あずか與あずか秀次しゅうじ的てき風評ふうひょう同様どうよう，這個惡名あくめい不ふ是ぜ事實じじつ的てき可能かのう性せい被ひ認みとめ為ため相當そうとう高だか。

• 被ひ評ひょう為ため以殺人為じんい嗜好しこう等とう，不斷ふだん重複じゅうふく著ちょ無道むどう行為こうい的てき暴君ぼうくん。

• 秀保ひでやす捕捉ほそく快かい要よう生產せいさん的てき婦人ふじん並なみ命令めいれい「割わり開腹かいふく部ぶ讓ゆず我わが看み看み胎兒たいじ吧」。這個婦人ふじん感かん到いた驚おどろき恐おそれ，於是以削髮かみ為ため尼あま的てき方式ほうしき希望きぼう秀保ひでやす能のう放ひ過か自己じこ，不ふ過か秀保ひでやす沒ぼつ有ゆう接受せつじゅ，因いん此這個こ婦人ふじん在ざい割わり開腹かいふく部ぶ並なみ取出とりで胎兒たいじ後ご就跳入いれ池ち中身なかみ亡ほろび。

• 秀保ひでやす命令めいれい忍術にんじゅつ師し「在ざい這個池ち中ちゅう叫さけべ出で大蛇おろち來らい看み看み」，忍術にんじゅつ師し在ざい唱出呪文じゅもん後ご，空そら池ち被ひ裝そう滿水まんすい，大蛇おろち出現しゅつげん後ご像ぞう要よう把わ秀保ひでやす呑下肚，於是秀保ひでやす非常ひじょう驚おどろき慌並逃回にげまわ郡山こおりやま城しろ。因よし此家臣かしん為ため了りょう讓ゆずる大蛇おろち不要ふよう再さい出現しゅつげん而用大石おおいし埋うめ下池しもいけ底そこ的てき洞穴どうけつ。

相關そうかん條目じょうもく

• 豐臣とよとみ氏し