陳ひね第だい

位くらい於連江え的てき陳ひね第だい雕像

陳ひね第だい（1541年ねん4月がつ10日とおか—1617年ねん4月がつ28日にち），字じ季き立りつ，號ごう一齋いっさい，福ふく州しゅう連れん江こう人ひと，明朝みょうちょう儒生じゅせい、音韻おんいん學がく家か、藏書ぞうしょ家か。其貢獻こうけん在ざい音韻おんいん學がく上うえ最さい為重ためしげ要かなめ，指出さしで字音じおん會かい隨ずい著ちょ時じ地ち差異さい，糾正自じ宋朝そうちょう朱しゅ熹以來いらい錯誤さくご的てき叶かのう音おと觀念かんねん。曾隨名將めいしょう沈有容よう至いたり台灣たいわん，返かえし國こく後ご將はた其見聞けんぶん寫うつし成なり〈東ひがし番ばん記き〉一文いちぶん，被ひ視し為ため研究けんきゅう台灣たいわん原住民げんじゅうみん的てき重要じゅうよう文獻ぶんけん之の一いち。

生平おいだいら

明あきら嘉よしみ靖やすし二に十じゅう年ねん（1541年ねん）三さん月がつ三さん日にち，陳ひね第だい生せい於福おふく建けん連れん江西えにし郊化龍りゅう橋きょう北きた。父ちち陳ちん木山きやま，時じ年ねん三さん十じゅう二に；母はは楊孺人じん，時じ年ねん三さん十じゅう一いち；夢ゆめ雷かみなり震ふるえ而出生しゅっしょう。隆たかし准なぞらえ方かた瞳ひとみ，顴骨かんこつ高だか聳そびえ。有ゆう游ゆう僧そう見み之これ，試ためし其啼，曰：『是ぜ兒じ聲こえ出で丹田たんでん，他日たじつ必成ひっせい遠とお器き』。

嘉よしみ靖やすし二に十じゅう六ろく年ねん（1547年ねん），七なな歲さい開始かいし讀書どくしょ。

嘉よしみ靖やすし四よん十じゅう一いち年ねん（1562年ねん），戚繼光こう奉たてまつ旨むね到いた福建ふっけん攻おさむ打だ倭やまと寇，與あずか陳ひね第だい相識そうしき。

萬まん曆れき元年がんねん（1573年ねん），俞大猷移うつり防ぼう福建ふっけん，聘陳第だい為ため幕まく客きゃく。

萬まん曆れき八はち年ねん（1580年ねん）十じゅう二に月がつ，兵部ひょうぶ尚書しょうしょ方ほう逢時題だい補ほ陳ひね第だい為ため薊あざみ鎮三屯車兵前營游擊將軍，以署參さん將はた駐ちゅう漢かん兒じ莊そう，用もちい副ふく總そう兵へい體たい統みつる行事ぎょうじ，鎮守ちんじゅ古こ北口きたぐち。

萬まん曆れき四よん十じゅう五ご年ねん丁ちょう巳み（1617年ねん）三さん月がつ二に十じゅう一いち日にち，陳ひね第だい歿七なな十じゅう有ゆう七なな。歸かえり土ど于連江え官かん嶺みね戈ほこ沃山中ちゅう。

藏書ぞうしょ

陳ひね第だい於南京なんきん時じ搜さがせ訪おとずれ圖書としょ近きん五ご年ねん，歸き家か時じ裝そう書しょ二に大だい車しゃ。先後せんご積せき書しょ至いたり千せん九きゅう百ひゃく餘よ種しゅ，萬まん餘よ冊さつ，藏書ぞうしょ家か趙ちょう昱考證こうしょう其有三さん百餘種為珍稀善本。積せき至いたり多年たねん，遂とげ有ゆう書しょ數すう萬まん卷かん。編へん有ゆう《世よ善ぜん堂どう藏書ぞうしょ目錄もくろく》二に卷かん。分類ぶんるい不ふ按四よん部ぶ，先さき分ぶん經けい、四書ししょ、子こ、史ふみ、集しゅう，各かく家いえ共ども六ろく類るい，下した再さい分ぶん小しょう類るい，書しょ成なり于萬曆れき四よん十じゅう四よん年ねん（1616年ねん）。連れん江こう城西じょうせい，原はら有ゆう「世よ善ぜん堂どう」為ため一いち齋とき藏書ぞうしょ贏，「倦游廬いおり」，為ため先生せんせい著書ちょしょ處しょ，現げん已やめ不ふ存そん。

著作ちょさく

音韻おんいん學がく

• 《毛もう詩し古音こおん考こう》（最さい為ため著名ちょめい）
• 《讀詩拙つたな言げん》
• 《屈こごめ宋そう古こ音義おんぎ》

除じょ音韻おんいん學がく作品さくひん外がい，著ちょ有ゆう〈東ひがし番ばん記き〉一文いちぶん（收錄しゅうろく在ざい沈有容よう輯《閩海贈おく言げん》），《兩りょう粤遊草そう》、《世よ善ぜん堂どう藏書ぞうしょ目め》、《一齋いっさい集しゅう》等とう書しょ。